経済・産業

はじめに

60'代後半から70'代と高度成長時代を駆け抜け、80'代はハイテクニッポンと世界から言われ続けた日本の産業、

ところがバブルがはじけて各金融機関が倒産、縮小、合併と低体力が続く中、各企業は充分な設備投資が出来ないまま

会社の維持、継続を迫られていた。その間アジア諸国は欧米と肩を並べるほどの設備投資で

日本が得意としている半導体、液晶、携帯、等の分野で日本に追い付いている。

このウェブペ−ジでは各分野別にて現状と先行きを追ってみました。

 


半導体ってなに?

書いて字の如く、電気を通したり、通さなかったりするもので、1cm四方のチップに数千万個のトランジスターやコンデンサ-が入っていると

考えれば(イメージ的に)いいでしょう。パソコンのCPU(中央演算処理装置、インテルのペンティアムシリーズなどなど)やメモリー、

システムLSIやカメラ付携帯のCCD等・・・

 


80'代

日本メーカーは半導体のなかでもDRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリー)というメモリーで(1MBit)東芝を頭に

NEC、日立、三菱、富士通が当時世界の80%のシェアーを獲得していた。しかし90'代に入るとその構図はがらりと変わり

低コストと圧倒的な投資で追い上げる韓国のサムスン電子、買収と競争力のアップで復活した米国マイクロンテクノロジが

首位を争っていた。

 


現状

韓国、米国の追撃により日本メーカーは高コストにより低価格競争には付いて行けず、おまけにバブルの崩壊とともに、

巨額な設備投資が出来なかった、さらにIT不況の価格暴落でもろにその影響をかぶった日本メーカーは完全に競争力を失ってしまった。

ついに1999年,富士通がDRAM事業から撤退し、NECと日立製作所がDRAM部門を切り離し、折半で出資した会社

「エルピーダメモリ」を立ち上げ、そして世界制覇をなしとげた東芝がついに2002年撤退、つづいて三菱もエルピーダにDRAM部門

を預けるのであった。日本メーカーに昔の面影は無く2001年では日本勢は第五位のエルピーダが8.5%と情けない結果に終わっている。

1 サムスン電子 (韓国) 27%
2 マイクロンテクノロジ (米国) 19.1%
3 ハイニックスセミコンダクタ (韓国) 14.5%
4 インフィニオンテクノロジ-ズ (旧シ-メンス・セミコンダクタ-ズ)(ドイツ) 9.7%
5 エルピーダメモリ (NEC、日立) (日本) 8.5%

2001年DRAM世界シェアー

 


新しい分野

今後エルピーダはインテル等・・・の企業より出資を受けDRAMの製造にともなう設備投資をおこないTOP3に踊り出る計画だ。

メモリー等の汎用製品はエルピーダにまかせて、今後日本メーカーはより不可価値の高いシステムLSIの生産にシフトするのである

スパコンに優とも劣らないPSU等のゲ−ム機やデジタルカメラ、LCD,PDPテレビ(画像処理回路)、DVDレコーダー、

携帯電話、自動車、これから始まるデジタル家電等に使用されるのがシステムLSIである。2003年度の半導体売上ランキングを見てみると

上半期ですら日本企業の促進ぶりがうかがえる、

順位 メーカー 2003年上半期の売上 2002〜2003の

上半期の成長率

1 インテル (米国) 12210 3.0%
2 サムスン電子 (韓国) 4130 6.0%
3 ルネサステクノロジ (日本) (日立製作所、三菱電機) 4090 14%
4 テキサス・インスツルメンツ (米国) 3794 16%
5 東芝セミコンダクタ-(日本) 3660 27%
6 STマイクロエレクトロニクス (スイス) (仏トムソン、伊SGS) 3321 15%
7 インフィニオンテクノロジーズ (ドイツ) (旧シ-メンス・セミコンダクタ-ズ) 3261 30%
8 NEC (日本) 3039 18%
9 フィリップス (オランダ) 2572 5%
10 TSMC (台湾)(Taiwan Semiconductor Manufacturing Company 2566 11%
TOTAL   42643 (単位は100万ドル) 12%

2004年はオリンピックの年でもあり、液晶テレビやプラズマテレビ、DVD等の需要が期待され、それらの市場では

日本が最高の伸び率をしめしていて、これらの大量需要に応えるべく、半導体関連でも大きなウェハー(300mm)

から大量にチップが作れるように、設備投資を急いでいる。このようにデジタル家電の追い風と

付加価値の高いシステムLSIで日本メーカーがどこまで巻き返しをはかれるかが今後の注目するところであります。

 


世界で一番美しいと言われるシャープのAQUOS。大きさでは競わないシャープはあくまで中身で勝負。亀山のブラックボックス化の成果はこれからだ。
世界で一番大きいサイズのサムスンの57型液晶テレビLTP578W  解像度 1920×1080ドット。輝度600cd/m2コントラスト 1000:1

 

57インチパネルを使ったもので、解像度は1920×1080ピクセル。やはり1080pをサポートする。輝度は600カンデラ/平方メートル、コントラスト比は1000:1以上

もちろん1920×1080ピクセルの解像度を持ち、コントラスト比は実に2000:1。

 

 

 

 

 

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