神霊による人生相談

ょっ言。

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-2008年5月27日-
今日は、3週間ぶりに自由な時間が取れましたので、前回からの続きの地獄のお話しをします。   一言に地獄と言っても、色んな階層の地獄世界が広がっています。   その数は、皆さんの知っておられる代表的な大きな地獄から、ごく小さい地獄まで、トータルで幾つあるのか数え切れないほどです。   それら地獄世界は、井戸の中を真っ直ぐ落ちていく様に、深くなる程、周りの景色は暗くなってきます。   そういう井戸の様なトンネルを降りていくと、赤い空の地獄世界や、岩だらけで、火山が爆発している灼熱地獄や、何も無い荒野が 広がっているだけの地獄や、真っ暗で猛吹雪が吹き荒れている寒冷地獄等、沢山の地獄があります。   また最近は、孤独な人が多いのか、洞穴のような所に入って、外の世界と遮断している人が増えてきています。   よく、「自分の心を貝の中に閉じ込めているとか、心を貝の蓋で閉じてしまう」とか、例にとって例えられる場合が、一般的に あると思いますが、そういう人達の魂は、肉体の死後、本当にそういう、小さな小さな自分だけの世界に入って、供養の言葉も、 天からの救いの光も、導きに来てくれた方々も、何も受け付けなくなっています。  そういう魂達は、荒れ果てた寂しい場所に 立ち並ぶ、朽ち果てたマンションみたいな建物の中の小さな部屋毎に、各自入り込んで出て来ない様になってしまってます。   そういう孤独な魂の集団が住んでるマンション群の地獄があります。  (孤独を愛する割りに、かたまって住むんですから、 可笑しなもんですが、地獄とは、神の目、真理の目から見たら、そういう風に映るんですね)  これは、比較的新しい部類の地獄です。  人の生活環境が進歩すると、地獄の様相も相応に変わってきます。   もっと、深い場所へ降りて行くと、真っ暗に近い状態の空間に出て来ます。  そこは、極寒の世界です。   生前、人に対して冷たい態度や、自分本位で、情け容赦ない仕打ちをした人などが落ちてくる世界です。   人の温かい心を忘れてしまっている魂は、人の心の温かさというもの、神仏への感謝、親の愛や、自然の恵み(自然環境や、 動植物等)の有り難さを、身に沁みて分かるまで、この世界で何百年と過ごさなければなりません。   こういう世界へ行くと、大抵、ブツブツと文句を言いながら歩いている人に出会います。  まだまだ、自分の心の過ちに気が付いて いない人です。  この世界に落ちている人が親類の中にいる場合は、そのお家の仏壇や、そのお部屋からは、地獄の世界から流れ 込んでくる冷ややかな感じの冷気の為に、何となく寒く感じる場合があります。  だから、家族が気味悪くなって近寄らなく なってる事もよくあります。  それはそれで、また家族の温かな想いが届かないので、地獄に落ちてる者は、更に不満が募ると 言う訳で、どちらにとっても良い事は何も有りません。   もう少し、穴の奥へ降りて行くと、もう真っ暗の世界が広がっていて、何処までが、その世界の終わりなのか判りにくい感じの 空間へ出ます。  ここまで降りて来ると、もう場所という感じではなく、空間が広がってる感じですね。   でも、よく見てみると、ちゃんと地面もあったりします。  大体は、岩や石ころだらけの荒れた感じが多いです。   そこに住む者は、真っ黒なシルエットしか判らない様な体で、両目だけが赤く光っています。  時々、口を開けるのか、 真っ赤な口の中が見えたりします。  人間の体ではなくなっているんでしょうね。  もう、心の中に、愛とかそういう類の ものは無くなっている感じのする者に一見は見えます。  でも、この者も長いスパンで見た時には、一時の心の迷いでしかあり ません。  この位の者になると、地獄の手下を沢山使って、地上の人間達を悪の世界へと引きずり落とそうとしてきます。   いろんなやり方で、人間の欲を見抜き、心の弱い部分に付け込んで人に憑き、気が付けば悪の世界へと魂を引っ張られてしまい、 どうしようもなくなって、そのまま悪の道を進んでしまう人になったりします。  そういう人の魂は、死後、仲間確保の為に、 地獄へ無理やり引き寄せられてしまうので、先祖の力も及ばなくなる場合があります。  地獄の奥には、こういう世界が広がって いて、迷える世界の地獄どころではなく、積極的な悪を進める地獄の段階の世界へと落ち込んで行きます。  因縁や、先祖代々 おかしな事になってしまっていると言われる場合は、こういう地獄が絡んでる事が多いです。  あと、もっと深い地獄の世界も ありますが、最後の地獄に輪を掛けて悪くなっていく感じの地獄です。  一般的には、最後に書いた地獄でも深い方ですが、 世界規模的に見ると、半分よりも上の世界の話しです。  


