→RYUKI
映画感想専用掲示板過去ログ


[45]** 半年間ありがとうございました ** 2003/03/04 23:44
1ヶ月だけのつもりで開設した掲示板ですが、ネタバレ書き込み用としてだらだらと続けてまいりました。
映画のビデオ・DVDも発売され、番組そのものも終了し、一通りの意見も出尽くした様子なので、この場所も役割を終えたと思います。
この発言を持ちまして、掲示板を終了したいと思います。来週には閉鎖する予定ですが、過去ログは閲覧できるようにするつもりです。
皆さま、いままでありがとうございました。
[MAIL] written by* Me West [URL]

[43]** 見てない(汗) ** 2003/01/25 01:34
見てないです。エースに乗ってたのは、読みましたけど。。。絵が好みでなくて(毒舌勘弁デス)。
コミック出てるんですね〜。
知らなくて良かったかも。。。
written by* たいら  
------------------------------------*-*-*----
[44]** スペシャルのコミックス ** 2003/01/26 00:30
出てたんですね〜。
自分も知らなかったんですが(^^;
気が付いたら机に置いてあったんです。
龍騎には興味のないうちのダンナが見つけて、私のためにと買ってきたようです。
自分だったら「エース読んだし」と買わなかったと思います(まさか加筆してるとは…)
スペシャルのマンガの絵柄…特に変身前の蓮が女性ファンには受けが悪いですよね。特徴をとらえているといえばそうなんですが…(^^; 変身後は悪くないかもと思います。無理に似せずに自分の絵で描かれたら良かったのに。
  written by* Me West  

[40]** 最終回、漫画と一緒 ** 2003/01/22 21:48
最終回のラストシーン。
戦いのない世界でみんながでてくる(一部でてこない)。
スペシャル版のコミックの「戦わない」の方のラストに似ていると思いました。
  written by* みこと  
------------------------------------*-*-*----
[42]** 確かに! ** 2003/01/25 01:17
みことさま、はじめまして(…ですよね?)
書き込みありがとうございます。
「13RIDERS」のコミックスが発売されたのは確か最終回の前でしたよね。自分が読んだのは最終回を見てからですが…。「ありゃりゃん?」と思いました。

このMEIMUさんのマンガが最初に載ったのは確かスペシャルのムックで、その時は途中で終わっていたんですよね。その後「少年エース」に掲載されて…。ボロボロになって一人立つナイト=真司という図は、正直けっこうツボだったのですが。
単行本には「もう一つのラスト」が載っていたので驚きました。これがMEIMUさんが自分自身で導かれたラストなのか、製作側からラストについて伝えられて描いた物なのか、気になるところです。
前者なら「ありがち」なネタなんだな、とあらためて思いますし、後者なら最終回前に発売するってどうよ、と思うところです。

そもそもテレビスペシャルの「戦わない選択」のラストはどういうものだったのでしょう。そのうちDVDで出そうな気がします。
  written by* Me West  

[37]** 最終回にて(ネタバレか?!)激・乱文 ** 2003/01/20 14:01
自分的には,良かったです.
ビデオに撮っていないので,記憶違いかもしれませんが,蓮が,願いを叶えようとした時にちらつく,優衣ちゃんと慎司くん.でも,彼は,編集長の言葉通り,自分の願いであった,恵理の為にソレを使いました...
なんとなく,龍騎は,龍とナイトでって事にして,慎司くんのは龍とかにしておけば良かったかなと...バレバレ過ぎになるかな,それだと・・・.

エンディングも,なかなか楽しませて頂けました...ちょっと,慎司×蓮はくどかったかな(譲り合いのとこが.見てしまうのは,ありだけど).

結局は,士郎くんに,引っ掻き回されたって事なんだな〜.

映画見てても良かったじゃん.
ネタバレかな〜と思ってたけど,こういうオチ(?!)なら見ておけば良かった(哀
映画館でまた,やらないかな〜.
スクリーンで見たかった...

愚痴ってしまってすみません...

話的には,アギトよりは,分かった感じでした.(ラストのアギト×青年がね〜)

実際,何回くらいチャレンジしたのかな〜,兄さんは.サバイブも,違う人が手に入れていたかも?!何でも有りな設定が確認されたため,小説とか爆発的に増えそう...(結構楽しみだったり)
  written by* たいら  
------------------------------------*-*-*----
[38]** ネタバレ歓迎ですv ** 2003/01/20 23:54

そのために設けた掲示板なので。
書き込んでいただけてうれしいです〜(^^)

あくまで初志貫徹するあたりが蓮らしいですね。蓮がもし最後の力で真司くんや優衣ちゃんを復活させたりしたら、きっとなにか違うと感じたと思うので、これでよかったと思います。

エンディングは確かにちょっとくどかったかも(^^;

たいらさまは映画を見ていらっしゃらないのですか。映画館は無理かもしれないけれど、もうすぐレンタルが開始されますよね。CGを使った戦闘場面など確かにキレイだったので、見る価値はあると思います。
でも、正直を言って、映画の結末を知らずに本編を見届けることができたたいらさまがうらやましいです。終点というか、ひとつの帰結が決まっていて、それに向かって話が進むのがわかっているというのは、自分には時折どうにも気が沈むことでしたから。

アギトの、謎の青年との決着はね〜、見ていて脱力でしたよ。
士郎兄ちゃんの想いのために、何度世界は繰り返されたのかと思うと怖くなってしまいますが、最後には救われたと思いたいですね。

小説って…いえ、もう充分多くないですか?(^^; たいらさまはどういうお話がお好みなんでしょう…ドキドキ
  written by* Me West  
------------------------------------*-*-*----
[39]** ふむふむ。。。 ** 2003/01/21 22:58
お見苦しい文章ですみません。
国語ニガテなので・・・。

龍騎の最終回は、それぞれのキャラが出ていて良かったッスね。
(出てこなかった人も居ますが・・・。)
この人は、こういう人だよって、、、
そこが、好感持てたのかも。

いろんな処で最終回の解釈の仕方で議論を呼んでるし、そういう意味では巧い作り方だったのかも。。。

TRを見てた人には、デジャビューですかね???
意味的には、全然違うかもしれませんが・・・。

自分は、男の子(子って歳ではないか(汗))なので、単純に、変身するだけで楽しいです。。。

色んな人が居て、話が広がっていくのなら、好き嫌いは無いんですよ。。。勧善懲悪な話も好きだし、ドロドロしてるのも。理想も現実も、それぞれ良さがあるし。。。あ、エンディングは、曖昧の方がこの後は・・・。って妄想に入れるので良いかな〜。
若い時の様に乱読は出来ないですけど。。。
  written by* たいら  
------------------------------------*-*-*----
[41]** ラストに出てきた ** 2003/01/25 00:54
それぞれのキャラはみんな、それぞれ、らしくて。でも微妙に明るくて、よかったですね。
えーと、出てこなかったのは、映画組とスペシャル組と…、カニ刑事は何やら「金色のカニ」とかいう台詞が出てきましたが(笑)、芝浦のぼっちゃんと佐野くんですか。
…おや、こう書いていると、丼上キャラが不遇なような(^^;

タイムレンジャーは残念ながら見ていないんです。K林女史がメインライターだったらしい、ということは知っているんですが。似たような感じの終わり方だったんでしょうか?

今回、確かに賛否両論のようですが、個人的にすっきりとした気分で受け入れることができたので、良かったんじゃないかと思っています。
最初もっとバトルシーンを描き込んでいくのかと思っていたので、そのあたりはちょっと残念ですが。
若い頃は、ドロドロと暗い話が好きだったのでその頃見ていたらまた評価が違っていたかもしれません。今はきれい事や理想も意味があるように思うようになりました。(クウガの影響も大きいかもしれません)
  written by* Me West  

[33]** 龍騎最終話感想暫定版 ** 2003/01/19 09:00
ああ、やっちゃったよ龍騎。
タイムベントエンディング。

子どもに、生き物は死んでもすぐ生き返るのだという恐ろしい認識をあたえるからやめとけって言われてたのに。
彼らの生きてきた意味を、想いを、「なかったこと」にするのはむなしすぎるから、やめてって言われてたのに。
やっちまったね。

でも。
「この戦い」が一度目ではなかったらしい、というとこには一本取られた気がしました。二度目…もしかすると、三度目、四度目かもしれない。神崎兄はライダーバトルを繰り返して、優衣ちゃんは最後の命を受け取ることを拒んで。

そして、もう一度絵が描かれる。人々が笑う絵。楽しい明るい絵。大小の士郎兄&と優衣ちゃんが微笑み交わし合いながら絵を描く姿が、可愛らしくて綺麗で、この場面を見られたことに涙。
二人がこの新しい絵を描いたこと。真司くんたちがしてきたことは、無駄じゃなかったんだよね。

みんなの生きている世界。もしかして、これは誰かの夢見ている世界かもしれないけれど。この世界の士郎兄と優衣ちゃんは幼い姿で写真の中で幸せそうに微笑んでいる。

涙滂沱。
  written by* Me West  
------------------------------------*-*-*----
[34]** そして誰もいなくなった ** 2003/01/19 09:21

もう少し個別に。

アバンの時点で、センセとゴロちゃんの会話に早くも涙。
「戦ってやらなきゃ」というセンセに、ゴロちゃんは泣きそうな顔で「でも体が」というけれど「このままじゃ染みを残すようだ」とセンセ。美しく降り注ぐ陽射しはセンセの顔を照らして、でもセンセにその光は届かない。

