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スタッフのご紹介医師担当表専門外来疾患と手術当院での研修を希望するDr.へリウマチセンター
市立長浜病院 整形外科 人工関節センター手術実績
 
人工関節置換術
 傷んでいる関節部分をとりのぞき、人工の関節に置き換える手術です。他の治療法に比べて非常に除痛効果がすぐれており、近年目覚しく治療成績が向上しています。
 現在の人工股関節や人工膝関節は、活動性にもよりますが、85%以上の確率で20年を越えて再置換手術をせずに使用できるようになっています。平均寿命から考えると、60〜70歳で手術を受けることが最も人工関節の恩恵を受けると考えられます。しかし人工関節を再度置き換える手術の成績も向上していることから、疼痛が著しい方は年齢に関係なく、30〜40歳で人工関節置換術を受けられる方もおられます。また、80歳以上でもたくさんの方が手術を受けておられます。
 人工関節の適応となるのは、以下のような方です。
疼痛が強く、眠れないなど、日常生活や就労に支障をきたしている。
安静、薬物療法、理学療法などの保存的治療でも、痛みが改善されない。
画像(レントゲン検査、CT、MRI検査など)で、重度の関節症変化を呈している。
 
人工股関節置換術 
 人工股関節手術については、当院は日本の中では最も古くから手術室にクリーンルームを設置して行ってきており、感染率を非常に低く抑えることに成功しています。また、自己血輸血や回収血輸血を用いることによって、貧血の著しい方を除いて、ほぼ全ての手術において同種血輸血を回避できております。過去に行われた人工股関節手術の後に、インプラントがゆるんだ場合の入れ替えの手術も、安全に行われるようになっており、骨欠損の大きな症例に対しては、院内骨バンクを利用した同種骨移植にて対応しています。皮膚切開は、ほとんど症例で10cm程度です。また、手術はすべて麻酔科専門医による麻酔管理の下で行われています。
 インプラントは、生体適合性に優れたコバルトクロム合金やチタン合金などの金属と、特殊なセラミックやプラスチック(超高分子ポリエチレン)から作られています。
 インプラントの固定には、骨セメントといって金属と骨を接合する接着剤のようなものを用いる方法と、用いない方法があります。骨セメントを用いない方法では、人工関節の表面に特殊な加工(アルカリ加熱処理など)がされており、手術後に加工された表面に骨が入り込んで、骨と金属が結合することによって固定されます。どちらの方法を用いるかは、患者さんの骨の質や生活習慣、年齢などを考慮して選択しています。
 リハビリテーションについては、荷重制限なく歩行練習を開始し、1週間でほとんどの方が杖歩行が可能となり、術後2〜3週間で退院となります。おおよそ術後3週間程度で通院が可能となりますが、高齢の患者さんの場合などでリハビリテーションが進まない場合には、当院併設の療養型病床に移っていただいて、リハビリを継続することも可能です。また、当院では土曜日、日曜日のリハビリテーションも行っています。
 以下に骨セメントを使う場合のインプラントと、骨セメントを使わないインプラントの例を提示します。
市立長浜病院 整形外科 骨セメントを使用する人工股関節 市立長浜病院 整形外科 骨セメントを使用しない人工股関節
骨セメントを使用する人工股関節 骨セメントを使用しない人工股関節
当院では、人工関節センターの医師と看護師の下でそれぞれの患者さんの股関節可動域に応じた生活動作をきめ細かく指導しております。
 術前に可能であった生活動作は術後もほとんど制限なく行えますし、ゴルフ・水泳等のスポーツも多くの方が楽しんでおられます。
 
人工膝関節
 いたんだ大腿骨(太ももの骨)、脛骨(すねの骨)、膝蓋骨(おさらの骨)の表面を人工関節の形にあわせて切り、その後人工関節を骨セメント(骨と人工関節を接合する接着剤)を使用して固定します。当院では、術後の疼痛を緩和して早期の歩行能力・筋力を獲得するために、筋肉を切らないMIS(最少侵襲手術)という手術法も行っています。
 以下に骨の模型ですが手術前と手術後の変化を呈示します。
・手術前 ・手術後
市立長浜病院 整形外科 手術前-人工膝関節 市立長浜病院 整形外科 手術後-人工膝関節
 その他に、人工肘関節や人工足関節などにも積極的に取り組んでいます。
 
合併症
 手術には、可能性は低いですが起こりうる合併症があります。人工関節の手術において我々が留意している主な合併症をご説明します。
1.感染(化膿)
 関節内が感染すると、手術した部位に熱をもったり、皮膚が赤くなる、皮膚から膿がでてきたりします。落下細菌が正常の手術室の100分の1のクリーンルームで、宇宙服のようなフィルター付きのガウンを使用するなど、あらゆる感染予防策を講じておりますので、感染率は非常に低く、1%未満です。人工関節感染に対する治療法も近年進歩しており、最終的には治療して歩いて退院される方がほとんどです。しかし、術後数年経過してから感染を生じる場合もあり、術後経過が良くても安心せず、風邪をこじらせたり、虫歯の放置や下肢の怪我をするといったことのないように気をつける必要があります。
市立長浜病院 整形外科 流式バイオクリーンルームでの人工関節手術-天井全面にヘパフィルターを設置しています
・流式バイオクリーンルームでの人工関節手術天井全面にヘパフィルターを設置しています
2.深部静脈血栓症/塞栓症
 深部静脈血栓症とは、下肢(太ももから足先)の静脈に血の塊(血栓)ができて血流を阻害する病気です。下肢がむくんだり、ふくらはぎが痛んだりします。その血栓が、血流に乗り肺まで到達し、肺の血管を閉塞すると、肺塞栓といって、肺の血管でうまく呼吸ができなくなり、胸の痛みや呼吸困難を自覚します。0.1〜0.2%の確率で、重篤な肺塞栓を生じる可能性があります。
 予防としても、弾性ストッキングをはいてもらい、患者さん自身に足の曲げ伸ばしの運動に励んでもらいますが、症例に応じて機械的マッサージや抗凝固薬の投与を行っています。
3.脱臼
 無理な肢位にすると、人工関節がはずれることがあります。膝関節では極めて稀で、股関節においても初回手術で脱臼することはほとんどありませんが、術後3ヶ月間は脱臼する危険のある肢位にしないように気をつけることが必要です。術後のリハビリでこの肢位についても勉強していただきます。
4.人工関節の磨耗、ゆるみ
 長年の経過の中で人工関節を使用していると、インプラントが破損したり、ゆるんだりして固定性が悪くなってきます。また、プラスチックの関節面がすり減ってきます。人工関節がすり減ると磨耗粉が出て、この磨耗粉が周辺の骨を溶かす原因となる場合があります。術後は定期的な外来受診が必要です。
※当院では、人工関節置換術を受けられた方や、これから受けられる患者さんに、入院中や退院後の不安を少しでも和らげるために、専門ナースを配置し、入院生活の説明や退院後の生活指導を行っております。詳しくは、当院整形外科外来受付、あるいは整形外科専門病棟(6階西病棟)までお尋ねください。
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