-2008年5月8日-
今日は、久しぶりに地獄の様子でも書いてみようと思います。   最近は、特に除霊に関しての相談依頼が多く、色んな方々の身体に憑いている霊を、毎日の様に祓ったりしています。   そうしていると、ほんとに沢山の種類の地獄があるな〜と思います。   地獄も、比較的浅い地獄から、結構深い地獄まであって、それは下に行くほど暗い世界になっていきます。   エレベーターで、地下へ降りていく感じで、真っ赤に燃えた地獄や、暗闇の寒冷地みたいな地獄、どろどろの沼みたいな世界の地獄 等、住んでる者も、妖怪みたいなのとか、人間が動物に変わってしまっているもの、悪の道に落ちた僧侶や修行者達など、色んな 魂達が、それぞれの心の偏りや悪の想念の種類によって、世界を分けて住んでいます。  その中で、今日は戦に関する地獄の魂を 救いに来た時の話をします。   昔の戦に関する地獄も、最近の除霊の中では出番が多くて、鎧を着た武者達が出てきたりします。   もう、4,5百年も経つというのに、そういう武者達は未だに戦いをしています。  地獄を霊的に見ると、まだ浅い地獄です。   武者の中には、その軍の大将が居ますから、その方を先頭に呼び出して、今の現状は霊的にどうなっているのかを皆に説明し、 世の中は進んで時代も変わったという事も教え(その時に、この世の様子を少し見せます)、「戦いでは勝ち負けはあったけれども、 それももう数百年もの昔の事であって、あなた方が血を流して戦ってくれたお蔭で、時代は治まってきて、今の平和な世の中もあるん です。 あなた方の死は決して無駄では無かったですよ。 私が代表で感謝の気持ちを送ります」と感謝の言葉を掛けてあげます。   そして「これからは、あなた方(武者達)が、穏やかで平和な世界で仲良く暮らす事が大事ですよ。 その為には、鎧も脱いで、 普段の生活の服装に戻って、仲良く暮らしていた頃の優しい気持ちに戻りましょう。  そうすると、やっと明るい穏やかな世界へ上がれますよ。 先に上がった家族も待ってるからね」という様な言葉を掛けてあげます。   そうしながら、阿弥陀如来様や観音様等に来て頂いて、同時に導きの光も投げ掛けて頂きます。  武者達の目には、山よりも大きく、 黄金色に光る阿弥陀如来様の姿が見えています。  その大きな身体から、同じく黄金色の光が放射線状に広がり、武者達の身体を 温かな光で包み込んでいきます。  この大きな阿弥陀如来様に、救って頂けるんですよと伝えると、戦をしていた武者達も、私の 説得と、阿弥陀如来様の慈悲の光に打たれて、ようやく納得してくれます。  殆どの魂は、皆涙を流して、「ようやく還れるの〜! とか、ありがたや〜!」って口々に喜びの言葉を互いに交わしながら、手を合わせる者も沢山でてきます。  そうすると、武者達の 身体から戦い特有の殺気が消えてゆき、穏やかな気持ちになった時の温かな光が、身体からボヤ〜ッと出始めます。  私は武者の 大将に言って、皆を整列させ、一斉に光の世界へ上がれる様に皆をまとめさせます。  そして大将に、もう戦は終わったと、 もう戦わなくてよいのだと、これから皆は、私(大将)と共に穏やかな世界へ還るのだと、そういう旨を皆に伝えてもらいます。   大将の言葉は絶対なのと、やはり皆も助かりたい気持ちはあるので、全員一致で同意します。   また、負傷している者は、薬師如来様のお光の力で傷は癒えていきます。  (霊界では、そういう仕組みになってます)    次に、私が「皆の者、手を合わせて、心を阿弥陀様に向けなさい」と言うと、皆が一斉に手を合わせて、心からお願いし始めます。   そうして全体供養の為の「般若心経」(この時も、般若心経の教えを、心の中で皆に判り易く伝えながら唱えます)を唱え、 最後の念押しをしてから、沢山の武者の魂を大きな光の玉に包み込んで、阿弥陀如来様から出る光の道に押し上 げて行きます。  最後は、大きな阿弥陀如来様の胸の中に入って行く感じです。  その時に、「かたじけない!」とか、 「ありがとう!」とか、時代によって言い方は様々ですが、お礼の言葉を投げ掛けてくれます。  こうして、一つの戦いの地獄が 消えてゆきます。  でも、地獄は、まだまだ沢山あります。  人の悩みは、時代が進むにつれて複雑多様化してきており、悩みや 不幸の種類だけの地獄が霊界の中に新しく生まれてきます。  悩みや執着は、死ぬまで尽きる事はありませんが、死んでも、それら を持ち帰らない様に心掛けるようにしておくべきです。  でないと、地獄へ落ちてから、その悩みや執着は、どんどん膨れ上がって 、更に深い地獄へと落ちて行ってしまうからです。  次回は、もう少し深い地獄のお話でもしましょう。