漫画レヴュー

好きな漫画の書評を掲示板で投稿してね。
作品に対する意見、エピソード、思い出話しなど、どんな内容でも結構です!



I"s<アイズ> - 桂正和
投稿者:ピヨヒコ
I"s<アイズ>1997年週刊少年ジャンプ19号から連載を開始した桂正和の代表作。思ってることとは逆の気持ちをに言ってしまう主人公を中心に伊織、いつき、3人の男女のせつない三角関係を描き、累計1000万部(全15巻)を超える絶大な指示を得た恋愛コミック見ていてジレッタイところが結構あるがとにかく絵が綺麗に画かれているところに注目して読んでほしい、まぁ今で言う「いちご100%」みたいな漫画です。オススメ!


ああ一郎 - こせきこうじ
投稿者:陣内
80〜81年に連載された根性漫画で、こせきこうじ先生のデビュー作。中央中学柔道部の長島一郎は、外見はチビで不器用でなんの取柄もないが、泣き言も言わず根性でこなす。その直向な気持ちが周りの人間を感化させ、地区優勝を目指して地獄の特訓を乗り越え、柔道大会のあらゆる強豪と相見え、これを打ち倒してみごと優勝を勝ち取る。
後にヒット作となる‘県立海空高校野球部員山下たろーくん’‘ペナントレース やまだたいちの奇蹟’の原型ともいうべき存在であり、こせき先生の漫画の原点がここにある。ただ地区大会優勝で終了していれば、短編でも名作という存在になったであろうに、当時のジャンプの事情でこれに代わる連載ができなかったために2部を行うことになってしまい、明らかに付け足しという話が続いて最後が完璧な形で終われなかったのが残念だった。だがやたらとかっこつけるスポーツ漫画に比べると地味で泥臭い感じもするが、どんな不器用な人にも努力すれば報われるという現実味があり、人間の本質といえるものがつまった作品である。


嗚呼どす恋ジゴロ - 平松伸二
投稿者:岩瀬
平松伸二が週刊漫画ゴラクで月1連載した「どす恋ジゴロ」の続編。やってる事はビジネスジャンプでやってた事と大して変化は無いが、オヤジ雑誌での連載と言う事で開き直ったか、少しエロが強調された。ラストシーンでの甚句も相変わらず渋くてよかった。コミックス全2巻の連載だったが、そこそこ楽しめた。


嗚呼!!毘沙門高校 - 宮下あきら
投稿者:風原
83年に連載された宮下あきら先生のアクション漫画。日本の奥深い山奥に日本一の貧乏村・毘沙門村があり、そこの毘沙門高校の修羅三四郎たちが底知れないパワーをもって都会の者たちを圧倒していく。当時はスケールのでかい作品が欲しかったために描いたらしいが、でもいくら漫画とはいえ、少々やり過ぎた面も多かった気がする。まあこれは宮下版“燃えるお兄さん”といった感じで、どちらかというとギャグ系漫画にあたるか。


I'm A Faker ! - やまもとかずや
投稿者:しあぶら
2001年後半にジャンプにて連載。ネットで「バスケ部の一年生ナンバーワンの実力者」といいながら実際は知識だけのド素人の主人公がウソがばれないようにネット仲間とストリートバスケを始めるという話。連載前は以前大ヒットしたバスケマンガ「スラムダンク」があったことやストリートバスケという新鮮な題材など期待されていたが始まってからは会話ばかりで中々バスケが始まらなかった。やっと試合が始まった瞬間に打ち切られる。主人公がへたれすぎて感情移入しづらかったのも敗因だろうか。絵は地味ながら綺麗で話し運びもまずまずだったのに。とにかく「華が無い」マンガであった。


アイアンジョーカーズ - ほそのゆうじ・有賀ヒトシ
投稿者:スットーン
去年の春に少年週刊チャンピオンで連載されたヒーロー漫画。全2巻。話や巻数からすれば、当然打ち切りである。4人目の破戒獣である怒鬼(伊狩タケル)との戦いの最中に何と原作者ほその氏が「有賀君、後はまかせた!!」と言って逃亡したのである。
肝心の中身はというと、特に傑出した部分があるわけではない。1〜2話ならたった1話分だけで上手くまとめて敵を倒した所は評価できるが、その次のHELL腹、怒鬼にはダラダラ感が拭えず、ただ戦いを繰り返すだけの内容になった。必殺技がロケットパンチだけというのも…。結局、こんな構成ではキャラの掘り下げが出来るわけがなく、ワシの中で唯一個性的なキャラは清○○長似の暴走族(後に破戒獣)だけだ。同じボリューム、打ち切り作品の「バオー来訪者」と比べれば月とスッポン。原作者が腐ったために作品も腐った典型的な打ち切りパターンだった。
しかし、有賀氏は非常に素晴らしい画力と話作りが上手い漫画家である。是非、「ロックマンメガミックス」と「ビッグオー」を読んで欲しい。絶対にハマるから。


アイシールド21 - 村田雄介・稲垣理一郎
投稿者:清原
この漫画は、原作の稲垣理一郎が第七回ストーリーキングのネーム部門でキングを受賞したのがきっかけで、まず前後編の読み切りになって連載になった漫画です。今はNASAALIENSと試合をしていますが、僕は新連載の頃から読んでいるのですべての試合を知っていますが、個人的には王城ホワイトナイツとの試合が好きです。恋ヶ浜キューピッドや賊徒学園カメレオンズなどと試合をしました。クリスマスボウルはどうなるのか、ムサシは戻ってくるのかどうなるかはわかりませんが、これからも読み続けます。ちなみにキャラではヒルマが好きです。やっぱりアイシールド21はいいですよ。


アイシールド21 - 村田雄介・稲垣理一郎
投稿者:アムロン
知名度の低かったアメフトを題材にしたスポーツ漫画。ストーリーはただのパシリがアメフト部に入り、ただのパシリから光速のランニングバックへ成長していくというもの。その後は仲間が増えたりアメリカに行ったりと強引な感じがするこの作品ですがこの漫画がきっかけでアメフトに興味がわいた人もいるのではないでしょうか?


アイシールド21 - 村田雄介・稲垣理一郎
投稿者:プー
もう、この漫画を作ってくれた稲垣先生、描いてくれた村田先生に感謝!!!!! 2003年の夏休み、兄の部屋で勝手に読んだのがこのアイシールド21です。1巻からちゃんとやめばハッキリ言って誰でもはまります。「は?はまらんし。」とか思ってるアナタ!!! 一度だも言いのでよんでみては?きっとアナタもハマリます!!!4月6日の7時からアニメ放送STARTです!!! え?何でアニメ化? そりゃーこの漫画が大人気だから!!!!!!!!!!


あいつとララバイ - 楠みちはる
投稿者:風原
81〜89年に少年マガジンで連載された楠みちはる先生のラブコメ入り青春バイク漫画。高校休学中の菱木研二は、ある日バイクで仕事に向かう途中、突然後ろの席に女の子が「成田空港まで行って」と言いながら飛び乗ってきた。その子の名は佐藤友美。憧れの人がアメリカに旅立つので急いで追って来たのだったが、一足違いで出発してしまう。その後研二と同じ横浜西高に入学した友美はクラスで再び研二と再会。2人の学園生活が始まる。
当時少年チャンピオンで連載されていた‘750ライダー’(石井いさみ作)で確立された、バイクの腕前のうまい主役の青春ラブコメ漫画の形式で作成されたのが本作品で、バイクは当時最高といわれたカワサキZ750RS(通称ZU)を使用。それを使いこなしたライディングセンスをうまく描いており、当時憧れた読者も多かった。この抜群のバイクセンスとラブコメをうまく絡ませた設定は非常によくできており、読者の支持も高く、これが現在の「湾岸ミッドナイト」に繋がっている。83年には当時人気だった錦織一清・東山紀之・植草克秀等の少年隊出演による映画が製作された。


あいつはアインシュタイン - 石垣ゆうき・宮崎まさる
投稿者:風原
88〜89年に少年マガジンで連載された石垣ゆうき(原作:宮崎まさる)先生の社会漫画。青葉学園助教授としてアメリカからやってきた高瀬 極は、マサチューセッツ工科大学を首席で卒業し7つの博士号をもつ天才児。その天才的頭脳をフルに生かして、発明や社会のあらゆる難題に挑戦していく。
現代のあらゆることに科学的な見解でみるというテーマをもとに作られた作品で、我々一般人がTVぐらいでしかお目にかかれない科学的分野の世界を漫画でわかり易く描いている。いろんな発明や開発がどんな形で発想し行われるかを科学的に分析し、よく教えているところは、後の「MMR」にも影響を与えている。


アウターゾーン - 光原伸
投稿者:岩瀬
91年から94年までジャンプで連載された一風変わった作品。アウターゾーンという不思議な空間に関わった色々な人間達の人間模様を読み切り形式で描いた作品。狂言回しのミザリィ以外はほぼ毎回新しいキャラばかりなのがジャンプでは新鮮だった。後半は作者が体調を壊した為か少々グダグダな展開になって、あっけなく終了した。ちょっと続きすぎだったかな?


蒼き神話マルス - 本島幸久
投稿者:風原
96〜99年に少年マガジンで連載された本島幸久先生の競馬漫画。凪野馬守と大学教授の両親は牧場で競走馬の研究育成を行い、名馬ヘルメスを育て上げたが、ヘルメスの仔作りは困難を極め、そのために母を過労死させてしまう。一度はあきらめた父子だったが、母の研究日誌を読み再びヘルメスの仔を作ることに挑戦。苦闘の末ついにマルスを誕生させる。そして幾多の試練を乗り越え、マルスは競走馬として成長。馬守も騎手となってマルスと共にレースに挑んでいく。
前作の「風のシルフィード」の成功によって、その流れを組む新たにつくられた競馬漫画である。シルフィードと同一世界の作品だが、シルフィードが白馬であるのに対して、マルスはシルフィードのライバル馬・マキシマムのディングル血統のために立場が反対になっているため、正規の続編ではない。また前作が馬と人の友情が物語の主であったが、こちらは競馬界の裏やドーピング等のどろどろとした内部事情等が描かれ、前作に比べると暗いイメージに仕上がっている。より現実の競馬世界に仕上がった作品だが、マルスはシルフィードの事故死と違い、最後のレースで大往生している。前作と合せてすべてを締めくくった形で終わらせているが、作者はこれで終わりではなく、また新たな物語が始まるとKCで述べている。新しい世界の続編が生まれることを期待したい。


碧奇魂ブルーシード - 高田裕三
投稿者:しあぶら
コミックガンマの創刊時より連載されていたガンマ最大の看板マンガ。日本神話をモチーフにしたアクションもの。アニメのほうは好評であり、90年代アニメブームを支えた佳作であったが、こちらのマンガ版は話が破綻しかけて、尻切れトンボ気味に終わった。その後、看板を失ったガンマはまもなく休刊に追い込まれてしまう。


青空フィッシング - 高橋よしひろ
投稿者:風原
81〜82年に連載された高橋よしひろ先生の釣り漫画。東京郊外の自然のある地に引っ越してきた早瀬まさるは、近くの川で自分で作った手製の釣り竿と針で釣りしてみるが、偶然大きな魚がかかる。惜しいところで逃してしまうが、その時に釣りの面白さを体で覚えたまさるは以後本格的な釣りに挑戦していく。
当時マガジンで‘釣りキチ三平’という釣り漫画が連載されていたために、対抗するためにつくられたもののようだ。そのために現実には考えられないような魚もでてきたりして、スケールの大きい展開も出てくるが、本格的な釣り漫画には勝てず、1年足らずで終了してしまう。また釣りブームがくるのがこれから10年以上先の話であり、少々早く出すぎた作品だった。