鏡割れなかったね。

大きい男の子たちが待ち続けて待ちくたびれた王蛇ユナイトベントFVの「ドゥームズデイ」こんなとこでへにょっと出すなんて…。マグナギガちゃん吸われてるし。ゾルダ、ブランク体になるんじゃないかと思ってみていたけれど、その気配はなし。
立ち上がらないゾルダをのぞき込む王蛇の前で砕け散る変身。倒れていたのはゴロちゃん。うーーーん………。これってどうだろう。ゴロちゃんには生きて、生き続けて、すべてを覚えていてほしかったのに。ていうか、ゴロちゃんがライダーとなること認めたんだね、ギガちゃん。つきあい長いからからこそかも。その頃センセも静かに息を引き取って。令子さんが静かに待ち続けているのがよかったです。
警官隊の銃弾の前に飛び出す浅倉。これは彼にとって満足のいく結果だったんだろうか。映画>版の方が彼は幸福そうだ。しかし、子ども向け完璧放棄してますな。


ナイトに勝てるはずがなかったオーディン。士郎兄の絶望が、その存在を無に帰す。最後の一人となったナイト(今度こそ主催者の適当じゃなくて本当に)。その前にふわふわ浮く「新しい命」………どういう仕組みやねん。指を伸ばすナイト。
病院で、目を覚ました恵里さんの指にはリング。立ち去っているもんだと思ってたのですが、蓮は体を投げ出していました。


そして、誰もいなくなった。
  written by* Me West  
------------------------------------*-*-*----
[35]** ボーイ・ミーツ・ボーイ ** 2003/01/20 10:14

いきなり変なタイトルですみません(^^;
でもあのラストで、よかったね、とかうれしいとかいう前に、頭の中に浮かんできたフレーズがこれだったんです。
あんたら意識しすぎや。

なにせね。映画版の補完やら最終回予想やらで、あちこちのサイトで拝見した「ライダーバトルの無い世界というエンディング」で描かれていたのと、あんまり「そのまんま」だったもんで(大苦笑)。


本当にこれでよかったのか、というと疑問も残るけど、絵を描く兄妹が本当に楽しげで幸せそうだったから、全部許します(えらそう)。
士郎兄役の人、実はイラストめちゃうまらしいので、ぜひ腕前を披露してほしかったと思ったり。

タイムベントが龍神さまへのお願いなどではなく、兄妹の手によってなされたことに救いを感じました。
神崎士郎の魂救済物語なのね、これ。二人の平安を心より祈ります。


それにしても、このラストだと、映画版もスペシャルも、繰り返されたバトルの一つ、として飲み込まれてしまう。恐るべし、K女史。
  written by* Me West  
------------------------------------*-*-*----
[36]** 蛇足 ** 2003/01/20 10:17

無から生まれた想いは何処へ行くのだろう。
「なかったこと」になってしまった生き物たちのために、涙を流す人間が一人くらいいてもいいだろう。
さよなら、いとしいモンスターたち。
  written by* Me West  

[32]** 提供紹介のバック映像 ** 2003/01/17 00:26

そういえビデオを見返していて気付いたのですが、49話で。番組終了後の提供紹介でバック<に流れるモノクロの映像がありますよね。静物は両方に映り、動物は右側だけ、真司や蓮は右に素顔、左にライダーの姿が映る。右が通常世界、左がミラーワールドを表していると思われる。そこに、優衣ちゃんが左側にだけ映っていたんです。丁度顔の部分に文字がかぶっていたのですが、たぶん優衣ちゃんで間違いないと思います。
で、いつもはどうだったかと思って、別の話のビデオで確認。ちなみに46話。花(両)、鳥(右)、貝(両)、辞書(両)、携帯電話(両)、真司&龍騎、野菜(両)、はさみ(両)、電卓(両)、紅茶(両)、花鶏の看板(両)、優衣ちゃん(右)、神崎兄の写真(両)、蓮&ナイト、マック用マウス(両)、葉っぱ(?)(両)、フォーク(両)、花(両)、金魚(右)、招き猫(両)、眼鏡<(両)、キーボード&手(キーボードのみ両)、令子さん(右)、鍵(両)、グラス(両)、ブロッコリー(両)、三輪車(両)、プロペラ(両)、縄(両)、掛時計(両)
もう一度49話を見返すと優衣ちゃんだけが位置が変わっていました。うーん、芸が細かい。
  written by* Me West  

[29]** 龍騎49話感想暫定版 ** 2003/01/12 09:18
通常、日記に載せているリアルタイム感想をこちらに移します。
見返さず印象だけなので、いろいろ変なところありますがご容赦。

 狼狽しまくりの士郎兄に失礼ながら笑う。
 優衣ちゃん、ここで消えますか。きれいでした。
 兄貴なのに優衣ちゃんの気持ちわかんないのかよ、と叫ぶ真司くん。前に恵里さんの件でも書いたような気がするけど、生きて欲しいと思うのはエゴ。それをすっぱり口にする真司くんはやはり主人公。それでも続行しようとする神崎兄はどうしようもなく人間で。でもって、戦いは継続かとつぶやく蓮。三国一のへたれ男。
 大久保編集長の台詞にマジ泣き。今まで真司くんに対して言いたくて、誰も言ってくれなかった台詞をさらっと口にしてくれて。ありがとう〜〜(泣)
 ヤゴの大量発生の理由はやっぱりよくわからないけれど。
 センセの脱落は痛いなあ、武器の射程範囲を考えると。
 女の子を助けようとして(我が脳裏に浮かぶ19話)変身前にヤゴに深手を負わされる真司くん。それでも戦って何かを「わかって」
 口元を赤く染めた真司くんがぞっとするほどきれいで。何が正しいかじゃなくて俺の望みだと。
 「死ぬな」と叫ぶ蓮、本当ならその手で殺さなければいけないはずだった相手を抱くようにして。とある方がSSで書いていらしたのだけれど、本当の本当の土壇場にしかあらわされない蓮の本心。お前がそんなことをいうなんて、と握られる手(ひや〜〜っ腐女子撃沈)。
 最終回前に主人公死にますか。(呆然)
 取り残され、放心状態の蓮。
 戦わせてやろう、という神崎兄。今そんなこと言っても、ダンナさんを亡くしたばっかりの奥さんに、あなた。
 センセ、浅倉に戦ってあげるって…(滝汗)
 次週、どうなるのかな。ドラゴ○ボール説(最後の一人がかなえる望みで全員生き返らせる)がかなり信憑性をもって流布しているけれど。
  written by* Me West  
------------------------------------*-*-*----
[30]** 49話感想補足 ** 2003/01/14 22:14
 なんかね、落ち込んでいる方とか動転している方とかけっこういらっしゃるみたいなんですが、不思議なくらい落ち着いていて平静なんですよねホント。むしろスッキリしているくらいで。クウガの時やアギトの時の自分の日記を見返すと精神的な揺れが見て取れて笑えるくらいなんですが、今回は実に、ニュートラルです。

 …とりあえず、順を追っていきましょうか。
 Wサバイブとオーディンいざ対決!が前回の引きだったんだけど、あっさりやられてサバイブ化解ける2体。まあ、肩すかしは毎度のことですんで。(お子さま的には不満とちゃうんやろか)
 そんでも、龍騎が羽交い締め+ナイトのノーマルFVちゅう協力技でオーディン撃破。ただしこれは正規のゲームには含まれない模様。

 自殺と児童虐待と、お子さま向けとしてはどっちのほうがよりNGなんだろう。
 自分が「死んでいた」ことを思い出し恐慌におちいる優衣ちゃん。抱きかかえるのは蓮の役目(ここは一日の長)。監禁放置という虐待を実の親から受けていたらしい優衣ちゃんと士郎兄。これが彼女たちがなんらかの異常な力を示したために疎まれたのか、それとも意味もなく虐待を受けそれが引き金で力を持つに至ったのかは不明。ともあれ彼女たちを「守らせる」ために描いた絵に囲まれ、幼い優衣ちゃんは倒れる。「俺を一人にするな」と叫ぶ士郎兄に鏡からの声。「私がそっちに行ってもいい?」うなずく士郎兄。大人になったら消えちゃうよ?と念押しする鏡の中の優衣に、なんとまあ驚いたことに、士郎兄ははっきり口に出して「いい」と言うんですなこれが。「俺を一人にしないでくれ」と。自分のために優衣を死なせたくない。エゴ。立派なへたれ。でも私には彼を責める資格なんてないし、責めようとも思わない。その弱さは誰にでもありえるもので、いとおしい人間そのもの。
 消えかける優衣ちゃんに必死に語りかける士郎兄が、これまでの神秘さとか不気味さをかなぐり捨てて、まったくの素でうろたえまくっていて、初めて血肉を持った人間に見えました。いや、その手の開き方は、悪いけど笑けてしまった。ところでこの士郎兄はミラーワールドの人なのか通常世界の存在そのままなのか。
 正直、ここで優衣ちゃんが消えてしまうと思っていなかったもので、ちょっと呆然とした。命数を残したまま消滅したのは、彼女が自分の「死」を受容したからなのだろうか。もしもう一度絵が描けたら、みんなが笑っている世界を…。(やっぱ「ドラゴ○ボール」エンディング?)とちょっとびくびくしつつ…。美しかったです、優衣ちゃん。
 士郎兄ここで映画みたく発狂しちゃったらどうしようかと思ったけど。「戦え」と悪あがきな兄ちゃんの顔を見て「鬼神の面のよう」と思う私は元能楽部。

