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学生のお子さんがいる方、ご存知ですか?
     国民年金保険料の後払い制度

      

  国民年金は、日本に住んでいる20歳から60歳のすべての人が加入することになっています。学生も例外ではありません。ところが、学業が本業である学生に、月13,300円の保険料負担は重く、滞納者が後を絶ちませんでした。また、実際は親が払っているというケースが多く、「子供の老後のために親がお金を出す」という矛盾した状態になっています。そこで今回、学生本人の所得が一定以下であれば、学生の間は保険料の支払を猶予され、社会人になってから自分で後払いできるという「学生納付特例制度」が創設されました。


 

 ★ 対象者は、大学、大学院、短大、高等専門学校、専修学校、各種学校等に在学する学生で、本人の
   所得が68万円以下(扶養親族なしの場合で、給与収入133万円以下)の人です。(親の所得は関係あ
   りません。)
 ★ 住民票がある市町村の国民年金係に申請し、承認を受ける必要があります。年金手帳と学生証か
   在学証明書を持参しましょう。
                                                              
 ★ 申請の前月からその年度の末(3月)まで承認されます。(次年度も再申請できます。)
   なお、今年度は特例により7月31日までに申請すれば、4月に遡って適用されます。


 ★ 学生納付特例の承認を受けると、その期間は、老齢基礎年金の受給資格要件に算入されますが、
   年金額には反映されません。
   簡単に言うと、「将来、老齢基礎年金をもらうには、原則として公的年金の加入期間が25年以上必要
   ですが、その際、納付特例期間は加入期間としてみてあげましょう。
    でも年金額の計算については、保険料の未納期間と同じように減額しますよ」ということです。もちろ
   ん卒業後に追納(後払い)すれば、年金額は普通に納めた場合と同じだけもらえます。
    追納は10年以内ならできることになっています。就職したら必ず払いましょう。
 ★ 特例期間中に、障害や死亡といった万が一の事態が起きたときは、満額の障害基礎年金、遺族基
   礎年金がもらえます。
   例えば、20歳の学生A君が、夏休みにバイクで転倒して大ケガをし、足に障害が残ったとしましょう。
        障害基礎年金 1級に認定された場合 1,005,300円(月額83,775円)
                  2級に認定された場合  804,200円(月額67,017円)
   上記の年金が支給されることになります。これは保険料をきっちり納めた人と同額です。 
   障害の状態にある限り、一生受けられます。
 
  年金というと「老後の備え」というイメージが大きいため、成人されたばかりの学生さんからは、「そん
   な先のこと考えられない」とか「自分が年を取る頃には年金制度はどうなっているかわからないし・・・」
   という声が聞かれます。でも、上記の例を見ていただいたらわかるように、国民年金は、今すぐ起こ
   るかもしれないリスクに備えるものでもあるのです。

    学生のお子さんのいらっしゃる方、お子さんの国民年金保険料はどうなっていますか?、「今払うの
   はちょっと大変なので滞納している」という方は、今すぐ市町村役場へ「学生納付特例制度」の申請
   に行かれることをお勧めします。