漫画レヴュー

好きな漫画の書評を掲示板で投稿してね。
作品に対する意見、エピソード、思い出話しなど、どんな内容でも結構です!



怪奇千万!十五郎 - 川久保栄二
投稿者:しあぶら
少年サンデーに連載。元は増刊で連載されていた作品を大幅アレンジして週刊連載用に仕立てたもの。しかし、怪奇現象を科学で解決するというコンセプトのはずだがそれを全く無視している困ったマンガ。「この怪奇現象は科学によって実はあの怪奇現象だとわかった!」と言われても・・・。そもそも根本的に解決してないし。その他にも妙に古典的な表現(電撃を受けて骨丸見えなど)や、ヘンテコなデッサンも相まって奇妙な味を出してるんだよなぁこれが(笑)自分のように、物好きな人は一読してみてもいいかも。保障はしませんけど。


海人ゴンズイ - ジョージ秋山
投稿者:風原
84年に連載されたジョージ秋山先生のアドベンチャー漫画。奴隷船の沈没で日本の流刑島に漂流した黒人の男の子は、その島で子供を失った女性アズサに救われる。亡くなった子の名がゴンズイだったため、以来黒人の子はゴンズイと呼ばれるようになり、アズサと共に島で暮らすようになる。
海やその生物たちの未知の能力や大自然の驚異など、まるでドキュメンタリードラマを見ているような感じの作品で、ジョージ秋山のスケールのでかさを表したスーパーワイルドアドベンチャー漫画。当時は人気の関係で11週で終わってしまったが、大自然をテーマにした秀逸の名作だと私は思っている。


カイゼルスパイク - 竹山祐右
投稿者:しあぶら
竹山祐右氏の連載デビュー作。脅威の跳躍力を持つ主人公と背の高い相方が弱小バレーボール部に入部して強豪に立ち向かうというベタというか王道というか、そういった話。だが、地味すぎてあっさり打ち切りに。ジャンプではあまり見ない独特の絵柄が特徴で、バレーボール漫画自体が少なかったこともあり密かに期待していただけに残念。


街道レーサーGO - 池沢さとし
投稿者:風原
81年に連載された池沢さとし先生のバイク漫画。市販で最も優れた性能を持つヤマハRZ350を自在に乗りこなす一匹狼の走り野郎‘速水 剛’の爆走ストーリー。前年(80年)に同様の一匹狼のバイク漫画である「ワンマンアーミー」(前川K三作)がコケてしまったために、『サーキットの狼』で人気を得た池沢先生に改めて挑戦させたのが本作品であり、当時流行だったスーパーカーを出演させて競うという設定等で臨んだものの、物語の趣旨がまとまらない上に内容も盛り上がりに欠けてしまい、ヒットにはならなかった。ただレースみたいな競い合いの方にいきなり話を持っていってしまい、最初に物語の基本的な設定をしなかったのがいけなかった。この影響かどうかはわからないが、その後もジャンプのバイク漫画は短命で、‘ジャンプではバイク漫画はヒットしない’という伝説ができてしまった。


カイン - 内水融
投稿者:名無しさん@漫画好き
「戦国乱波伝サソリ」から久方ぶりに内水融が描いた中華風ファンタジー漫画。読み切り版は軍師物だったが、連載には不向きとみなされてか主人公の容姿は殆どそのままでアクションという事に。おざなり過ぎる話の展開と新鮮さの無さがこれでもかこれでもかと続けられて、ハッキリ言って読んでて面白くも何ともない。作者も編集もこんなので一体何をしたかったのか・・・。主人公の機械化した体のデザインもあまり格好良いとは言えず、第一話で主人公の必殺技の「腹から孫の手みたいなのが出る攻撃」があまりにダサ過ぎた為か、以降直接「孫の手」が描かれる事は無かった(笑)。ちなみに連載中の編集の煽り文句が「悲しき」だとか「非情」だとか「あまりにも」など毎週ワンパターンでやる気の無さが印象的でした。ただ最終話はそれまでの打ち切り漫画とは一味違った余韻を残す珍しい終わり方で、やっと作者の顔が見えたという感じでしたね。
そして、その後描いた読み切りが中々面白かったので驚きました。この人は元々長編向きでは無いんでしょう。できれば今度は短編物でやって欲しい所です。ちなみにこの漫画が連載された後、どういう訳か「タカヤ」「大泥棒ポルタ」「ツギハギ漂流作家」等、迷作が絶えず常駐する様になり、雑誌から変なモヤが消えない様な状態が続きました(過去形になって欲しい・・・)。


カウンタック - 梅澤春人
投稿者:学帽番長
梅澤春人がヤンジャンで連載している車漫画。青年が子供の頃に描いていた将来の夢は、社長になって大好きなカウンタックに乗ることだった。あれから25年青年は子供の頃の夢を叶えるべく古今奮闘する。が、そこはやはり漫画のいいところで、トントン拍子に話が進み青年は数千万のプレミア価格となっているカウンタックLP400を僅か250万円で手に入れることになる(んなアホな)。そしてそのカウンタックで走るわ走るわ。峠なんかもドリフトで駆け抜けちゃいますから凄いですよね〜。まあ内容的には強引なところがありますが、旧車好き&スーパーカー好きの僕にとっては結構楽しませてもらってます。初期のカウンタックはキャブ車ですから、エンジン始動の儀式なんかは僕のハコスカと同じなんですよね。


カオシックルーン - 山本賢治
投稿者:しあぶら
週刊少年チャンピオンで連載されていたメディアミックス漫画。作者は成人漫画なのにエロシーンよりアクションやグロシーンが多い漫画を描いていた山本賢治氏。同名のカードゲームのメディアミックス漫画だが、それだけでは地味だと思ったのかやたらにグロテクス表現が多い。もろ打ち切りな終わり方をしたが、最近チャンピオンREDにて続編が描かれている。


