|
私の父の母、つまり祖母は今年で78才であるが、虫歯が一本もない。
この間祖母の家へ遊びに行った時、洗面所に歯ぶらしが三本も置いてあることに気付いた。一人で暮らしているのに、何故三本もあるのか聞いてみると、細かい歯ぶらしは奥歯用、二つ目は歯と歯のすきま用、そして最後はやわらかい毛で木製の歯ぶらしで歯ぐき用に分類しているそうだ。又、どうしてそんなに丁ねいにみがいているのか聞いてみると、いつまでもおいしいものを自分の歯で食べたいからだと言うのだ。しかも3ヶ月に一度、歯科医に通い、メンテナンスも完璧であるらしい。歯を見せてもらうと見事にピカピカだった。さすがだと感心した。
歳をとるごとに体は衰えていくが、それと同時に歯は衰えていくと思う。今はまだ若いし少々放っておいても気にならないが、虫歯や歯周病は後から大きなダメージとなって、自分に返ってくるものだと思う。厚生省と日本歯科医師会は「8020」運動を展開している。これは、「80才になっても20本、自分の歯を保ちましょう」というキャンペーンだがまさしく祖母の実践はこの運動そのものである。私は祖母の、簡単なようで粘り強い長年の積み重ねに驚かされたが、私自身この祖母に学び、この夏からこつこつ歯みがきに取り組みたいと思った。
|