セロシオンカプセル10(山ノ内)B型慢性肝炎治療剤

1.何の薬?

 このお薬の名前はセロシオンカプセル10(プロバゲルマニウム)です。このお薬は免疫能を賦活することによって肝炎ウイルスのマーカーを改善し,B型肝炎をしずめるお薬です。

2.飲み方

 130mg3回に分けて,食後に服用します。

3.注意する事

 普通は妊婦又は,妊娠している可能性のある婦人には使用しません。又授乳中,やむを得ず服用する場合は,授乳を中止する必要があります。(母乳中へ移行)
小児には
,投与できません。

4.食事、他の薬  の影響

 食後の方が,このお薬の吸収がよいので食後に服用して下さい。

5.副作用

副作用では,過敏症状で皮疹(0.5%)が最も多く現れます。
また
,体調に異常を感じられた時は,速やかに医師または,薬剤師にお尋ね下さい。(下記参照)

6.その他(厚生省副作用情報)
平成
77

 プロバゲルマニウム投与によるB型慢性肝炎の急性憎悪が発現したとの症例が3例報告されており,うち2例が死亡している。B型慢性肝炎の経過中にウイルスの重複感染やアルコール性肝障害が加わると,いわゆるacute on chronic急性肝不全が出現したり,B型慢性肝炎が出現して肝不全に陥る場合があることが知られている。しかし,いずれの症例もブロバゲルマニウム投与後にB型慢性肝炎の急性憎悪が発現しており,本剤との関係は否定できない。プロバゲルマニウム投与にあたっては,B型慢性肝炎の急性増悪があらわれることがあるので,観察を十分行い,異常が認められた場合には投与中止し適切な処置を行う必要がある。

−この情報により本剤使用上の安全対策として。−

(1)黄疸の発現した症例に死亡例が報告されているので,黄疸のみられる患者には投与しないこと。
 
禁忌(次の患者には投与しないこと。)
  黄疸のある患者
(2)慢性肝炎の急性憎悪を早期に発見し変症化させないために定期的に肝機能検査を行うこと。
警告
慢性肝炎が急性増悪することがあり
,死亡例が報告されている。
一般的注意
(1)慢性肝炎の急性憎悪があらわれることがあるので,定期的に(特に投与後2,4,6)肝機能検査を行うなど十分注意すること。また,肝機能障害の憎悪,黄垣があらわれた場合には,本剤の投与を中止するとともに適切な処置を行うこと。
 なお
,本剤服用中に眼球・皮膚の黄染,褐色尿がみられた場合には,直ちに連絡するよう患者に注意を与えること。
(2)上記の他,本剤の臨床効果を確認するため,下記の点に注意すること。
@本剤の投与中は
,4週ごとに臨床検査を実施すること。
A
HBe抗原の陰性化がみられた場合は投与を終了すること。
B投与開始
16週目に,ウイルスマーカー(HBe抗原)を含めた臨床検査を実施し,ウイルスマーカーの改善がみられなかった場合には,他の療法を考慮すること。