ちょっと一言。
-2012年10月17日-
今回も、三千院の仏様達から「聖観世音菩薩様」のお話です。
長らく書いてきました、京都「大原三千院」の仏様達も、今回の「聖観世音菩薩様」のお話をもって終わりと
なります。 三千院の広い庭の先、金色不動堂を出て左側にある階段を数段上がると、正面に、まだ新しい
雰囲気の観音堂があります。 観音堂の中の壁面には、明るく綺麗な色調の仏画が描かれていて、その中央に
、身の丈3メートルの金色の観音様が祀られています。
観音堂は、建立されたのが平成10年なので、何もかも、まだまだ新しいです。
私が最初に訪れたのは、観音堂が建立されて、まだ1年も経っていない頃でした。 その頃は、お堂内部も、
観音様が祀られているだけで、ガランとしていました。 そして観音様の周りを歩いて見て回れる様になって
いましたので、後ろ姿も拝見出来ていました。 今は、観音様の正面に、装飾品や仏具を並べたりされている
ので、以前の様に後ろへ回って、観音様の後ろ姿を拝見する事は出来ません。 14年も経つと、色々変わる
んだな〜って感じですが、基本的な事は変わってない様です。 あっ! それと、明日10月18日は、
三千院観音堂の建立記念日として、午前11時より観音大祭百味供法要が行われますよ。
ちょっと情報でした(^^ゞ お堂が建立された頃の観音様は、まだ若くて初々しく、綺麗なお顔立ちの観音様
でした。 当然、今もお綺麗ですよ(^^ゞ そして観音様に縁を繋いで救って頂こうと、沢山の小観音像が
安置されています。 観音様も、どんどん増えて行く人々の想いに応えようと、一生懸命に頑張られてい
ました。 私が時折、お参りの際に立ち寄ると、人々の想いの重さに苦心されていたり、そういう想念が
溜まってきている場所が所々出来ていて、重い所には暗い想念帯が出来ていたりしました。
観音様は、そういうものを浄化してほしいと頼まれるので、お参りに行く度に浄化していました。
私はお参りの際しかお手伝い出来ないですが、観音様は毎日の事なので大変そうでした。
一時、色々あって浄化しない時がありましたが、それでも観音様は、めげずに黙々と浄化しながら、皆を救おう
と励んでおられました。
六波羅蜜行(布施、自戒、忍辱、精進、禅定、智慧の六種の修業)を、この世で体験されて
いる様な感じです。 観音様は、六波羅蜜の修業を経て菩薩になっているのですが、それを、人間界でも体験
しながら更に高い境地へ到達する為に、この悩み多い人間界に出て、救いの道を歩みながら、六波羅蜜行に
励まれています。 それは、観音様として、大乗菩薩の心境でなければ、なかなか出来ない事です。
今の観音様を見ていると、あの期間が、観音様を大きく成長させたんだなと思います。
観音世界から人間界に降りて来られて、まだ14年しか経っていないのに、もう貫録が出て来ています。
観音像からも、強く張りのある光が出ています。 若い光には張りがあります。 人間のお肌と同じですね。
その光の張りに、経験の積み重ねからくる自信や落ち着きが重厚さになり、光の厚みや深みへと変化します。
人間も歳を重ねると、人間に深みが出てきます。 若い時には出ない魅力や美しさが出てきます。
今の観音様は、光の
張りに厚みが加わりかけてきたという感じです。 どっしりと構えて、来る人来る人、皆等しく、優しく
対応されています。 もう以前の様に、不安の中で対応されている姿は微塵もありません。
以前、私が来ると、「先生ー!! 来てくださったんですねー!」って駆け寄って来られ、帰りには「先生!
