ちょっと一言。
-2012年9月16日-
今日は、前回からの続きをお話します。
掛け軸の阿弥陀様にお別れして、廊下を歩いて行くと、広いお堂も最後の仏様の部屋になります。
そこは、薬師如来様が居られる部屋ですが、部屋には立ち入る事が出来ませんので、廊下越しに部屋の中に
安置され、扉の閉まっている厨子の中の薬師様に手を合わせるという形を取ります。
目の前には、お賽銭箱があり、その前に座って手を合わせて拝みます。
2002年9月、1200年ぶりに、1ヶ月間の御開帳がありましたが、普段、ここの薬師如来様は秘仏で
あり、立ち入り禁止の部屋の中にある厨子に安置され、扉も閉まっていて、薬師如来様を直接間近で見て
拝む事は出来ませんので、そういう形の拝み方になります。
でも、厨子の中から薬師如来様の気は出ていますので、お願い事も聴いていただけますし、身体の悪い所を
治して下さいと頼めば気を送ってもらえます。 気を頂いたら、遠赤外線を身体に浴びてる様な感じで、
身体の中からホカホカと温かくなってきます。 次に身体の悪い部分に薬師様の気が集中するので、
その部分だけが暫く熱くなり続けます。 この熱いのが続いてる間、薬師様は治療して下さっています。
薬師様は、この世で言う、お医者様ですからね。 病気や怪我等、霊的に悪い部分も治してくださいます。
暫く熱くなって、「一旦終了」という意識が入ってくると、スゥーッとした爽やかな気が流れ出します。
爽やかな気は、身体の浄化バランスを正常化して下さってます。
薬師様の意識が体内から離れると、身体が通常の状態に戻り、身体の不調の原因を教えて下さって、それの
対処方法なども伝えて下さいます。
一緒にお参りされた方の身体から、真っ黒けの塊が、薬師様の気と一緒に出る事があります。
それが原因で、医者も解らない病気になってたりする事が多いです。 それが出ると、身体が楽に感じたり、
落ち込んだ気が、楽な方へ考えられる様になったりします。 そうなると、身体の不調も改善方向へ進み
出して行きます。 そういう事を、一度のお参りで済ませず、何回かやっていく内に、もう元の状態へ
改善されて行きます。 効かなかったお薬も効き始めたりしますし、治るスピードが速まる事が多いです。
再度、お医者様に診てもらったら、もう治ってたりします。 お医者様も、不思議がってますが、まあ
治ったんだから良かったっですねと言う事で、お医者様の現代治療は終わったりします。
今、また厨子の中に戻った薬師様は、この世の人達の病における悩みや、霊的悪影響を受けての身体の不調
等を、積極的に治して行く事が出来ずにいます。 それは、厨子を開けて、多くの人達が、薬師様を拝む
という機会が無いからです。 お参りに行っても、殆どの人達が、厨子の扉の閉まった薬師様には、あまり
関心が無い様で、素通りされている事が多いです。 たまに、立ち止まって見ている人を見かけますが、
厨子の扉が閉まっていて中が見えないので、数秒眺めているだけで、直ぐに次の所へ行かれます。
なので、わざわざ廊下に座って、部屋の奥ん薬師様に
手を合わせるという人の割合が少ないので、自然と、薬師様の力が発揮し難い状況であるという事ですね。
元来、「仏様」という存在は、信仰心を持って、人間が手を合わせ祈り、その人々の祈りを受け止めようと
する存在です。
信仰心があれば、仏様は目で見えなくても、仏様の前では、手を合わせたり、頭を下げたりするという意識を
持つということは当たり前です。
その意識は、昔から変わりません。 昔も今も、信仰心さえあれば、仏様が居られるという場所を通れば、
自然と手を合わせるとか、頭を下げるとか、そういう意識が出て来ると思います。
そういう基本となる想いさえ心の中にあれば、仏様は、向こうからやって来てくれます。
薬師様は、そう願っておられます。
だから今、この薬師様の想いを、ここで書かせて頂いていると思います。 自然と、そういう想い、薬師様
が、皆を救いたい、病に苦しむ方を治してあげたいという想いが溢れて来て、それには、今自分(薬師様)が
厨子の中に入っているという事で、皆に見て貰えなくても、皆が手を合わせ、念ずる想いは、私(薬師様)に
届いているのですよ。 だから、私(薬師様)に皆の想いを伝えてください。 薬師様は、もっともっと
皆の為に働いてあげたい、力になってあげたいという想いが溢れています。 そういう薬師様からの
意識が、今書いている私の中に流れて来て書かずにいられなくなりました。 この記事を読まれた方で、
今後、三千院の薬師様にお参りされる方がいれば、自分の想いを薬師様に伝えてみたら良いですよ。
今回は、薬師様の記事で終わってしまいましたので、次回は、「往生極楽院」の阿弥陀三尊様のお話をします。
-2012年9月7日-
今日は、私がお参りに行く中の一つ、京都の「大原三千院」へ、一緒にお参りされた場合、どんな感じで
巡って行くのか、一緒にお参りした気になって読んで下さればと思います。
それでは、先ず「三千院」のある山の麓に車を止め、左側にずら〜っと並ぶお土産屋さん、右側に川の流れる
