●〜私はまだまだ・・・という方もぜひ読んでおいてください!!〜●


「年金は一定の年齢になったら自動的にもらえるもの」と思っている方はいらっしゃいませんか?実は、年金は自分で請求手続をしないと、いつまでたってももらえないのです。それどころか、つい最近まではもらえる年齢になっても何のお知らせも届きませんでした。そのため、もらえるはずの年金をもらえないと思いこんだり、まだもらえる時期がきていないと勘違いしたりして、手続がもれてしまうことがよくありました。
そういったことを解消するため、今年10月より、年金の請求年齢を迎えた方に、手続に必要な書類が事前送付されてくるというサービスが始まりました。また、それに先立ち、58歳になった方へ、社会保険業務センターより年金の加入記録の通知が届き、希望すれば、年金の見込み額を郵送してもらえるというサービスも始まっています。
 そこで今回は、「そろそろ年金をもらう年齢になってきたなあ」という方に、年金を受け取るまでのスケジュールを紹介したいと思います。「私はまだまだ…」という方も、事業主や人事総務担当者としてぜひ知っておいていただきたいことですので、
ご一読いただければと思います。


●〈55歳〉●

 そろそろ年金のことが気になり始める年齢。「私の老後は大丈夫?一体いくらくらいもらえるの?」と気になったら、一度調べてみましょう。

@原則55歳以上であれば、「社会保険事務所」で見込み額を試算してもらえます。
予約は特に不要ですが、あらかじめ電話で予約をしておけば待ち時間が少なくてすみます。年金手帳(本人・配偶者)、印鑑、職歴のメモを持って行ってください。
 最近は、夜間や休日にも相談時間が設けられており、在職中の方でも相談に行きやすくなりました。詳しく知りたい顧問先事業所様は西多事務所までご連絡ください。

Aなかなか相談に行く時間がないという方は、社会保険庁のホームページから見込み額計算の依頼をしたり、画面上の「年金簡易試算」でおおよその額を計算したりすることもできます。
アドレスは→ 【http://www.sia.go.jp/sodan/nenkin/simulate/


●〈58歳〉●

老後の生活設計をいよいよ本格的に考える年齢。58歳到達月の翌々月には、社会保険業務センターから「年金加入記録のお知らせ」が届きます。そこには、あなたが今まで加入してきた年金の種類や加入期間などが記載されています。
@ 加入記録にもれている期間や誤りがある場合は、同封の封筒で返送します。

A 加入記録に間違いがなければ「確認できた」に○をつけて返送します。

B 年金見込額の試算を希望する場合は、「希望する」に○をつけて返送すると、約1ヵ月後に「年金見込額のお知らせ」が届きます。

 
「年金加入記録のお知らせ」が届かない方もいます。社会保険業務センターで受給資格を確認できない場合などです。58歳の翌々月になっても年金のお知らせが届かない方は、社会保険事務所で一度ご相談されることをお勧めします。

●〈60歳の3ヶ月前〉●
 
 いよいよ年金受給も目前に迫ってきました。社会保険業務センターより、年金請求に必要な用紙「国民年金・厚生年金保険老齢給付裁定請求書」が送られてきます。15ページにわたる冊子になっており、書くのは結構大変かな?と思われますが、あらかじめ住所や名前、年金の加入記録などが印字されており、記入するのは薄黄色の部分のみです。
 「1日でも早く欲しい!」その気持ちはわかりますが、もう少し待ってください。年金の請求手続は、60歳の誕生日の前日以降しか受け付けてもらえません。戸籍謄本や住民票などの添付書類を準備するのもちょっと待ってください!これらの書類も、誕生日の前日以降に発行されたものでないと無効です。
 なお、国民年金のみに加入された方や、厚生年金の加入期間が1年未満の方は、原則として65歳支給のため、裁定請求書は送られてこず、65歳時の手続に関するお知らせのはがきが送られてきます。


●〈60歳の誕生日前日以降〉●(国民年金のみの方は原則65歳です)
 
 さあ、いよいよ請求手続です。請求用紙の記入はOKですか?添付書類はもれなく揃いましたか?提出先は社会保険事務所です。全国どこの事務所でも受け付けてくれます。また、郵送での提出もできるようになりました。
 滞りなく手続が済むと、1〜2ヶ月で「年金証書」が発行されます。そして、さらに1〜2ヶ月後、待ちに待った年金が振り込まれることになります。