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「遙か」プレイ日記

2000年10月11日(水)
 ホンの1時間のつもりで初プレイ。オープニングだけ見るつもりだった。

 なんかいきなり選択肢が続く。アンジェ2みたいに、これによって主人公の性格が変わるのだろうか。強気の答えだったり、弱気になったり、と揺らぐ。
 恋愛イベントを見るためにサクサク進ませるつもりなので、神子の選択はいかにもイイコちゃんを採るが、ときおり自分の本音も混ぜたりする。

 序章は…イマイチよく話がわからないけど、(いや、あちこちサイト覗いて一応知ってるんだけど)きっと本編で操作などはフォローがあるだろう。
 橘の少将や武士の声は、まあ予想してたのと大きく違わなかったが、それより鬼の首領アクラムの声の艶っぽさにびっくり。え?有名な人だって?そんなの知らないよ、だって、私のアニメの知識は15年前の時点でストップしてるんだから。

 …鬼、という存在には考えてしまう。鬼イコール外国人というのは、昔っからある説だけど。迫害される異能者、というのはよく使われてきた。でもその多くは胸を掻きむしられるほど悲しいやりきれない物語で。…できれば安易に使って欲しくないというのが本音。どちらかといえば私は人々に忌み嫌われる存在に肩入れしてしまうほうだ。魔人のお屋形さま好きだし。トルーパーでいまだ私が深い想いを寄せるあの人たちは、きっと鬼と呼ばれてきたのだろう。実際に差別を受けたことのない私が何言っても甘ちょろい感傷にしか過ぎないのだろうけど。…話が逸れたね。

 やるべきことが期限付きで設けられているので、適当にちまちまといろんな数値をアップしていってその中から…というわけにはいかないようだ。とりあえず、まずは頼久さんに狙いを絞ることにして、青龍の札探しから開始。戦闘が、最初とまどったけど、けっこうくせになりそう。応援でメーターが変わるのが楽しいったら。頼久さんでぐんぐん右に動く応援見つけたけど、上がっていくのが「信じる心」ばかりなのはなぜ〜。で、頼久さんですが、思った以上の美青年ぶりにひょえ〜って感じです。まだキツイ印象のほうが強いけど、戦闘終了時の笑顔の破壊力ったら。

 ともかく、青龍の札をゲットして、本日は終了です。


2000年10月12日(木)
 少将どのも気になるので、次の札探しは白虎です。とりあえず、札探しにはその属性のペア連れていきたいと思うんだけど、なぜか二人揃わないことが多い。で、頼久さんを連れて行く(^^; 怨霊を祓うだけが能じゃない、と聞いたので神経衰弱で遊んでみたり。とかやってるうちに、あれ、なんかいきなり心のかけら拾ってるし…。なんかイベントらしきもの起きてるし…って、うわ、アップ……!し、心臓に悪い。

  少将どの、胸元はだけてるのは別にどうにも思わないけど、横顔は色っぽいと思う。鷹通さんについては…。エルンストファンなら即、この人に行くんじゃないかと思われそうだけど、主任は主任だし。別に私は眼鏡をかけていることが男性を好きになる必要条件じゃない。ポイント加算はあるけど(笑)

 ところで、イクティダールはやっぱりイイ(←オヤジ好き)。唯一私より年上だし(泣)。(そーよ、橘の少将31歳でさえ年下なのよ〜)

 調子に乗って、第3の札、玄武の札探しもやっつけてしまいました。永泉どのは女性にしか見えません。応援の仕方もよくわからない。泰明くんはもっと親しくなったら面白いんだろうな。キツイというより口の利き方を知らない子どもにしか見えない。先入観?

 時間のない人間なので、攻略サイトのお世話になりっぱなし。とにかく頼久さんを引きずり回し、あっさりイベント発動。選択肢が適切かどうか、不安なところ。一瞬見せた子どものような笑顔に思わず硬直し…画面の隅を見ると神子も絶句していた(笑)


2000年10月13日(金)
 今晩はダンナいないし、堂々とできるわ〜。昨日とかもダンナ寝てからやってたし。見ている前でやるのは恥ずかしいというのもあるんだけど、夫婦間の最低限のエチケットという気がする。アンジェもなるべくやらない。ペルソナや俺屍はガンガンやったけど。

 朱雀の札も無事ゲット。封印できるようになったのがうれしいな。当然シナリオは「天」を選びました。そして…今頃になって恋愛第1段階始まった人たちがいる。泰明さん、詩紋くん、あんたらのことだ。いきなり神子を連れ出して、アップになるからびっくりしたよ。

