物事、なんであれ、自分でも予想外の出来事に発展したときに一番後悔をしているのは「本人」だと思います。
とっさの判断が誤ってしまい、結果として良くない方向に転がってしまう。
そのときに最大に後悔しているのは本人なので、第三者が「ばっかだなぁ、なにやってんの」とは言わないように私生活では心がけています。
けれど、吾郎君の件について、第一声は「なにやってんの」でした。
翌日にコンサートがある身の上であるというのに、何をしているのか。
自分の立場、周囲への影響を自覚していないのか?!という「腹立たしさ」がはじめに生まれた感情でした。
日頃から芸能人に対して、彼らは自分の行動が周囲に及ぼす影響についての自覚がどれほどあるのか、ということに私が関心が強すぎるからかもしれません。
だからこそまずはそれを感じたんです。
自分が稲垣吾郎だと周囲にばれてしまったことが彼を焦らせたというのならば、ここで矛盾を感じずにはいられません。
周囲に気付かれて騒がれる人物であることを自分自身がわかっていることだと思うから。
それは自らの行動がどれだけ周囲に影響を及ぼすかも当然、本当はわかっているのだろうと思いたい。
しかし、彼はあのような行動をとってしまった。
たとえばそのとき、彼の周りの状況がどうだったか。
吾郎君がキレてしまうような言いかたを警官にされたとか、周囲がおそろしく騒ぎ出したのでどうしようもなく、など、いろいろと調べてみれば感情が一触即発状態にまで高められた環境があったかもしれない。
けれど悲しいかな、ファンは吾郎君本人からそのときの心境を聞くことはできません。
それにそれは「言い訳」という言葉で片付けられてしまうのが一般社会です。
でも、あの時、あのような行動をとったことを一番くやんでいるのは本人だろう。
だからといって起こしてしまったことは許されないし、芸能人だからこそ、ここまで騒ぎ立てられることも当然だと思っています。マスコミの騒ぎすぎだとも思っていません。
彼はそういう立場の人間なのです。
吾郎君自身の気持ちの深い後悔や、周囲に多大な迷惑を掛けたという自責の念をきびしくも冷静に受け止められるように、彼にいろいろな立場から接してくれる役目(人物)は彼の周りにいる方々にお任せするしかありません。
こちらは日常の生活の中で彼の今後を見守ろうと思います。
でも、吾郎君がしたことに対して私は素直に「あほやなぁ」って思っています。
冷静に見てどう考えても「良い行動」とは言えません。
そのときの彼の気持ちの「本当」を覗くことはできません。「こういうことであのような行動になったんだって」と噂が流れてきたところで噂であり、それを聞いて「なるほど、誰でもそうなるね」って理解できるような状況の話がまわってきたとしても、結果としての行動は社会上許されるものではない。
でも、どんな話(噂)であれ、それも吾郎君本人の口からマスコミを通じずに聞かない限りは信じられるものではないです。ということは、それは不可能になります。
マスコミでこれから取り上げられるであろういろいろな状況についての話についても、それはそれとしてすべて客観的に受け止めるつもりですし、ネットで回ってきた話についてもそのつもり。
それらに感情的になって振り回されるのも私自身が苦しんでしまうし、私生活に影響が出てしまうことも想像できる。第一、振り回されてしまったらファンとして悲しい。
仕事を自粛するということで、今後の動き(法的な動き)の情報はニュースに頼ることになるでしょう。
ファンとして次の仕事を待っています。
私があなたと接するのは「仕事」上のあなたしかないのですから。
社会人として、やってしまったことに対してきっちりと責任を果たして下さい。
そして突然の事に対応した4人のメンバーとスタッフの方々に心から尊敬と感謝。
ことに10周年ということで力の入ったライブ企画を共に続けてきたメンバーの心境は私たち以上に深いものがあるでしょう。
これからは4人でツアーを行うようですが、今まで以上にファンとしてツアーは応援したいです。
メンバーが一番「どうして?」の気持ちでいっぱいだと思う。
中居君、胃が痛くなってないかなぁ。
木村君、吾郎に一番「叱咤」してくれそう。
慎吾も剛もいつも以上にテンションあげてコンサート盛り上げそう。
森君の脱退、木村君の結婚。そして今回のこと。今回のことは今までと種類が異なるけれども何かが起こることは「はじめてじゃない」SMAP。
どうか4人でツアーを成功させてほしい。
ファンは1年に1回、あなたたちに会えることをどれほど楽しみにしているか、あなたたちが一番良くわかっていると思うから。
最後に、今回の彼の行動を、決して「吾郎君だから」という気持ちで許せる、とか、かわいそうとかいう気持は一切ありません。
でももちろん、これでファンを辞めるということもないです。
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