「親」はだれだ?
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少し前、17歳の犯罪が大きく取り上げられました。それを契機に少年法の改正にまで発展したことは記憶に新しいところです。
ところで、未成年者が犯罪を犯したとき、その親の責任はどうなるのでしょうか。被害者からすれば、親にも責任をとってもらいたい、というのが本音でしょう。親が子供のしたことの責任をとるのは常識だ、と思われている人も多いと思います。裁判でも親の責任が認められることは多いです。親の責任は非常に重いものなのです。
しかし、「親」というのはいったい誰のことをいうのでしょうか。普通は、両親がともに親権者として一緒に暮らしていることが多いですから、両親に責任をとってもらうということになるでしょう。ところが、親が離婚していて、一方の親が親権者になっているとき、どちらの親とも同居せず、おじいちゃんやおばあちゃんに育てられているとき、親の元を飛び出して1人で暮らしているとき、住み込みで働いているようなときなどは、誰が親なのでしょうか。
被害者からすれば、暴力を働いた子供の責任を追及しても、子供には資力がないので、治療費や慰謝料などを賠償してもらえる可能性は低いものとなります。被害者としては、そのような子供に育てた親に責任をとってもらいたいと考えると思いますが、それは当然のことだと思います。「親」が誰かは、被害者にとっては切実な問題です。
しかし、実際には責任をとるべき「親」がいない、ということも往々にしてあるのです。そして、このような場合、「親」同士の責任のなすりつけあいが行われるのです。