 「情報」コマンドをみると、一人だけ我ながら扱いに歴然と差がある(笑)花も紙も揃えたし。

 それにしても…「鬼」のやっていることが今一つ理解しにくい。言っていること激しいくせに、やっていることはまだるっこしいというか、「それが何の役に立つの」っていうか。がしがし進むシナリオについ気を取られて、あまり深く考えないけど。あんまり頭悪く描いて欲しくないんだけどなあ。(敵役贔屓体質)

 封印し始めると、五行の力の残高が気になる〜。今日は玄武の封印まで済ませたけど、失敗しないように祈っちゃったわ。

 それにしても、「京」の移動距離。昔、まがりなりにも京都市の片隅に住んだことのある人間にとっては驚異的ですわ。みんな信じられない体力。泰明に札を脚に貼ってもらって縮地の術を使っているのに違いない。


2000年10月15日(日)
 1日あけると展開を忘れる。封印するのが面白くて、五行の力を高めるためにもガシガシと封印しまくっていたら、白虎の穢れを祓うのを忘れていた(^^;; あわてて駆け回ったけど、封印の日までに間に合わず。リセット。うう、1時間損をした。細かい段階ごとにセーブデータを分けてるから、まだそれくらいで済んだ。でも、まあ、早朝の頼久さんとの問答を2度楽しめたからいいや。わざとバッドな選択をして、部屋に帰る神子を見送る淋しげな声の色っぽさったら。そ、それはないでしょ、って感じ(馬鹿)。
まあ、2回目は選択を色々変えてみてメッセージの違いを確認できたし。無事穢れも祓って、後は封印するだけ。
 あれ…。でも、何かさっきと較べてイベントが物足りないような…。そういえば、ランとのやりとりが…。
 …って!今気がついた!あのときシリンに向かっていった台詞を変えたせいで、ランとのイベントが起こらないんだ!うわ〜、またやりなおしだ。うう、もう寝る。


2000年10月16日(月)
 三度目の正直で、白虎封印。

 このままじゃ、2周目のプレイのときに何の役にも立ちそうにないので、もう少し覚え書き的なことを書かねば。

 五月六日 奉幣使を追って伏見稲荷でシリンと遭遇。

 五月七日 いつのまにやらなついていた鷹通くんですが、どうも急展開となった模様。
 アップになって、余計思うのですが、鷹通くんって意外と幼顔。まあ、まだ十代だし。
 某攻略サイトによれば、ランとのイベントの開始条件は天真とのイベントを起こしておくことらしいけど、何も起こしてないのにランが立て続けにあらわれたです。

 そして、通常展開をまだまだあきらめていない私。少将をあちこち連れ回す(笑)。おかげで、とりあえず第2段階まではクリア。若い娘さんに小野小町と深草少将の話をする彼の気持ちがわからない。…というか、私にとってあの物語はいまだどういう風に受けとめてよいかわからない不思議な大人の男女の愛憎の世界。『通小町』などの謡曲のストーリー紹介読む限り、壮絶。

 五月十四日 白虎封印。初めて合わせ技を使ってみる。わーアニメーションだ〜。関係ないですが、私にとって井上和彦さんというと、サイボーグ009の島村ジョーの印象が強いです。…シリンはどこに行ったんでしょうね。

 五月十五日 第八章開始。朱雀コンビ、ほとんど育てていないんですよね…。
 今度はイクティダールの出番か〜。なんか嬉しいな。実は紹介記事とか読んでて、一番気になっていたの、彼だったりして。アクラムとの会話で、声がわずかにうわずるあたりが、おのれの気持ちを押さえ込んでいる感じで素敵…(馬鹿)。ところで、彼がイノリくんについて語る態度、ほとんど身内ですがな(^^;


2000年10月17日(火)
 休みだからといって、バリバリ進めた私。疲れた。

 頼久さんとの第4段階、ロードロードで、とっかえひっかえ見てしまいました。泣き顔も怒っている顔も、この人が感情を表に出すときの表情は十歳ほど幼く見えます。十年前に心の時が止まってしまったからなのかもしれない、…なんて。それにしても、お姫様だっこ…女の子の夢(笑)

 イクティダールとイノリくんのお姉さんの因縁をもっと詳しく知りたいと思ったけど、イノリくんと仲良くしておかないとわかんないね。選択、あれでよかったのかなあ。もっと違う結末が、遠くにいってしまうのではなくて京に残るとかの結末があったのかもしれない。
 ともあれ朱雀封印終了。

 続いて青龍封印。
 さすがに慣れてきて、穢れ祓いを最優先(笑)

 鷹通くん、急展開第2段階。あ、いきなり泣き出した。「甘美な痛み」なんて、あらまあずいぶんはっきりと恋心に満ちた言葉をおっしゃる。早々と自己完結している気がしなくもないけど、恋なんてそんなものなのかもしれない。