アカテン教師梨本小鉄 - 春日井恵一
投稿者:うそ800万
約10数年前に週刊ジャンプで連載されていた学園もの。元ギャンブラー、サングラスにニット帽、髭、煙草と見かけはどう見てもプータローな小鉄が中学生を受け持つ。基本的には現代教育の矛盾を常識はずれの小鉄が正していく教育もの。元ヒーローの回、歌手を目指す回などはかなり泣けるいい話なのだが他は中学生にカンニングを勧める、生徒の金を集めて即興賭博、宴会では酒を勧めるとすごい内容。こんな内容でよくクレームにならなかったのはすごい。最後はジャンプお決まりのバトル編に突入し終了。色々な意味ですごい作品です。現在単行本を入手するのはかなり困難。


暁!男塾 - 青年よ大死を抱け - 宮下あきら
投稿者:岩瀬
当時創刊されたばかりのコミックバンチの蒼天の拳とエンジェルハートへの対策として立ち上げた連載。元々宮下さんはシリアスなタッチで男塾の続編をやりたかったのでスーパージャンプと利害が一致して始めた。基本的にキン肉マンU世と同じような路線だが、これはこれで味があって良し。ただ掲載雑誌が隔週雑誌なのでイマイチ展開が遅いのが難点か。これからはできるだけ展開を早めて欲しい。


暁!男塾 - 青年よ大死を抱け - 宮下あきら
投稿者:鳳童
2001年からスーパージャンプで始まった“魁!! 男塾”のU世もの。剣桃太郎の息子・獅子丸が男塾に入学し、例の如く男を磨くしごきやいろんな闘いで活躍する。
ジャンプで人気を集めた“魁”の続編であるが、宮下先生も魁での終わり方が納得してなかったのか、スーパージャンプに頼んで描かせてもらったそうだ。やはり前作の魁の終わり方が不満だったのかもしれない。魁が終了してから10年ぶりで、絵の迫力が少し減ったが、熱き内容は相変わらずである。これも最初は男塾のしごきから始まったが、前作同様今はバトル形式に変わっている。やはり宮下先生はこういう闘争もののほうがいいのだろう。二番煎じなネタも出てくるが、それでも前作と同じく人気の程は高い。魁のファンもいるだろうけど、やはり熱いバトルものは時が経っても好かれるのだろう。如何な時代であってもやはり人が求めるのは、こういう心から熱くなれる作品なんだろうから。


あかね色の風 - 車田正美
投稿者:岩瀬
スーパージャンプで車田さんが連載した幕末を舞台にした作品。主役は新撰組の沖田総司である。顔はいかにも車田さんがよく描くタイプの美形です。内容は車田作品にしてはやや単調な感じで割りと普通でしたね。続きを描く予定はあったらしいが結局は描かれなかった。


あきら翔ぶ! - とだ勝之
投稿者:風原
89〜96年に月刊少年マガジンで連載されたとだ勝之先生の少年野球漫画。広島県南東の瀬戸島にある瀬戸島中学野球部はあきらや帆足を含む8人しか部員がいなかったが、ある日本州から新村 孝が転校して来て、ついに9人揃う。ベストメンバーが揃った初めての試合相手は県大会準優勝校だったが、あきらたち個性派選手の活躍とのびのび野球で見事勝利し、ここから瀬戸島中野球部の進撃が始まる。
映画‘瀬戸内少年野球団’をベースにしたもので、とだ先生も広島出身で少年時代は野球をしていた経験があり、それらの経験を生かしてつくられた作品である。純粋な少年たちが野球に打ち込むところが非常によかった。県大会まではいいストーリーだったが、後半になってあきらたちが軟式から硬式へと移り変わり、ジュニアリーグ編になってからは話が飛躍し過ぎてしまい、少々興味を殺がれてしまったが。だが非常にテンションのいい熱血少年野球漫画で、野球がおもしろくする要素が含まれた作品で非常に気に入っている。


悪たれ巨人 - 高橋よしひろ
投稿者:陣内
76年から80年まで連載された高橋よしひろ先生の少年野球漫画。下町の少年野球チームの補欠だった村瀬明は、ある日その強肩と天性の運動能力を監督に見込まれ、出来立ての新チーム・新町ヤング巨人の一員となる。少年野球大会には万能左腕平松や強打者江藤・USチームのライザー等の強敵が立ちはだかるが、村瀬は生まれ持った天性の力とガッツあるプレーでライバルたちを倒して行き、見事優勝を果たす。そして新たに結成された硬式少年野球チーム・ジュニア巨人の一員となる。その監督は長嶋茂雄氏だった。
ジャンプでは“炎の巨人”や“侍ジャイアンツ”といった当時人気だった巨人を扱った作品が終了し、75年に長嶋巨人軍が初の最下位に落ちたこともあって、巨人を盛り上げようとするために始めたものらしい。作者の高橋よしひろ先生は“銀牙”等の犬漫画で有名だが、これが週刊でのデビュー作だった。それまで本宮ひろ志先生の下でアシスタントを努めていたので、本宮流の熱血漢も移行されている。当時はボクシングの“リングにかけろ”と共に熱血スポーツ漫画としてジャンプを引っ張ってきた偉大な名作である。時代は古いけど、野球の内容としては今でも十分熱くなれるものであり、少年野球を目指す者には購読を進めてもいいほど。それゆえにぜひ復刻版の出版を願いたいが。


悪党 - 本宮ひろ志
投稿者:岩瀬
本宮さんが「サラリーマン金太郎」の終了後に執筆した選挙漫画。・・・だったのだが本人がやる気ゼロの状態で連載していた為かイマイチ盛り上がりに欠けていた。そして8回くらいで本人が連載を投げてしまい強制終了。その為コミックスにもならなかったレアな作品であった。せめて半年くらい休んでから描いてもらえば良かったのに。残念。


悪忍−加藤段蔵無頼伝− - 海道龍一郎・今泉伸二
投稿者:岩瀬
週刊コミックバンチでシリーズ連載されている作品。原作・海道龍一郎、作画・今泉伸二。伊賀にも甲賀にも属さない、孤高の忍者・加藤段蔵の活躍を描いた作品で、今までの今泉作品とはうってかわって自分の目的の為には非情に徹する段蔵の行動が痛快です。ただ描きだめして掲載されるパターンなので、一回区切ると次の掲載まで間が空くのが欠点です。


アゴなしゲンとオレ物語 - 平本アキラ
投稿者:タケ
平本アキラが『ヤングマガジン』で連載している作品。連載が始まった頃は、デビュー当時の小林よしのりを思い出させる程の汚い絵だったが、今では最初の頃とは比べ物にならない程上手くなり、話的にも初期のクセのある感じが無くなり、とても面白い漫画となっている。内容は運送会社・アゴナシ運送の社長 ゲンさんと数少ない従業員 ケンジを中心に色んな事が起こって行くギャグマンガで、初期の頃ではゲンさんのダメ人間振りがウリだったが、今はたまにホロリときて最後に落とす的な話が殆どとなった。『ヤングマガジン』連載であるにも関わらず、『ジョジョ』や『銀牙』等のジャンプ系や、『プロレス・スーパースター列伝』や『実験人形ダミー・オスカー』等の 今、『ヤングマガジン』を読んでいる10代から20代の読者の90%以上が知らないような作品のパロディも豊富で実に楽しい。自分的には今やっているギャグ漫画の中では、この作品が一番オススメである。


あした天気になあれ - ちばてつや
投稿者:陣内
81〜91年に少年マガジンで連載されたちばてつや先生のゴルフ漫画。プロゴルファーを目指す中学生・向太陽は、荒川河川敷のゴルフ場で練習生を務めながらその腕を磨いていた。やがてプロテストに受験し、一癖も二癖もある受験生たちにもまれながらも最年少で合格し、プロゴルファーとなる。華麗さはないが地道なプレーでいろんなプレーヤーたちに打ち勝って行き、最後は全英オープンに出場。ジャック・ニクラウスと激戦を演じ、見事優勝を果たす。
ゴルフ漫画といえば、かっこよさを描いたものが多いが、この主人公の向太陽はデブで地味で器用さのない普通の男であり、プレーにも派手さはない。そのため漫画全体として地味な感はあるが、それでもうまくストーリーを作って名作にしてしまうちば先生はさすが漫画界の巨匠である。太陽が「チャーシューメン」と叫びながらリズムとタイミングを掴みながら球を打つしぐさは、当時流行した。84年にはアニメ化される。最後は見事優勝で幕を閉じ、名実とともに名作となった。


あした天兵 - 幡地英明
投稿者:風原
83〜84年にかけて連載された幡地英明先生の高校野球漫画。主人公の真田天兵は同級生の沢井洋子にほれていたが、彼女には甲子園に出場した野球の名門・関東学館のエース・村雨という恋人がいた。村雨に負けないために野球の道を行くことを決意した天兵は、ある成り行きで偶然知り合った人情派の倉本の導きで夢島学園野球部に入り、打倒村雨と甲子園出場を目指す。
最後はライバルと練習試合をやり、負けたところであらたな闘志を燃やすといったところで終了している。こういう展開の高校野球漫画はよく見られがちで、あまりにも地味な設定だったために人気が上がらなかった。“友情・努力”とジャンプの3大要素の2つを兼ね備えた作品だったが、当時はスリルある展開とすさまじい必殺技が要求される時代であったために、こういう目立たない話は読者には受け入れられず、そのためにあまり印象の残らない作品となってしまった。


あしたのジョー - 高森朝雄・ちばてつや
投稿者:岩瀬
少年マガジンの最盛期を「巨人の星」と一緒に支えた大看板漫画。一般読者だけにとどまらず、時の大犯罪者までも熱中させた脅威の作品。主役の矢吹ジョーの男っぽさと個性的な脇役達の巻き起こす様々な出来事が面白かった。ボクシング漫画の不朽の名作として終了して30年以上経過して尚、幅広く支持されているのは凄い。宿命のライバルだった力石との試合で本当は終わる予定だったが、その辺りから異常に盛り上ってしまい結局しばらく休載してから連載続行する事になったらしい。そして最後のホセとの試合に話は進むのだが、当初高森さんの原作ではジョーが試合に負けて皆に別れを告げて旅に出る設定だったが、作画者のちばさんが不満を漏らして作画の際に話をいじくって、あの伝説のラストシーンになったらしい。今でも、ちばさんの所に「ジョーは死んだのか?」という質問が来るらしいが、ちばさんは「それは読者の方々の判断に委ねます」として明確な答えは出していないそうだ。