カオシックルーンEs - 山本賢治
投稿者:しあぶら
山本賢治氏がチャンピオンで連載していた「カオシックルーン」の続編。チャンピオンREDにて連載。対象年齢の高い雑誌に移籍したため、エログロ描写は前作よりもはるかに過激になっている。またメディアミックスではない、オリジナル作品になったこともあり前作には無かった新たな能力なども増えた。明らかに「○リキュア」のモチーフ、というか「プ○キュア」そのものな敵キャラが登場したりと、山本氏らしさが炸裂していて非常に面白い。先の展開が読めないので、これからが楽しみ。


かおす寒鰤屋 - 大河原遁
投稿者:しあぶら
第2回黄金の女神像争奪ジャンプ新人海賊杯で3位を受賞した読切の連載。主人公である骨董品店の若旦那とゲストとの骨董品を巡っての人情ストーリー・・・のはず。唐突に変な敵キャラが出てきたりバトルやったりとマンガの方向性が全く定まらないまま打ち切られた。もう少し話にまとまりがあれば・・・。


がきデカ - 山上たつひこ
投稿者:風原
74〜81年に少年チャンピオンで連載された山上たつひこ先生のギャグ漫画。2頭身でしもふくれたブサイク顔の少年警察官・こまわり君が、学校で町でいろんな騒動を引き起こす痛快アクションギャグストーリー。
‘死刑!’‘アフリカ象が好き!’‘八丈島のきょん!’などといったギャグポーズの他、‘博多人形’‘温泉こけし’‘まねき猫’といった民芸品を使ったギャグ、‘練馬名物股座納豆’‘銀座ワシントン靴店社長の顔’といったワケのわからないギャグが多数出てきて、ハイテンションなギャグ漫画であった。普通なら理解し難いギャグも、山上先生の絵がリアルであるため、ついウケて笑ってしまう。ストーリーがハチャメチャで下ネタや少々犯罪まがいの展開もあったが、画力とテンションの高いポーズで人気を得、7年間の長期連載となった。
週刊で一旦終了するも、89年月刊チャンピオンで“完結編”をやり、その時こまわり君が旅に出て、作品は完全に終了した。と思ったら、2004年に「中春こまわり君」で続編として復活。こまわり君を含む当時のキャラたちが大人になって再び活躍する。


ガキんちょ強 - 松家幸治
投稿者:岩瀬
コミックバンチで1年間連載された人情漫画の皮をかぶった糞漫画。両親を火事で亡くした兄妹が親戚の家に引き取られて、色々と冷遇されながらも健気に頑張っている様子を描いている作品・・・のはずだったが主人公の強の性格が最悪過ぎた為か毎週毎週、不快感しか感じなかった作品。いくらバンチ主催の漫画賞の受賞作とはいえ1年もやるほどの作品ではなかった。絵柄もまんま「じゃりん子チエ」だったし。終わってくれた時は本当にせいせいしたものだ。


ガクエン情報部H.I.P - 富沢順
投稿者:風原
84〜85年に連載された富沢順先生の学園コメディー漫画。九州から東京の万仲高校に転入した泊桃太は、転校早々学園内で起きた事件に巻き込まれ、その時知り合った学園なんでも屋‘H.I.P’に勢いで入会させられてしまう。‘H.I.P’は学園生活の長い早乙女十三をキャップに柔道チャンプの山下大器・シャーペンの一之瀬遊子と芸犬オスカルとともに、学園内で起きた難問や珍事件等を持ち前のアクションとパワーで解決していく。
前作の‘コマンダー0’のシリアスさから一転してギャグ志向に走った作品であり、前作から読んでいる私はあまりのギャップの差に最初はついていけなかったが、読んでるうちに楽しめるようになった。H.I.P4人の個性の強さで事件はオチまでに何回も転回する。多少問題もあるけど、こういう集団がいれば学園生活も生甲斐が出ると感じる。ちなみに富沢先生は描き足りなかったらしくて、最後は‘第一部・完’にしている。今こういうパワーのある作品は無いに等しいから是非いつかまた復活して描いてほしいと思う。
ところでこの“ガクエン情報部H.I.P”は月曜ドラマで森高千里主演のドラマが製作されたそうだ。でも私は見損ねてしまったので、DVD化を希望したい。


覚悟のススメ - 山口貴由
投稿者:イチロー・ハリー・田中
作者は山口貴由。週刊少年チャンピオンで連載されていた作品で、大災害で荒廃した近未来の中学校に、旧大戦で悪名を轟かせた鬼畜軍人葉隠四郎の末裔、葉隠覚悟は心を繋いだ千人の軍人の怨霊の宿る強化外骨格「零」と共に、人類完殺を目論む雌雄同体の実の兄、葉隠散(はらら)とその部下戦術鬼達を相手に、牙を持たない人々の為に戦うエログロ熱血変態バトル漫画。少年誌の限界を超えたやり過ぎな残酷描写とエロ描写にはチャンピオンの狂気が垣間見える様です。しかしこの「山口節」というか、紙から滲み出て来る様な凄まじいパワーの前には次ページを捲る他ありません(笑)。一度氏の作風にハマると病み付きになる、そんなチャンピオンが贈る大怪作です。


