ヤミ金融とは、多重債務者を主たるターゲットとして、出資法違反の高金利(29.28%)によりお金を貸し付ける業者をいいます(最近では、10日で3割(年率1095%)や5割(年1825%)のところもあります)。
ヤミ金融の多くは、DMやスポーツ新聞、チラシや張り紙等で、「ブラックOK、どんな方でも融資します」、「低金利や債務一本化」等と巧妙に勧誘します。しかし、支払が滞ると豹変して、申し込みの際に記載された親族や勤務先、近所の人への過酷な取立て(電話での脅迫、勤務先への訪問、中傷ビラの配布等)により、借主やその周辺の人を徹底的に精神的に追い詰めます。
このように、ヤミ金融は、金銭に苦しむ多重債務者の弱みに付け込んで超金利で貸し付けたのち、支払が滞ると親族らを巻き込んだ過酷な取立を行い、回収を図る業者なのです。
現在被害が多いのは、小口ヤミ金融といわれるものです。これは、違法な小口融資の総称で、「東京トイチ」(多重債務の情報を入手するため便宜上貸金業登録を受ける業者で、東京都知事(1)の貸金業登録をしている業者が多い)、「090金融」(警察からの取締りを免れるため、携帯電話だけで営業を行う業者)等があります(このうち、電話一本で即日融資が受けられるものを「スピード融資」、現金が自宅等に届けられるものを「宅配金融」ともいいます)。また、近時では、「押し貸し」(無断で銀行口座へ振込入金した後に、高利での貸付を主張して取立を行う融資)という被害も発生しています。
ヤミ金業者の手口は、広範かつ巧妙になっています。機会があれば、いろいろな手口を今後とも紹介していきますが、怪しい業者には、決して近づかないようにしましょう。