次はいつ頃来られますか!? また来てくださいね〜!」って手を振って寂しそうにされていたのが懐かしく
思います。 あれから観音様の所へ行く度に、少しずつ光が大きくなってきています。
観音様は、この14年の経験の中で、色んな光を身に纏うようになられています。
それには、六波羅蜜行の中でも、智慧が必要になります。 観音様は、そうして黙々と修行して行く中で、
自分に力を付けて来られたんだなと思いました。 日々の修業では、人々の為に救いを与えていく中、
苦しい中でも頑張り続け、自分を見つめながら、光源から来る光の教えに素直に従い、その中から湧き出て来
る智慧によって、また更に人々に救いを与えて行くという想いを、段々と昇華させていきます。
そういう大変な修業をされています。 それも全て、悩める人々の為に働きたい、救いたいという想いから
出る強い意志であり、広く大きな「愛の精神」であります。 愛の光を出して、人々に光を与え続けるのが
観音様です。 観音様の「観」は、物事や世の中を広く観る、人の心を観るという意味で、「音」は音を
聞くという事で、人間の声、心の声を聞き取るという事です。 そうして人の事を深く理解し、救いに役立て
ながら、愛の光で癒し、救い導くという、阿弥陀様等の手助けをされます。
今、観音様が横に来られて、私の書いている文章を、神妙なお顔をして、じぃ〜〜〜っと見つめておられます。
以前の事を書いてる時は、照れくさそうでしたが、六波羅蜜や愛の光の話を書き出すと、神妙になられます。
明日は、観音様の祀られている観音堂の建立記念日で、大法要の日ですね。
観音様も、明日はさぞかし忙しいでしょう。 沢山の人で賑わうと思います。
大法要が終わって、少し落ち着いたら、仏様達に会いに行こうかな。 三千院の仏様達、いろいろと御援助、
ありがとうございましたm(__)m これで、長らく書いてきました「三千院」の
仏様達のお話は終わります。 また次回からは、別のお話になると思いますが、また次回からも宜しくね
(^−^)v
-2012年10月11日-
今回も前回からの続きで、三千院の仏様達から、「金色不動尊」のお話をします。
三千院は、建物も庭も広いので、あちこちに仏様が祀られてます。
「往生極楽院」を出て、その先へ進むと、緩やかな登り坂があります。
その坂の途中に、小さな鳥居があり、その奥の岩座の上に弁天様が祀られています。
若く綺麗な女性の弁天様です。 今、綺麗って書いたので、嬉しそうです♪ ちょっと一言の記事を書く時
は、私の意識と、書いてる仏様との意識が繋がり、お互いの気持ちが行き来するので、直ぐに仏様達の意識が流
れてきます。 そして、意識のやり取りをします。 簡単に言うと、意識の対話をしています。
そして対話から、会話へと発展していく事も多いです。 (他の仏様も、私の話を聴いているので、時々参加
して来たりするので、自然と対話から会話、そして説法へと繋がっていく事もあります)
私がお参りに行くと、弁天様は、いつもにこやかに優しく話しかけてくれます。 とても穏やかな口調で、
こちらの心まで優しくなりますよ。 いつも、ここで少しお話してから、金色不動様の祀られている
「金色不動堂」へ向かう事にしています。 弁天様の所を過ぎて、後少し坂を上がると、目の前が開けます。
開けた土地の奥に「金色不動堂」が建っています。 その左側の休憩小屋に、金箔入り昆布茶が売ってます。
金色不動堂の金色不動様に御祈願したお茶だそうです。 いつも、そこの売り場のおばちゃんに、お茶を
勧められて、休憩用の椅子に腰かけて飲みます。 この休憩所から、お庭の眺めも良いですよ(^−^)
(昆布茶は、たま〜に、お土産に買って帰ります) そして、「そろそろ、お不動様の所へ行きましょうか!」
って、お連れの人に言いながら、目の前にある「金色不動堂」へ入ります。
今は、土足で上がれる様になりましたが、以前は畳敷きで、お堂の前で靴を脱いで上がる必要がありました。
私は、以前の様に靴を脱いで、畳の上で正座が出来る方が落ち着いて良かったな〜って思います。
お堂は、外から一目で内部が見渡せる位の大きさなので、殆どの人が通り過ぎ、わざわざ靴を脱いで上がる人
が少なかったです。 でも、今は土足で上がれて、お堂内部には長椅子が置いてあるので、気軽に入れて、
楽に座れるというので、以前より人が入ってきますね。 金色不動尊は、秘仏の為、普段は厨子の中に安置
されていて、御開帳の時以外は拝見する事は出来ません。 お堂内部の椅子に腰かけ、正面の不動明王様に
今日お参りさせて頂けた感謝と、お願い事を、お不動様に伝えてから「仏説・不動経」を唱え、次に
