テルロン錠0.5 (日本シェーリング) 選択制ドパミン作動薬

1.何の薬?

 このお薬の名前はテルロン錠0.5です。このお薬は,脳下垂体に作用し,プロラクチンと呼ばれるホルモンの分泌を抑えることにより高プロラクチン血性の排卵障害や下垂体腺腫に有効であり,また乳汁漏出症にも効果を発揮します。

2.飲み方

 11錠を1日2回食後に服用します。尚,症状により適時増減することができます。

3.注意する事

血圧低下がみられることがありますので,自動車の運転等危険を伴う機械の操作をしない様にして下さい。
投与中に血圧の上昇
,頭痛,中枢神経症状等があらわれた場合は,投与を直ちに中止し,その旨を医師または薬剤師にお伝え下さい。

小児に対する安全性は確立していません。男性には使用経験がありません。
妊婦への投与は治療上の有益性>危険性の場合のみ行います。また
,乳汁への移行が認められていますので,授乳中の方への投与は避け,やむを得ない場合は授乳を中止します。

4.食事、他の薬  の影響

次の薬剤との併用に注意して下さい。
1)降圧剤:血圧低下がみられることがあります。
2)アルコール:相互に作用を増強します。
3)マクロライド系抗生物質(エリスロマイシン,ジョサマイシン 等):血中濃度が上昇することが類薬で報告されています。

5.副作用

 主なものは悪心,嘔吐,便秘等の消化器症状とふらつき,眠気等です。これらは服用法の変更(食直後)や減量(低用量より始め漸次増量)などで軽減されることがあるので,医師または薬剤師にご相談下さい。 
 また
,ときに発疹があらわれることがありますが,このときは服用を中止します。

6.その他