覚悟のススメ - 山口貴由
投稿者:ロッズ
山口貴由作。天変地異で荒廃した世界を舞台に旧日本軍が開発した強化外骨格「零」を纏った主人公葉隠覚悟が兄である現人鬼散(はらら)と戦うバトルマンガ。とにかく作者独特の世界観、台詞回しがすごい。全十一巻それぞれの巻に必ず5つ以上は名台詞が存在する。漫画史上最高のバトルマンガのひとつ。ここまで自分の個性を表現しきったバトルマンガという点で言えば、ただヒットしただけのDBや幽遊白書など足元にも及ばない。とにかくこの漫画を読めば「戦士」という物がどういうものかがわかる。


隠し球ガンさん - 木村公一・やまだ浩一
投稿者:野球FAN
99〜01年まで週刊ベースボールで連載されたプロ野球スカウト物語。名物スカウトの岩間源太郎・通称ガンさんがどのように選手を視て、その能力をどのように判断するかという所に面白さがある。普通の野球漫画だと大抵主人公は野球選手で試合をするというものだが、これはバックネット裏から選手を確認し選ぶスカウトの目という別な角度からの視点で視るという所がミソである。この時代のスカウト活動を中心に話を進めているから、当然裏金や裏工作・裏取引・ブローカーといった問題も含まれている。そういう点に触れたせいか、最後は打ち切りみたいな形で終わったのが残念だ。プロ野球が続く限りスカウト活動も永遠に続くので、また新たなドラフト展開になったら再びやってほしいものだ。


格闘探偵団 - 小林まこと
投稿者:風原
02〜05年にイブニングで連載された小林まこと先生のアクション漫画。八百長試合でプロレスラーを引退し、消息を絶っていた東三四郎は探偵となっていた。持ち前の強さと動物的感で腐った人間社会のあらゆる事件を解決していく。
「1・2の三四郎」「1・2の三四郎2」ではリング等の表舞台でハデな活躍した東三四郎が地味な探偵となって社会の悪や倒し人を救うというのが本作品である。とはいってもあいかわらず派手な行動をしてくれるが。内容はおもしろいが、前作までの他のキャラたちがあまり活躍できなかったのは残念だった。最後は再びリングに上がるところで終わっているが、また機会があったら復活した三四郎の活躍をまた描いてほしいと願う。


ガクラン八年組 - しもさか保
投稿者:熱血漢
80年代初頭マガジンで連載された熱血硬派漫画。大鉄・平九郎・原田の3人の高校8年生が硬派の世界でいろんな試練に立ち向かうという設定で、その闘争の迫力は極道高校や男塾にも勝るとも劣らぬモノである。事態は次第に日本を取り巻くほど大きくなっていくが、男の生き様・死に様を知る上においては決して他の硬派漫画に遅れることはないと言えよう。


KAGETORA - 瀬上あきら
投稿者:風原
03年からマガジンスペシャルで連載されている瀬上あきら先生の忍者ラブコメ漫画。風雷の忍者・風間影虎は主君である古武術の名門・藤堂家のお役目を命じられ東京に上京するが、藤堂家で果せつけられたのは後取り娘・由姫の‘武術指南役’だった。藤堂家の当主は武術の才に秀でた者であるのが習わしだが、由姫は極度の運動オンチで彼女を鍛えるために影虎が使わされたのであったが、影虎は由姫の可愛さに惹かれて恋してしまう。主人と忍者は恋愛事は御法度のはずだが、はたして彼らはどうなっていくのだろうか。
当初は恋愛漫画によくある水着や着物諸々の御色気シーンとまたよくある男女の密接な展開のパターンで、主君と家来という間柄ゆえに一線を越えられないという展開で話が進んでいく。そういうお互いの立場だけに行きそうで行かないという微妙な展開がこの作品の持ち味である。だが後半は由姫が影虎に淡い恋を抱き始め、恋愛ストーリー形式に変わって行く。これは本作品が非常に人気が高くなったためにストーリーを長引かせるための策であったようだ。そのため登場人物が多く出てくるようになってストーリーが影虎・由姫中心にいかなくなるけど、作品としては質の高い恋愛漫画だと思う。そろそろクライマックスに近いが、なんとか良質の状態で最後を迎えて、いい作品として終わらせてほしいと願う。


影武者徳川家康 - 原哲夫
投稿者:岩瀬
隆慶一郎の長編小説を原哲夫がコミック化した物。徳川家康が関が原の合戦で討ち死にしてその後は影武者の世良田二郎三郎元信が家康として生きる事になって家康としての仕事をこなしながら宿敵の秀忠と暗闘するという内容。前作の花の慶次がヒットして2匹目のどじょうを狙って始めた連載だったようだがジャンプの読者には難しすぎたか、どんどん掲載順位が下落して1年で第1部完という結果に終わる。やはりジャンプでは本格派の歴史漫画は受けないのね。


火災調査官 - 田中つかさ
投稿者:岩瀬
漫画ゴラクネクスターで連載されている作品で田中つかさの最大のヒット作。原作は鍋島雅治が担当。基本は読み切り形式でメインキャラ3人が毎回発生する火災事故を調査して見事に解決するという内容。ベタではあるが結構読みやすい。またテレビ朝日系列の土曜ワイド劇場で度々ドラマ化されている。ネクスターの中ではかなり読み応えがある漫画である。


火災調査官ナナセ - 橋本以蔵・市川智茂
投稿者:岩瀬
コミックバンチで連載中の火災を題材にしたサスペンス漫画。原作は「軍鶏」の橋本以蔵、作画は市川智茂が担当。新米火災調査官の高峰奈菜瀬が毎回発生する火災事件に持ち前の度胸と推理力で挑む!しかし新米の彼女に簡単に事件が解けるわけはない、そこで登場するのが伝説の放火犯・炎使いだ。彼はかつて奈菜瀬に命を助けられた過去があり、その借りを返すべく毎回彼女に事件を解くヒントをさりげなく与えているのだが、どうもそれ以外にも理由がある様子。今のところは明らかにされていないが連載が軌道に乗れば語られそう。何とか生き残って欲しいものだ。