 友雅さん、第3、第4段階クリア。あれ?私初めてこの人の名前を書いた気がする。今までずっと少将どのって書いてた、そういえば。…何か心境の変化かな。
 この人を見ていると高校の古典の先生の言葉を思い出す。『源氏物語』の「雨夜の品定め」の場面をやっていて、女談義に花を咲かせる光源氏が17歳という話に思わずビビッた我ら生徒に、先生は「この時代の人の精神年齢は十歳足して丁度」とおっしゃったのだ。…そうすると、友雅さんは41歳?…そりゃ「若いねぇ」と連発するわね。
 もいちど、百夜通いの話。男も女も、己の想いを、相手の想いをわからなくて…それでも…。決して単純ではない人の心の襞を語るのにこの人は相応しいかもしれない。ただ女学生なお嬢様にはまだ早い世界という気がする。ま、とにかく、他の人も言っていることだけど、大人だねえ。…神子を送らなかったことの意味を、深く考えてしまった私は汚れてます(笑)。

 大文字で、頼久さんが駆けつけてきて、スチルに驚喜した私。たぶん、あまり仲良くなくても、この場では彼の出番だろうと思うのだけど、素直に嬉しかったです。守ってもらえて。
 さまざまなイベントを見ながら、この人をかいぐりしたい…語弊があるな…そっと頭を抱えて彼の心の痛みを受け止めたい、大丈夫だと言ってあげたい…そう思う一方で、彼に守られることを心地よく思い、頼ってしまう自分の心がある。女のエゴかもしれない。(おいおい、守ってもらっているのはお前じゃない、神子だよ)

 ともかく、四神封印には天地揃って連れて行くことにしていたのですが…。えっ?天真くん、ランちゃんとここで初対面?彼女とはあんなに度々出会っていたのに?いかに普段天真くんを連れてないかという証明ですな。

 ともかく青龍封印。そして最終決戦へ。

 さて、最終決戦と言いつつホントに終わり?という疑問が拭えない。だってこれで終わりと思っていたら、まだより強いボスが控えていたというのはドラクエ以来のRPGのお約束じゃないですか。でも、決戦前の皆の挨拶シーンのあまりの長さに、どうやら終わりらしいと思う(笑)。この時点でエンディングが迎えられるのは3人だったようです。少し欲張ったけど、粉かけてた詩紋くんと泰明さんは無理だったみたい。ちょっと悩んだけど(悩むな)、やはり頼久さんを選びました。やはり、初めはこの人。

 アクラムと対峙して激昂する頼久さん。自分のためにこんなに激しく叫んでもらえるなんて、素敵。(だから、あんたじゃないって)

 黒麒麟も封印しようとして、大技をかける機会を失っちゃったお馬鹿は私です。ちまちま削っている間に同行させてた友雅さん倒れちゃうし(苦笑)。しかしこんな決戦でいちいちハート上げていてどうする!と画面につっこんでしまいましたよ。

 シリンの登場。黒龍の降臨。そして…。

 不要に身につけていた予備知識から、まずは京EDが見たくて、助けを求める。
 …何がどうなったんでしょ。よくわからないうちに終わってるし。黒龍が、アクラムが、ランがどうなったかよくわからないうちに、なんかプロポーズ(?)されてるし…。

 ちょっとエンディングはあっさりしすぎだと思います。
 状況とかぜんぜんわからないし。…まあ、エンディングよりも、途中の経緯を楽しめということなのでしょうね。いろいろ創作読んでて、経緯とか細かく書いてあるの多かったんだけど、あれってみんなそれぞれの想像の産物だったんだね。いや、皆さんすごいです、ホント。まあ、多少の物足りなさは創作意欲のもとだから。

 ロードして、再び決戦。今度は四神召還を試す。アニメーションが〜カッコイイ〜(そろそろ壊れてるな)。友雅さんの場合、もうちょっと表情に変化があっても。

 選択をちょっと変えたせいで、ランちゃんの記憶が戻らぬまま、黒龍降臨。今度は龍神を呼ぶ。思うに…作り手の考えるところの正当選択はこっちなんじゃなかろうか。アニメーションついてるし、スチルもあるし。

 で、やはり、あっさりと、あっさりとエンディング。
 経緯も状況も素っ飛ばして、いきなり映し出されるスチル。通称「お持ち帰り」または「テイクアウト」の図。世間じゃさんざんな評判だった服装だが、私にゃセンスがないのでよくわかりませ〜ん。