アストロ球団 - 遠崎史朗・中島徳博
投稿者:風原
72〜76年に連載された原作:遠崎史朗・画:中島徳博の超人格闘野球漫画。日本が誇る不世出の名選手である故・沢村栄治の出征先・フィリピンで遺志を継いだという謎の人物・シュウロによって集められた、体のどこかにボール型のアザを持つ昭和29年9月9日午後9時9分9秒生まれの9人の超人たちが、打倒巨人・打倒米大リーグを目標に掲げて、世界最強の野球チームを結成する物語。
野球漫画として誕生しながらその内容は従来の野球とは大きく異なり、スポーツではなく真の死闘というべきもので、試合場で切腹したり再起不能になったり等支離滅裂な展開で行われた。また‘ジャコビニ流星打法’‘アンドロメダ大星雲打法’などのいかにも大それた名前の打撃、‘スカイラブ投法’‘ファントム大魔球’など等、ルールも何もあったもんじゃない危険極まりない超人殺人技が炸裂するため、大半の選手は瀕死の重傷を負う。野球という名目の闘いというべきだろう。“少年マガジン”の『巨人の星』に対抗するためにそれまでにない野球漫画の製作を試みたのだろうが、あまりにテンションが凄過ぎて現実離れしすぎた。こんな破天荒な展開にもかかわらず4年の長期連載となるが、行われた試合数はわずかに3試合だけ。だが本作品はジャンプに必殺技というものを定着させ、後々の『キン肉マン』『魁!!男塾』等の格闘技漫画を始めとする数々の作品に多大な影響を与えた。超人たちのこの破天荒な試合ぶりが、球界のドンこと川上哲治を怒らせる結果となり(当然だろう)、「アストロ球団」は球界から追放され、最後はマサイ族と戦うためアフリカへ出発するという結末で終わる。今考えると、いくらすごいものが求められた時代だったからだといっても、こんなハチャメチャな内容の作品がよくウケたなあと感じた。今現在の人が観たってとてもついていけない内容だと思う。2005年にはTVドラマ化されるが、特訓や必殺技の特撮がちゃちだった。実写じゃやはり雰囲気をつくるのは難しいか。


あずまんが大王 - あずまきよひこ
投稿者:NARA
読んでいるといつのまにか笑ってしまう良いマンガです。作者のあずまきよひこ氏は非常に笑いのわかる人です。4コママンガのランキングでは2位に記録されてます(この4コママンガが面白いランキング)。当初「月刊・コミック電撃大王」に連載してたマンガで、今は「よつばと」を連載中です。


AT Lady! - のむら剛
投稿者:風原
89〜90年に連載されたのむら剛(現岡野剛)先生の婦警ロボットギャグ漫画。警視庁の春田警部が開発した7号は先輩1〜6号の残り部品で造られたために、他のAT(オートマティック)レディーたちに比べると性能は劣るが、7万馬力の怪力でおとぼけながらも事件を解決しながら成長していく。
最初はFJ等で読切を出してから連載を開始したが、急遽終了してしまう。何でも作者が事故に遭って、連載が続けられなくなってしまったからだという噂を聞いたが、真相はわからない。ただ絵も内容もそれなりによかったために、急な終了は惜しまれる。作者はその後PNを岡野剛に変え、真倉 翔先生と組んで‘地獄先生ぬ〜べ〜’を描いて大ヒットするが、中途半端になったこのデビュー作もいつか再びやり直して欲しいと願う。


アドルフに告ぐ - 手塚治虫
投稿者:岩瀬
手塚治虫が晩年の頃に週刊文春に連載した作品。3人のアドルフの名前を持つ男達の運命のドラマを描いた作品。これは当時の週刊文春の関係者が手塚ファンだった事が連載のきっかけになったらしい。1か月分描きためしてスタートするはずだったが、実際は1回も余裕はなかったとか。それと手塚は原稿に詰まった時「Uボートの内部がわからんから先へ進めない」とか他にも色々な言い訳を言って大変だったとか。それでも内容的には十分楽しめる作品でした。


あひるの空 - 日向武史
投稿者:岩瀬
マガジンで現在連載中のバスケット漫画。今のマガジンでは珍しく新人でのヒット作である。「スラムダンク」と比べると多少拙い部分もあるが普通に読めるので不満は無い。この調子で頑張ってくれ。


阿弖流為II世 - 原哲夫
投稿者:岩瀬
原哲夫が小学館のコミックガッタで5回連載した作品。高橋克彦先生の小説「火怨」と「龍の柩」をベースにして現代を舞台にSFアクションとして展開。実在に発生した事件をネタにしたり原哲夫独特のブラックギャグが炸裂して傑作となる。最初から回数が決まってたせいか、だれずに読めたのも良かった。ちなみに原作の高橋先生は原先生の大ファンだったそうで「コンビを組めて最高!」と大変喜んでました。


歩武の駒 - 村川和宏
投稿者:風原
99〜00年に少年サンデーで連載された村川和宏先生の将棋漫画。高校生にしてアマチュア将棋三段の北山桂子は、幼馴染の雪村歩武とプロの将棋士になる約束を交わして別れた。6年後転校してきた歩武と再会するが、歩武は両親が事故で亡くなってしまったために将棋の道を断っていた。将棋に対する想いを目覚めさせるために桂子は歩武に勝負を挑む。その対局で歩武は将棋に対する情熱が蘇り、プロ将棋士を目指して桂子と共に奨励会に入る。
将棋漫画としては名作『月下の棋士』(能條純一作)に比べると少々劣るが、かたくななイメージがないので雰囲気としては本作品のほうが馴染み易いと思う。ただ物語の流れが速かったので、もう少し将棋の内容をじっくりと伝えるような展開にして欲しかった。でも主役の歩武や他のキャラはよかったと思うので、またいつか改めて再開して欲しいと思う。


アラバスター - 手塚治虫
投稿者:岩瀬
手塚治虫がチャンピオンに連載した登場人物が誰1人幸せにならない恐ろしく暗い漫画。丁度プロダクションが倒産した直後の作品だった為か当時の手塚が精神的にボロボロだったのが判る。どうも江戸川乱歩の小説「陰獣」を下敷きにして話を作ったらしく読んでて陰鬱な気分にさせられる。当然こんな話で人気が取れるわけもなく短期で打ち切り。後にインタビューで、この作品のコミックスをインタビュアーに見せられた際に「誰が描いた漫画ですか?え?僕?覚えが無いなあ・・。」と手塚は答えたらしい。やはり本人にとっても思い出したくない作品だったようである。


アラビアン魔神冒険譚ランプランプ - 小畑健・泉藤進
投稿者:しあぶら
名前の通り、アラビアン世界を舞台にしたバトルマンガ。小畑健氏の超絶綺麗な絵のおかげで幻想的なアラビア世界に仕上がっているが、所詮はドラゴンボールの二番煎じ。そう長く続くはずも無かった。小畑氏の絵が上手すぎるため、勢い重視なバトルマンガには向かなかったということもあるだろうが。


アルバトロス飛んだ - 門馬もとき・中原誠
投稿者:風原
83年に連載された門馬もとき(原作:中原誠)先生のゴルフ漫画。大原一歩はドライバー・アイアン・パターの3本のグラブしか使いこなせないが、底知れない能力を持っていた。全日本ジュニア大会出場を決めた日、幼馴染の倉友 健と再会する。倉友はジュニア大会を主催するヒガキグループに見込まれてアメリカで鍛えられ、中学生ながらプロ並みの実力を持っていた。ジュニア選手権で戦うことになった一歩と健。果たして勝つのは…。
門馬先生がスポーツ漫画の主とした原作者・中原先生と組んで取り組んだ作品だが、これも人気を集めることができず11週で終了してしまう。一歩を始め登場人物も背景もよくストーリーも悪くはなかったのに、なぜか受けなかった。門馬先生の絵は非常にうまくてキャラだって好感持てるのに、週刊で流行ったことがない。やはり周りにジャンプ黄金時代を支える名作が多かったために、その波に飲まれてしまったのかもしれない。門馬先生はこれを最後に週刊から離れ、月刊に行って「かっとび一斗」で大ブレイクする。


アルプス伝説 - 田丸浩史
投稿者:しあぶら
今は無き少年キャプテンにて連載されていた作品。登山部(ワンゲル部)に入った主人公とヒロインたちとのラブコメといえばわかりやすいが、なにせ作者がかの田丸浩史氏である。普通のラブコメでは済まされず、やたらに筋肉質な先輩たちやヘビメタ等の趣味丸出しで壊れまくったギャグなど、全てが「田丸氏らしい」マンガであった。掲載誌の廃刊で強制打ち切り、同人誌で続編を描いたり、後に出た完全版「スペースアルプス伝説」の価格がこれまた伝説になったり。いろんな意味で語られる作品となった。


暗黒神話 - 諸星大二郎
投稿者:しあぶら
ジャンプの鬼才・諸星大二郎氏の作品。主人公の少年でヤマトタケルの生まれ変わりとなる山門武と神代から続く名家・菊池家の一族、そして謎の老人竹内が、古代神話を巡り争う。いくつもの古代史の材料を片っ端から並べて、それを一つの壮大な物語としていく様には脱帽。諸星氏曰く、「緻密で壮大なジグソーパズル」と言うが、まさにその通り。
また、かの手塚治虫氏さえ「真似できない」と言わせしめた独特の絵柄もこの頃にすでに完成されており、全てが調和された名作といえる。しかし、独特すぎる絵柄ゆえに読者を選ぶことになり、結果的に短期で打ち切られることに。それでも話を綺麗に完結させた諸星氏の手腕は本物でしょう。現在は文庫版も出ているが、数があまり無いのが惜しい。もっと多くの人に読まれてもいい作品です。


行け!!稲中卓球部 - 古谷実
投稿者:タケ
『スラムダンク』を読んで「つまらない」という人が殆どいないように、この漫画を読んで笑わない人も殆どいないと思う。
正直、説明不要な位有名な作品だと思うし、それ位当時、自分の周りは皆読んでいた。自分は何回も読み返しているが、今だに読むと笑ってしまう。アニメ化もしていたが、ソッチの方も中々の出来だった。
作者は今はもうギャグ漫画は書いていないが、『シガテラ』が終わった今、次は是非ギャグ漫画を書いてほしい。


行け!南国アイスホッケー部 - 久米田康治
投稿者:しあぶら
久米田康治氏のデビュー作。鹿児島の高校にある弱小アイスホッケー部にカナダからの帰国子女である主人公が入部するというスポーツマンガの王道的な始まり方だった。が、あまり人気が出なかったので、下ネタ路線に変更したらばこれが大ヒット。アイスホッケー部は名だけになってしまった・・・。おかげでラストは収集がつかなくなって連載初期には想像できなかった、とんでもないラストを迎えた。


いこうぜ!球人 - 服部かずみ・神保史郎
投稿者:風原
80年に少年マガジンで連載された服部かずみ(原作:神保史郎)先生の野球漫画。若木中の大場球人投手は神奈川県大会で優勝し、野球の名門・美咲台高校に入るものの球人の球は硬式では通用しないとされ、三軍からスタートさせられる。だがそこには選手の能力の測定と対戦相手のデーターと対策を引き出す特殊な機械が備えられていた。最初の一軍との試合で実力の差を知った球人たち三軍だが、それにめげることなく訓練を重ね、データーによって自分の能力を伸ばしていく。そして一流選手並みの体力を備えた三軍の選手たちは、再度の一軍との試合に勝ち、名門美咲台の新たな代表選手となる。
名作「ドカベン」等水島新司作品や「キャプテン」等に示されるように、この頃までの野球漫画といえば大抵が熱血主体だったが、これらとは大きくかけ離れた記録やデーターに基づいた野球という誰もやったことのない設定に挑戦したのが本作品である。機械を使って選手の能力を測って伸ばすのは、今なら大学や名門高等ではやってることだが、当時は気合や根性などが主流だったために、本作品はあまり取り上げられなかったようだが、1年ほど連載され、甲子園に行くまで描かれており、うまく締めくくってはいる。でも内容は時代を先取りしたものであり、そういう意味では名作だと思う。
また初めて三軍という存在を使っており、これは後の「名門!第三野球部」や「MEJOR」等の名作にも繁栄されており、そういうところを見てもいろんな要素の詰まった作品であったといえよう。