 蓮がバイクを飛ばしながら「優衣…」とつぶやくのを見て「恵里さんはどうした」とつっこみそうになったのは私だけだろうか。悪いとは言わない。大事な存在なんだとわかってる。でもここ数回妙に恵里さんの影が薄くなっているような気がする。なにか吹っ切れたんですか?そんなわけないだろうに。…かつて恵里さんに対して無茶苦茶言った人間の言いぐさじゃないかもしれませんが。あの頃持っていた恵里さんのマイナスイメージだけの肖像が、一度目覚めてからもっときれいでやさしげなものに自分の中ですげかえられたものでね。

 真司くんは編集長に一晩かかって今までの経緯を語ったんでしょうか。「上等だよこんにゃろ」という台詞が本当にありがたくて嬉しくて。「選択肢の中に自分も入れろ」という言葉が嬉しくて。やっぱオトコマエだよ、編集長〜(泣)
 そっと入ってくる令子さんの表情に、初めて彼女に好感を抱いたかも知れない(爆)

 退院した北岡センセ。ハイネックのセーターがよくお似合い。何かを握ることも満足にできないセンセを見るゴロちゃんの視線が悲しくも凛として。映画ではまだまだセンセが元気そうに見えたので、リタイア宣言に「唐突」という印象を拭えなかったんだけど、本編で少しずつ少しずつ体力気力が失われていく過程が描かれていて、「よく持った」というセンセの述懐にしみじみ頷いてしまいます。
 余談になりますが、映画版でやたらと笑いを誘っていた変身するセンセを笑ってみているゴロちゃんの図。あの後テレビで戦うセンセに涙するゴロちゃんの描写があって、T崎監督、あやまっていたらしいですね。いや、やっぱりあの笑顔は異様だったって。

 戦え〜という士郎兄の願いも空しく(笑)。真司はOREジャーナルで1日つぶし(ついでに北岡センセの秘密も知り)、センセはまったり自宅療養、浅倉はなんかしらんが警察に囲まれ、蓮は…何してた?…ともかくな〜んにもなく1日過ぎて。そういえば沙奈子さんにはどう報告したんだろう。あの後おめおめと花鶏に返ったのか、男ども。

 あふれかえるヤゴ…いや、トンボか(正式名覚える気はゼロらしい)。時計見るともうお昼みたいなんですけど〜(苦笑) 映画より画面がしょぼいのは…まあ、いたしかたあるまい。
 女の子を助けようとして深手を負って、それでも戦って。
 倒れる龍騎に、そばに寄りながら助けようとしないナイトに、らしくてちょっと笑った。
 何かをつかみかけて。
 でも、だめみたい、と。

 真司の腕の中で蓮が死ぬラストをやりたいけれど、スペシャルでもう出てしまったので、逆になるんじゃないかな、と。何かの雑誌で(既に把握できてない)メインキャスト二人が語っていて(無論撮影より前の話だろう)。それを読んだときは、「男って死にたがりだ」と思ったくらいだったけど。結果的には大的中で。
 まだあと1回残っているのに、主人公が死ぬのか、と目を見開きながら画面を見ていたけれど、どう見てもそれは避けられそうになくて。
 ミラーワールドを閉じることが、正義などではない、ライダーのとしての自分の願い、と言う真司くん。それは、偽善者以前の独善、自分勝手なエゴかもしれないけれど。私は一人の普通の青年の頭で、心で、精一杯そこにたどりついたことを、貶すことなど出来はしない。ただいとおしいと思う。
 生きて叶えろ、死ぬな、と叫ぶ蓮。この期におよんでようやく本音が出る人なのよね。本当なら殺さなければならない相手。自分の手ではないにしろ、死んでもらわなければならない相手。それでも。理屈も体面も自尊心も何もかも意味を持たない時ようやく彼は叫ぶ。自分の心を。
 真司が蓮の手を握ったとき、はっきりいって萌えましたとも。なけなしの腐女子回路フル回転。同じ部屋にダンナがいなけりゃ叫んでいたかも。

 いろいろと夢想した中で、蓮以外の手によって真司くんの命が失われる、という結末は無かったことに、後になって気付いた。画面をまのあたりにしたその時は、ただ呆然としていた。スペシャルの時も思ったけれど、なぜ死ぬ演技の時、男の人はこんなに美しいのだろう。そして手を握ったまま足を投げ出している蓮も、きれいだった。

 予告の、正義はない、あるのは願いだけという言葉が胸に響く。
 子ども向けとして、主人公が死んでしまうのはどうよ、という思いが頭の片隅に浮かばなかったわけではないけれど、そこまであえて言い切ってしまうことをいっそ清々しいと思う自分もいた。
 龍騎にはまるきり興味なし子さんなダンナが予告を聞いて、「これで映画の最終回につながるの?」と訊いた。「いや、映画に繋がっているけど、違ってる部分もある」と答えた。「最終回をまたなぞってるわけ?」とダンナ。「そう」と私。「じゃあ何で映画つくったんや、そんなお金かけて」
 さあ、なんでだろう。
 本編がどんな終わり方をしても、文句を出させないためだったりして(毒)
  written by* Me West  
------------------------------------*-*-*----
[31]** あなたは認めますか?YES OR NO ** 2003/01/15 01:42
私の答はイエス、です。

見た直後は、意外、で。
呆然として。
それでも不快ではありませんでした。

真司くんが揺れ迷い悩んだ末に答らしきものを見つけかけたこと。最後にまっすぐな目と言葉を向けてくれたことが、理由の一つかもしれません。
人によってはただの愚か者にしか見えないかもしれない真司くんですが、私は彼の、人を受け入れ、その痛みを受けとめようとする心を…努力し、成長していく姿を、いとおしいと思います。独善かもしれない。無駄かもしれない。でも、画面の向こうから好き勝手で無責任なことをつぶやく私なんかより、体張ってる真司くんの方がずっと、「ましな人間」なんです。

そして一つには真司くんの死を嘆く蓮の姿が見られたこと。
腐女子的観点を抜きにしても、蓮は真司くんの存在を受け入れ、精神的に依存していたはずなのです。自分が捨てたはずの甘さという名の優しさ、愚かさという名のまっすぐさを持ち続ける真司くんの存在に、心のどこかで安心していたと思うのです。だからこそ、真っ先に倒そうとし、そのくせ、迷いに囚われた真司くんの振り上げた剣から逃げようとしなかった。恋人の命のために奪わなければならない命を惜しむ。矛盾してます。でも、割り切ることができないこと自体は、私は罪と思わないし、貶すものでありません。
ただ…。
真司くんが死に、蓮が生き残ったこと。これは、蓮に対する試練であり…罰なのだと心の片隅で思えました。
自分の心の満足のために自分の命を軽んじるような行為を続けて…。自分の矛盾のために生まれたさまざまな軋みを他人にも背負わせて、それに正面から向き合うことをしなかった…。その報いなのだと。

正直、最終回が訪れなくて、このままエンドマークでもいいかなと思う自分がいます。
だいたい、もし本当にドラゴ○ボールまたはタイムベントエンディングだったりしたら、全国の大きいお友だちに笑われちゃうし、小さいお友だちの教育上よくないよ?
それにしても、真司くんならみんなを生き返らせてくれ、もしくは何時何時までに戻してくれ、とか願いそうだけど、蓮がそういう考え方するかなあ?
  written by* Me West  

[28]** 龍騎48話感想 ** 2003/01/08 01:48
 テレビ本編も最終回間近。
 どうしても映画版について言及しなければ、感想を書くことができない状況になってきたので、こちらのほうに場所を移しました。