音を聴きながら、晴れても日陰になる程に紅葉の葉が覆う、緩やかな上り坂の道を歩いて行きましょう。
暫く歩くと、少し開けた所の左手に石段があり、三千院門跡と彫られている石柱が建っています。
石段を上がって左手にある「お漬物屋さん」を歩きながら見ていると、直ぐ右手、十数段の石段を上がった所に
「三千院門跡」と書かれてある門が見えてきます。 この門の前で、団体さん等は記念撮影をしてます。
夏はね、ここに来るまでの坂道で汗かきますよ。 私は汗かきなので、夏場のお参りは、団扇持参して
行きます。 それでは、石段を上がり、門をくぐって、お寺の敷地の中へ入りましょう。
堂内に靴を脱いで上がったら、すぐ右横にお地蔵様が居られます。 先ず、お地蔵様に御挨拶をし、同行して
くれた方の報告をします。 そして、お堂を巡る前に、身体のだるさや、足や身体が重く感じる等の不調が
あるかどうか確認します。 もしあれば、足や身体の重み等、身体の霊的影響(憑物等)を、お地蔵様の力を
借りて除霊し、減った気を補充する為に「気」を入れます。 影響が無ければ、足や身体の疲れを取って
もらいます。 すごく軽くなりますよ。 お地蔵さまは、「よく来たのぅ〜! 皆さま、お待ちかねじゃ。
ゆっくりお参りされるが良いぞ! お連れの方も、御苦労じゃ!」って言って下さいます。
先の、皆さまとは、この後順々にお参りする仏様達の事です。
御援助頂いたお礼を述べて、ようやく入口から奥へ入って行きます。 この間、他の方達は、拝んでる私達を
横目に、どんどん先に行かれています。 お地蔵さまは、「お連れの方、軽くなって良かったのぅ〜!
ほっほっほー!」って笑ってます。 同行の方には、お地蔵様がそう言われてますよと伝えてあげると、
すごく嬉しそうです(^^♪ そうして足も軽くなり、廊下を歩いて行くと広い畳敷きの部屋に入ります。
そこには、庭が見れる様に全ての扉が解放され、縁側には一部赤絨毯が敷かれています。 赤絨毯の席では、
庭を見ながら「お抹茶」も頂ける様になってます。 別料金ですけど。 その縁側に出る直ぐの場所に、
「阿弥陀如来様」のお姿が画かれた掛け軸があります。 皆さん、掛け軸には見向きもせずに縁側に出て、
思い思いに座って庭を眺めてます。 私は、部屋に入ると直ぐに阿弥陀様の掛け軸の前に座ります。
座ると直ぐに、「おおー来たか!」と出て来られます。 出て来られるというのは、掛け軸の絵が3Dの様に
目の前に大きく拡大されて浮かび上がってくるという感じですね。 気を頂く時は、山の様に大きさに
なられます。 そうして、阿弥陀様にご挨拶してお祈りすると、「ここに座って祈ってくれるのは、お前位
じゃのう〜」って言われます。 私は、こんなに沢山来られるので一人位はお祈りしてくれる方がおられる
でしょうと言うと、「そうでもないぞ〜」って残念そうな顔で言われます。
「まあ、物珍しそうに、私の前に座って眺めておる人間はおるがな、観るだけ見たら、祈りも頼み事もせずに
行ってしまうから、私には何もしてやれんわ」そして「まあ、私の前に座ってくれた人の無事を祈る位じゃな」
と言われてました。 この掛け軸の阿弥陀様は、お力も大きく、お願い事も聴いて下さるし、パワーも頂ける
ので、気力やエネルギーが下がっている時には、阿弥陀様の有難い力を頂けます。
それと、結構、お話好きですよ。 以前に、一度でもご一緒された方は、阿弥陀様も覚えておられて、
あれからどうじゃ?と聞いて下さる事もありますし、悩みが改善されていれば、良かったのぅ〜と喜んで
くださいます。 そして、また光を頂いて帰れよと、自ら光を与える事を望まれます。 有難いです。
一般の人は、掛け軸を眺める時、心を平静にし、阿弥陀様の眉間から金色の光の束が発せられ、その光が自分
に向けられてるというイメージを持って念じて頂ければ、その光がエネルギーとなって体内の魂に満たされます。
この阿弥陀様は、もっと皆に観てもらえる様な、ちゃんとした場所に移してあげると良いのにと思います。
今は、一般の観光客から見ると、お部屋の飾り程度にしか認識されてない様なので、勿体無いですし、阿弥陀様
本人も、もっと仕事がしたいみたいですしね。 そうして、同行された方と並んでパワーを貰います。
その際、同行された方の身体に、阿弥陀様の光のパワーを繋げてあげますので、落ち着いて合掌していれば、
どんどんパワーが入っていきます。 10分も座っていると、身体が熱くなり、汗が出る位エネルギーが
満ちてきます。 そうして、お互い身体もホッカホカになって、阿弥陀様にお礼の言葉を述べて、次へ
行きましょうと、同行の方に伝えて腰を上げると、阿弥陀様は掛け軸に戻っていて、中で手を振られています。
次は、先の庭の横を横切る渡り廊下の先にある、エアコンの効いた部屋での簡単な写経です。
気を落ち着けて、用紙に薄文字で書かれた経文を筆ペンでなぞっていきます。 最後に日付、氏名を書いて、
お供えします。 普段、写経なんてする機会は、さほど無いでしょうから、仏様の世界に触れる良い機会だと
思いますね。 三千院は、沢山の仏様が居られるので、次回へ続きます(^−^)