カジカ - 鳥山明
投稿者:岩瀬
ジャンプ創刊30周年記念企画として始まった連載。「COWA!」と比べると今回はバトル中心でドラゴンボールっぽくなってしまい話としてはイマイチな感じだった。最初から3ヶ月の限定連載だった為か当初は全11回の予定だったそうだ。(当時、神戸で開催されたジャンプの原画展で第1話の原画が展示してあったらしいが、しっかり11分の1回と明記されてたとか)実際は単行本のページ数の都合で1話分増やし12回で終了。元ジャンプ編集長の西村氏は「誰を対象にしてるか解らないので、完全な失敗作」と散々な評価をしていた。まあ、個人的にそこそこ読めたので良かったですけど。


かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜 - あかほり
投稿者:しあぶら
電撃大王で連載中のあかほり原作のラブコメ漫画。女の子っぽい少年が宇宙人によって本当に女の子にされてしまうという一見あかほり電波全開な駄ラブコメかと思われるが、「少女同士の恋」という難しい題材をうまく料理しており、あかほり原作とは思えないほど作品の完成度が高い。もとより、作画を担当している桂遊生丸氏による巧みなシナリオアレンジと、あかほりが週刊少年マガジンにて同時に連載している「神to戦国生徒会」のほうで好き勝手やっているので電波度が薄いことが要因であろう。来年1月よりアニメ化も決定しているが、あかほりシナリオそのままに作られそうな可能性が高いので今からとても不安・・・。


風のシルフィード - 本島幸久
投稿者:風原
89〜93年に少年マガジンで連載された本島幸久先生の感動競馬物語。千葉の森川牧場で往年の名馬サザンウインドから難産の末生まれたシルフィードは競争馬としては致命的な浅屈腱炎に侵されていたが、駿の懸命な努力によって克服し、走れるようになる。だがその喜びもつかの間、森川牧場は多額の借金を背負い、シルフィード等馬や牧場の存在が危うくなる。駿は高校入学を取り止め、騎手となってシルフィードと共にダービーを走ることを誓う。
人間と動物の触れ合いと友情を描いた作品であり、漫画の本質ともいえるものである。タイトルとストーリー内容からみて、マガジンでは長期連載を視野にして望んだ作品のようだ。ジャンプ3原則の“友情・努力・勝利”の十八番を奪い、それに感動を併せた作品として仕上げ、それまで忘れがちだった人と動物との心の伝わりを再び思い起こすものとなる。この作品の成功で、次は「蒼き神話マルス」とシルフィードと世界と繋がる作品に向かう。


風の谷のナウシカ - 宮崎駿
投稿者:ロッズ
宮崎駿作。映画版とはかなり内容が異なる。映画の世界の設定がことごとく、くつがえされている。かなりスケールが大きく、キャラクターもみな魅力的だ。読んでまず損はない名作。ただ映画版はあれで正解だと思う。漫画版の内容でやったら3部作でも足りないボリュームになってしまうし、映画版は子供たちが観てもわかるし、「安心」な内容だから。


風のフィールド - みやたけし
投稿者:風原
87〜90年に少年チャンピオンに連載されたみやたけし先生のサッカー漫画。若鳥高校1年の南野風はサッカー選手だった兄を事故でなくし、兄の遺志を継いでサッカー選手になるために海岸に練習場をつくって己を磨いていた。同時期、兄の恋人だったえくぼ先生がサッカー部顧問に就任し、風と共にサッカー伝説をつくろうと誓い合う。静岡大会では風の活躍で若鳥高は決勝まで進出し、そこで惜しくも敗れるが、その敗戦を糧にして風はまた一段と成長していく。やがて日本サッカー改革プロジェクトに参加した風は日本のメンバーたちと世界の強豪に挑む。
サッカー漫画としては“キャプテン翼”ほどの知名度はないにしても、その内容は決して劣らないものであった。みやたけし先生は“GOシュート”(ジャンプ)・“はしれ走”(サンデー)というサッカー漫画を連載したことがあり、サッカーはかなり好きなようだ。でもこの作品はサッカーに対する情熱と勝利のために執念というものを相当に描いている。前2作で描けなかった理想のサッカー像をこれにすべて注ぎ込んだようである。その白熱した試合展開は幾多のサッカー漫画の中でも最上のものといえる。サッカー選手を目指す者には読んで損はないので、早く文庫本で出版して欲しい。


風のJIN - 本宮ひろ志
投稿者:岩瀬
本宮ひろ志が現在ヤングジャンプで連載している漫画。どうやらヨットをテーマにした少年の成長物語にしていく模様。しかしヤングジャンプで少年が主人公というのは、かなり異端に感じます。現時点では始まったばかりなので、受けるか転ぶかは未知数ですね。


風のマリオ - 山田貴敏
投稿者:風原
87年に少年マガジンで連載された山田貴敏先生の彫刻漫画。ルクセンブルグのクレルボー孤児院のマリオは彫刻を彫るのが大好きな少年で、荒削りながら心の篭った作品を彫れる。ある日町で行われた彫刻コンクールでマリオの作品が館長の目に止まり、マリオは美術学院へ入校することになる。ここからマリオの彫刻家としての人生が始まる。
山田先生はこのマガジンで「エクシス」でデビューしたが、諸々の事情で打ち切りになってしまったために新たに挑んだのが本作品である。マリオのキャラは立場は違うものの「エクシス」の‘ジャン’と同様の者で、前作品で果たせなかった想いが込められている気がする。「エクシス」連載当時から感じていたが、山田先生の絵は熱情的というか、観ているだけで熱い想いが伝ってくるような感じが受けられる。その魅力を発揮させたのが本作品で、その後サンデーに移籍するものの、これによって山田先生は名漫画家としての地位を確立していく。