 さて。
 なぜいきなり真司くんがしゃかりきになって戦いはじめたのか、映画を見ていない人にはさっぱりわからないと思うのだけど、どうよ。現在テレビ版本編からわかることは、ミラーワールド(…は確実では無いけれど)とモンスターは優衣ちゃん(と士郎兄)が生み出したということ、優衣ちゃんの命はかりそめのもので本当はすでに死んでいるらしいこと、優衣ちゃんの現在の存在は本来ミラーワールドにあるべきものらしいこと。それくらい。
 正直映画版でも神崎兄の目的はともかく手段がいまいちはっきりとはわからなかったんだが。とりあえず、戦わせて、最後に生き残った「もっとも強い命」を優衣ちゃんに与えて生き延びさせる、という予定だったらしい。
 ということは、普通に考えると最後に残ったライダーは死亡確定なんですが。
 映画では神崎兄の目的に気付いていたのは優衣ちゃんだけだったような気がするんだけど…どうだっけ。
 ともかく。優衣ちゃんの命を助ける手段がそれしかないのだとすると。テレビの真ちゃんは自分の命を優衣ちゃんに差し出すために戦っている、ということになっちゃうんですが。ほんまにその解釈でええんですか?
 んでもって、蓮も恵里さんの命うんぬんは単なるエサでしかない可能性が大ということに気付くはずだろうに。…ただ彼の場合、本気で自分の命を投げ出すとか言いかねんからな。恵里さんじゃなくても少なくとも優衣ちゃんの命が助かるなら、と。なげやり人生。(…あ、今これ書いていて、ふとSSのネタが浮かんだ気がしたが…。もう蓮視点で書くことはできないと思っていたのに。でも、この解釈でいいのかどうかまだ保留だから、表には出せないな)
 さて、そのあたりを踏まえて、あらためて今回の感想。
 士郎兄と直談判するときは旧神崎邸でと決めてるらしい優衣ちゃん。紙袋手放さないのは…?ああ、そうか、前回見つけた絵か。残念ながら今回士郎にいの反応は無し。
 クリスマスの飾り付けをしてたのはつい先日だったと思ったのだが、いつの間に1月中旬に。それだけ悩んでる間に日が経ったってこと?…それにしては…。いや、突っ込むのはやめよう。そうか、その日が最終回か。
 蓮の、真司に対する視線が、やわらかい。真司は蓮に、手を抜いただろうと問うけれど。あ、やっぱりそうだったんですか。
 沙奈子おばさんの優衣ちゃんに対する気遣い…女同士のさりげない会話がいいですねえ。でもおばさん、プレゼントの内容は勘とは関係ないような。
 神崎兄のお呼び出し。あの…教会へ…。
 集まったのはたったの3人。ベルデ、ファム、リュウガはどうやら無視されたらしい。北岡は脱落って、ちゃんと招集かけにいったんですか、神崎兄?
 デッキを取り出す浅倉と蓮。映画では、「絶対止めるからな」という真司の叫びがなんとも空しく、愚かしく、道化じみて聞こえて…そう思えてしまったことが、ずっと自分の中でどこか負い目になっていて…真司くんを無力な馬鹿だと感じてしまった自分自身のことを苦々しく思っていたのだけれど…そう感じさせた映画を心のどこかで恨んでいたのだけれど……。真司くんは悩みや痛みをその体で受けた末の、深みを帯びた憂い顔で、そっとデッキに触れようとする。
 そこに優衣ちゃん乱入。なぜ場所がわかったのか、なんて野暮なことは言いっこなし。大きく始まった映画との乖離。兄さんが終わらせないなら私が、と走り去る優衣ちゃんを慌てて追いかける真司と蓮。デッキを手にしたまま取り残されてしまう浅倉があまりに間抜けで吹き出して笑ってしまった。「北岡…」とつぶやく声が愛に満ちているように感じたのは私だけじゃないわよね。
 自死に臨む優衣ちゃん。馬鹿はお兄ちゃんだよ、と懐かしいような台詞。目をつぶり腕を広げる優衣ちゃんは美しかった。一瞬、宙を舞う姿を見たい、と思うほどに。無論助かること前提で。ああ、こら、そんなすぐ兄ちゃんのゆうこと信じたらあかんやん。そんな助けたい一心で口から出任せに決まってるんだから。…ってほら、さらわれた。わーわー。真ちゃんそんなフェンス飛び越えて危ない。蓮は、優衣のためにかえってこの方がいい、と言う。
 ともあれ、優衣ちゃんの自殺は回避され、ラストシーンは映画と異なることが確実となった。良いか悪いかわからないけれど。
 北岡センセが不治の病だということに思い至る奈々子さん。10話のネタが今ごろ(苦笑)。全然関係ない話ですが、以前Y崎潤さんが出演するということで録画した「行列○できる法律相談所」をこの間見返していたら、カニ刑事こと木村さんが出てた話で、噂を否定しなかったばかりにカニさんの婚約破棄を招いたOL役、よく見たらめぐみさんでした。
 OREジャーナル復活ですか。ちょっと半年後が怖いですが。借金の金利とか。
 真司はやはり優衣を連れ戻そうとする。他者の命を得てまで生きたくない、という優衣ちゃんの望み。本人が望めばそれでいいのか、という蓮の叫び。泣きそうな。生きてさえいれば。真司は、決めるのは自分だ、と。このままじゃかわいそうだ、と。止められることを、ありがたく思え、という蓮に、わかる、と、否定しない、と真司くん。初めの頃の、自分の正義感をただ押しつける真ちゃんからは考えられない言葉で。それでも間違いなく真ちゃんだからこその言葉で。「お前はそうやって!」叩きつけるように蓮が叫ぶ。「なんでも飲み込もうとするから迷うんだ」
 ああ…。とうとう…。そこまで口にするのね。
 真ちゃんのことを、受け入れているということを、決して表に出そうとしていなかったのに。ついに、口に出して。
 神崎邸の一室に閉じこめられた優衣ちゃん。はたしてここは通常世界か、ミラーワールドか。ともあれ、徐々に記憶をよみがえらせていく優衣ちゃん。…座敷牢生活?なんらかの「力」のため?そして、士郎兄の見ている前で、優衣ちゃんは命を失ったの?……少なくとも、優衣ちゃんが通常世界での命を失ったのが真司くんの責任という、映画のトンデモ設定は無効になっているようでほっとしました。
 病院で、真司くんのことを語る蓮と北岡センセが、やわらかくて優しい。たしかにあいつは馬鹿だが…。14話ですね。でも、たしかに立ち直りは早いかも。誰かさんは丸5話の間壊れていましたからね(笑)。真司くんがライダーだったことが良かったのか悪かったのか。ただ、二人にとって、真司くんが、彼らが捨ててしまおうとした、無くしたと思っていた何かを、見せ続けていたことはたしかで。一年近く経って、ようやくそれを認めることができて、やさしく笑うことができるようになった男たち。
 せっかく弁護士事務所お迎えにいったらもぬけの空でさびしい浅倉さん。羽化したヤゴ叩きのめしてますが、はっきり言って八つ当たり。突進系の技の多い王蛇は、大量の敵には向かないようなんですが…。
 神崎邸に押しかけてった真司くん、変身を令子さんに見られていますが。今さら、ねえ。あと2話じゃどうすることも。
 オーディンに苦戦する龍騎。ドラちゃんがかばってるように見えて、モンスター好き大喜び。ナイトサバイブもいきなり参戦。あいかわらず素直じゃないけど。ドラちゃんの背に飛び乗る龍騎が見られたり、ダークちゃんがばっちり映ったり、で喜ぶ私でありました、とさ。
  written by* Me West  

[27]** TV版と映画版の齟齬 ** 2002/10/30 01:04
ひと月で閉めるはずが、なぜかまだ開いています。
作業している暇がないせいもあり…。

テレビ本編も、いよいよ後半戦突入という感じで、独自のストーリー展開に入ってきたようです。
その中で、映画版とあきらかに違ってきている点が出てきているようなので、挙げてみたいかな、と。
優衣ちゃんが時々粒子化しかけたり、「時間がない」という表現があったり…また、優衣ちゃんを消すことがミラーワールドを閉じることに繋がるのだという説をみると、どうやら映画の設定はそのまま引き継がれているようですが…。
最近の放送で、士郎少年と優衣ちゃんが二人でモンスターの絵を描いている場面があったんですよね。
手塚くんと優衣ちゃんの神崎邸訪問時にもそういう場面があったけれど、それは映画版より前だったので、ちゃっかり「なかったこと(^^)」になって、映画版の設定で進めていくのかと思っていたのですが。
映画で、「一人で寂しかったから」「自分を守らせるために」モンスターの絵を描いた…という設定とは違ってくるのですよね。
兄妹ふたりのときからモンスターを描き続けている。
「一人だったから」鏡に向かって語りかけ続けていた、という設定も変わってくる可能性もある。
…だからなんだ、といわれると困るのですが。
もしかすると、映画と100パーセント同じ結末にはならないのかな、なんて。
なんでも…いい。少しでもいいから希望を。
さもなくば、逃げなど打たない、突き詰めた終末の図を。
与えてください。
  written by* Me West  

[23]** 今、腐女子として(笑) ** 2002/10/16 11:51
…阿呆なサブジェクトつけてますが、まあ、そういう観点から見て、どうだったのか、という事で。
またちょっと語りにきました。

まぎれもなく蓮真な私ですが、あのラストはどうにも受け入れがたいです。
てか、無理。
私は「最終回」と(嘘でも)銘打ったならば、本当に決着が見たかった。
蓮の軽い言葉や、真司の実のない涙よりも、それこそ本気で殺し合う二人が。いや、もちろん、戦う事が出来ない二人、の方が見たいには見たいんですけど、それが物語上出来ないなら、せめて本気でぶつかり合って欲しかった、というか。
そっちの方が、余程愛が感じられるんですけど。例えどちらかが、もしくは二人とも死んでしまうような結末であっても、そっちの方がすっきりしたと思うんですよね。

それと、Me Westさんも書いておられますが「ただ一人の友」(寒い台詞…)とまで思える存在に真司がなっていたのなら、何故「真司が人を殺そうとする」なんてあり得ない事を疑いもしなかったのか。
あまりにも蓮が書かれていなさすぎる。そこに来てあの中途半端で無意味な最期の戦い。
「私の好きな二人は、こんな人たちじゃないやい」という思いが先行してしまって、萌えどころじゃありませんでした。

それこそ、恵理が目覚めて、蓮が微笑んでるラストでもいい。そこに行き着くまでの過程を、書いて欲しかったのに。そこに行くまでの蓮の葛藤や戦い、真司との言葉では書けない交流。それこそが「萌え」ってもんじゃないでしょうかねえ…
悲劇でしかあり得ないとしても、二人が出会えた事に意味があったのかもしれない、と、そう思い込めるラスト、それが私の見たかったものだった気がします。
  written by* 月瑞 祥  
------------------------------------*-*-*----
[24]** 腐女子初心者の叫び ** 2002/10/19 09:37
月瑞さま、いらっしゃいませ。
9月一杯とか銘打ちながら、閉鎖の手続きしている暇が無くて(苦笑)放置しておりましたが、書き込んでいただけるとは、開けていてよかった〜と思いました。

