まず第一歩、職場内の安全パトロールをしましょう! 要チェック項目は?


 皆さん、最近1年を振り返ってみてください。職場内でケガをされた方はいませんか?
幸いケガにいたらなかった場合でも、「ヒヤリ」とした経験はありませんでしたか?事故のあった職場では、二度と事故が発生しないように、また、今まで事故のなかった職場でも、いつ起こるかわからない事故を未然に防ぐために、年に1度の機会として、職場の仲間全員で安全について再チェックしてみましょう。


 

正しく着用しよう作業服
 
  @「腕まくり」というと、「さあ、やるぞ!」という意気込みを感じさせる言葉ですが、 「腕まくり」するのは気持ちの上だけにしましょう。実際に作業服を「腕まくり」する  と、切傷・すり傷や火傷を負うおそれがあります。

 A 最近の若い人の中には、ズボンのベルトをわざと腰の低い位置に締め、ズボンを下げて  はいている人がいます。普段のオシャレとして楽しむならともかく、作業の際は大変危険です。
  足をとられて転倒、ズボンが機械に巻き込まれる、突起物に引っかかる、などが考えられます。ほころびやボタンのはずれなども同様に危険です。


表示が大事!はっきり・しっかり                                           

 @ 見える位置に見える大きさで。せっかくの表示が設備等の陰に隠れていませんか?

 A  運転の禁止を表示するときは、スイッチの近くに掲げましょう。

 B 伝えたいことを明確に! ×「修理中」→ 「修理中、スイッチ入れるな」

 C 表と裏に別の情報を書かないこと。何かの拍子で裏返ってしまったら大変!

×表「運転中」 裏「運転禁止」→ ○ 表も裏も「運転禁止」

 D 一目でわかるよう、文字だけでなく図や絵を上手に使いましょう。

 E 危険を示すときは赤や黄色など目立つ色を使いましょう。


 

一歩誤れば大ケガ、刃物の扱い                                     
 
 @ 使う前に刃に変形・破損はないか、柄が壊れていないかチェックしましょう。

 A   ひざの上で使わないこと。必ず作業台の上で使いましょう。

 B 通路や出入り口の近くなど、人の多い場所での使用はご法度。

 C 用途以外の使用、能力を超えた使用、切れ味が悪いのに無理に使うことはやめましょう。過度の力をかけることでケガを招きます。

 D 保管は決められた場所に。刃にはカバーをつけましょう。

 E 刃物をポケットに入れないこと。
                                                                          


老化と転倒                                             
 
 年をとると転倒しやすくなり、ケガも重症になりやすくなります。その原因とは?

 視力 … カメラのレンズにあたる水晶体は、物を見る際、厚くなったり薄くなったりしてピントを合わせていますが、年をとるにつれて水晶体が硬くなり、ピントを合わせにくくなります。(ちなみに、近くのものにピントが合わせにくくなるのがいわゆる「老眼」。)
 
また、水晶体は年をとると次第に黄色味を帯びてくるため、色によっては、見分けがつきにくくなります。その他にも、明るさの変化に目が慣れるのに時間がかかるようになったり、暗いところで物が見えにくくなったりします。これらのことが転倒の原因となります。

 筋力 … 脚の筋力は加齢による衰えの著しいのが特徴です。体がふらついたとき、足のふんばりが効かず転倒してしまいます。また、つま先を持ち上げる筋力が衰えるため、ちょっとした段差でつまづきやすくなります。

 平衡感覚 … 体のバランスをつかさどる耳の奥の三半規管や前庭という器官の働きが弱まり、平衡感覚が低下してきます。

 骨粗鬆症(こつそしょうしょう) … 骨粗鬆症は、骨に「す」が入ってスカスカになりもろくなるため、ちょっとした転倒でも骨折しやすくなります。偏食やダイエット、運動不足、飲酒・喫煙などが原因となり、骨の老化現象として起こる場合が多く、特に女性はホルモンの関係で、50歳くらいから骨のカルシウム量が減るので要注意です。

 これらの加齢による身体の変化を踏まえて、中高齢者にとって安全な職場を作ることが大切です。例えば、十分な明るさを確保する、危険箇所は見分けやすい色で表示する、段差をなくすなど…。他にもどんなことができるか、ぜひ皆さんで話し合ってみてください。
 
それでは皆さん、今日も1日ご安全に!