生糸から製品まで

原糸が届く
生糸の写真
国内産糸は01/05現在¥3500/kgくらい。流通比率は輸入糸が圧倒的に多い。写真の状態を綛(かせ)といいます。
↓ よこ糸の加工
糸繰
糸繰している写真
綛の状態からボビンに巻き取られた状態にして、運搬やこの後の工程で使いやすくします。この写真では上下から中央に向かって糸が走っています。
合糸

緯炊
(ぬきたき)

下管巻

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湿式撚糸(ねんし)
八丁撚糸機の写真。繭の資料館にあるのはこれが壊れたもの
水撚八丁撚糸と呼ばれるもので、浜ちりめんとしての重要な工程です。写真のような木造の機械は現在ほとんど使われていません。






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乾式撚糸
イタリー撚糸機の写真
イタリー撚糸機と呼ばれるもので、変りちりめんを作るのに使われます。撚糸はいずれも左右対称の構造になっていて、右撚りと左撚りとが作れるようになっています。この辺に秘密がたくさんあります。
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枠立て
整経のセットができた写真
経糸(たていと)を作る時には、ボビンをたくさん並べて、上の方から左に小さく見える部分にすべて集められてきます。
一越や古代の場合は
合糸は行いません
合撚糸
合糸機の写真
カベ糸と呼ばれる糸と撚糸した糸を合わせて再び撚り合わせる機械です。撚糸の最終工程です。上にたくさんボビンがセットされ、撚りをかけながら下のボビンにまとめられています。
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整経
整経しているところ
上の写真でボビンの側から見た写真です。3〜400本あった糸が引き揃えて集められ、大きなドラムに巻き取られていきます。一度に40〜60反分の長さの経糸が作られます。
織管巻
下管巻機の写真
織機に組込まれる杼(ひ)の中に収められる織管を作る機械です。
各工程で作られたボビン巻の撚糸が、管に巻き取られていきます。
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織布
織布工場の様子。工場見学に来た人は見覚えがあるのではないでしょうか。 織機にたて糸とよこ糸をセットして平組織にて織り上げていきます。


どの工程も、絹糸が細いこともあり、集中力を要求され、目を使う仕事ばかりです。

ここでご紹介していない工程もたくさんあり、生糸が白生地になるまで、概ね1ヶ月かかります。
精練

検査

商標


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浜ちりめんの白生地
製品の写真。    左がから[菊華ちりめん]、[湖の華ちりめん]、手前は[古代]でしょうか。

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