なんだか、自分が考えていたことはほとんど語っていただけたという気がするのですが(笑)、やっぱり決着を見たかったですよねぇ。
「子ども向けの作品に自殺なんて!」と憤っていた人間の言う台詞じゃないかもしれませんが、それこそ蓮と真司どちらかの、あるいは双方の死という結末でもよかったんです。二人の心の葛藤をとことんまで描き尽くしたその上であったなら。
友情ごっこらしきものをちょっと入れて、意味深長な台詞を言わせておけば、女性が喜ぶと思ったら大間違いだぞ〜!
…なんて叫んでしまうのは、自分の腐女子経験値低いせいだけじゃないですよね(^^;;
  written by* Me West  
------------------------------------*-*-*----
[25]** 腐女子歴 ** 2002/10/19 23:24
19年をなめんじゃねえ!(爆笑)
…みたいな感じで。
言葉やアカラサマなやり取りでは、本当の萌えは感じられないんですよ。少なくとも今の私は。
あと10歳若かったら(笑)、どうだかわかりませんけど。
どうせ「子供向け作品」にする気なんか、はなっからなかったんだろうし、だったら、いっそ…と思うんですよねえ。
実際、龍騎で「萌えっ」とか思った台詞って、すごい何気ない台詞だったりするんですよね。それをわかってないよ!みたいな。
友情ごっこなん、愚の骨頂!涙なんて見せなくていい!とか、鼻息荒く語り倒したいですね(笑)。
ていうか、なんで実際会った時語らなかったんでしょう、もったいない……(くっ)
  written by* 月瑞  
------------------------------------*-*-*----
[26]** あわわ… ** 2002/10/23 00:43
すみません、ちょっとうっかりこちらを覗くのを忘れていたので、今ごろのレスになってしまいました。
いやしかし、普通のお嬢さんもいらっしゃったのに、語るのは無理だったですよ。(完全私信モードですみません)

そうですね、何を「萌え」と表現してよいのか自分ではよくわからないのですが、自分の琴線に触れるのは、さりげないやりとりだったりしますね。龍騎の中であの二人が小さなぶつかり合いを繰り返して、何度も応酬しあって、その中から少しずつ、何かを積み上げ織りなしていく…。それが魅力だったと思うのです。いえ、まだ現在進行形ですよね。その「何か」に自分はうまく言葉を見つけられなくて困っているのですが。名前に意味はないでしょう、きっと。例えば浅倉に塩を送るような真似をした真司に蓮がため息つきつつも何も言わなかったりする…そんな場面が二人の距離の狭まったことを示していて好きだったりするのですが。

ああ、でも俳優陣の皆さまは、映画版の終盤の台詞に感動していたみたいですねえ。特にM田さん。この方、スペシャルでも蓮の最期の台詞にあの恥ずかしい一言をご自分で付け加えられたらしいですし。男性って直接語ることを好まれるんでしょうかね。恥ずかしい台詞をばしばし言うこととかも。そう考えると、言葉やちょっとした仕草に深い意味を求めようとする自分はやっぱり婦女子なんですかね。自覚薄かったですけど(苦笑)
  written by* Me West  

[19]** 感想補足 ** 2002/10/01 01:41
映画を見てからひと月以上たちました。
様々な人の様々な意見を目にして…いまだにはっきりとした評価をすることができない自分がいます。
手放しで受け入れることも、否定しきってしまうこともできない。
閉鎖する前に、もう少し、もう少し、言葉を探してあがいてみようかと思います。
  written by* Me West  
------------------------------------*-*-*----
[20]** 「悲劇」と「後味悪い結末」 ** 2002/10/01 01:43
龍騎映画に対する肯定的意見をいくつも読んで、ある程度納得しつつ受け入れようとしながら、自分の中にあるかすかな、いらだちというほどでもない、摩擦のようなもの。
映画は…「悲劇」に成り得ていなかったな…と。
15年ほど前に学校の授業でほんのさわりをかじっただけの、うろ覚えの知識で書かせていただきますが…。演劇や小説(以降「ドラマ」と表記させていただきます)でいうところの「悲劇」は一般に使われているよりも定義が厳密で。古代ギリシアまでさかのぼってしまうと、1日の間に起きる出来事でなければならないとかあるのですが、それはまあ置いといて。大原則として、「悲劇」とは「カタルシス」を含むものであります。語源は吐くとか下すとか…ともかく体の中のものをぶっちゃけること。現実のなかで、醒めた目で見れば、ただ愚かでしかない人間の言動…、それをドラマという閉じられた特殊な空間でその人物に感情移入し、やがて訪れる破滅を目の当たりにし、一粒の涙を流す。そのとき観客(読者)の中に澱のように溜まっているものを一緒に流し出す…。昇華…それこそが悲劇の効用。
ひるがえって龍騎にカタルシスはあったか、と考えると……。
神崎兄妹に目を向ければ、確かに一つのカタストロフィは訪れました。賛否あるにせよ、一つの物語として成立しました。
でも、もう一方の主人公である二人の青年については…。もっとも凄惨であろう場面をあえて描かなかったことによって、本来観客が得るべき何かを受け取れなかったような…。そんなもどかしい思いを抱き続けています。
  written by* Me West  
------------------------------------*-*-*----
[21]** 感想補足 秋山蓮 ** 2002/10/01 02:19
以前に書いた感想スレッドで、どうしても詳しく書くことが出来なかった蓮。なまじ思い入れがきついと…(苦笑)
まあ、順番に。

教会で、迷いはないと言い切った、その裏は…。この時点で、彼の手は汚れているのか否か。画面からは伺い知れない。(まだ汚れていない気も多々するが)あの揺れ動いていた蓮がこの台詞を発するまでの経過をこそ自分は見たいのだが。それともまたもただのこけおどしか。

リュウガと龍騎を見間違えたとき、「真司くんがひとを倒そうとするなんて、とショックを受けたのね」と思いつつ。微妙な違和感を抱きはじめたのも事実で。1年近くともにいて、築いてきたのはそんなものだったのか、と。

最後の部屋のやりとり。いまだにここについては思い出したくないんだけど。
「蓮が戦うのは、彼自身の自己満足のためじゃないか」という意見が某所にあって、それを否定できない、いやむしろ大いに肯定する自分がいる。

ああ、だめだ。やっぱりうまく考えられない。頭が働かない。
  written by* Me West  
------------------------------------*-*-*----
[22]** 腐女子の悪あがき ** 2002/10/01 02:27

ラストのやりとりは、蓮真、真蓮者については大いに萌えどころだと言われていますが…そうなんでしょうか?
そうなんですか?

ぶっちゃけた話、龍騎においては自分は紛れもなく腐女子なのですが。
あのシーンに関しては思考がフリーズしてしまいます。

少なくとも自分が見たかったのは、あんなやりとりやラストじゃなかったようです。なら、どんなものが見たかったのだろうかと思うと…。
どうも、二人が戦って、どちらかが死ぬなり壊れるなり、行き着いて先のないとこまで見てみたかった気がします。もちろん二人とも助かるに越したことはないのですが。物語がそれを許さないのなら、果ての果てを、見せてほしかったと思うのです。
子ども向きじゃないだろうといわれそうですが。ここまでさっくり子ども無視した映画なら。いっそのこと。
…どこが腐女子かと言われそうですね。自分的には腐れまくっているんですけどね。
  written by* Me West  

[18]** 感想の訂正 ** 2002/10/01 01:39
大学の402号室とか堂々と書いていますが、401でしたね。テレビ版のビデオで確認すればよかったです。
  written by* Me West  

[16]** ようやく観ました ** 2002/09/03 20:57
ので、私なりに思ったことを少しだけ。

いろいろ言われていたので、かなり覚悟して観に行ったのですが、思っていたよりは(←重要・笑)マシな出来でした。
…脱力感は否めませんでしたが。

とにかく、何よりも優衣の選択だけはどうしても甘受出来なかったです。真司はすごくいい方にとっていたけど、結局それって逃げなんじゃないの、としか思えなかった。他人の命なんか欲しくない、それはいいけど、でもそれだったら残された命を限りまで生きて欲しかった。
優衣が死んでも何も変わらない。真司と蓮は命をかけて戦う。それじゃ何の救いもないじゃないか。優衣が死んだ意味、若しくは生きていた意味はなんだったんだ?と…
そして描かれたそれぞれのライダーたちの結末。死の意味があまりにも軽い。そう感じたのは私だけでしょうか。

…でも、それはそれとして、舞台挨拶行っちゃおうかなーとか思ってるあたり、だめダメですけど(屍)。
  written by* 月瑞 祥
------------------------------------*-*-*----
[17]** ようこそ ** 2002/09/05 00:34
月瑞さま、書き込みいただいてありがとうございます。
ずいぶんと賛否両論分かれた映画ですからね。
手厳しい意見も見られましたし。(よそさまのことは言えませんが)
作りとしてはいろいろ綺麗でいい雰囲気もあったんですけどね。
「カタルシス」がなかったかな、と。
だから終わったときに納得できない顔の人が多かったんじゃないかと勝手に思ってます。

