比叡山麓 

石積みのある門前町  坂本


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穴太衆積みの石垣 坂本では、延暦寺の里坊のみならず神社や古い民家の石塀などに特異な石積みが
みられる。これは(穴太衆積み)と呼ばれ,坂本の大字(穴太)の一帯に古来より居住し、
山門(比叡山)の土木営繕的な御用を勤めていた「穴太衆」の技術によるもので、
これは門前町の重要な景観要素になっており、特に日吉大社参道に並ぶ里坊地帯には美<しい
代表的な遺構がみいだせる。
 その特色は加工しない自然のままの石面を巧みに用いて石積みの面を構成し自然の美しさを
たもっている。(大津指定文化財)
 坂本は三塔十六谷、三千坊といわれる権勢をふるった比叡山延暦寺の台所を預かる町として栄え
琵琶湖に面した下阪本港が開け、都への交通の中継地となっていたため多<の物資が坂本へ集められ
―大商業地としても繁栄し、比叡山が日本仏教界に君臨し仏教の母山としての勢力を持ち
ますます延暦寺の勢力は頂点に達してきた。これを恐れた織田信長は自ら火を放ち全山を焼き討ち
してしまった。‥‥・しかし、その後信長は比叡山監視のため此の地に居城を構えさせた明智光秀に弓を
引かれようとは………千古の歴史を秘めた延暦寺。すさまじい戦国の歴史の渦中にあった坂本。
四季の風雪に耐えてきた坂本。
今は豊かな自然に恵まれた静かな街並みからはとても想像もつかない。
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