神霊による人生相談

ょっ言。

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-2025年7月24日-

今月は急な事があり、バタバタしていたら、もう終盤になってしまいました。 そろそろお盆の時期がやってきますね。
東京をはじめとする一部の地域では7月13日〜16日にお盆の期間ですので、早い地域では既にお盆が終わってますが、全国的には8月13日〜16日となっていますので、これからという事になりますね。 

お盆の時期が迫ってくると、先祖供養の依頼が増え始めます。 これまで、なかなか先祖供養と言えるものが出来なくて、今回初めて先祖供養をされるというお家もあります。 
そういったお家では、お仏壇の中に御本尊様を安置していないという事が案外多いんです。 無宗派であったり、本尊を祀らないという意思があって御本尊を祀っていないというなら、それはそれで自由だと思います。 

でも、私がご依頼を受けたお家では、お仏壇の基本的な祀り方を知らない為に御本尊を祀らず、お仏壇の中に位牌だけを置いてあるケースが多かったです。  そういったご家族の方に、お仏壇に関する意識を聞いてみても、亡くなられた方のお位牌を安置しておく場所という感覚である事が多いです。  たまに、「家の仏壇には、ずっと位牌が無いんですが、大丈夫なんですか?」とか、「位牌を作った方が良いですか?」と聞かれる事がありますが、位牌を作らない宗派であったりするので、 その場合は「宗派的に必要ないとされているので、位牌が無くても大丈夫ですよ」とお答えしています。

お位牌に関する点からお話すると、浄土真宗では、基本的に位牌は不要とされています。  その代わりに法名が書かれた法名軸という掛け軸を掛けたり、先祖の法名や俗名、没年月日、亡くなった時の年齢を記入した帳面である「過去帳」を用いて、仏壇に置いたり、引き出しに保管したりします。 

お位牌とは故人の依り代となるもので、戒名(天台宗・真言宗・臨済宗・曹洞宗・浄土宗)、日蓮宗は法号、浄土真宗は法名となり、それに加えて、没年月日、俗名、亡くなった時の年齢を記した大切なものです。 来月のお盆や、春や秋のお彼岸等に、先祖をお迎えする際に、先祖が降りてくる依り代になってます。

我が家では、先祖の誰かをお呼びして話をした後、「そろそろ帰るわ〜」って言われて、お仏壇の方へ歩いて行かれて、お仏壇の中の位牌の方へ、すーっと消えていくように入って行かれます。  一般的に位牌は依り代と言われていますが、私的には、あの世とこの世とを結ぶ出入り口という感じであり、また、この世に近い場所にある自分の席という感じです。
しっかりと成仏された先祖は、普段から位牌に居る訳ではなく、いつもは霊界に居て、位牌を通じて見守ったり、必要な時に位牌を通して、この世へ出て来るという感じで過ごされています。

随分前、私が仏壇の中を掃除している最中に、誤って位牌を倒した事があります。 慌てて直ぐに謝ったら、いつもそこに居ないから大丈夫やで〜って言われました。  それで、やっぱり普段は位牌には居ないんだなと感じました。  また、そう言える先祖は、しっかり成仏されていて、普段は霊界で楽しく過ごされているという証明にもなります。 

あと、お仏壇は「家」であり、その「家」に護られた中にある位牌が、先祖の席であり、お仏壇の中が大きな部屋という感じです。 そうして護られた霊的空間の中で、安心して見守ってくれているんですね。
そうした仏壇は、中が明るく見えます。 位牌に書かれた文字もスッキリ見えたり、お仏壇の前に座ると落ち着いて、ゆったりした気持ちになります。 お仏壇のある部屋で話が弾んだりします。

でも、お仏壇が置いてある部屋が怖く感じたり、お仏壇の中が少し暗く感じたり、お仏壇の本尊や位牌が遠く感じる時は、先祖の気持ちが暗く沈んでいたり、明るい世界へ上がれていない事があります。 お仏壇の中は、先祖の意識が反映されやすいので、暗く重い意識が溜まっていると、住まれている家族の中で問題事が多かったり、上手く行かない事があったり、家族の誰かが病気がちであったりしますので、よく諭してあげるような供養が必要になります。 


お仏壇は、宗派によって祀り方が違ったりします。 当然、御本尊も宗派により、阿弥陀如来様になったり、お釈迦如来様になったり、大日如来様になったり、それを仏像にするか、掛け軸になるのかと、色々と選ぶことが多くて分からないと言われる事もあります。 

たまに宗派が分からないと言われる事もありますが、お家のお仏壇の御本尊のお姿や、様式などの特徴を教えてもらうと大体見当が付きます。  御本尊様は、先祖が祀られている仏壇に来て下さった、その家の先祖たち専属の先生のような存在です。 色んな導きや指導や、癒しを施してくれる有難い存在です。  そういった指導をして下さる存在がお仏壇にあって、先祖も安心して居れるという事になります。 

次回、この続きで、お仏壇とご本尊様についてお話します。 

今回は、先に お仏壇と位牌についてお話しました。