優衣ちゃんの選択は私もダメでした。
たとえ命の期限が決められていたとしても、それが半日後であったとしても。1日でも、1時間でも…いえ1分1秒でも長く生きたいと思うのが人の心じゃないですか。
しかも若くて人生これからなのに。それを、あの細い身体にすべて背負って、自分の責任として引き受けてしまって…。それを「贖罪」と呼ぶ人もいますが…。
そういうふうに彼女を追い込んでしまった周囲の状況、といいますか、彼女にその行動をとらせてしまった製作側にやるせなさを感じてしまいます。

蓮の最後の台詞群は個人的に意味不明(苦笑)

今度の舞台挨拶はS賀さん出席できないらしいですね。残念残念。それでも行けるものならもう一度行きたいものですが、さすがに東京までは(汗)
  written by* Me West  

[14]** 自分の思い… ** 2002/08/25 22:55
遅くなりましたが、自分の思いを書きにきました。
私がこの話で一番に思ったことは、ラストシーンを見て、「やってしまった」ということでした。
いろいろ覚悟はしていたつもりでしたが、「これじゃあ、あまりにも救われないな。」と。
観客の多くは小さな子供連れの家族が多く、わざわざお金を出して、この結末を見に来たのか……と思ってしまいました。
批判することはたやすく、自分で作るとなると難しいことはわかっているつもりですが、あのラストを見た人たちはどうとらえたのか、聞きたいと思いました。
これからテレビは続いていき、映画とはまた違ったラストになる可能性が強いと思いますが、じゃあ、なぜ「映画で最終話を」といううたい文句なのか、とこだわってしまいます。
それから、優衣ちゃん本人も覚えていなかった鏡の話をなぜ兄の士郎は知っていたのか、彼は鏡の世界の人間なのか、などよくわからないことがあります。この点はどんなものなのでしょう……。
  written by*  
------------------------------------*-*-*----
[15]** 考察は苦手ですが ** 2002/08/26 19:28
史さま、書き込みありがとうございます。
我ながら何やら異様な雰囲気を作り上げてしまったので、皆さまを怯えさせてしまったかもしれません(^^;;
勇気を出していただいたみたいで…すみませんm(_ _)m

あちこちの感想を覗いてみて、一番目にすることが多かった言葉が「やっちゃったよ」でした。
どうなることかと皆に心配されつつも、こじんまりとながら意外と綺麗に収まったアギトの最終話とは正反対に、予想以上に思い切り問題作なラストでしたね。
個人的には、少なくとも見終わった直後は受け入れられなかったです。
「救いがない」という点では、実をいうと真司か蓮どちらかの死も覚悟していたので(ってそれもまたかなり極端ですが)ハッピーエンドにしろなんて無理を言うつもりはありませんでした。
それでもすべてのベクトルが負に向かったような(少なくとも私にはそう見えた)画面で、バッサリと幕を引かれてしまったことはかなりつらかったです。
…いっそ二人の決着をつけてほしかったのかしら、私??

子どもに見せる物…としてはやっぱりどうかと思います。去年のプロジェクトG4のときは子どもたちも意外と(?)真剣に見ていましたが、今回…とくにニセ真司もといリュウガが出てきた辺りから場内が騒がしくなってきたのは気のせいではないと思います。
自分としては1800円はハリケンのエンディングに払ったつもりです(笑)
別の方へのレスでも書いたのですが、思春期に人死に多数難解アニメを見て暮らした世代としては、作り手が一つの作品としてやや高度な思考を持ち込む気持ちもわかるのです。ただ、現実として小さな子どもたちも大勢見に来ている。ただライダーたちの活躍を楽しみにしている。その子どもたちに「夢も希望もない」ラストを提示してしまうことってどうなんだろうかと引っかからずにはいられませんでした。
舞台挨拶で司会のお姉さんの「面白かったですか〜?」という問いかけに場内満席だったにもかかわらず、やや反応の温度が低かったような気がするのはうがちすぎでしょうか。
「最終話を映画で」という気持ちもわからなくはないんです。
どうせお金と時間を使えるなら、一番力を入れたいところを撮りたいのではないかと。(アギトのラストバトルはしょぼかった…)
話題性も充分ですしね。
テレビ最終話とどう折り合いをつけていくのだろうか、というのは自分にもさっぱり予想が立たないです。

数々の謎は…謎のままでしたね。
大手のサイトor掲示板(とりわけ男性が多いところ)へ行けば、さまざまな考察がなされているもようですが、そこまでチェックする気力が残念ながら…(^^;;ちょっと敷居も高いし。
とりあえず、自分が気になったのは、映画を見ると優衣ちゃんがモンスターを見るようになった…というか鏡の世界と関わりを持ったのは、「士郎兄さんと別れてから」なんですよね。でも、テレビの比較的早い回(たぶん2話)で、優衣ちゃんはモンスターが「見えて」しまうために、うそつき扱いされ、士郎兄さんにかばわれた…とあります。また、兄弟が別れる原因となった「爆発事故」についても、おそらくミラーワールドおよび優衣ちゃんのスケッチ(カニとか(笑))が深く関与している感じです。
「兄と別れた少女の生み出した鏡の世界」という映画におけるミラーワールド生成以前に、テレビではあきらかに鏡の世界およびモンスターが存在し、優衣ちゃんに関わっているのですよね。このあたりテレビで描いてほしいものです。…っていうか描いてくれなきゃ怒る(笑)
……まあ、ミラーワールドについては、スタッフ自ら「あまり深く考えていない」と明るく言い切られていますからね(苦笑) 悩むだけ無駄かもしれませんが。
それでも、もう少しあがいてしまうと…。士郎兄さんは鏡の世界の住人っぽいですね。少なくとも1年ほど前までは通常生活を送っていたもようですが(大学で)。
神崎兄妹とは無関係に、ミラーワールドは厳然として存在し、士郎兄さんはそこにある何らかの超常的力の一端に触れた…と解釈するのが自分にとっては自然なのですが。
映画で何が訳わからなかったかといって、ヤゴ→トンボの大量発生。説明一切無しなのは痛かったです(苦笑)

長々と返してしまってすみませんでした。
また退かれるのではないかとびくびくものです(^^;;
書き込みありがとうございました。
次はもっとお気楽な話もしたいですね。
  written by* Me West  

[12]** こういう考え方もある。 ** 2002/08/24 00:57
どうも、初めまして。

王蛇を演じている萩野崇さんのファンサイト・「萩野空間」さんの劇場版BBSに、「これは死の受容の物語」だという意見がありまして、なんか納得してしまいました。
自らの寿命を受容して戦いから去った北岡先生、ギリギリまで自分の死を受容せずに戦おうとした浅倉、姉の死を受容しきれなかった美穂、子供の頃に既に在った死を受容した優衣、受容出来なかった故の神崎士郎の消滅。

……ま、これは一つの考え方ってことで。

ちなみに私は「この物語」は全て受容してます。「真司と蓮が友達になるまでの話」としてね。
オフィシャルで示された以上、これは彼らの物語であり、それを了承出来ないなら、自分でどうにかして補完するしかない。
……冷たいかな、私?(^^;)
  written by* 水沢ながる  
------------------------------------*-*-*----
[13]** 事実を事実として(番組違) ** 2002/08/25 00:13
水沢さま、このような辺境の超弱小サイトへようこそお越しくださいました。
自分の感想一つ残したまま化石化する覚悟でしたので、書き込みいただいて大変有り難く、嬉しく思います。

「死の受容の物語」ですか…。なんだかストンと腑に落ちた気がします。
ただ、自分はどうしても龍騎を含め平成ライダーシリーズについて考えるときに「子どもにも見せる物」という観点から逃れることができずにいまして、「子どもに向かって全面的に『死』を語ってどうする」という後味の悪さを覚えてしまいました。
作り手としては、「子ども向け」という枷から脱却して一つの物語を作りたいという思いがあったのだろうと思いますし、トミノアニメ世代としてはそれも「あり」だと思うので…ここは切り離して考えるべきなのでしょうね。

オフィシャルなのだから受け入れるべき…ですよね。冷たくなんかないですよ。水沢さまの素晴らしい補完ストーリーには、本当に精神的に助けていただきました。
自分はどうもオフィシャルが気に入らないと脳内で「なかったこと」にしがちなので…要反省ですね。

まだ、半年残っています。その間に色々な物語が語られるでしょうし、結末が映画と同じであったとしても、おそらく微妙に異なる描かれ方をされるでしょう。それを受けとめたうえで改めて物語の結末に向かい合いたいと…なんとか思えるようになりました。
長々とすみません。
書き込み本当に嬉しかったです。ありがとうございました。
  written by* Me West  

[2]** 映画感想 はじめに ** 2002/08/20 20:42
公開前から多くの話題を振りまき、いざ公開となると賛否両論引き起こした映画版龍騎。管理人個人の結論から言えば…受け入れ難いものでした。
言葉を取り繕ってみても、見終わった直後に管理人がかなりの精神的ダメージを受けてしまったことは動かし難い事実ですので…。
なぜ、どういう部分が自分にとって辛かったのか、また、評価しうる部分はどこだったか、順次振り返っていきたいと思います。
[MAIL] written by* Me West [URL]
------------------------------------*-*-*----
[3]** 映画感想 冒頭〜 ** 2002/08/20 21:22
最初いきなり別の映画を見ているかと思いました。一年ほど前の(笑)画面セピアだし。
いきなりわらわらわらのアンノウ…じゃない、モンスター。戦うライダーたち。その中に王蛇がいるのに異様な違和感。…きっとただ暴れたかったんだね。
ファムの登場。女性うんぬんはともかくとして、翼系のライダーは優雅だなあと思いました。すぐに王蛇に向かっていきましたけどね。この冒頭のアクションシーンは悪くないと思うのですよ。ヤゴは気味悪かったけど。