いずみちゃんグラフィティー - 金井たつお
投稿者:風原
80年から連載された金井たつお先生のコメディー漫画。硬派一徹の芝田恭平の家に親父の親友の娘・田村いずみを預かることになった。世間知らずで子供っぽく恥じらいもないいずみちゃんに恭平はほおっておけず、やきもきしながらいずみちゃんのナイト役に務め、次第に恋の感情が芽生えていく。
前年の愛読者賞で1位となった“いずみちゃんSOS”を連載で登場させた。まあ読者の熱が冷めないうちにやろうとする編集部の目論見だと考えられる。そのために人気のあった“ホールインワン”を無理やり終了させてしまった。パンチラは元より接吻や脱着等のきわどいシーンを織り交ぜたりしたが、金井先生の絵がリアルすぎたために、あまり馴染むことができなかった。また金井先生もどちらかというとスポーツ熱血タイプだから、ラブコメよりスポーツで競うほうが多かった。熱血・ラブコメどちらにも属さないコウモリみたいな作品。金井先生は何故かこの作品を最後に、週刊ジャンプで連載することはなかった。


いちご100% - 河下水希
投稿者:岩瀬
2002年からジャンプで連載されているラブコメ漫画。まったく冴えない主人公の真中がひょんな事から様々な美少女達に好かれるという内容。・・・正直こんなアナログな内容で受けるのか心配だったが結果的に長期連載に成長。ただ展開が無限ループ状態なので、とっとと決着つけてほしいのが本音。当分は無理っぽいが。


1・2のアッホ!! - コンタロウ
投稿者:多古之浦
70年代にコンタロウ氏が描いたギャグ漫画。友情学園野球部のカントクと唯一の部員サダオカ君が試合で街でいろんな珍騒動を繰り出す。
70年代にあったいろんな事件や出来事をあわせて内容が作られており、当時の時代の出来事を面白く知るには打って付けかもしれない。但し単行本は絶版のため、古本屋でもなかなか入手できないが。


1・2の三四郎 - 小林まこと
投稿者:タケ
小林まことが70年代後期から80年代前期にかけて、『週刊少年マガジン』に連載していた作品。スポ根モノに初めてギャグを取り入れたという、歴史的作品でもある。内容は高校生の主人公・東三四郎が、転校生の北条志乃や少女漫画家志望の南小路虎吉とレスリングIH出場の西上馬之助達と一緒に格闘部を立ち上げ、ラグビー部と対決したり、柔道の地区大会に出て、卒業後はプロレスラーになるべく上京するという。これだけで見ると何が何やらよくわからないが、読んで見ると20年以上たった今でも全く古さを感じさせない、とてま面白い作品となっている。一つ残念な事は、後半のプロレス編の後期で人気が無くなったのか、それとも作者がやる気が無くなったのか良くわからないが、それまで散々盛り上げていた主人公以外の対戦カードのシーンを省いていたのが残念だった。ちなみに、話は連載終了から約10年後に『ヤングマガジン』で、『1・2の三四郎2』として続編が連載され、そこから他の漫画でも続編モノが増えていったらしい。


1・2の三四郎 - 小林まこと
投稿者:風原
78〜83年に週刊少年マガジンで連載された小林まこと先生のスポ根漫画。天竜学園の東三四郎はある日登校途中一人の少女とぶつかり遅刻してしまうが、その直後その女子と再び出会う。彼女はその日転校してきた北条志乃で、それがきっかけで2人は知り合うようになる。三四郎は学園では名門のラグビー部のレギュラーだったが、ある事件であらぬ疑いをかけられて退部し、柔道部に籍を置いていた。だが成り行きでラグビー部と試合をすることになり、三四郎は友の西上馬之助や南小路虎吉、転校してきた柔道男・参豪や岩清水等をメンバーにして対戦、その試合で誤解が解けるが、三四郎はラグビー部に戻らず、新たに柔道に挑戦。西上等と共に優勝した三四郎は、新たなプロレスラーになるべくして旅立っていく。
熱血スポ根漫画であるが決してがちがちの展開ではなく、ところどころにギャグを入れ、シリアスとコメディーを混ぜ合わせた展開になっていて、それによって爽快感を引き出している。時には当時マガジンでやってた「翔んだカップル」(柳沢きみお作)のキャラまで出演させたり、出演キャラの感性をおもしろく描いており、そういうことで楽しく読めた作品であった。1つの状態を1ページに思いっきり描いたりして、その形式はジャンプの「リングにかけろ」(車田正美作)を思わせる。もしかしたら対抗意識があったのかもしれない。それから10年ほど経ってヤングマガジンで再び『1・2の三四郎2』で再び復活。ストーリー展開としてはまあよかったが、最初の画力に比べると少々大人風の絵になっていて、ギャグをいれても往年のように笑うことはできなかった。これで終了したと思ったら今度は探偵に仕事を変えて『格闘探偵団』として再度復活。ここまで続編がでるということは、東三四郎も‘キン肉マン’‘北斗の拳’と同様、永遠に語り継がれるヒーローなのかもしれない。


1・2の三四郎2 - 小林まこと
投稿者:サンデー好き
昭和50年代中番のヒット作「1・2の三四郎」の続編、前作は三四郎と志乃がラブホテルに入ろうとしたところで終了だったが、今作は前作から数年を経て、アメリカから三四郎が帰ってきたところからはじまる。しかも母体のプロレス団体がなくなり、桜のおっさんは指名手配され逃亡生活を、馬之助は引退しお好み焼き屋を(しかも女房持ち!)頁二はお寺の住職になっていたのだった。しかしそこから三四郎たちが新プロレス団体を立ち上げていく。全6巻と短期で終了しているが、その終盤では参豪など往年のキャラも登場、一部「柔道部物語」に登場したキャラもよく見ると登場している。だいぶ前作と比べてキャラの描き方が変わってしまったのが残念だった。


一閃!電光石火丸 - 飛鷹ゆうき
投稿者:しあぶら
飛鷹ゆうき氏がジャンプ増刊に3号連続で掲載した読切。「タイムウォーカー零」とは一味違った時代劇アクションマンガで、結構熱中して読めました。ただ、3回目の話は少々暗い雰囲気。短編集にもなっているので機会があれば一読してみては。


いつも美空 - あだち充
投稿者:岩瀬
あだち充が「H2」を終わらせた半年後に始めた将来アカデミー主演女優賞を取る1人の女の子のドラマ・・・になればいいなあ、という趣旨でスタートした作品。とにかく印象が地味で話もキャラクターもパッとしなかった。新人だったら10回打ち切りレベル。最後は肩透かしなラストで尻切れトンボに終わった。正にあだち充最大の失敗作である。なおファンの間では存在が完璧に抹殺されてます。


いつも美空 - あだち充
投稿者:サンデー好き
あだち充氏が大ヒットした「H2」の次に執筆した作品。何を隠そう僕が買った初めての氏の作品であり、雑誌では読まず単行本が出るたびに買っていた。途中でソフトボールの試合をしてたりしたから当時は「これはソフトボールのマンガかぁ」などと思ったものだが、その後変なキャラが登場しどんどん話は訳の分からない方へと進み、雪山で奇跡的に生還したところで突然のオチ、何がなんだかよく分からないまま最終回だった。結局あれは全てが映画作品の中にあった、ということなんでしょうか・・・。氏の得意とするラブコメ要素もほとんどなく、寂しいマンガだった。


頭文字D - しげの秀一
投稿者:岩瀬
ヤンマガで長期連載されているカー漫画。毎週たった13ページしかないが車の走っているシーンは中々臨場感があって読んでて気持ちがいい。やたらに休載するのが玉にキズだが安定して読める稀有な作品と言っていいのではないでしょうか。問題はどうやって終わらせるのかって所ですが・・・どうするのかな?


犬夜叉 - 高橋留美子
投稿者:岩瀬
96年からサンデーで連載されてる看板漫画。同じ作者の「人魚シリーズ」の世界観で「うしおととら」をやってるような感じの作品。一応看板だけあって内容は面白いが、ここ数年はマンネリ気味。作者は何回も最終回への伏線を張っていたようだが大人の事情でことごとく修正せざるをえない状況になっている様子。今の状態では40巻過ぎても終わらないかもしれない。個人的には円満に終了してほしいのですが。


妹は思春期 - 氏家 ト全
投稿者:岩瀬
ヤンマガで氏家ト全が連載している下ネタ4コマギャグ漫画。内容的には普通の漫画だが間に入る下ネタギャグが微妙に笑える漫画。作者はマガジンでも週刊連載をしている為実質、週刊連載2本というかなりハードな状況なのだが今の所は破綻しないで頑張ってるようだ。このまま最後まできっちりやってほしいな。


ヴァンパイア - 徳弘正也
投稿者:岩瀬
最近スーパージャンプで始まった徳弘正也の新連載。どうやら前作の「狂四郎2030」同様暗い雰囲気のバイオレンス路線で話を進める模様。青年誌だから仕方ないけど個人的には本来の下ネタギャグ漫画にしてほしかった。まあ一応は期待しているので頑張って欲しいものだ。


ヴィクトリー - 今泉伸二
投稿者:岩瀬
コミックバンチで今泉伸二が連載しているゴルフ漫画。八百長ゴルファーの汚名を着せられた父の無念をはらすべく野生児の真崎勝利がプロゴルファーを目指して奮闘する、というのが現在までの流れ。今泉作品だけあって今回も登場人物達がよく泣きます。「蒼天の拳」の次に休載が多いのが困りものですが内容はバンチ漫画の中では良いほうだと思います。


ウイングマン - 桂正和
投稿者:タケ
桂正和の連載デビュー作にして、TVアニメ化もされたヒット作。最初にこの漫画を読んだとき、まさか『Is‘』の作者と同じだとは気付かなかった。まず絵のタッチが今と全然違うし、内容も、「本当にジャンプでやってたの!?」という位『ギャバン』や『ダイナマン』等の、当時のヒ−ロー物が画面の隅等に頻繁に出ていて、今の作者じゃ書けないような事も屡あった。ただ、女の子のパンチラ等のお色気シーンは今と変わらずで、そこら変が今の作者の原点になっていったのだと思う。ちなみに絵のタッチが今と違うのは、作者が『電影少女』の前に入院してしまい、しばらく絵が書けなくて退院した時に自分の元の絵のタッチを忘れてしまったかららしい。ホントかなぁ〜。


うえきの法則 - 福地翼
投稿者:岩瀬
福地翼がサンデーで長期連載したバトル漫画。最初は「ワンピース」の偽者漫画という感じであったが連載が進むうちに見事にオリジナルの要素を出してきた。単なる殴り合いだけでなく頭を使った頭脳戦もあって読んでて飽きなかった。全16巻分で連載は終わったが終了後にアニメ化が決定し結局、続編の「うえきの法則プラス」に話がつながる事になる。個人的にはこっちの方がいいのですが。


ウォーズマン・ビギンズ 仮面の告白! - ゆでたまご
投稿者:岩瀬
キン肉マン29周年記念本「肉萬〜萬之書」に描き下ろし掲載された、ウォーズマンを主人公にした外伝。知られざる出生の秘密や、両親との死別、そしてウォーズマンとして生まれ変わるまでの流れがわかる。最後はロビンマスクと運命的な出会いを果たして終わりでした。ゆでたまごにしては破綻していない珍しい内容でした。


