浜シルク彩司苑次長:林美重子は,日本野蚕学会に参加している縁で,時々その学会で発表などをしていたりもしますが,大した事はしていません。しかし,赤井弘会長をはじめとする研究者の方々は,今までにそれこそ<目からうろこが落ちるような>研究成果を発表しておられます。
9月29日,京都西陣の織成館で行われた日本野蚕学会研究会『シルク新素材の開発』より,講演演目をご紹介したいと思います。この研究会には【彩司苑の話題】でご紹介しておりますインドネシア王妃及び王女が来賓として出席されましたことを申し添えておきます。
- インドネシアの野蚕開発計画の概要(黄金の繭と世界最大の蛾の活用計画)
(株)ヤーシルク東京事務所代表 フィトリアーニ黒田
この発表については,(株)ヤーシルクのホームページをご覧下さい。
- 世界の野蚕の開発と利用の現状
東京農業大学 赤井 弘
- 開発されるNon-mulberry
東京都 三田村 尚
- 日本の伝統染色の今後の行方
染色と生活社 富山 弘樹
- 西陣シルク産業の現状
西陣工業組合 渡辺 隆夫
- インドの野蚕織物の特性
真木テキスタイル 真木 千秋
- 柞蚕糸の現状
昭和撚糸工業(株) 林 正則
- 黄繭を利用した網野町の新製品作り
東京工芸繊維大学 一田 昌利
- 黄金繭の利用
彩司苑 林 美重子
- 神秘の輝き、自然のロマン 黄金繭
(株) じゅらく
- アナフェ繭巣の製品化
東京都 櫨川 弥希子
- シルクの非繊維利用
東京農業大学 長島 孝行
- 繊度の違いから見た家蚕及び野蚕の繭糸の物理的性質の考察
信州大学 飯塚 栄策
- 野蚕製品の今後
トレビ 今泉 正勝なお,詳しい内容については日本野蚕学会にお尋ね下さい。
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