全国安全週間スローガン 
〜 定着させよう「安全文化」  つみ取ろう職場の危険 〜
全国安全週間  7月1日から7月7日 
(準備期間 6月1日から6月30日)
 
  職場のかけがえのない従業員様一人ひとりの安全と健康を守るため、今年も「全国安全週間」が上記のスローガンのもと、実施されます。
今まで、幸いにも労働災害がなかった事業所様でも、災害につながる「危険の芽」は、あちこちに潜んでいます。重大な災害につながる前に、それらの芽をつみ取り、安全で快適な職場の実現を目指しましょう。

● 「危険の芽」をつみとるには… 「危険予知訓練」ってご存知ですか?

「危険予知(KY)訓練」とは、事故や災害を未然に防ぐことを目的として、作業や職場の中に潜む危険を事前に予想し、指摘しあう訓練のことをいいます。危険・予知・トレーニングの頭文字をとって「KYT」ともいいます。


具体的な手法は?
 

まず、職場や作業現場などの写真やイラストをみんなの前に提示し、次の4ラウンドの過程で行うのがポピュラーな方法です。
例えば、工場からトラックの荷台へ、段ボール箱を積んでいるイラストを見せたとしましょう。




1、現状把握 

 上記のイラストを見て、どのような危険が潜んでいるかをみんなで指摘する。
 問題点の指摘は自由に行わせ、他のメンバーの指摘内容を批判するようなことは避ける。
  (例)・箱をはさむように持ち上げ、手が滑って箱を足の上に落とす。


2、本質研究 

指摘内容が一通り出揃ったところで、その問題点の原因などについてメンバー間で検討させ、問題点を整理し、ポイントを絞り込む。
  (例)・はさむように持ち上げているので、手が滑って箱を足に落とす。


3、対策樹立 

整理した問題点について、改善策・解決策などをメンバーにあげさせる。
   (例)・箱を手前に引き出し、箱の底を両手で持つ。
      ・滑らないようにゴム引き軍手を着用する。

4、目標設定 

あがった解決策をメンバー間で討議の上、重点実施項目を決めて行動目標を立てる。
   (例)・箱は手前に引き出し、両側の底の角を持つ。
      ・指差し呼称で確認する。「手の位置、ヨシ!」

● オフィスにも危険が・・・

 いわゆる事務的な職場では、労働災害といってもピンとこない方が多いのではないでしょうか。確かに製造現場や建設現場と比べて、危険源は少ないのですが、ちょっとした不安全な状態が事故につながります。・・・ご自身の周りを一度見回してみてください。


・ 電気コードなどが、机の間や通路などを横切っていませんか?
・ 雨の日や掃除の後に、床が濡れたままになっていませんか?
・ キャビネットなどの引き出しが、出しっぱなしになっていませんか?
・ カーペットやマットの端がめくれ上がっていませんか?
・ 階段や通路に物が置いたままになっていませんか?
・ 机の上に、ハサミやカッターが出しっぱなしになっていませんか?
・ 棚の上など、高いところの物を取るのに、安定した踏み台を使っていますか?
・ シュレッダーやコピー機の紙詰まりは、電源を切ってから直していますか?

ドキッとされた方、ケガにつながる前に、今すぐその状態の改善を!! 

● 災害が起きてしまったら

万が一、事故が起きてしまったら、落ち着いて次のように対処してください。


@ まずは、けが人を病院へ連れて行ってください。

A 病院の窓口では、仕事中のケガであることを伝えてください。仕事中のケガに対する治療は、「健康保険」は使えません。「労災保険」を使って治療することになります。
 仕事中のケガであることを伝えずに「健康保険証」を提示して治療を受けると、健康保険扱いにされてしまいます。そのまま時間が経ってしまうと、労災保険扱いに切り替えてもらう手続きが大変になります。

B 西多事務所までご連絡ください。労災保険を使って治療を受けるための書類を至急作成いたします。

C かかったのが、「労災指定病院」(労災保険を取り扱っている病院)の場合
  →「療養の給付請求書」(様式5号)という書類を作成しお渡ししますので、事業主の印と本人の認印を押印後、至急病院に提出してください。自己負担なしで治療が受けられるようになります。いったん支払った分は窓口で返金されます。
   
かかったのが、「労災指定病院」ではない場合
→かかった治療費は、いったん病院の窓口に全額支払い、後から労働基準監督署へ請求して払い戻してもらいます。「療養の費用請求書」(様式7号の1)という書類をお渡ししますので、病院で医師の証明を記入してもらい、治療費を支払ったときの領収書の原本とともに西多事務所までご返送ください。手続後、1ヶ月程度で指定した口座に振り込まれます。

D 院外薬局でお薬をもらった場合や、接骨院にかかった場合、転院した場合なども、
それぞれ必要な書類を作成し、手続方法を説明の上、お渡しいたします。