VICE - 柳川よしひろ
投稿者:岩瀬
93年にジャンプで連載されたストリートバトル漫画。北条司のアシスタントだった柳川さんが頑張って描いた漫画であった。確か第1話の掲載されたジャンプの表紙に「激烈ぶっとばし新連載」と言う感じの煽り文が載っていた覚えがあるが結果的に不人気で10回で連載そのものがぶっとばされてしまいました。予想はしていたけど、正直気の毒でした。


うしおととら - 藤田和日郎
投稿者:岩瀬
サンデー90年代の看板の一角を担った超人気作。ごく普通の中学生・蒼月潮はある日自宅の蔵の掃除中、地下室に落ちてしまう。そこで彼が見たものは槍に右肩を貫かれていた妖怪であった。妖怪を解き放ってしまった潮は数奇な運命の波に飲み込まれる。妖怪にはかつて様々な呼び名がったが潮は彼に「とら」という名前をつける。彼もまた潮と喧嘩しながらも潮とともに運命の旅に出る事となる。そして彼らには個性的な仲間たちと宿敵である「白面の者」との出会いが待っていた。いくつも用意された山場、魅力的なキャラ、絵の迫力、たくさん張られていた伏線の解消など見所満載!!特に第1話からの疑問を最終回でようやく明かしたのは見事であった。コミックスも当然全33巻と外伝全1巻を揃えワイド版も全18巻(外伝含む)も揃えたが、今また文庫化された事を知り手を伸ばそうとしている自分がいるのであった・・。


宇宙戦艦ヤマト - 松本零士
投稿者:風原
74〜75年に冒険王で連載された松本零士先生の宇宙スペクタル漫画。西暦2199年、地球はガミラスによる遊星爆弾の侵略攻撃を受け、地上は放射能に包まれ、あと1年で滅亡するという事態になる。地球の戦艦部隊は必死の抵抗を続けるが、圧倒的な戦力の差により沖田艦を残して全滅してしまう。そんな時、地球から14万8千年離れた大マゼラン星雲イスカンダル星よりメッセージが届く。その発信者スターシャは遊星爆弾の放射能を取り除く‘コスモクリーナー’と空間跳躍能力(ワープ)を持つ‘波動エンジン’の情報を教える。地球政府は太平洋戦争で沈没した世界最強戦艦‘大和’を極秘裏に超光速宇宙戦艦として改造し、“宇宙戦艦ヤマト”を完成させる。そして沖田十三を艦長としてヤマトは人類の希望を賭けてイスカンダルへ旅立つ。
74年にアニメとして製作・放映されたのを機に連載されたのが本作品であるが、アニメが視聴率低迷のために半年間で終了してしまったために、本作品もわずか3巻分しか描かれなかった。まあ当時の人気の事情にもよるのだろうけど、これほど壮大なスケールで描かれ、しかも人間的ドラマもたくさん盛り含んでいる作品なのに短期間で終わってしまったのは残念だった。登場人物も主人公の古代進と佐渡先生を除けば歴史に名立たる武士・武将の名前を使われていて、仁義道や使命感も盛り込まれた作品だったといえよう。アニメでは地球に帰ってきて永眠する沖田艦長がイスカンダルについたときに亡くなり遺骸は宇宙に埋葬したり、死んだはずの主人公古代進の兄・古代守がキャプテンハーロックという宇宙海賊となってヤマトを助けるなど、漫画版のほうはアニメと違う点も多い。でもこれがやがて‘ガンダムシリーズ’等の宇宙を設定したロボットアニメに強く影響を与えることとなる。
TV放映のアニメでは低迷したが、スタッフはその後劇場版として製作すると人気が一気に上がり、やがて「宇宙戦艦ヤマト2」「宇宙戦艦ヤマト 〜新たなる旅立ち〜」等の続編を生み出すこととなる。宇宙という設定やSFメカは元より人間的ドラマやロマンを描いた偉大な名作である。


宇宙海賊キャプテンハーロック - 松本零士
投稿者:風原
77〜79年にプレイコミックで連載された松本零士先生の宇宙スペクタル漫画。西暦2977年、荒廃した地球に突如謎の物体が飛来。それは‘マゾーン’という宇宙からの侵略者が打ち込んだ所有権を誇示する‘ペナント’だった。その秘密を知った台羽博士はマゾーンの手先に殺されてしまう。博士の息子・正も襲われるが、謎の男によって救われる。侵略者に何の手も打たない地球政府に見切りをつけた正は男の支持された場所に行き、再び出会う。その男の名は“キャプテンハーロック”。彼は誰のためでもなく己の信ずるもののために戦う一匹狼だった。正はハーロックと共に旅立つことを決意し、ハーロックに慕う40人の仲間と共に“宇宙戦艦アルカディア号”に乗ってマゾーンとの戦いに旅立つ。
“キャプテンハーロック”というキャラは元々『宇宙戦艦ヤマト』に登場しヤマトを助ける役目をはたすはずだったが、アニメの視聴率が低迷したためにボツにされた(但し松本先生画の漫画版では出てきている)。それがよかったのかどうかはわからないが、新たに登場することになった。『銀河鉄道999』の“メーテル”が松本先生の理想の女性像ならハーロックは理想の男性像というべきか。‘999’の星野鉄郎とメーテルが理想の星を求めて旅立つのに対して、本作品は鉄郎と同じように親を失って孤児になった台羽正が追い詰められた状況の中で何を求めるのかが鍵である。要するに追い詰められ、大事な人を失っても人はその試練を乗り越えて正義を貫いて戦わなければならないということを教えているのだと思う。ヤマトが地球と人々のためという責任を背負っているが、ハーロックには縛られるものはない。ただ己の使命感と自分の信じる道を突き進むだけである。これこそが“男の美学”というものなのだろう。
これに触手されたかはわからないが、ジャンプで同じような宇宙海賊を主役とした『コブラ』が連載されるが、スケールでは本作品にはかなわないだろう。何といってもハーロックの愛機“アルカディア号”のデザインが他のどのメカよりもすばらしいから。宇宙という壮大な舞台の中で自分の道を進むという、“漢”を描いた最強のスペース漫画だが、漫画版ではマゾーンとの決着がつかないまま‘第一部・完’で終了してしまう。いつかまた機会があったら復活して欲しいと願う。


海の戦士 - 猿渡哲也
投稿者:しあぶら
猿渡哲也氏の連載デビュー作であるサーフィン漫画。迫力のあるペンタッチでのサーフィンシーンは魅力的であったがキャラクターに厚みが無かったためか読者にそっぽを向かれて10週で打ち切り。今考えるとサーフィン漫画というのはこれとマガジンで連載されていた「BigWaver(関口裕之)」くらいしか知らないので、貴重ではあるでしょうな。


浦安鉄筋家族 - 浜岡賢次
投稿者:ドロップ
チャンピオン連載。主人公、大沢木小鉄が菊池あかね、土井津仁、西川のりこ、上田信彦、鈴木フグオなど、だいたいこのメンバーで遊ぶみたいなストーリーなのだが、ところどころにプロレスやギャグなどがある。他にも大人のキャラクターもいる。少しグロい?シーンもあるがとてもイイ作品。


怨み屋本舗 - 栗原正尚
投稿者:最強隊長
栗原正尚がビジネスジャンプに連載していた作品。依頼人から高額の報酬で社会的抹殺や復讐代行を行う謎の美女「怨み屋」の活躍を描いた漫画
必殺仕事人の現代版といった感じの作品である。扱ったテーマは闇金融・いじめ・少年犯罪・痴漢冤罪など問題的な内容になっている。
そして怨み屋の忌まわしい敵「聖福教」との宿命の対決へ
この作品は06年に木下あゆ美主演でTVドラマ化もされており、08年にはSP版も制作されました。
07年に連載終了し、現在同誌で連載中の次回作「怨み屋本舗 巣来間風輔」に世界観は継承されています。


うる星やつら - 高橋留美子
投稿者:岩瀬
高橋留美子がサンデーで初めて連載したドタバタラブコメディー。当初は大の女好きである諸星あたるの行動に主人公のラムが振り回されるというパターンだったが、途中からラムに騒動に巻き込まれる諸星の視点で話が進むようになる。個性的なキャラと笑える内容で読者を引っ張り「タッチ」と並んでサンデーの部数をグングン伸ばす牽引車の役目を果した。サンデーの歴代最高部数は250万部だったらしいので、いかに凄かったかが解る。そして連載終了も無駄に延命される事なく円満に迎える事が出来た。この辺りが現在同じ作者が連載している「犬夜叉」との最大の違いだなあ。当然こちらの方が完成度は上ですけどね。


うるとら★イレブン - 藪野てんや
投稿者:しあぶら
Jリーグ開催に際して新にサッカーに興味を持った子供をターゲットに短期集中で連載していたもの。サッカーの基本的な戦術やチームプレイに重要さを1話ごとに丁寧に説明している。スポーツライターの人が監修に参加しているのでサッカー素人な自分も理解できた。欠点といえば10回という短期連載のなかで、イレブン全員の役割を掘り下げられなかったことか。また、セリフがある女性キャラが一人もいないという珍しいマンガでもある。


ウルトラファイト番外地 - 唐沢なをき
投稿者:ジャッカー電言隊
円谷プロが昔放送していた特撮「ウルトラファイト」を原作としたもの。よく言えば原作の賛辞的内容、悪く言えばやる気のない殴りあいの連続地獄。内容はほぼパターン化しており、セブンや怪獣たちが遊びはじめる→急に喧嘩を始める→収まりがつかないまま終了、というのがほとんど。今は亡き雑誌特撮エースに連載されていた。原作にもあったエピソード「怪獣死体置き場」など原作のそれを凌ぐ楽しさです。ただし一般の方よりは、原作を知るかたの方が断然おもしろい作品ですので、一般の方はご注意を。


Ultra Red - 鈴木央
投稿者:松羅
鈴木央氏が描く格闘漫画。 主人公皇閃が破壊拳という拳法を使いライバルと戦うもの。 当初から人気がなかったらしく10週目から下位と中間をうろうろしていたが準決勝が終わったときに34回で打ち切られてしまう。 途中から急に面白くなったところで打ち切られてしまって本気でジャンプの購読をやめようかと思いました。 ちなみに最終4巻では決勝の様子が書かれた書下ろしがありました。


ウルフにKISS - 寺島 優・小谷憲一
投稿者:風原
85年に連載された原作:寺島 優・画:小谷憲一先生によるアクションコメディー漫画。一条財閥会長の孫娘・実果は一見普通の少女だが、怒ると動物の能力を発揮する。彼女は赤ん坊の頃カナダで遭難し、狼にさらわれて育てられたのだった。一条家に引き取られてからもその習性は抜けず、彼女の周りで事件が起こるたびに野生の能力を発揮して、周囲を引っ掻き回していく。
当時話題となった‘狼に育てられた少女’を題材につくられた作品であり、流行に合わせたもので特に大きな主旨はない。「テニスボーイ」「ウイニングショット」を描いて以来久々の寺島・小谷先生のコンビによる合同作品ではあったが、狼の能力を備えた少女がいろんな騒ぎを起こすという惰性で進めた展開で、話題を煽っただけの内容で特に大きなテーマがなかったため、当然時間が経てば飽きてしまい、3ヶ月後に終了してしまう。ノリは‘燃える!お兄さん’みたいなギャグ的な感じだが、小谷先生の画はリアルすぎたためにあまり馴染めなかった。寺島・小谷両先生はこれを最後に週刊から離れ、月刊・スーパージャンプへ活躍の場を移す。


