ちょっと一言。
-2006年7月26日-
今日も、前回からの続きで、墓石のお話しをします。
お墓に行くと、様々な墓石が建っています。
墓石は、宗派によって、デザインや石に刻む文字や建て方に違いがあります。
最近は、無宗派の方達等が、共同墓地などで、好きなデザインの墓石に好きな文字を一文字だけ「憩」「和」「愛」
「夢」等という字を刻んだりされています。 これ等は、宗派の違いなどは墓石に関係ありませんから、
宗派やお墓について気にならない方は、それでも良いと思います。
方角も、墓相も全て関係ありませんから、好きな方向に向いています。
ただ、無宗派ですと、亡くなった魂は、自分の力で自分自身を反省しながら、魂の浄化を促して行かなければいけない
面もありますので、仏様の御加護を受ける事は難しくなります。 また、お墓の敷地ですが、墓石だけ建ててあって、
その周りに石の囲い(この世とあの世とを区切る役目)が無い場合、他の無縁仏の影響を受けやすくなります。
それは、先祖からの警告として親族の誰かに「障り」として、家の中(家族)が落ち着かない、自立出来ない等
として表れてきます。 あと、お墓の色ですが、黒っぽいのは闇に通じやすく不成仏霊を招きやすいです。
こういう色のお墓に共通するのは、墓石から出る気の傾向が排他的であるという事です。 誰も寄せ付けないぞ!
という気が墓石から強く発散しています。 だから、沢山あるお墓の中でも、すごく目立っています。
何故か、自分達は別ものであるという意識が墓石から出ています。 こういうお墓に少しでも誤って触れたり
等すると、直ぐに障りを起こしてきます。 執着が大きいのも特徴です。 これは、建てる側の人にも、
そういった共通の意識があるように思います。
お墓は家の代わりみたいな物です。 だから、現在生きている人が住む家も似ている所があって、黒い色や灰色
系統の色使いの家に住むと、運が低下してきます。 家の壁の色を見ただけで、その家に住む人の悩み、暮らし方、
考え方等が浮き出てきます。 自分達は、周りの住宅の人達とは違うんだと言う意識が、家から出ているんですね。
また、墓石が多くなって整理したい時は、「五輪塔」を建てると良いと思います。
(宗派によっては、五輪塔は建てるといけないという説もあります) 五輪塔は、同じ宗派の同じ敷地に、
先祖の墓石が多くなってしまい、空きスペースが確保出来ない時などに、先祖の魂を纏めて、もっと大きな霊的空間
(お部屋)に引越しさせてあげるというものです。 そうして、これまで永年使用して古くなった墓石をまとめ、
綺麗な五輪塔を建ててあげると、今までの霊的空間より広く、また五輪塔は供養塔でもありますので、天地仏界の
ご加護を受けて、魂浄化の助けを受けられます。 今回で、お墓に関するものは、これにて終わりとします。
-2006年7月17日-
今日も、前回から引き続き、お墓に関するお話です。
まず、これだけは気をつけて、やっておきたい事ですが、お墓参りに行く時は、出来るだけ一人では行かずに、
2人以上で行きたいものです。 家族揃ってが一番良いですが、家族の中に赤ちゃんがいる場合は、
お家で待っているようにして、お墓参りは、もう少し大きくなるまで控えておいた方が良いです。
これは、墓地全体に関する注意事項として認識して頂ければと思います。 墓地には沢山のお墓が並んでいます。
その中の一つが自分達のお墓となっている訳ですが、例えば、自分達の先祖は皆成仏していた場合でも、両隣や周りに並ん
でいるお墓には、全て成仏している先祖達ばかりでは無いという事を気に掛けていてください。 そういう成仏し
ていない霊が墓地の中には、結構うようよ居るのです。 その中を、通り抜けて自分達のお墓へ行く訳ですから、
一人で行ったり、まだ何も防御できない赤ちゃんを連れて行く事は、霊達にすれば、とても憑きやすい者が
来た感じで見ています。 それで、数体の霊が一人で来た人や、赤ちゃんを囲んでしまい、知らない間にとり憑いてしま
うのです。 でも、何人かで行くと、それらの人の人数分だけの守護霊達が、団結して防御してくれますので、
不成仏霊も簡単には憑けないのです。 それと、墓地の敷地内に入る時には、数珠をしてから入ります。
これも、数珠は仏を宿す物としての役割から、身を護る働きをしてくれますので、着けておくと防御の面で安心です。
お墓参りは、墓地に入る前からの心構えが大事になってきます。
お墓参りの時の持ち物に関しては、数珠、お線香、ロウソク、お供え物、お花、綺麗なタオル2枚程、半紙数枚、
これらは最低限、必要な品々です。(お水は、現地で調達) この中で、半紙とありますが、この使い方は、
六地蔵様(6体のお地蔵様)が居られると思いますが、墓地の敷地内とお墓を護って下さっているお地蔵様ですから