「般若心経」を唱え、最後に不動明王様の「御真言」を唱えます。
お不動様は、私がお堂の中に入って、気をお不動様に向けると直ぐに、お不動様は厨子の扉をバーン!と開け、
「おぉー!先生!よう来られたなー!ワハハハー!」って大声で笑いながら、ズン!ズン!と大股で近寄って
来られ、私の目の前1メートル辺りで、ドカッ!と胡坐をかいて座られます。 大体、いつもこのパターン
です。 「いつもって言うな! これから出方を変えようかのぅ〜(-_-;)」って、お不動様。
「出方変えても、どうせ同じになるし、今まで通りでええわい!」と、独りで納得しておられます。 私は、
「まあ、お不動様は、お不動様なので、毎回違う出て来られ方をしても、私が戸惑うので、これまで通りで
良いですやん!」って言いました。 「そうそう!」 お互い納得。 では、話を戻しますね(^^ゞ
お連れの人に、今、お不動様が目の前に座られてるよって言うと、えぇー!\(◎o◎)/!って
驚かれます。 少し霊感のある方は、お不動様の火炎の気を受けて、身体が熱くなり、私の横で「熱い熱い」
と言いながら汗を拭かれてます。 お不動様は、「先生も毎日大変らしいけど、頑張れよー!」って必ず
言って下さいます。 「何か困った事があれば、いつでも呼べよ!」って言って下さるので、本当に
ありがたいです。 「お連れの方、身体に悪いの乗っとる(憑いてる)から取ってやるわ!」って、
言われると、私は、「身体に憑いてるもの取ってくれるそうですよ」と、相手に伝えます。
そうすると、大抵ビックリされますが、思い当たる事があるのか直ぐに納得されます。
それと同時に、お不動様の気が一段と高まり、お連れの方の身体全部を、お不動様の火炎が包み込みます。
すると、お連れの方の身体の中から、人間の様な形(骨が無くグニャグニャしてます)をした真っ黒いものが
苦しみながら出て来て、普段から怖い顔のお不動様が、更に凄い形相をして、真っ黒い奴を片手で掴んでます。
そして、お不動様の背後に大火炎の渦が出来ていて、その中に、真っ黒い奴を放りこんで封印します。
後は、それなりの世界へ運ばれて、そこで対処されるでしょう。 お不動様も、「まあこれで少しはマシに
なるじゃろ!」って感じで、高まった気を元に戻されて、また、にこやか(怒った顔ですが笑ってますよ)に
されてます。
これら一連の作業は、時間にして1分程です。 あとは身体に光のパワーを入れて、身体全体を
浄化して終了です。 大体の皆さんは、ここのお不動様のお堂で、最後の浄化をするので、一番スッキリ
されます。 その前の阿弥陀様で癒されて、お不動様で浄化です。
最後に、お不動様にお礼の気持ちを述べて、今後も頑張っていくので、お力を貸して頂けるようにもお願い
します。 お不動様は、「おう! わかった! 先生!また来いよー!」って言いながら、手を振って
厨子の中に戻られます。 戻る時は、お不動様の身体が、厨子の中に吸い込まれる様に消えて行きます。
全て終わると、私もお連れの方も汗かいて、いつもお不動様の所に来ると熱いな〜って言いながら、お堂を
後にします。 これから季節的にも涼しくなってくるので、あまり汗をかかずに済みそうなので、また
近々お参りに行こうかと思ってます。 たま〜に、お参りの時に、信者さんと会う時があります。
向こうから、先生ー!って近寄って来られるので、一瞬ビックリしますが、思いがけずに会った時は嬉しい
ですね。 今月辺り、お参りに行こうかなと思います。 次回は、三千院も最後の仏様、観音堂の
「聖観世音菩薩様」のお話になります。
-2012年10月1日-
今日も、前回からの続きで、「往生極楽院」の阿弥陀三尊様のお話をします。
三千院は、薬師様の部屋までが廊下続きで繋がっていて、そこから先は、一旦外に出て、見事な苔の生えた
庭を眺めながら少し進むと、そこに「往生極楽院」というお堂が建っています。
そこには、ご本尊の「阿弥陀如来様」の仏像を中央に、参拝者から見て左側に「勢至菩薩様」、
右側に「観音菩薩様」の仏像が、それぞれ座っておられます。 お堂は扉が開いているので、外から眺めると、
中に居られる阿弥陀様達がよく見えます。
阿弥陀様が見えたら、阿弥陀様からも見えてるという事なので、直ぐに気を送ってくださいます。
まあ、阿弥陀様は、私達が境内に入る前から、もう見えてるんですけどね。
私達を上から見下ろしているという、そういう見えない目で見られているという感覚は、私も境内に入った時、
または、三千院に近づいている頃からあります。 それだけ気にかけて頂いてるという事で、とても有難い
