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考古学
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考古学

 

「考古学」

「日本考古学発祥の地」と聞いても「?」な方も
「大森貝塚」と聞いて「あ〜、モースの発見した」と
思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
そうです、お雇い外国人として来日した米国の生物学者E.S.モースが
来日して初めて上京した1877年(明治10)6月19日、
横浜から東京に向かう汽車の窓から貝塚を発見しました。
これが日本考古学発祥の地・大森貝塚」なのです。
日本ではすでに江戸時代に新井白石や水戸光圀が遺跡発掘などを
おもなっていますが、博士の大森貝塚の発掘は日本初の学術的発掘であり、
日本初の発掘報告書である“Shell Mounds of Omori”を出版しました。
調査報告書の発行も初めてのことでした。
このことから大森貝塚は「日本考古学発祥の地」と呼ばれています。
発掘当時39歳だったモースもきっとおおらかに豊かに暮らす
縄文時代の人々に想いを馳せていたのでしょう。