旋風の橘 - 猪熊しのぶ
投稿者:しあぶら
「かぜのたちばな」と読む。猪熊しのぶ氏がサンデーで連載していた問題作。「本格剣道漫画」と銘打っておきながら「銭湯で練習」「湯船の中から胴着着たまま大ジャンプ」「竹刀が伸びる」「謎のトンデモ必殺技『スパイラル』」など、枚挙にいとまないほど「リアリティなんてクソ喰らえ」な内容に剣道ファンが憤慨。さらに「愛媛県民は毎日ミカンを食べている」などデタラメで偏見も甚だしい言動に愛媛県民が憤慨。さらにあらかさまにショタ狙いな主人公に一部のショタ嫌いの読者が憤慨。さらにさらにあんまりな内容にこのマンガが始まる為に打ち切られた「トガリ(夏目義徳)」ファンが憤慨。あまりにトンデモ過ぎる内容とキャラクターの電波ぶりで未だに「史上最悪のクソマンガ」の汚名を着せられている。だが、猪熊氏による絵がきれいで見やすいことが唯一の救い。現に「超人剣道マンガ」と念頭に置いて見ればさほどつまらないマンガというわけでもないし。


KATSU! - あだち充
投稿者:サンデー好き
あだち充氏が本格的にボクシングを描いた青春ストーリー。まったくのボクシング素人が、元世界チャンプの娘に惚れて親友とともにボクシングをはじめるというマンガだった。そのうちに実は主人公の父親が本当の親ではないことが分かったり、本当の親を死なせてしまったのが現在の父親だったり・・・とかなりダークな話が繰り広げられ、盛り上がりはもう一つだった。それでも前半は徐々に強くなっていく主人公を見るのが面白かったが、中盤になり当初はライバルかと思われた紀本が参謀に成り下がったり、高校1年生にして甲子園で158kmを投げるというありえない設定の岬がボクシング界に転向、驚異的なスピードで上達して香月との三角関係になったり・・・と、岬の登場後は話が迷走しはじめて、ラストは活樹と岬が大会ではなく、ジムで闘うといういかにも打ち切りのような展開でフィナーレを迎える。結局色々な部分が曖昧なまま完結しました。16巻も続くような話ではなかったと思います。


かっちぇる♪ - かわくぼ香織
投稿者:じる
2001年から2005年まで、月刊少年マガジンの増刊誌、マガジンGREATで連載されていたかわくぼ香織が連載していたマンガ。舞台は作者の出身地の長崎。背は高いものの引っ込み思案だった杉山礼子は自分を変えようと超ポジティブ思考の級友・市川あゆと共に廃部状態だった女子バレー部を復活させる。そんな中、一人、また一人部員が集まっていき…。女子バレーを題材にしたマンガと言うよりは、女子バレー部の面々の瑞々しさと青春時代特有の鬱々としたものが織り交ざった青春グラフティというところ。初連載であるために、絵がやや不安定だったが、等身大の女子高生たちの日常というのは共感が持てた気がする。


かってに改蔵 - 久米田康治
投稿者:しあぶら
サンデー連載。初めは『幼馴染によって頭のねじが外れてしまった主人公・改蔵が「天才塾」からの刺客とドタバタ騒動を起こす』コメディマンガだったが、段々と幼馴染の「羽美」と下っは扱いされてた「地丹」が暴走を始めて、ブラック・サイコ・時事ネタ・楽屋ネタが多くなっていった。最近、最終回を迎えたが賛否両論を巻き起こした。また作者の久米田康治氏のネガティブさが一時は本気で心配され、19巻からついているライナーノーツ「今巻の反省」でのその自虐ぶりは見ているこちらも辛くなってしまうほど。他の出版社マンガのネタも多く、特にジャンプが多かった(こ○亀、キ○肉マン、ワン○ース、ブラック○ャット、冨樫○博等など・・・)


かってにシロクマ - 相原コージ
投稿者:太郎
相原コージ作の動物ギャグマンガ。基本的には熊の親子の日常を描いたギャグなのだが、主人公のシロクマの恋人(小動物)をその母親がそうと知らず食べてしまったり。かなり、自然界の法則に関して考えさせる部分があったり、同居人のうり坊の死や、ラストは子供たちが親から一人立ちするシーンなどはかなり感動的。あまり知られていない動物漫画の最高傑作の1つ。


家庭教師ヒットマンREBORN! - 天野明
投稿者:名無しさん@漫画好き
二作続いた読み切りがヒットし、連載された作品。物語は、マフィア「ボンゴレ」の末裔ツナが赤ん坊の家庭教師リボーンによってマフィアのボスになるよう(無理矢理)鍛えられる話。途中で個性溢れる仲間達が出てくるのは楽しいが、絵柄が好き嫌い分かれるのが玉に傷。作者は前にヤングサンデーで連載していた。


CUFFS〜傷だらけの地図 - 東條仁
投稿者:北斗珍拳
現在のヤングジャンプの連載作品の中では最も長く連載されている作品。町で最強のチンピラと言われていた久宝龍二がヤクザとの喧嘩の最中にピストルで撃たれ死んでしまいます。しかし神のいたずら昔捨てた妻のおなかにいた息子、高校1年の沢渡憂作が同じ日に自殺してしまい、二人の魂は入れ替わってしまいます。自分が昔たくさんの人を不幸にして生きてきたことを後悔した龍二は今度こそ真面目に生きていくことを決意しますが運命はそれを許さずに龍二を喧嘩の世界に巻き込んでしまいます。第1章は学園の不良や他校のトップやヤクザ達と戦い、第2章は恋人を殺したブラック・コート・マフィアに復讐するために戦い、今は第2章に出てきた新たな組織、関西ノワールと戦っています。流れるようなアクションがあり自分がヤングジャンプの中で一番好きな作品です。