事です。 仏様と私達の距離が段々近づいて来ると、送られてくる気も強くなってきます。
お堂に上がる為、階段下で靴を脱いでから、数段の階段を上がって、阿弥陀様の仏像の前に座ると、仏像です
が目が合います。
目が合うというより、阿弥陀様の方から目を合わせてくださいます。 そういう感覚があります。
以前、試しに身体を横にずらしてみると、阿弥陀様の目も、横に移動して、やはりこちらを見ているという
感覚になりました。 実際の仏像の目は動きませんが、仏像の中に宿られている阿弥陀様の目の動きが、
仏像の目とダブって見えるので、動いてる様に見えます。 もっとよく見る(霊視)と、阿弥陀様が目の前に
出て来られている姿や、菩薩様が、阿弥陀様の両脇で微笑んでる姿等が見えます。
観音様は、慈悲の仏様なので、「先生〜♪ お久しぶりですね〜♪ 今日は、お連れの方のお悩みなど、
何でも心の内を伝えて、楽になっていってくださいね。」って、微笑みながら声を掛けてくださいます。
勢至菩薩様は、智慧の仏様なので、ちょっと固い、あっ、賢い仏様なので、お言葉も「よく来られました。
ゆっくり、お話をされて、お連れの方々も学びを深めていかれますように。 学びや知識は、迷いや苦悩を
軽減させます。」と仰います。 ここに来られた事を良い経験とし、今日得た学びを活かして欲しいですね。
経験と知識が融合すると、智慧となります。 智慧で執着をどう捉えるか。 拘りを、どう捨てるか。
それが悩みを軽減させたり、解消させる秘訣です。
苦楽中道の道を選択出来ます。 これ、自分なりに考えてみてね(^−^)b
仏様も、それぞれに個性があり、ご指導にも幅があります。
天井には、天女様達が微笑みながら飛んでいます。
この時の天井は、お堂の天井(実際の建物)と、天界の天上(天上霊界)という光景とダブって見えます。
なので、お堂の天上の高さ以上に高い地点を飛んでますね。 飛んでるというより、舞を舞いながら優雅に
ゆったりと飛んでいるという感じですね。 皆、それぞれに舞いながら、先生〜♪って声掛けてくれます。
私は、ゆったりと正座しながら、それでいて魂的には、霊界に飛んでます。
明るく広い世界には、金色の光が充満し、春の様な暖かい世界です。
そこに山の様な大きな阿弥陀様が、微笑みながら座られていて、今日のお願い事は何であるか?と聞かれます。
私は、一緒に来られた方の悩みや、将来的な願望や、それを叶える為の行動等を訊ねてみます。
そうすると、その方へのアドバイスが理論的に浮かんで来ます。
それを、相手に伝えてあげる様にしています。
理論的に難しい場合は、私なりに細かく砕いて、分かりやすく伝える様にしています。
一緒に来られた方に、お伝えする事が終わると、次に阿弥陀様達の光を貰います。
両手を合わせて、阿弥陀様の仏像自体が太陽の様に光イメージをしてもらい、そこから降り注ぐ光を浴びて、
その光が身体を通して、充満していくイメージをしてもらいます。
更に、魂に浸透するイメージをしてもらえれば、尚良いです。
(魂は、胸の中に在る玉とイメージすると良いです)
そうすると身体全体が、金色の光で包まれ、身体が温かくなります。
人によっては、身体が熱く感じられ、汗をかく人もいます。
私は大抵、汗かいて、熱い熱いというので、一緒に居る方から「先生、汗一杯かいてますね(◎o◎)!
大丈夫ですか?!」ってよく気遣いされます。
この往生極楽院の阿弥陀三尊様は、大きな慈悲と智慧の仏様なので、お願い事もよく聴いてくださいますし、
それに対してアドバイスも頂けます。 あと、心配無いよと言われます。 暖かい光と、大きな気持ちに
包まれて、何故か安心感が湧いてきます。 理由も無く、大丈夫なんだという気が湧いてきます。
それまで重く心に圧し掛かっていた悩み事が、軽く感じられる様になります。
また更に、先ほどよりも確信的に「大丈夫なんだ」と強く思えるようになります。
そして、「心配無いよ」と言われた阿弥陀様の言葉が、心の中にスゥーッと溶け込んできて、自分は大丈夫だ
から心配しなくても良い。と、自分で自分を立ち直らせる様な、勇気や、希望や、安心感、安堵感が
湧いてきます。 心新たに頑張ろう!という気が湧いてきます。
これが、阿弥陀三尊様の救いであり、ご指導であります。
大きな愛の光の中で、心を一新し、また新たに頑張っていける気持を頂いて、阿弥陀三尊様達にお礼を述べて、
往生極楽院を後にします。 阿弥陀様達が「また、いつでも来られよ〜!」って手を振って頂いてます。
次は、金色不動明王様の所へ歩みを進めましょう。