、お墓参りに来た時は、まず最初に、このお地蔵様にお供え物をして、日々お墓を護って下さっている感謝と、自分達
のお参りの間、不成仏霊から護って頂けるようにお願いします。 この時に、半紙の上にお供え物を置いて、お地蔵
様の足元に置きます。 半紙の役目は、お皿代わりになります。 お地蔵様の足元に、食べ物をそのまま置いてあ
る光景をよく見かけますが、地面に直に食べ物を置いて、食べて下さいというのは、お地蔵様に対してとても失礼に値
します。 次に、お墓に到着してからは、組んで来たお水を墓石にゆっくりかけて、濡らしてからタオルで汚れを拭
き取ります。 墓石に水をかけないで、初めから濡らしたタオルで墓石を拭いてあげても良いです。
私は、墓石に水をかけながら、手で汚れを簡単に流し、その後タオルで拭き(結構、タオルが黒くなりますよ)それから、
もう一枚のタオルで綺麗に乾拭きします。 手で汚れを流さない場合は、濡れタオルで墓石を拭いてから、もう一枚の
綺麗なタオルで、乾拭きしてあげると良いと思います。 墓石も、人間と同じ様に考えて下されば良いです。
時々、水をかけられたまま放っておかれている墓石を見かけると思いますが、もし自分が、綺麗にしてあげようと
言われて、水を掛けられたまま放っておかれたら、嫌な気分になると思います。 ちょっと、そこのタオルで拭いて
欲しいなと思うでしょう。 それと、同じ事です。 実際、お墓参りの時には、墓石に先祖の意識が宿ります
ので、余計に丁寧にしてあげる事が大事だと思います。 墓石の建っている敷地内も、綺麗にして掃除しておきます。
これは、家の掃除、お部屋の掃除と思ってくれたらいいです。 そうして一通り、お参りを済ませたら、最初の
六地蔵様にお礼(頭を下げるだけでも良い)を述べて、墓地を出ます。 そうしてから、ようやく数珠を手から取
って袋に収めます。 お墓参りは、お参りする人の安全と防御に気を配り、礼を持ってお参りを始め、
感謝の念を持って供養とする心、そして最後にも礼を持って締めくくり、最後まで気を抜かない様に心掛けると、
ご先祖様も、ビックリされる様な素晴らしいお参りが出来ますよ。 これが、これだけはやって欲しい簡単な作法
です。 長くなりましたので、墓石の事は次回にさせて頂きます。
-2006年7月10日-
今日は、前回の予告どおり、お墓についてのお話しをします。
お墓は、亡くなった人の遺骨を納めるところであり、亡くなった人の魂にとっては、この世とあの世とを繋ぐ
役割を果たします。 お墓には、普段から先祖達が宿っていると思われているようですが、普段のお墓の状態
というか、お墓の中の状態は空っぽです。 詳しく言うと、お墓に中には先祖達の小さな世界(お部屋)があり、
普段はその場所に居られないのです。 これは、お墓にとって、またその子孫達にとって、最良な状態なのです。
何故かと言うと、亡くなった人の魂は、成仏すると全て霊界(天国)へ還っていかれます。
そして、普段は霊界での修行なり、生活なりをされながら、子孫を見守っているのが、成仏された先祖達の
状態です。 ですから、霊界での生活を送っている魂にとっては、お墓の中に居る(住む)という感覚は無く、
明るく広大で、光に満ち、何の不安不満も無い、満たされた場所(霊界)で暮らしているので、わざわざ下界
(この世)の、お墓という石の中に、不自由な思いをしながら、しがみ付くようにして暮らしません。
成仏した霊は、この世に心残り(執着)も無いので、お墓の中に居座るという事もしません。
そういった成仏した魂は、子孫がお墓参りをしに来る時だけ、霊界からお墓を通じたて降りてきます。
(先祖が暮らす霊界とお墓は、見えない道(霊道)で繋がっていますので、先祖は、その安全な道を通って
来るのです)
そして、先祖達がお墓の中の世界で待っていると、そこに子孫達がやって来て、ご対面となる訳です。
霊界から降りてきた先祖達は、お墓を通してテレビ画面を見る様に子孫達の様子を見ています。 この時に、
お墓が綺麗に手入れされ、墓石も綺麗なお水で濡らしたタオルで拭いてあげていたりすると、降りて来た先祖達
の気分も、とても気持良いものですし、そこでまた感謝の念が生まれます。 (この行い自体、供養になります)
そして、子孫達が先祖を思いやって発する言葉や、感謝の念などが、輝きを放った波動になり、先祖に伝わって
いきます。 (それら全てが先祖の供養となるのです) そうして、子孫と先祖がお互いに感謝し合い、
無事にお墓参りを済ませて引き上げると、先祖達も揃ってお墓の中の世界と繋がっている、自分達の住む霊界へと
還っていかれます。 これに対して、あまり成仏出来ていない魂や、この世や、お墓などに未練(執着)のある