神奈川磯南風天組 - かずはじめ
投稿者:しあぶら
かずはじめ氏が「鴉MAN」の失敗の後に連載した学園不良漫画。おそらくかず氏なりに若者に歩み寄って作った作品だったのであろうが、ワンパターンな展開で読者の反応はさっぱり。連載当初は編集部に猛列なプッシュをされてたらしいが、20週を目前に力尽きた。正直、自分もこの作品は今ひとつだった。かず氏の完全復活はいつだろうか・・・。


神様はサウスポー - 今泉伸二
投稿者:岩瀬
今泉伸二の最大のヒット作。亡き父の意思を引き継ぎボクシングの世界チャンピオンを目指す少年早坂弾。その得意のサウスポースタイルで次々と強敵を叩きのめしていく。そんな弾の戦いを描きながらも様々なキャラ達の泣かせるドラマを絶妙に絡ませて見せた。むしろ試合のシーンより、人情話の方が読み応えがあって好きでした。最後はモロ打ち切りで非常に憤慨しました。


神to戦国生徒会 - あかほりさとる・高田亮介
投稿者:しあぶら
最近マガジンで新連載された作品。エロ・やおい・バイオレンスを詰め込みすぎて早くも話が破綻しかけている。何よりも原作があのあかほりさとる氏。確かにあかほり氏が元々売れっ子であったのは事実だが、すでに「終わった」人物であることにマガジン編集部は早く気づいてほしい。代わって打ち切られた「フルたま」が不憫。


神の雫 - 亜樹直・オキモト・シュウ
投稿者:岩瀬
週刊モーニングで連載されているワイン漫画。原作・亜樹直、作画・オキモト・シュウ。世界的ワイン評論家の神咲豊多香の息子の神咲雫は「太陽ビール」のワイン事業部に勤務するサラリーマンだったが、本人はワインに関しては素人だった。しかし、様々な出来事を経て父親譲りの才能が開花し始める・・。その後、雫の義理の兄である若手ワイン評論家の遠峰一青が登場し、物語は少しづつ動き始める。モーニング読者に合わせた絵柄と話が中々良い。ちなみに原作者の亜樹直はいくつものペンネームを持っており、マガジンでも活動しています。


カメレオン - 加瀬あつし
投稿者:岩瀬
マガジンで10年間連載されたヤンキ−漫画。中学時代まではいじめられっ子だった矢沢が高校に入学した途端ラッキーだけで暴走族の頭に成り上がるという話。独特の下ネタギャグと読みやすい話運びはとても良かった。ただ後半は少々間延びしすぎであった。最終回はいかにもカメレオンらしい終わり方で上手く10年間の連載を締めくくってくれたと思う。正直、加瀬の漫画ではこれがナンバー1だと断言できる。


カメレオンジェイル - 成合雄彦
投稿者:侍嗚
89年に連載された、成合雄彦(現在の井上雄彦)の連載デビュー作。ストーリープランナーの渡辺和彦という人が原作を担当していた様です。ジェイルは顔や肉体を自由自在に変化させることが出来る最強の危険請負人(リスクハンター)。危険請負人とは犯罪阻止のプロフェッショナル。いくつもの顔を持つことから、彼は“カメレオン・ジェイル”として悪人達から恐れられている。アメリカを舞台に、彼は凶悪犯罪を阻止・解決へ導く――という話。
人情モノの要素が強く、話作りもそこそこ良く出来ていた。絵は危ない部分も多々見られたが、見易くて新人としては上出来だと思う。ただ、その場のノリに身を任せた感じで展開が雑すぎて、話に入り辛かった。その為かいまいち人気が伸びず、結局ジェイルはどうやってその能力を身につけたか、何故危険請負人になったのか等、多くの謎を残したまま12週で終了。コミックスはジャンプスーパーコミックスで出ているので明らかに打ち切り漫画なのだが、作者が後に井上雄彦と改名し「SLAM DUNK」で大ヒットを飛ばした為か今でも書店でスラダンの横に置いてある事が多い。また、04年に青年コミックサイズで新装版が出ているので、今でも容易に読むことが出来ます。


仮面ティーチャー - 藤沢とおる
投稿者:岩瀬
週刊ヤングジャンプで藤沢とおるが連載している作品。問題のある学校に冴えない教師が赴任してくるが、こいつとは別に素顔を隠した副担任の教師も赴任してきた。この副担任がバスケ勝負などで学校の不良どもに勝ち、頭を丸刈りにしたりする。こうして、この仮面ティーチャーとその正体に関わっている主人公の存在が段々と読者にも明らかになっていく・・・。と、まあ箇条書きで書いてみたが、基本的には「GTO」の2番煎じのイメージが強い作品。今後、化けるかどうかは微妙かな。