しかし、冬場に百物語っていうのは変ですよ、花鶏の皆さん。蓮もつまらなそうな顔しながらちゃっかり参加しているし。それだけ疑似家族の親密度が上がっていたということなのかしら。
真司の回想…少年真司と遊ぶ少女の図に、うる星やつら映画版第一作を連想した私は変ですか、やっぱ。

結婚詐欺事件を「社会的義憤(?)」ですっぱ抜こうとするOREジャーナルの編集長と真司くん。…あのマイクはいつ誰がどこにどうやって仕掛けたのでしょうか。(いやいや…脚本が丼上氏のときは5W1Hを問うてはならぬのだ)

真ちゃんの財布が名刺と小銭だけというのが…(^^; この分だと借金はまるきり返せていないもよう。その小銭でしっかり缶コーヒーを買っちゃう霧島美穂ちゃん。…B○SSじゃなかったですね(笑)渡されてお礼言っちゃう真ちゃんが(^^)

吾郎ちゃんが薄く笑って見守る前で変身する北岡センセの図っていうのは何故だか笑いが起きたですよ。いや、私もなんか笑ったけど。あのにんまり笑いは謎だなあ。

神崎兄による、ライダー集結、最終宣告、戦いへの突入およびパイプオルガン演奏は、幻想的で美しいシーンだったと思います。意外な特技を持っていることで、神崎兄。戦う背景は廃工場で綺麗じゃなかったけど。ナイトもゾルダもあんな狭苦しいフィールドは得意じゃないでしょうに。邪魔する龍騎をドツきつつ、吹き飛ぶタイミングを二人ぴったり揃えるナイトに、「…仲いいじゃん」とか思ったり。
で。
標的が同一画面上に並んだとたん。出るな出るなと思ったらやっぱり出る、「ガソリン入ります」ベント、板野サーカス攻撃。…でもこれ、センセは本気で相手殺す気でやっているのかはいつも疑問。とりあえずみんなの頭一発ドツいておいてその場を終息させようとしてるとしか思えない。
大の字浅倉。ファムをかばったセンセを甘い、という。「死ぬぜ」の声がセクシーだったら。思えば、はじめ蓮が真司のことを甘いと言い、センセが蓮のことを甘いと言い…。ぐるぐると回っています。
[MAIL] written by* Me West [URL]
------------------------------------*-*-*----
[4]** 映画感想 神崎優衣19歳 ** 2002/08/20 22:38
今までの本編を見ていた人の間で、優衣ちゃん=モンスター説、ミラーワールドそのものが優衣ちゃんの夢想世界説、優衣ちゃん幼い頃に死亡説などいろいろ出ていましたが…まあ、予想をそれほど大きく裏切るというほどのこともなかったかと思います。今ここで、ぱしっと答が出てしまうということで、今後の見る楽しみが奪われてるじゃないかという気も若干するのですが。幼い優衣ちゃんの友達、鏡の世界の優衣ちゃん。ミラーワールドから戻るために与えられた命と渡したモンスターの絵。…しかし、いくら「私を守ってほしいから」といって小さな女の子があんな龍とか蛇とかの絵を描くだろうか、普通。
1回目見たときは気付かなかったのですが、2回目に蓮がしっかりコウモリの絵だけを握っていたことに目をとめ、なんだか萌えてしまった私でした。やっぱり絆が生まれてるんだねえ、うっうっ…。
真司と蓮がモンスターに立ち向かい、一人残された優衣ちゃんは、自分の命が20歳までだと宣言されていたことを思い出す。…そういえば、キャラクターの年齢は公式HPや雑誌・ムックで公開されていたとはいえ、本編中ではっきりと年齢が伝えられていたのは優衣ちゃんだけなんですよね。もしそれがこの設定の伏線だとしたら…すごいかも。…ぜんぜん違う可能性もあるけど(汗)
そういえば、テレビ本編20話で神崎兄がセンセに時間がないのはお前の方だというような言い方をしていて、神崎兄にもなんらかのタイムリミットがあることを暗示していたっけ。神崎兄のなりふりの構わなさが優衣ちゃんの命のため…というのはそれなりに説得力のある話なんだけど…。結局、ミラーワールドそのものの謎といったものは、触れられていないわけで。まあ、あまりつっこんじゃいけないものかもしれないんだけど。
[MAIL] written by* Me West [URL]
------------------------------------*-*-*----
[5]** 映画感想 浅倉威 ** 2002/08/20 23:02
ライダーが減るときの表示が「バトル・ロワイヤル」のようだ、という意見がありましたが、残念ながら見ておりません。
ともかく、浅倉はどこまでも浅倉で、浅倉らしく描かれましたねえ。(日本語になってないよ)
とうとうユナイトベント状態の最終奥義ドゥームズデイは完遂できませんでしたね。なんかあれ見てるとぱっくり開けた口…というか四次元の入り口に吸い込まれちゃう技っぽく見えるんですが。
王蛇がエイの技を使うとなんかイヤなのは私だけじゃないと思うのですが、いかがでしょう。
黒い龍騎…じゃない、リュウガに襲われ、王蛇はかろうじて逃れるが、契約モンスターたちは炎と散り……。
前々からライダーが生き残ってモンスターが先にやられるようなことがあったらどうなるんだろうかと思っていたのですが、今回はっきりそれが示されましたね。
ブランク体となり、ファムにデッキを壊され、ミラーワールドで生身となって横たわる浅倉。「…俺は死ぬのか…」それでもいきなりファムの首を締め上げる辺りどこまでも浅倉。塵となって消えるときの形相の凄まじさ。…こどものトラウマにならんかな。なんというか、やっぱり浅倉はこういう最期がふさわしいというかなんというか。ひどく納得してしまったことは確かなのでした。
[MAIL] written by* Me West [URL]
------------------------------------*-*-*----
[6]** 映画感想 北岡秀一 ** 2002/08/20 23:38
浅倉とは逆に、納得いかない人が多かったんじゃないか、と思われるのが北岡センセ。半年の間にいろいろあったんだろうな、とは思うのだけれど。
優しすぎるっていうか、甘すぎるっていうか?
彼の一筋縄でいかない部分が魅力だと思うので…こうスルっといかれるとちょっと拍子抜けするというか。
まあ、北岡センセ(&ゴロちゃん)については私の何十倍何百倍という愛情を持って語るべき言葉を持っている人が大勢いらっしゃると思うので、私は彼(ら)については思考することをいつもながら遠慮します。
ただこれだけは言わせて。ファムにぼこぼこタコにされてるときのセンセ(というかゾルダ)のお声、完璧乙女でしたわ。
…ご一緒させていただいた方々からはあの脱落は「あっけなさすぎる〜」という不満声があがってましたけどね。
[MAIL] written by* Me West [URL]
------------------------------------*-*-*----
[7]** 映画感想 中盤 ** 2002/08/21 02:13
ファム…霧島美穂
浅倉に殺された姉(死体は冷凍保存中)を蘇らせるためにライダーとなって戦ってるわけですが…。半分は敵討ち目的っぽい雰囲気もあり。
女の子の台詞がやたら男前(悪く言えば乱暴)なのはやはり丼上さんのホンの宿命なんでしょうか。雰囲気に合っていたから良いけれど、おばさんとしてはやっぱり気になるところ。
で、その変身体のファムですが。優雅でいいですけど。(でもナイトの方がナチュラルに可憐だよなと思いつつ)
そのファイナルベントはどうなんでしょうか(^^;;白鳥が吹き飛ばした敵をばこばこ薙ぎ払うっていうのは。効率いいんですか?
…まあ、よく今まで生き残ってこられたなあ…と。
まあ、変身後のことは置いておいて。
美穂ちゃんが真司くんに絡んでくるわけで。
最初はカードデッキ狙い。
ひっつかれて硬直してる真ちゃんがかわいいったら。
靴のひも…という小道具は演出として悪くないと思いますのこと。
でもね、真ちゃん。女っていうのは美穂ちゃんに限らず、いろんな顔を持っているのよ。覚えておいた方がいいわ(笑)

そして。
雨の中、花鶏に帰った真司は、かつて出会った少女が優衣だと気付く。全部俺のせいじゃないか…あの日約束をやぶらなければ…!
これは…痛いね。ある意味、真ちゃんは何も背負っていないからこそ、ライダーたちの行く末を救う可能性を持っていたのに、彼自身が重荷を背負ってしまった。かなりとんでもない。

美穂と、真司の2度めのデート(?)で、ふいと真司と入れ替わる裏真司…ていうかブラック真ちゃんというか。いや、もう。S賀さんの演技力をあらためて見せつけられたですよ。インタビュー見ていて、S賀さんは真ちゃんより落ち着いて男っぽい感じだなあとは思っていたのですが。このちょっぴり浅倉風の狂気まで滲ませた変わりっぷりは、ただ賞賛するしかないです。
…でも、お子さまにはやっぱりわかりにくかったんじゃないかな、この展開。この辺りから、確実に客席が騒がしくなってきたもの。
 ブラック龍騎…じゃない、リュウガも、お子さまにはちょっと見分けついていなかったっぽい感じだし。ナイトはしっかり見間違えていたな。で、ショック受けていたし(笑)そうそう、映画ではダークウイングが活躍していて、それだけは手放しで嬉しかったんです、私。阿吽の呼吸でナイトを助けるし。もうこれは愛ですよ、愛。夢見てるっていわれてもいいも〜ん。