うわさのBOY - みやすのんき
投稿者:風原
86年に連載されたみやすのんき先生の学園コメディー漫画。番空学園小等部を締めていたスケ番・諏訪野かおりは中等部で天真爛漫な性格の天野 俊と出会って、彼と接近するようになってそれまでの不良人生を変えていくようになっていく。だがみかりという恋のライバルがおり、天野を巡る争奪戦が続く。
作者は月刊ジャンプで「やるっきゃ騎士」を描いていたために、そのファンを週刊に向けさせる思惑が編集部にあったようだが、所詮少年誌だったために、あまりきわどいシーンを描くことができなかった。そのために同時期連載していた“きまぐれオレンジロード”と似たような展開になってしまい、あまり人気を集めることができなかった。明らかに編集部の企画ミスであった。結局最後は‘元の木阿弥’状態で終了してしまったために、印象の残らない作品として消えてしまった。


A・Iが止まらない! - 赤松健
投稿者:風原
94〜97年に少年マガジン・マガジンSPECIALで連載された赤松 健先生のラブコメ漫画。綿城高の神戸ひとしは勉強もスポーツもだめの取柄のない高校生だがパソコンのプログラムだけは優秀で、人口知能プログラムで作った理想の女の子No,30ことサーティとパソコンを通じて会話し合っていたが、ある日家に落雷があり、その高圧線の影響でパソコン内のサーティに変化が起き、実体化してディスプレイから飛び出して来る。サーティはパソコン時の約束通り、ひとしの恋人となって一緒に住むことになる。ひとしとサーティの新たな生活が始まる。
自分が作った理想の女の子が出現したらという男なら誰にでもある願望を描いた作品である。サーティは実体化しているとはいってもすべての常識をインプットしているわけではなく、始めのうちは世間知らずの子としてスタートし、それをひとしが教えながら記憶して成長していくという、恋愛育成シュミレーションゲームみたいなストーリー展開である。ちなみに赤松先生は高校時代はパソコン研究会に属し、大学で漫画やアニメの研究をしていたそうで、本作品はそれらの経験をすべて生かして取り組んだようだ。前半はひとしとサーティの2人の恋愛発展ストーリーだったが、後半はサーティの姉や妹が実体化したりしてキャラが増えたり、ウィルスとの出現等方向が転換していったが、それでもラブコメ作品としては上出来だと思う。赤松先生の作品の中ではこれが一番気に入っている。


A.S. - 前川たけし
投稿者:風原
95〜96年に月刊少年マガジンで連載された前川たけし先生のサスペンス漫画。星野文月は幼い頃飛び上がるハトを見ていたら突然目の前に空に舞い上がる映像が飛び込んでくる。その時文月はハトの視覚が自分の脳裏に入って来たのだ。それから数年後、高校生になった文月に再びその“動物の知覚に入る能力”に目覚め、そのためにいろんな事件に巻き込まれていく。
前川先生が「鉄拳チンミ」の次回構想を練るためにしばらく休載した間に穴埋めとして連載されたのが本作品で、不思議な能力をもったために一介の女子高生が歪んだ人間社会の歪みに巻き込まれるストーリーがスリルがあっていい。実写にしたら結構見応えがあるものができると思える内容である。“チンミ”の復活で終了したが、またいつか機会があったら描いてほしい。


A・O・N - 道元宗紀
投稿者:しあぶら
過去2回の打ち切りを喰らいジリ貧で迎えた道元宗紀氏渾身のプロレスマンガ。とにかく展開が異常なまでに熱血で、特に2巻あたりの話は一言一言に道元氏の魂がこめられている(説教臭いと感じる人もいるかも)。特に「ずっと売れたいと思っていた」のくだりは道元氏自身の主張とも思えるほど。しかしその情熱は読者に通じる事無く10週で打ち切られる。そこには「道元先生の次回作にご期待ください」の文字は無かった。そして去り際に道元氏は「このままでは終われません」と執念を感じさせるコメントを残していった…。


エース! - 高橋陽一
投稿者:岩瀬
高橋陽一が「翔の伝説」の次にジャンプで連載した少年野球漫画。さすがに「翔の伝説」で伏線張り過ぎて失敗して懲りたか、堅実な路線で勝負に出た。野球はテニスと違って様々なポジションがある為かドラマが作りやすく、高橋の作風には適していた。最後は増刊号で最終回となったが、あっけなさ過ぎて少し脱力しました。


エイジ - 江口寿史
投稿者:タケ
江口寿史が80年代中期に『フレッシュジャンプ』で連載していた作品。伝説のボクサーを父親に持つ主人公・赤木エイジが同じ高校のボクシングIHチャンプと殴り合いしたのを機に、ボクシングの面白さに気付いて行くという話。これも作者の他の作品同様未完のままになっており、作者は続編を書く気はあるらしく、90年にOVA化されたのを気に『エイジ2』を書いたが、これも作者がいつもの病気が出てしまって中途半端な所で未完になってしまった。自分的には江口寿史は原作者として、別の人が作画で書いた『エイジ3』が見たい。できれば江口寿史の絵で見たいけど無理だろうな〜。


エクシス - 山田貴敏
投稿者:風原
84年に少年マガジンで連載された山田貴敏先生の中世騎士物語。9世紀フランク王国は、ルイ王の死後3王子によって3国に分断されたが、王には4番目の王子がいた。それがジャン・エクシスである。王家の血を引くためにエクシスは幼い頃から権力争いに巻き込まれることになるが、波乱に満ちた時代と抗争の中で彼は次第に成長していく。
現在描いている‘Dr.コトー診療所’をはじめ、数多くの名作を出してきた山田先生のデビュー作である。中世ヨーロッパの動乱の時代を背景にしており、当時としては斬新なものだったが、半年後打ち切りみたいな形で終了してしまう。なかなか壮大なスケールをもっていたために中途半端な形で終わってしまったのは残念だった。ただエクシスをはじめ登場する人物たちは、後にヒットする‘風のマリオ’や‘マッシュ ‐時代より熱く‐’といった作品で名を変えて出演している。それだけに巨匠山田貴敏のこの出発作が打ち切りで終わったのは悔やまれる。機会があったらU世ものか完全版にしたものを描いてほしい。


えとせとら - ながさき冬
投稿者:風原
97〜01年に月刊少年マガジンに連載されたながさき冬先生のファンタジー風西部劇漫画。アメリカ西部に住む中国人ミンチャオは町で鶏を売って生活していたが、将来はハリウッドのミュージカルスターになることを夢見る。彼女は亡くなった祖父が作った不思議な形をした干支銃(エトガン)を持っていたが、威嚇用なのか弾を込めても撃てなかった。ある日行き倒れになっていた牧師バスカービルを助けるが、町を狙うバイパー兄弟に命を狙われる。絶体絶命に陥った2人だが、兎鍋に落ちていた干支銃の引き金を引いたら不思議な発行弾が飛び出した。干支銃は十二支の動物のエキスを使うことによってその威力を発揮するのだった。干支銃の力で悪党を退治したミンチャオは自分の夢をかけてバスカービルと共に旅立っていく。
本作品は舞台設定も然る事ながら、見所は干支銃(エトガン)の能力である。兎なら跳ねる弾、蛇なら蛇行した弾等動物の種類によってさまざまな能力が発揮できるというところに面白みがある。また干支銃には兄弟となる星座銃(ソディアック)なる銃も後に登場し、これは黄道十二星座の能力を持ち、2つの銃の対決もまた見応えがあった。読者から銃の能力を応募したりもしたが物語の展開上、2つの銃の能力すべてを発揮できずに終了に至ったのは残念だった。でもなかなか見応えのあるガンアクション漫画であり、またいつか復活して欲しいと願っている。


江戸前鮨職人きららの仕事 - 早川光・橋本孤蔵
投稿者:岩瀬
スーパージャンプで連載中の寿司漫画。原作の早川光の流れるようなストーリー展開と、作画の橋本孤蔵の丁寧な作画で固定読者を掴み人気作になる。現在は「将太の寿司」を思わせるコンクール編に突入してしまっているが持ち味を活かして本筋から外れないように話が進んでいるので一安心。これまた出てくる寿司が本当に美味そうなんです。寿司好きな人はご一読を。


M8−勇気ある決断 - 高嶋哲夫・平松伸二
投稿者:岩瀬
東京直下型地震をテーマにした震災シミュレーション漫画。原作・高嶋哲夫、作画・平松伸二。雑誌での連載ではなく、単行本描き下ろしで発表された異色作である。近い将来に起こるであろう直下型地震に阪神大震災を生き延びた老科学者と3人の若者が挑むという内容。原作のイメージを壊さず平松伸二のアナーキーかつバイオレンスな作風が全開。平松ファンは必読。


EREMENTAR GERAD - 東まゆみ
投稿者:しあぶら
コミックブレイド創刊時から連載されてる東まゆみ氏のファンタジーアクション漫画。元はアニメを観て興味がわいたので原作に手を出してみたところ、これがとても面白い。典型的なボーイミーツガールものですが、キャラクターが活き活きしていて見ていて楽しいです。特にアークエイルのシスカはとてもかっこいい。これは原作ファンがアニメの出来を痛烈に批判してるのも無理ないですわな。


エンジェルハート - 北条司
投稿者:岩瀬
これは北条さんが集英社での最後の連載「ファミリーコンポ」を好評のうちに終了させ、しばらく充電してからコミックバンチで始めた作品です。第1話からシティーハンターのキャラが次々に登場した為、シティーハンターの続編と勘違いされてましたが実際はパラレルワールドであって続編ではないそうです。最も、第1話でシティーハンターに出てきた重要キャラが死んだ設定だったので苦情が殺到してパラレルワールドって事にしたようですが。現在コミックスは8巻まで出てますが個人的に面白かったのは3巻まで。4巻以降は蛇足もいいところですね。それが少し残念です。雑誌の看板だから終われないというのが現状かもしれませんが。


代紋TAKE2 - 木内一雅・渡辺潤
投稿者:岩瀬
ヤンマガで15年間に渡って連載されたタイムスリップ極道漫画。Vシネマ化もされている人気作品であったが、2004年40号での衝撃的な最終回は賛否両論で大騒ぎとなる。全62巻に及ぶ長期連載だったのに、かなり肩透かしなラストは個人的には凄く残念でした。


H2 - あだち充
投稿者:岩瀬
「H2」初めてリアルタイムで読んだ、あだち充作品。Hのイニシャルを持つ2人のヒーローとヒロインをメインにした恋愛野球漫画。当時のサンデーでは1番読みやすくて面白かった。ヒロインではひかりよりも春華の方が好きでした。結果的にあだち作品ではタッチよりも長く続き、アニメ化も果した(半年で切られたが)。個人的にはタッチよりも好き。全34巻もよくやったもんだ。


美味しんぼ - 雁屋哲 - 花咲アキラ
投稿者:通りすがり
「料理漫画」というジャンルを作ったと言っても過言で無い漫画としてあまりにも有名。
極初期は、牙を剥き出しにした主人公・山岡さんが単身一人で日本の腐れきったグルメブームに鉄拳を食らわせるために勘違いした成金、デパートの社長、偉そうな文化人、はたまた中華街の店の親父と闘うバトル漫画だった。そして最終目的は自分の母親をなぶり殺した実の父・海原雄山を自分の前に跪(ひざまず)かせる、というバブリーな匂いプンプンな漫画でした。
しかし、物語が進むにつれて山岡さんは牙が抜け落ち、相棒・栗田さんは一気にオバサンくさいキャラクターになっていく。
誰もが最終回だと思った結婚披露宴(事実作者も終わらすつもりだった)からのまさかの連載続行宣言から十年たち、90巻を超えたこの漫画の現在はというと・・・
最早料理漫画と言うのもためらってしまうくらい訳分からない漫画になってしまっています。何より不気味なのが産まれるまでは色々紆余曲折があったにもかかわらず、出産後は殆ど物語りに絡んでこない山岡家の双子。現在は片言ですが喋れる様になってます。展開はやっ!
それとこの漫画って正直作者の感覚が以上に古臭いと感じることが度々見受けられます。例えば有名女優が焼き芋を食べてる所を盗撮されて「御芋ガップリ」の衝撃的(笑撃的?)な見出しで新聞の一面飾ってちょっとした騒ぎになったり、青春真っ盛りの少年が田舎に引っ込んで野菜作りに目覚めたり、とそんなことあるか?