仮面ライダー - 石ノ森章太郎
投稿者:風原
71年にぼくらマガジンで連載された石ノ森章太郎先生の怪奇アクション漫画。本郷大富豪の子息で優れたオートバイレーサーの猛は、その卓越した頭脳と肉体を悪の組織・ショッカーに狙われ拉致され、バッタの能力をもった戦士に改造されてしまう。だが脳改造の直前に恩師である緑川博士によってショッカー基地を脱出するが、追って来たくも男に緑川は殺されてしまう。猛はベルトのタイフーンで改造バッタ男に変身。くも男を倒し、以後「大自然が使わした正義の戦士・仮面ライダー」と名乗ってショッカーと戦っていくことを誓う。本郷邸執事・立花藤兵衛はショッカー対策のために本郷家の莫大な財産を投入して科学そ粋を結集した地下要塞を設立。猛を陰ながらサポートしていく。蝙蝠男・コブラ男を倒し、ショッカーの陰謀を阻止した猛だったが、彼を抹殺するためにショッカーライダー13人が送られる。その中の1人一文字隼人は洗脳されて猛に襲いかかるが、激闘の末敗れ、藤兵衛と緑川ルリ子によって助けられ、脳改造から解放される。だが猛は待ち構えるショッカーライダーたちによって殺されてしまう。隼人は猛の遺志を継いでショッカーと戦い続けることを誓う。そしてショッカーは人類を操る“10月計画”を実行しようと企む。そして裏切り者を抹殺しようとする怪人たちを蹴散らしてショッカー基地に迫る隼人だったが、強力パワーをもつ改造人間ビックマシンに苦戦する。だがその窮地を助けたのは猛の脳を搭載してアンドロイド戦士として甦った本郷仮面ライダーだった。2人のライダーの活躍でショッカー基地は破壊され、その陰謀は防がれた。
TV放映と連動して石ノ森先生が自らの執筆でぼくらマガジンに連載された作品であるが、開始から2回目で廃刊になってしまったので、以降は週刊少年マガジンに移って描き上げた。ストーリーをみてもわかるように、TV版と違ってかなりハードでシリアスな展開であることがわかる。でもそういう改造人間になりながら、悪の巨大組織と戦うというスリルとサスペンスを織り交ぜた内容こそがヒーロー漫画本来の姿であり、そのあたりが石ノ森先生らしさが出ているところでもある。戦う男の美学というか本質というか、そういうところを描いているために本作品は今でも高い人気を誇っている。残念ながら石ノ森先生自ら描いた本作品は第6話「仮面の世界(マスカー・ワールド)」でショッカーの10月計画が仮面ライダーたちによって阻止された時点で終了し、ショッカーとの決着や本郷と一文字の行く末は語られないまま物語は終わっている。以後石ノ森先生によって描かれることはなく、後にすがやみつる等石森プロの手によって引き継がれて‘TVマガジン’や‘冒険王’等に掲載されていくことになる。でも今みてもそのスリルある展開や濃い内容は他にはなく、正に最高の怪奇アクション漫画である。


仮面ライダーBlack - 石ノ森章太郎
投稿者:タケ
故・石ノ森章太郎がTVの実写版と同時期に『週刊少年サンデー』に連載していた作品。TV版とは、ライダーのデザインも含め全く別の話になっており、とても暗く、最後も救い様の無いまま終ってしまった。永井豪の漫画版『デビルマン』と同じ物を感じるが、あまり知られてないのは『デビルマン』に比べて話のカリスマ性が無かったからだと思う。ちなみにこの作品は石ノ森章太郎の最後の特撮ヒーローの漫画版でもある。


からくりサーカス - 藤田和日郎
投稿者:岩瀬
「うしおととら」の作者の藤田さんが97年から長期連載している漫画。当初は苦戦したが途中から固定ファンをつかみ前作を超える連載となった。しかし個人的に現在の展開はよほどの信者でないと楽しめなくなっています。それが少し残念です。もう、そろそろ大団円にしてほしいけど無理かなあ・・。


からくりサーカス - 藤田和日郎
投稿者:サンデー好き
1997年から少年サンデーで連載されている作品、藤田先生にとっては「うしおととら」よりも長い連載となったが、2006年26号で9年の連載にピリオドを打った。その終盤のペースの速さは異常なまでだったが、それぞれのキャラクターに見所を与えながらの展開には思わず涙しそうになる場面もあった。しかし9年も連載を続けた割にはラストは消化不良な感じも拭えない。だが連載当初は命を狙われて泣き虫でひ弱だった勝が、最後の1コマで立派に成長して当初の鳴海のような存在になっていたのはうれしかった。おそらくコミックスのほうでは加筆がなされるのではないかと思う。終盤の黒賀村以降は本誌巻末固定だった作品だったが、固定ファンを獲得した作品なだけに、最終回ではカラーをもらっても良かったのに、と思う(増ページはされた)何はともあれ、藤田先生にはお疲れ様と言いたい。


からくり忍者伝破邪丸 - 坂本昭吾
投稿者:岩瀬
90年のジャンプの漫画賞ホップステップ賞入選作。小畑健のアシスタントだった坂本昭吾が師匠へのオマージュとして描いた、からくり人形が主人公の漫画。坂本の絵は生命感が全く無い為人間描いても人形にしか見えないので、とても不気味であった。話はまあまあ読める内容だっただけに勿体無い。この作品は一応プロの作品ではないのでホップステップ賞の作品を集めたコミックスホップステップ賞セレクション全20巻のうち第6巻に収録されています。そして作者の坂本は後にSAGAXというペンネームを使用し同人誌活動をするかたわら、何を血迷ったか秋本治のアシスタントに入り「こち亀」を初め、数々の秋本作品で生命感の全く無い無機質なマネキン絵の群集シーンを描き世界観を破壊しまくっている。全く困った物だ。早くアシスタントやめてくれればいいのに。


鴉MAN - かずはじめ
投稿者:しあぶら
かずはじめ氏が「梧桐勢十郎」を円満で終わらせた後に万全の体制で描いた近未来アクションマンガ。タイトル名からして死臭が漂っていたが案の定大コケ。使い古された設定の上、アクションに迫力が無くて見ていて爽快感がほとんどなかったのが致命傷。そもそもかず氏得意の「静」の描写が殺されるアクションでかず氏が大成するとは思えなかったのだが。


