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ふなの品種
鮒寿司の歴史
鮒寿司の製法
鮒寿司の風味
鮒寿司のたべ方
鮒寿司の保存の仕方

フナの品種

鮒はコイ科の淡水魚で日本の各地に生息して、鯉に似ているが、鯉より小形でひげはない。 大きいのは約30Cm位になる。 体形、食物等の違いから、次の3種類に大別されている。
(1)キンブナ
関東地方や山形県以北の沼や池の底に住み、小動物や植物の根等を食べている。
(2)ギンブナ
日本中いたる所の池、沼、ゆるやかな流れの所に住み、雑食性でオス(雄)の数が極めて少ない。
(3)-@ゲンゴロウブナ
別名ヘラブナとも言う。水面近くを泳ぎ、植物プランクトンを食べている。 各地に分布し、つり魚として親しまれている。
(3)-Aニゴロブナ
ゲンゴロウブナの一種で「煮頃鮒」と書き、”煮るにころ合い”の大きさの意味で、 びわ湖では扁平でない形のものを、ニゴロブナと呼ばれ別名マルブナとも言う。 びわ湖産の卵を保有している このニゴロブナのメス(雌)ブナのみが鮒寿司に最も適している と言われている。 滋賀県の「鮒寿司」は、数少ないこのびわ湖産ニゴロブナのメスブナだけで、生産されています。


鮒寿司の歴史

今から1300年程前に税金として朝廷に特産物が献上されていた頃、 滋賀、岐阜、熊本の3ケ所からは「鮒寿司」が「なれ寿司」として 献上されていました。
「なれ寿司」とは、紀元前より穀物の発酵を利用した米作民族特有の保存食品で、 ベトナムやミャンマー、中国から日本に渡ってきて、九州、中部、関東地区へと 広がったと言われています。
現在では「鮒寿司」として名を残し、びわ湖の特産品として重宝されているのは 「滋賀県」だけです。


鮒寿司の製法

  1. 鮒のうろこをはがし、口蓋、エラ、三つ骨等を取り除き、口から腹ワタや浮き袋を抜き取ります。 この時肝嚢(きもぶくろ=苦玉)をしっかり取り除かないと、桶全部をダメにしてしまう。しかしメスフナの卵だけは つぶさないように残します。このつぼ抜き作業が最も難しく、最も大事な行程です。(このつぼ抜き作業は、鮒の持ち方、 まな箸の当てかた、方向、指の使い方、特に親指の使い方に「コツ」があり、その技術を会得するには何年もの練習と精進を必要とします)
  2. 桶の底に塩を敷き、鮒の頭と腹に塩を付け、一匹づつ敷きつめます。同じ要領で塩漬けにした鮒を1ケ月以上桶に寝かします。
  3. この塩漬けにした鮒を水洗いし、陰干しにして水切りします。
  4. 7月〜8月の真夏に精米した近江米のご飯を、雑菌の多い空気にさらし、鮒の口からそのご飯を詰め込みます。 樽の底にもご飯を敷き詰め、2.の塩漬けの要領と同じようにご飯を詰め込まれた鮒を敷き詰めます。ご飯を敷き詰め 鮒を並べ、又ご飯を敷き詰め鮒を並べ・・・重しをして約3ヶ月程樽に寝かし発酵させます。
  5. しかしここで折角発酵したご飯を取り除きます。この行程も又大変な作業です。そして再び新しいご飯で同じ要領で、 ご飯と鮒を敷き詰め又半年以上樽に寝かして発酵させます。やがて酵母菌と乳酸菌だけになって「鮒寿司」の誕生と言うことになります。
  6. 以上のように、全て手作業で大変な手間と時間をかけて、丹念に造りあげられて製品化されております。



鮒寿司の風味

塩味と乳酸菌の酸味が、独特の匂いをかもしだし、鮒の肉のしまった舌触りは びわ湖の湖魚料理の最高級品として絶賛されています。乳酸菌と酵母菌の発酵に よって、各種ビタミンも多く含まれ、動物性蛋白質も豊富で、整腸作用もあり 薬膳、胃腸整理の効能もある。特に 自然食品、健康食品として高い評価を受け、 近年とみに見直されています。


鮒寿司の食べ方



鮒寿司の保存の仕方


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