鳳 - 神尾龍・渡辺みちお
投稿者:岩瀬
週刊漫画ゴラクで連載されている本格極道漫画。原作は神尾龍、作画は極道漫画の巨匠の渡辺みちおが担当。所属していた組を壊滅させられた組員が敵対している組織に単身、戦いを挑むという極道漫画によくあるパターンの作品であるがベテランだけあり、ありきたりな展開にならず読みやすく展開します。現在は鳳の人柄に引かれて少しづつ仲間が増えながらも着実に敵に迫っています。さて、どんな結末になるのやら。


OverDrive - 安田剛士
投稿者:しあぶら
マガジンにて連載されている自転車ロードレース漫画。作者は新人の安田剛士氏。主人公の篠崎ミコトは、何をやってもダメダメな15歳。とりえもなくただ漠然と生活していたのが、自転車との出会いでその人生は激変していく・・・。卓越した画力と、独創的なコマ割り、深い心理描写などが好評に。ただ、心理描写は深すぎてそれが独特の「青さ」となっている。この「青さ」が苦手な人にはあまり評判が芳しくないらしく、また自転車の描写が手抜きしすぎだと自転車経験者からは不評を買う部分もあるそうな。自分はこの「青さ」が好きなのでこれからが楽しみです。


王ドロボウJING - 熊倉裕一
投稿者:イチロー・ハリー・田中
現在、マガジンZで連載されている「KiNG of BANDIT JiNG」の前身でコミックボンボンに掲載されていた漫画。
星さえ盗むと言われた「王泥棒」の末裔である主人公のジンと鳥のキールのコンビが毎回色んな場所で色んな物を盗んでいくファンタジック・メルヘン。作者自身がかなりのオタクの様で、随所に映画ネタが垣間見られアメコミの洗礼を受けた非常に美麗で細かい絵には一部で定評がある。漫画後半は抽象的な内容に本格的にシフトチェンジしとにかく当時のボンボンでは「ロックマンX」に次いで浮きまくっていた事でも語り草である。ちなみに現在ジャンプで連載されている「D・gray-man」には明らかにこの漫画の影響が伺える。


大泥棒ポルタ - 北嶋一喜
投稿者:しあぶら
元は読切で発表されたのをほとんど手直しせずに連載化。拙くて栄えない絵柄や穴だらけなトリック、平坦なネームなどこの作品がなぜ連載になったのかと不思議がられるほど。そしてついに15週で打ち切り。最近では久しぶりに1クールでの打ち切りということで、ジャンプに打ち切りシステム健在ということを改めて確認いたしました。作者の北嶋一喜氏はまだ20歳ということなので、確変狙いでの投入だったのだろうが・・・。まだまだ若い人なので、これからに期待したいところです。


男樹 - 本宮ひろ志
投稿者:岩瀬
元々これの前にビッグコミックで連載した「ドン・極道水滸伝」が破綻して終了したあと一人の熱心な編集者の説得によって描き始めた本格極道漫画。後にシリーズ化される。「男なら男で死ね」など名セリフも多い。男とはこうあるべきという雰囲気が作品全体から伝わってきて非常に面白かった。ちなみに宮下あきらさんが1番好きな漫画としても有名だったりする。


男樹四代目 - 本宮ひろ志
投稿者:岩瀬
男樹シリーズ完結編。前作の主役の村田京太郎と、その一人娘京子が主人公。今までの2作と比べるとキャラの掘り下げが少々甘い印象だった。正直コミックス3巻頃まではダラダラ読んでた。しかし最後の4巻からドンドン話が盛り上り、最後は怒涛のラストを迎える。正直次のシリーズをやってほしいというのが本音なんだけど完全に無理っぽい。まあ、ここで終わりにした方がシリーズを締めくくるには丁度良かったんでしょうね。とりあえず作者にはお疲れ様と言いたいです。


男坂 - 車田正美
投稿者:岩瀬
これは前前から読んでみたかったのですが、最近文庫版で読みました。全体的に作者の気合の大きさは感じたのですが、どうもキャラが立っていないのでイマイチ面白くなかったです。しかし最終回だけは爆笑物の面白さでした。見事な打ち切られぶり。文庫版では主人公の仁義が男坂を登っていった次のページにでっかく「男坂、未完!」と書いてあってびっくりしました。ちなみに連載終了当時に熱烈な車田ファンから学校単位、地域単位で苦情の手紙が殺到したそうです。それを見た当時の西村編集長は「だったら、おめえら毎週ちゃんと買ってアンケート出してりゃ切られずに済んだんだ。何考えてんだ!」って思ったそうです。


男の旅立ち - 高橋よしひろ
投稿者:風原
80〜81年に連載された高橋よしひろ先生の冒険アドベンチャー漫画。渡一家は夏休みにヨットで東南アジア一周の旅に出るが、途中事件と嵐に会い、ヨットは転覆し洋一・真二兄弟はアフリカに漂流する。離れ離れになった両親を捜すために兄弟はペット犬ロッキー・マリンと虎の王(ワン)と共に未開の地アフリカ大陸を駆け巡って行く。
‘悪たれ巨人’を終了させてからほとんど休む間もなく開始された連載であるため、高橋先生もスケールの大きい冒険漫画を描きたかったと思える。生きるということが何なのか、人とのふれあいで大切なものは何なのか、人間にとって重要なテーマを取り扱った名作だと私は思う。それにしても必要なキャラとはいえ、よく自宅で虎を飼う許可を得たものだと思ったなあ。


おとぼけ茄子先生 - 高橋ゆたか
投稿者:風原
87〜88年に連載された高橋ゆたか先生の4コマギャグ漫画。ナスの顔形をした茄子先生を始め、にんじん校長にトマト・キャベツ先生や生徒のいちご・バナナ・ピーマン君等が活躍するほのぼのギャグストーリー。
ジャンプで初めて試みた4コマ漫画で、熱血ものの多かった当時のジャンプ連載陣を読み終えて一息つきながら読むには結構都合よかった。内容もなかなかよく、読者からキャラの募集もしたりしたが、当時1000号を達成したジャンプで‘バスタード’や‘ジャングルの王者ターちゃん’といった新たな連載をすることが決まったために、その煽りを食って打ち切りになってしまったのが残念だった。今のジャンプでは雑誌の巻末に長々掲載しているうすた京介等の漫画があるが、それに比べるとずっとマシだったので、たとえ巻末に置いてもいいから続けて欲しかった。またいつか機会があれば描いてほしい。


黄金のバンタム - 中島徳博
投稿者:風原
80年に連載された中島徳博先生の本格ボクシング漫画。東北の酒田高校に通う酒井征太郎は、ある日高校の先輩で高齢ボクサーの福原に出会い、彼のトレーニングにつきあってるうちに、天性のボクシングの才能があることに気づく。引退試合で福原からグローブを譲り受けた征太郎は、先輩が果たせなかったチャンピオンになることを決意し、そこから彼のボクシング人生が始まる。
“アストロ球団”で名を高めた中島先生が今度はボクシングに挑戦したものだが、当時のジャンプでは“リングにかけろ”が連載されており、スケールもパワーもはるかに及ばず、15週で終了となる。タイトルはいいんだが、設定があまりにも地味すぎた。当時のジャンプではパワーのある作品が多かったので、結局押されてしまった不遇な作品である。因みに単行本でもみたことないので、当時のジャンプを見るしかない。


大いなる完 - 本宮ひろ志
投稿者:岩瀬
モーニングで本宮さんが連載した政治漫画。「やぶれかぶれ」の時にインタビューした田中角栄をモデルにして真面目に頑張って描いた作品。だが結果は出だし好調、途中グダグダ、最後は破綻寸前で終了といつものパターンだった。江川達也がアシスタントをしたのは丁度この頃だったらしく、最近写真雑誌フラッシュで江川は当時の思い出話を告白していた。作品的にもそこそこまとまってたので読み応えは十分でした。


王様の仕立て屋・サルト・フィニート - 大河原遁
投稿者:岩瀬
スーパージャンプで大河原遁が連載している仕立て屋さんの漫画。ジャンプではイマイチパッとしなかったが、ようやくスーパージャンプで花開いたようだ。毎回読みきり形式で快調に話が進むので非常に読みやすくて良いです。今の調子なら看板になれそうなので、じっくりとマイペースで頑張ってほしいものだ。


大相撲刑事 - ガチョン太朗
投稿者:岩瀬
92年にジャンプで連載された強烈な絵柄の相撲ギャグ漫画。確か増刊号に掲載された読みきりが連載に昇格した形だったはず。読みきりでは凄く笑えたのだが、連載時には読みきり時の勢いが既に無かった。それと汚すぎる絵柄が敬遠されたか、あっさり10回で千秋楽(打ち切り)に。この後作者は消息不明になった。今ごろ何してるのやら。


オデッセイ - 池上遼一・史村翔
投稿者:岩瀬
池上遼一と史村翔が「サンクチュアリ」終了後に始めた作品。若きエリート官僚達が作り上げた国家的プロジェクト・オデッセイをめぐって日本とアメリカをめぐって様々な人間ドラマが展開される・・・・。作者達が盛り上げようとしてくれたのは判るが、やはり「サンクチュアリ」ほどの完成度はなく半年ほどであえなく玉砕してしまった。1度ヒット作を出すと次は大抵転ぶというのを身をもって示した不幸な作品。見所はむしろ池上の流麗な絵柄だけと言ってもいいだろう。個人的にはそこそこ読めたのですが。


男一匹ガキ大将 - 本宮ひろ志
投稿者:岩瀬
黎明期のジャンプを支えた大人気作にして本宮ひろ志の最大のヒット作。まだ20代だった本宮が全身全霊を込めて描いた傑作である。本人も「もう2度と描けない」と明言したほど完成度が高いが途中から過酷な週刊連載で作者が疲弊してしまい富士の裾野の大決戦で主人公のどてっ腹に竹槍をぶっさして大きく「完」の文字を書いて当時交際してた女性の所へ逃亡。本人はここで終わりのつもりだったが編集長に強引に連載を続行させられ内容が壊れ始め結局破綻してしまった。最も僕の持ってる文庫版では富士の裾野の大決戦までしか収録されてないので、今は当時のコミックスを古本屋で探してます。良し悪しはどうであれ、きっちりと自分の目で破綻した最終回を見たいので見つかるまで頑張ります。


同じ月を見ている - 土田世紀
投稿者:アーユス
作者は「編集王」の土田世紀。相手の考えていることを絵にする能力を持つ「ドンちゃん」と「てっちゃん」病弱なお嬢様の「エミ」この3人の幼馴染の間に起こる人間模様と葛藤を描いている。ある事件がきっかけで刑務所に入れられたドンちゃんはある日刑務所を脱走する。それによりドンちゃんの復讐に怯えるてっちゃんとドンちゃんを想う自分の気持ちに気がつくエミはドンちゃんを探し始める。ドンちゃんは誰よりも優しく、他人の幸福ばかり願い、決して自分を勘定に入れない。そんなドンちゃんの生き方に誰もが忘れていた優しさを思い出す。どうすれば人は人を傷つけずに生きて行けるのか、どうすれば皆を幸せにできるのか。その根底には宮沢賢治の精神が流れている。最期に元ヤクザの死刑囚が詩を朗読するシーンは胸に迫るものがあった。人の生き方を丁寧に描いた素晴しい作品だと思う。


鬼平犯科帳 - 池波正太郎・さいとうたかを
投稿者:岩瀬
池波正太郎の最高傑作と言われる人気時代小説を、さいとうたかをが劇画化したもの。江戸時代に実在した火付け盗賊改め方・長谷川平蔵の活躍を描いた傑作。版元の文芸春秋から刊行されてるコミックスも最近60巻突破したようだ。ちなみに当初は1回分のページ数は100ページだったのだが、気が付いたら70ページに減らされてた。やはり100ページでは多すぎてドラマが作りづらいのだろうか?ちなみに原作は「仕掛け人・藤枝梅安」同様に未完結なのだが果たして、どんなラストにするのだろうか?