でも、なんで13人目(? オーディンはどうした)が裏真司なのか。真ちゃんのある意味、異常なまでの素直さまっすぐさが、鏡の世界に何かを作り上げてしまったのか。…それでも何か納得できないんだけどなあ。蓮だってセンセだって浅倉だってある意味みな純粋なのに。なぜに真ちゃんだけ。

けなげにも真ちゃんに最後の騙しをしかけた美穂ちゃん(ていうか、お嬢さんあなた元気に起きあがりすぎ)、道端で昇天してしまう訳ですが…。誰か一人くらい通報してもいいと思うんだけど。…その描き方の冷たさが、自分の奥底を流れる物と共鳴して、だからこそ、好きになれない。嫌悪感が起こるの、この脚本の人には。
[MAIL] written by* Me West [URL]
------------------------------------*-*-*----
[8]** 映画感想 ゲスト編 ** 2002/08/21 02:26
ここらで、ア○トからのゲスト出演をまとめておきましょうか。
まず涼君。浅倉に殴られております。…相変わらずずいぶんな役回りやなあ。…ちなみにその背後に映った神崎兄の顔の怖かったことといったら。
遊園地で、乗り物のストロボ写真(勝手に写して売りつけてくるアレだ(笑))の店員さんに真魚ちゃん。かわい〜。
エスニック料理のお店(?)で「ナマステ〜」とか手を合わせてたのが翔一くん。…主人公が一番短いってどうよ(笑)でもお子さまは結構気付いて声上げていたけど。…個人的にはお子さまが混乱するんじゃないかとちょっと心配で、やめといてほしかったな〜とか思ってしまった。ウォー○ーをさがせ状態じゃなくて、明らかにアップになってるもの。最後にお好み焼き屋で、氷川くん&小沢さん&北條さん。氷川くんだけ、真ちゃんと美穂ちゃんがせっせと焼いているロングショットから、かなり変な表情して映っていたんだけど、隣のお嬢さんは気付いていなかったみたい。何笑ってるの?って顔で見られてしまった。「不器用」に反応してたのかしらね、氷川くん。尾室くん、髪伸びていて、一瞬わからなかったです。
[MAIL] written by* Me West [URL]
------------------------------------*-*-*----
[9]** 映画感想 神崎兄妹 ** 2002/08/21 03:21
さて、今までのところはまあつらつらと書いてこられたけれども。
いよいよ鬼門に向かわなければいけない。(ため息)
「死にたくない」という優衣ちゃんの叫びこそ、ありうべき姿だろうに。
なぜ。

すべての始まりの402号室。ロウソクに灯をともし、ケーキを机に置く優衣ちゃん。(どうやって入った?)
兄妹向かい合い。
子どもじゃないんだからと。
お兄ちゃん間違ってるよ、と。
微笑みながら。
静かに倒れる優衣ちゃん。
まったく愚かなことに。
わたくし優衣ちゃんが陰腹切っていたことに(違)気付いておりませんで。
神崎兄の狂乱ぶりをみるまで、彼女が自殺したことに気付きませんでした。
神崎兄…怖かった。
彼の十数年が…彼のすべてが失われた瞬間。
彼も塵となって失せ。

…なぜ自殺。
なぜ、そんなこと。
優衣ちゃんは強いこだと思っていた自分が浅はかだったの?
でも、なぜ、そんな描き方しなきゃならない。
小さい子どもが見る作品で。
どうしようもなく、虚しさに支配されて。

2回目見たときは、「手首あんなちょろっと切っただけじゃ絶対死ねないよな。すぐ血が凝固するし」とかくだらないこと考えて、やっぱりウツ入ってしまいましたよ。

うん、まだうまく言えないや。言えないけど。
ああ…井上脚本だなあ、と。見事に虚しさ抱かせるよな、と。まったくもって失礼ながら、そんなふうに思ってしまったのでした。
[MAIL] written by* Me West [URL]
------------------------------------*-*-*----
[10]** 映画感想 終盤〜あるいは腐女子の浅はかな夢 ** 2002/08/21 04:15
リュウガを龍騎=真司だと思いこんだ蓮は、おそらくはかなりの衝撃を抱きつつ、真ちゃんに戦うように迫る。
…っつうか。今までさんざんつきあってきたんだからさ、信じてやれよ、と思うのですが。
映画で、恵里さんのことは一言も。ただの一言も出なかったね。
この時点ではもう死亡しているから、蓮はその復活を願っているという説もあるけど。
一種不自然さを感じるけど。
…正直有り難かった私を…許してほしい。

鏡の世界の真司の魔手は、ついに真ちゃんに及び。
優衣ちゃんを助けることができる、というささやきに、うなずいてしまうか、そこで、真ちゃん。…いや、真ちゃんだからうなずくか。
溶け合う二人を目撃する蓮。実体を持ったブラック真司…って、実体無しだったんすか?

両方の世界の存在が合わさったライダーは…鏡がなくても変身できるんですね。
戦うナイトとリュウガ。ダークウイングほんに活躍(ほろり)。
たまたま空中にいたために、神崎兄ソニックブームに巻き込まれずにすんだナイト。

蓮は走る。
あの悪夢の部屋へ。
彼はまた…間に合わなかった。
蓮にとって優衣ちゃんが妹のようなものであったとしても、すでに大切な存在であったと思うから。
彼のにじむ涙は、受け入れたいと思う。
破れた壁の穴から飛び込むリュウガ。
その中から、真司くんが分離。
「わかったよ」
何をわかったというの?
「他人の命なんかいらない」
そう。そうね。そうかもしれない。
でも。それしか…自殺しかなかったの?優衣ちゃん。

なにかの冗談のように、研究室と外部を往復する龍騎とリュウガの戦闘。
黒衣を影に溶け込ませるようにして、ただ見ている、蓮。

二匹の龍がぶつかり合い、またも研究室に飛び込む(苦笑)人影。
涙。それは蓮の知っている真司。

そこまではよい。
いや、よくはないけど。
そこまでは受け入れられる、かろうじて。

その後の、蓮の台詞。
一言で言えば、陳腐。
今まで20数話かけて、微妙な台詞や行動や表情で、そっと組み上げてきた関係を。
そんな直截な台詞で片づけてしまうなんて。
北岡センセのときも思ったけど。どうしてそこまであっさりと。
陳腐な、台詞に貶めてしまうのか。

最後だから?
死を覚悟しているから?

でも、あれは蓮の台詞回しじゃない。

自分が文章書きで、何をどう苦労するかと言って。
直接の表現をとらずに、想いを…押さえ込みつつ滲ませることだから。

あの台詞回しは、どうしても許せなかった。

「友と呼べるかもしれない」
「ああ、友だちだ」

…お子さまには、はっきり言わないと伝わらないわよね、と自分を納得させようとしたけれど。

私は…いったいあの二人にどんな夢を見ていたんだろう。
今はまだ…気持ちの収拾がつかなくて。

その後の蓮の台詞は完璧に理解不能だった。
だって、神崎兄、もういないもの。
最後の一人になったって、もう願いをかなえてくれる人は消えちゃったんだもの。
1パーセントの可能性も、そこには残されていないのに。
もはや、戦いは無意味なのに。

「死ぬなよ、蓮」

予告で聞いて、あれほど心暖めた台詞が、こんなに空しく響くものだなんて、知らなかった。

で?
二人で?
特攻ですか?

だいたい、なんでモンスターがうじゃうじゃ出てきてるのか、さっぱりわからない。

いきなりサバイブで、子どもたち歓声あげたけど。
映ってたのはほんの数瞬で。

エンディングですか、そうですか。

でもご主人様と死地に向かっちゃうドラちゃんとコウモリくんはけなげだな〜、と。
そこだけ2回目は思えましたさ。
[MAIL] written by* Me West [URL]
------------------------------------*-*-*----
[11]** 映画感想 まとめ ** 2002/08/21 04:35
………。文章長いだけで、結局全然整理できてなかったですね。
つまるところ、優衣ちゃんが自殺という形をとったこと。
真司と蓮の関係が、どうも自分の描いていた夢と違う終末を迎えたこと。
この二つがだめだったらしい。

………。
あらためて言いますが、私はノーマル推奨派です。
たぶん、蓮と真司に夢見ているものも、他の多くの人たちとは、微妙に違うと思います。友情とも恋情とも違う。
自分が男性に夢見ているものを、うまく言葉にできないまま、20年以上(^^;;

映画はバッドエンドなのだと…。
そういう人に何人か会いました。

テレビ版の迎える結末には…
また別の終末の図を見せてもらえるかも知れないと…
思っても…いいのでしょうか。
[MAIL] written by* Me West [URL]

[1]** ご挨拶 ** 2002/08/20 12:40
通常の掲示板では、映画をご覧になっていない方のために、内容に触れることが難しいと思います。
どうか、こちらで、映画を見て抱かれた想いのありたけを語り合っていただければを思います。
[MAIL] written by* Me West [URL]


RYUKI