 さて。
 いままでちょっと書きそびれていたこと。正直、思った以上にはまった。その原因の一つは達成感だと思う。自分がみずから動くことで何かを変えられる、誰かの役に立つ。そのことが意味あることに思える。…正直言ってね。アンジェのときはプレイしながら胸の中にわずかながらも罪悪感を抱き続けていた。育成といって、本当に力を使っているのは自分じゃない。恋をすることは多大な迷惑をかけることと引き替え。それなら「天空の鎮魂歌」はどうなのって?…そういえば、あれは自分の手で宇宙を救う話でしたね、すっかり忘れてました(笑)あれは「アリオスの出てくる話」という認識しか自分には無いようで…これ以上何か言うのはやめておこう。とりあえず、宇宙がどうこうというのはあまりに広すぎて、とりとめがなさすぎて、よくわからないよ。もっと小さなこと、些細なことを守りたいということから始めたい…って、これって、魔人学園でもたびたび出てきた考え方だったな。
 恋愛についてもね。頑張っている姿を見せることで。守り守られることで。心を寄せてもらえるのであれば、自然なことに思われる。罪悪感も低いというもの(あまり股かけに向いてない性分なのさ)。
 …あのね。
 こんなこと言い出すと、恋愛ゲームやっている意味そのものがないかもしれないけど。
 男性にとって、恋は人生を変えるほど重要なものなのだろうか、という思いが自分にはある。男は、大切な女よりももっと別な何かを優先させてしまうのではないか、と。決して女にとって愉しい考えではないかもしれないけど、そういうドライさに惹かれる部分もある。
 それでも、ね。少なくとも頼久さんに寄り添って話を進めれば、彼の心を、彼の生き方を徐々に変えることが出来た、と。そう納得できる描き方がされていて。心に静かで穏やかな満足感があるのは事実。
 別にアンジェに飽いたとか気が失せたわけじゃないよ。たぶん、心の向かうベクトルが異なるものなのだろうから。


2000年10月24日(火)
 先週は寝不足で体調崩してしまったので、お休みまで我慢我慢。
 決戦前日のデータを使って、白虎コンビのエンディングを京・現代版それぞれ見ました。

 友雅殿はアクラムに対峙してもあくまでもマイペエスでしたね。無粋呼ばわりしちゃったり。ちょっと緊迫感欠けるかな?ま、らしくていいんだけど。でも、退けといってるのに、殺さないでとシリンが飛び込んでくるのはどうも。やはりここは頼久さんの振り上げた刃の下に…というほうがしっくりくる。
 関係ない話ですが、真面目な表情はよろしいのですが、そういう時くらい胸はだけるな、と思ってしまいました。なんか少将ファンに非難受けそうだけど。だってー、ぴしっと合わせるなら合わせる、見せるなら見せる!(爆)でないと。個人的趣味として。
 黒い霧に包まれて、そして…。「任せなさい」とやたらどきっぱり言われて、思わず鳥井先輩の姿が頭に浮かんだ私を、どうかお許しください。
 どういう過程で助かったのか、いまいちやっぱりわからないけれど、もう考えないことにしよう。
 残ってくれと言われて一瞬ここで振ったらどうなるかという興味がふつふつと湧いたけれど(アンジェ2で内気ちゃんで夢様を振ったときのシーン最高だったし)、でもぎゅっと押さえつけて笑顔で受諾。かわいい、なんて言われたけど、15歳って当時は充分すぎる結婚適齢期なんだよね。

 連れて行く八葉によって、アクラムとのやり取りが変わるのね。鷹通さんだと、国家論の応酬になりました。うーん、真面目。…で、ひそかにアクラムの台詞にこたえている私。きれいごとをぬかすのは本当は性に合ってないんだ。
 黒龍が顕れて、助けを求めて。すべて終わった後、「好きです」という飾り無い直球に意外とカツンときました。急展開なせいか、もともとの性分なのか、「想い」がストレートに来ますねえ、この方の場合。…しかし京に残る場合はいいけど、お役目があって「京と京の民を守る」という使命に燃えていらっしゃるこの方を連れ出してしまったらマズイんでないかい。

 もう一度、龍神を呼ぶバージョンでトライ。

 神子を呼ぶ友雅さん、この時くらいは真剣な表情でなきゃね。で、神子が戻ってきて、泣くかと思いきや、とろけるように優しい表情と声で迎えてくれるのね。やっぱり「包み込む」大人なのね。ところで、京の屋敷でならともかく、現代の屋外で膝枕とは良い度胸ですわね、少将殿。でも、友雅さんの髪なら私もいじってみたいな、なんて(滅)

 神子を呼ぶ鷹通さんの表情はけっこう胸に来ました。この方の場合神子が生還すると、やっぱり泣く。そして照れる。どっちも眼鏡外して。次の瞬間笑うときには眼鏡かけているのだから忙しいお方だ。さて、色々と理由は述べてくださいましたが、やはりこの方を現代に連れて来ちゃうのはどうも。しかし、その格好、教師ですか。何教えるんです。…はっ、そういえば、この方まだ十代でしたっけ?では大学生な訳〜?(混乱)…まあ、平安の貴族様は今の感覚では十歳足せということで。

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