魂であったりすると、霊界へも還れずに、本当にお墓の中に住んでいます。 そして、お墓の石を通して、
お墓参りをする人達を眺めていたり、自分の住むお墓に、お参りにも来ないとか、日当たりが良すぎて暑くて
かなわんとか、お墓が汚れたままで気分が悪い等と文句を言っている魂も居ます。 お墓は、この世に建って
いるので、この世的な環境を受けます。 だから、雨が降れば濡れますし、埃まみれにもなりますし、夜が来たら
真っ暗闇にもなりますし、太陽の熱で墓石が熱くもなります。 そういったこの世的な環境の中で、暮らすとい
うのは、魂にとっては最悪の状態であるにも係わらず、自分のお墓から出られないで、しがみ付いている哀れな
魂も居ます。 そんな魂でも、心を見直し執着を取り去っていけば、どれだけ自分がつまらない事で、何時までも
墓石にしがみ付いてたのかという事が判る時期が来ます。 人間の魂は、そんな石の中に何時までも住んでいる様な
ものであっては、いけないのです。 墓石から、人間を恨んだような目で眺めていてはいけないのです。
もっと、明るい世界へ出て、霊界の広い見識を学んで行く事が、人間の魂としての向上に繋がり、魂の喜びにも
繋がるのです。 次回は、お墓のお話の続きで、これだけはやっておきたい簡単な作法と、墓石について説明
しようと思います。
-2006年7月5日-
今日は、家土地に棲む霊についてお話しします。
家や土地に棲む霊には、昔から何かの理由で、その地から離れられない様な執着を持っているか、
あまり感心しないような新興宗教などに入信して、間違った信仰を続けている内に、その人と教団とに通じた縁を
通して、不成仏の宗教霊が家に入り込み、自分達(霊)の棲家として勝手に定住し、長年居座る事などがあります。
そういった霊が家土地に棲んでいると、その家の家族などを巻き込んで家庭内に色んな不幸な影響を
及ぼしていきます。 私の所に相談にやって来る人達も、自分自身が霊に憑かれていると思い込んでおられる
場合が多いですが、人間が霊的影響を受けている場合、大抵は家族の誰かが大なり小なりの影響を受けていますし、
家の中にも霊が潜んでいる事が多いです。 霊も馬鹿ではありませんから、相談者の人が、滋賀の私の所へ
来て、除霊してもらおうと思っている事も知っています。 霊は意識体ですから、人間の心の想いは判るんです。
だから、やられる(除霊)のを判っていながら、全部の霊が相談者の人に憑いた状態で、私の所へやって来て、
みすみす除霊されたりしません。 特に、広く土地に棲む霊は、土地伝いに色々と移動しますので、地域住民の
単位で霊的問題に悩んでいる地域もあります。 土地に棲む霊には、昔その地に住んでいて亡くなった人
(昔の戦、虐殺や自殺等)が多く、時々は、以前墓地であった所を住宅地として整理されても、未だに想いがその地
に残ってしまっている霊、また人間の執着の想いがきつく出てしまうと、次第に理性が失われてきて動物化して
きます。 そうすると、昔は人間であったのが、いつの間にか端的な感情のみの思想や行動
しか出来ない、一時的(数十年〜数百年単位)な動物霊となってしまう場合があります。
その他に、元来の動物の魂である動物霊がいます。 今の時代には、動物本来の魂である動物霊は少なく、
人間の思想が歪んでしまい、結果的に動物の様に、何か気に障ると直ぐに怒るとか、人を騙しても平気だとか、
人の物を盗んでも気にしない、やられたら相手を殺すまで憎いと想う心等、そういった自分本位の心情は、動物的な
感情に偏ってしまうので、心の状態がその人の姿になるという霊界の法則から、動物化して動物霊となるのです。
これらの霊達が運悪く、自分の住んでいる家土地に棲んでいると、家族の仲がギクシャクしたり、自分勝手で怒りっ
ぽくなったり、やる気が失せてきたり、部屋を散らかしっぱなしにしても平気だとか、キツイ眼をして睨む様な仕草
を、家族の中の誰かがしている場合があります。 そういった事が見受けられる場合、上記の問題が起きている
可能性があるという事を認識して頂けると、何らかの解決方法が必ず見つかります。
また、そういった場合には、ご家庭で出来る簡単な除霊方法として、除霊の念を入れ込んだお塩を、各部屋と家の
敷地(四隅)に「盛塩」として置く事で、家の中と土地の除霊・浄化を促します。
土地には、浄化の念を入れたお酒を、少しずつふりかけながら、土地の浄化をします。
後は、私の仕事となりますが、お塩とお酒には、霊の想いを癒し、悪念は懲らしめる念を入れているので、
お塩とお酒だけでも効果はあります。 また同時に、人間の方の心の見直しも必要となります。
内的要因と、外的要因とを見直す事で、バランスの取れた除霊と浄化を進める事が出来るようになります。
次回は、墓地についてのお話しをしてみようと思います。