詳細図関係

09 1階平面詳細図 平面図をより詳しく表わした1階の図面です。
柱の位置や各部分の形状や寸法、扉の開き勝手、窓の寸法など細部にわたって表現しています。細かい材料の寸法が拾い出しすることができます。見積するためには詳細図がどうしても必要です。
10 2階平面詳細図 平面詳細図の2階の図面です。大きな建物の場合、各階をさらに分割して書いたりします。後述の展開図とセットの図面といえます。
11 展開図(1) 部屋の内部を立面的に壁面ごとに(基本的には4面) 表わした図面です。扉や窓、造り付けの家具などが表現されているので、部屋の形や壁の仕上げなどがわかりやすくなっています。仕上げ範囲などが明確にわかり、正確な数量で見積もりを行なうために必要な図面です。 12 展開図(2) 展開図はすべての部屋について書きます。設計する担当者は展開図を書きながらその部屋のデザインを考えていきます。
13 展開図(3) 修正を加えながら完成した展開図です。三和総合設計(株)では展開図から完成予想図をおこして住まい手に部屋の内容について確認していただきます。 14 家具詳細図 造り付けの家具を図面化したものです。家具の大きさ、材料、仕上げを表わしています。部屋の大きさにぴったり納まる手作りの家具などを製作し、見積もりしていただくために必要な図面です。
15 1階天井伏図 1階の各部屋の天井面を表わした図面です。天井の形状や材料、回り縁、目地、照明器具の位置などがわかります。照明器具とその他天井に取付く設備などの配置を確認します。すっきりとしたデザインの住まいを造るには、天井デザインは重要です。 16 2階天井伏図 2階の各部屋の天井面を表わした図面です。材料の貼方向や目地のピッチなども記載します。材料のそつがなく、できるだけ美しく割りつけます。
17 建具表(1) 建具の寸法や仕様、数量を個別に表わした図面です。平面詳細図や展開図に表現すれば改めて作成する必要はないのですが、見積もりや建具作成の際、より早く正確に間違いをなくしていくためには大切な図面になります。 18 建具表(2) 建具の中で金属製建具について書かれた図面です。通常、木製建具と金属製サッシは発注先が違うので別々の図面とし、それぞれ手渡せるようにしてあります。
19 建具表(3) 木製建具について書かれた図面です。使用する金物やガラス、建具の塗装などについても記載します。 より良い住宅を造るためには詳細図は欠かせません。詳細図がないまま施工するということは、大工さんの頭の中のイメージに従って施工されていくということです。それで問題ない場合もありますが、できあがってみて不満が残るということも多いようです。完成してからの手直しは取り壊しの費用と再構築の費用と二重にかかります。また、できあがった部分を取り壊すと、その部分が仕上部分に見えてきて、ぶさいくなおさまりとなることもあります。施工にかかる前に充分な検討を加え、できあがりを把握するためにも詳細図による確認をお勧めします。