SE/30 PDS Slot
Macintosh SE/30のPDSスロット


Macintosh SE/30を改造するにあたってPDSスロットのピンアサインを知っていると便利なことがあります。SE/30のPDSスロットは120ピンEuroDINコネクタを使用しています。
ここにそのピンアサイン、信号割り当て、信号の説明を図表に示します。
参考文献: Guide to the Macintosh Family Hardware, 2nd Ed., Addison Wesley, 1990.


PDSスロットのピンアサイン


PDSスロットの信号割り当て

  A B C
1 Reserved Reserved PWROFF
2 Reserved GND /NUBUS
3 /BUSLOCK /TM1A /TM0A
4 /IRQ3 /IRQ2 /IRQ1
5 /IPL2 /IPL1 /IPL0
6 /CIOUT /DS /RMC
7 /STERM /CBACK /CBREQ
8 /DSACK1 /DSACK0 R/W
9 SIZ1 SIZ0 /AS
10 /BGACK /BG /BR
11 FC2 FC1 FC0
12 /RESET /BERR /HALT
13 D0 +5V D1
14 D2 D3 D4
15 D5 D6 D7
16 D8 GND D9
17 D10 D11 D12
18 D13 D14 D15
19 D16 +5V D17
20 D18 D19 D20
21 D21 D22 D23
22 D24 GND D25
23 D26 D27 D28
24 D29 D30 D31
25 A31 +5V A30
26 A29 A28 A27
27 A26 A25 A24
28 A23 GND A22
29 A21 A20 A19
30 A18 A17 A16
31 A15 +5V A14
32 A13 A12 A11
33 A10 A9 A8
34 A7 GND A6
35 A5 A4 A3
36 A2 A1 A0
37 +5V +5V +5V
38 CPUCLOCK ECLK C16M
39 GND GND GND
40 -12V -5V +12V

 実際のSE/30のPDSスロットのピンには、A、B、Cそれぞれに1〜40に番号がふられているわけではなく、1〜120の通し番号がふられています。
 SE/30ロジックボード上面からPDSスロットを見ると、スロット横のロジックボードに40、120といった数字が印刷されています。そして、ロジックボード下面を見ると、GND用の網目状のプリントパターンに一致してGNDのピンが出ています。ですから、これらを目印にして、上の図表のピン位置と実際のピン位置を対応させることができます。


PDS信号の説明

A (31-0) Address lines. アドレスライン
FC (2-0) Function code. ファンクションコード。現在のバスサイクルのアドレス空間を特定する
D (31-0) Data lines. データライン
/IPL (2-1) Interrupt priority lines. 割り込み優先レベルライン
/CIOUT Cache inhibit out. 外部キャッシュの禁止処理
/CBREQ Cache burst request. 命令およびデータキャッシュに対しバースト要求を特定する
/CBACK Cache burst acknowledge. デバイスがバーストモードで処理できることを示す
/STERM Synchronous termination. ポートのサイズが32ビットで、データが読み込みサイクルの次のクロックの立ち下がりでラッチできることを示すバス要求信号
/DSACK (1-0) Data acknowledge. データ転送処理が完了したことを示す
/SIZ (1-0) Transfer size. 現在のサイクル内で転送すべき残りのバイト数を示す
/BR Bus request. バスマスタになるための外部デバイスの要求信号
/BG Bus grant. バスの承認。現在のプロセッサバスサイクルが完了すると引き続いて外部デバイスがバスマスタになることを示す
/BGACK Bus grant acknowledge. 外部デバイスがバスマスタになったことを示す
/RESET System reset. システムリセットを示す
/BERR Bus error. バスエラー。正しくないバス操作を行ったときの信号
/RMC Read modify cycle. 現在のバスサイクルは不可分なリード、モディファイ、ライト処理の途中であることを示す
R/W Read/write. バス転送が読み込みか書き込みか定義する
/AS Address strobe. アドレスストローブ。正しいアドレスであることを示す
/HALT Halt. プロセッサのバス処理を中断する
/DS Data strobe. データストローブ。読み込み処理中、デバイスにバスにデータがあることを知らせる。書き込み処理中、データが正しいことを知らせる
PWROFF Power off. 電源をオフにしようとしていることを知らせるステータス信号(SpecialメニューからShut downが選択されたことを示す)
/NUBUS NuBus space access. アドレスが $6000 0000 から $FFFF FFFF の範囲にあることを知らせる。CPU が内蔵ビデオディスプレイをアクセスした時に、この信号はアクティブになる。(拡張カードはこの信号を利用できる。ビデオ回路との混乱を防ぐためにスロットのアドレス範囲をさらにデコードする)
/BUSLOCK NuBus buslock. Macintosh SE/30 では、/BUSLOCK 信号は使われていない
/TM1A NuBus transfer mode bit 1. VIA2 への入力。しかし、現在のシステムソフトウェアでは利用されていない
/TM0A NuBus transfer mode bit 0. VIA2 への入力。しかし、現在のシステムソフトウェアでは利用されていない
/IRQ (3-1) Interrupt input. /IRQ3、/IRQ2、/IRQ1 の各信号は疑似スロットアドレス(スロット$9-$B)に対応した汎用割り込みライン
CPUCLOCK 16.67MHz CPU Clock. タイミングを合わせたり、同期を取ったりするクロック信号。周波数は 16.67MHz
ECLK E clock. メイン回路ボードにあるVIAチップ用のクロック信号
C16M 15.6672MHz gen clock. 周波数が 15.6672MHz の汎用クロック信号
GND Ground. グランド

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