鬼麿斬人剣 - 隆慶一郎・内山まもる
投稿者:岩瀬
週刊大衆で連載中の時代劇漫画。内山まもるが隆慶一郎の同名時代小説を漫画にした作品である。時は1854年江戸時代末期。四谷正宗の異名を持った刀匠の源清麿を師匠に持つ鬼麿は死の間際の師匠の遺言を聞く。それは13年前に清麿が心ならずも打った駄刀を10本打ち折って欲しいというものだった。鬼麿は諸国を旅しながら師匠の遺言に従い、駄刀を始末する旅に出るが様々な難関が降りかかる・・・というのがおおまかな内容である。内山の手堅い絵柄とわかり易い話運びがいい。正直、週刊大衆では浮いている感じもするがまあ本来の読者層である中年男性にも受け入れてもらえるのではないでしょうか。


帯をギュッとね! - 河合克敏
投稿者:風原
88〜96年に少年サンデーで連載された河合克敏先生の柔道漫画。中学3年生の柔道昇段試験場で北部中の粉川巧・杉清修、南部中の斎藤浩司、東部中の三溝幸宏・宮崎茂、高町中の近藤保奈美・海老塚桜子が出会う。半年後、浜名湖高校で再会した7人は柔道部に入ろうとするが学校には柔道部がなかった。彼らは担任の倉田先生に顧問となってもらい、新生柔道部を設立。粉川たち7人の新たな柔道人生が始まる。
本作品は他のスポーツ漫画に比べると線が細く絵に迫力もあまり観られないが、他の柔道漫画のような先輩・後輩等の上下関係がなく、同じ試験場で出会った仲間が高校で1から部をスタートさせ、実績によって強豪へとなっていくというスポーツ漫画における原点ともいうべき設定がよかったのか、8年も続く名作となった。スポーツの初心を思わせる作品である。今現在日本の柔道陣は世界で苦戦をしいられているが、本作品を読んで登場人物のような立場をよく理解して原点に戻って立て直して欲しいと願う。


オフサイド - 塀内夏子
投稿者:陣内
87年から92年まで週刊マガジンで連載された塀内夏子先生の熱血サッカー漫画。主人公の熊谷五郎は体格の恵まれたゴールキーパー。夢はサッカーの名門・横浜南(ヨコナン)に入って高校サッカー選手権に出場することだった。ところが事故で受験に間に合わず、結局ヨコナンと川を隔てた私立川崎高校に入学する。そこには中学時代対戦したことのある薬丸・佐藤のコンビもおり、彼らとともに打倒ヨコナン、そしてインターハイ・国立競技場を目指すようになる。やがて優れたキーパー・日比野が入ってからは五郎はフォアードに転身。その威力あるキック力でストライカーとなり、全国でその実力を見せ付けるようになる。
この頃マガジンでは野球で“名門!第三野球部”、サッカーではこの作品とスポーツ漫画二枚看板としていた。中心は主人公の五郎だが、彼だけでなく脇役の選手たちにもスポットを当て、いろんな経験を通じて成長しているところがいい。他のサッカー漫画のように必殺シュートのようなものは存在せず地味な方だが、読んでると凄い迫力が伝わってくる。展開が現実離れする漫画が多い中で、この作品は一番現実に近い感じがする。名作“キャプテン翼”には知名度では劣るかもしれないが、内容的には決して勝るとも劣らないと思う。そのせいか、最近CS放送でアニメ化して放映された。


おやこ刑事 - 大島やすいち
投稿者:風原
77〜81年に少年サンデーで連載された大島やすいち先生の刑事漫画。柴田親子は下ノ町署に勤める刑事。父勘太郎はチビで女好きだが人情派のベテランだが、息子文吾は父とは反対に長身でハンサムで女性アレルギーの持ち主。好対照の親子だが、犯人を追跡し、事件を最後まで諦めず解決しようとする刑事魂は常に一心同体。事件のある限り柴田親子の奮闘は続く。
警察ものといえばわりと堅いストーリーが多いけど、この作品はそういったところがなく誰でも馴染み易い内容のものが多く、また柴田親子や周りのキャラも天心な者ばかりなので、今でも結構面白く読める。また内容は‘名探偵コナン’に近い推理漫画の要素も含み、犯人を挙げて事件を解決するだけでなく、事件を通して人間愛や人として大切なものを教える人情派物語である。当時では人気が高く、TVでもドラマ化されたほどでもあった。そして23年経った2004年のビックコミックで読切で復活を果たすが、その内容は全盛期の頃と少しも衰えをみせてない。


俺たちのフィールド - 村枝賢一
投稿者:YAS
僕の中でNO1の漫画だったりします!!バイブルっす!!(笑)
サッカーを。。なんてゆーか夢とか希望とかそーいうさわやかなものではなく〜ではなく、正に『男の戦い』として、ある意味ドロドロしくシビアに描いた漫画はなかなかないと思いますね。あと、発展途上であった当時のサッカーの状況変化と完全リンクしてたのは面白ったですねぇ♪
Jリーグの設立やドーハの悲劇・・んで、日本代表が始めてワールドカップ出場を果たしたと同時に、漫画の中でもワールドカップ出場しました。(その後も同じように一次リーグ敗退でした(^_^;)
僕の好きなエピソードは、ワールドカップ予選 最終戦(VSサウジ)!!(SATAGE16収録)。足を怪我してしまうエース伊武、高杉がそれでも出場しろというシーン、最後に靭帯を切ってしまう伊武・・とにかく熱すぎてぞくぞくもの!男は是非、一度読んでみて!!


俺の空 - 本宮ひろ志
投稿者:岩瀬
男一匹ガキ大将と並ぶ本宮ひろ志最大のヒット作。当時としては画期的だったアイドル系のエロを前面に押し出した作品。頭脳明晰、容姿端麗で実家が大富豪である主人公一平が自分に相応しい伴侶を求めて放浪の旅に出て様々な人や出来事に遭遇して男として自立して最後に見事に嫁さん見つけて、2人で旅に出て終わるという内容。掲載誌の週刊プレイボーイの部数を最終的に170万部まで上昇させたのだから、立派に看板漫画と言っても差し支えはないだろうな。現在のプレイボーイの部数は50万部くらいなので、この作品がいかに凄かったかがよーく解る。


俺の空 - 本宮ひろ志
投稿者:タケ
本宮ひろ志が70年代中期辺りから『プレイボーイ』で連載していた作品。秀才でスポーツ万能、周りからの信頼も厚く、そのうえ大財閥の御曹司という非の打ち所の無い主人公・安田一平が嫁探しの旅に出るという話。それまで男気だけで勝負するのが本宮漫画の主人公だったはずなのに、掲載誌が『プレイボーイ』と軟派なイメージのある雑誌だった事もあり、当時のファンは「本宮マジか?」と叫んだらしい。だけど読んでみるとトコトン本宮漫画なんですよ。とにかく面白いです。中途半端な権力で威張っている政治化や金持ちのボンボンに対して、それ以上の権力でギャフンと言わせる所は本当に爽快です。死ぬまでに一度は読んでおきたい作品ですね、名作です。


俺の空刑事編 - 本宮ひろ志
投稿者:岩瀬
ヤングジャンプ創刊号から連載された「俺の空」の続編。安田財閥の跡目を継いだはずの主人公・一平は何故か刑事になって様々な犯罪者達と、有り余る財力と積極的な行動で立ち向かう事となる。手っ取り早く人気を取る事を考えて描いているのが良くわかる内容。ある意味、筒井康隆の小説「富豪刑事」を読んでるような感じがしたものだ。なお、この作品の生原稿は数年前のヤンジャンの懸賞で提供してしまったので本宮さんの手元には残っていないそうです。


俺の空刑事編 - 本宮ひろ志
投稿者:タケ
『ヤングジャンプ』創刊号から連載されて、後にアニメ&実写化もした作品。前作「俺の空」の主人公・安田一平が刑事となって活躍するという、前作に負けず痛快な作品となっている。とにかく凄いです。行方不明の死体を探すために向かいの山を個人的に50万坪買ったり、日本の麻薬輸入を一時的にストップさせるために800億円分すべて買い占めて海に流したりと、とにかくスケールがデカイです。読む時は前作と続けて読むとなおGOODですね。


俺の空三四郎編 - 本宮ひろ志
投稿者:岩瀬
ジャンプに見切りをつけた本宮さんがヤンジャンで連載した作品。最初の辺りはそこそこ面白かったが後半から少しづつ雲行きが怪しくなり全8巻で唐突に終了。主人公の三四郎に魅力が足りなかったのが敗因だったのかな。


おれはキャプテン - コージィ城倉
投稿者:岩瀬
「おれはキャプテン」現在マガジンで連載されている人気野球漫画。それまでは目立たない存在だった主人公・霧隠主将(きりがくれかずまさ)は顧問の先生の発案で所属していた野球部のキャプテンに任命される。主将は自分で発案した様々なプランを部員達に命令するが、あまりにも傲慢な態度に部員達は反発し中々言う事を聞かない。そんな部員達にやきもきする主将と結果的に主将の作戦に従ってしまう部員達と相手チームとの駆け引きが毎回面白い作品。ここ最近プッシュされてる辺り相当マガジンも、この作品に期待しているのだろう。この調子でこれからも楽しませて欲しい物だ。


おれは鉄兵 - ちばてつや
投稿者:タケ
ちばてつやが『あしたのジョー』の次に『週間少年マガジン』で連載していた作品。物心ついた時から父親と二人で山奥で野生児のような生活をしていた主人公・上杉鉄兵が実は名門の家庭の子供で、やがて父もろとも家族に見つかり、名門の中学に入れられて剣道部に入り、持前の運動能力を生かして活躍するという物だが、個人的には前作の『あしたのジョー』よりもこっちの方が読みやすい。連載開始から30年たっても古さを感じさせないのは凄いと思う。






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