画-ROW - 水元昭嗣
投稿者:しあぶら
98年1号から連載されていたマンガ。正直このマンガはジャンル分別に困る・・・。全9話のなかでコロコロ話が変わるから。「毛の爪」を始めアイデアは秀逸だったのにそれを活かしきれないストーリーテリング能力の稚拙さが目立った。ちなみに今のところ確認できる最後の9週打ち切りマンガ。


餓狼伝 - 夢枕漠・板垣恵介
投稿者:岩瀬
夢枕漠の格闘技小説を「バキ」の板垣恵介が丁寧に漫画にした作品。戦いのシーンの迫力もさる事ながら、それぞれのキャラクター達の熱い生き様が素晴らしい。掲載雑誌を度々廃刊に追い込みながら現在はイブニングで連載中。これからも熱いドラマを見せて欲しいです。


餓狼伝BOY - 板垣恵介
投稿者:岩瀬
マガジンで短期連載された餓狼伝エピソード1。バキとの並行作業だったせいか休載が多くて話が飛び飛びだった印象。バトル描写は相変わらず良かった。ラストは正直消化不良な感じでした。


元祖!浦安鉄筋家族 - 浜岡賢次
投稿者:最強隊長
浜岡賢次が2002年から週刊少年チャンピオンで連載中の浦安市を舞台にしたギャグ漫画。前作「浦安鉄筋家族」の世界観を引き継ぎ、主人公の大沢木小鉄たちを小学2年生から3年生に進級させるなどの若干のマイナーチェンジを行っている。前作から相変わらずの有名人のパロディキャラも健在です。基本的には前作と全く同じなのでかなり楽しめます。相変わらず大爆笑できる作品です。


ガンダムパイロット列伝 蒼穹の勇者達 - 沖一
投稿者:学帽番長
沖一といえば史村翔原作の「アストロノーツ」が代表作ですが、この「ガンダムパイロット列伝 蒼穹の勇者達」もなかなか面白い。ルウム戦役では戦艦3隻撃沈しMS-06R-2高機動型ザクIIやMS-14B高機動型ゲルググを駆った深紅の稲妻ことジョニー・ライデン。ドズル・ザビの腹心の部下で白狼ことシン・マツナガ。ザクの基礎設計及びモビルスーツの基礎理論を確立したエリオット・レム。そしてエース部隊キマイラに籍を置くトーマス・クルツのそれぞれの物語が描かれている。しかし沖一の描くモビルスーツは今一上手くないんだよね。


GUN BLAZE WEST - 和月伸宏
投稿者:しあぶら
2001年に鳴り物入りで連載された和月伸宏氏の西部劇アクションマンガ。和月氏はこの作品のためにアメリカへ取材に行ったり、絵柄を少年誌らしく大幅に改造したりとかなり気合を入れて描いたもよう。しかし、読者の反応は冷たく20週ちょっとで打ち切りに。この作品の打ち切りで和月氏はかなり落ち込んだらしい。


GUN BLAZE WEST - 和月伸宏
投稿者:ロッズ
わつきのぶひろ作画。るろうに剣心で刀を描いたので次は銃だ!と思ったのかは知らないが、とにかくつまらなかった!普通第一話はある程度余裕があるのでそんなにつまらないと言うことはないはずだが、この漫画は第一話からすでに面白くなかった。そりゃ打ち切りになるわ。


神無月の巫女 - 介錯
投稿者:しあぶら
「美少女+美少年+同性愛+巨大ロボット+日本神話」というどういったジャンルに分類するべきか困るマンガ。色々とニーズを詰め込みすぎて完全に積載量オーバーである。もちろんこういった類のマンガの内容が崩壊しないはずがない。さらにセリフが古臭くて恥ずかしい。そんなセリフを堂々と連発されるので見ているこっちが恥ずかしいくらい。アニメにもなっているが内容はさらにトンデモであったようだ。


ガンバ! Fly high - 森末 慎二・菊田 洋之
投稿者:陣内
90年代サンデーで掲載された体操漫画。主人公の藤巻駿は逆上がりもできない運動オンチの少年だが、夢はでっかく‘オリンピックで金メダル’を取ることだった。平成学園体操部に入部し、いろんな経験や苦労を分かち合える仲間と出会いながら次第に成長して行き、やがてオリンピックの大舞台で頂点にまで登りつめるというスポーツ感動物語。原作者の森末慎二さんは元体操選手だったゆえに、体操のことは他より詳しい。ちなみにアテネオリンピックの日本体操選手の活躍は殆どこの漫画通りだったようだが、選手の中にもファンがいたのかも。


がんばれ!!パンダ内閣 - つの丸
投稿者:岩瀬
週刊プレイボーイで、つの丸が連載している政治漫画。パンダの赤ちゃんのシャオシャオがひょうな事から内閣総理大臣に任命された事から波乱の日々がスタートし、様々な問題に挑むという内容である。さりげなく「みどりのマキバオー」に出てきた極道の親分の宮蔦が政界の大物になって登場します。世界がリンクしているのでしょうかね?


がんばれ!キッカーズ - ながいのりあき
投稿者:風原
80年代中盤にコロコロコミック・月刊小学5年生・6年生に連載されたサッカー漫画。北原小学校に転校してきた大地 翔はサッカー大好き少年だが、その学校のサッカー部‘キッカーズ’は超弱小のオンボロチームであった。翔は近くの強豪・南陽SCに試合を申し込みにいくが断られてしまう。だが翔はめげず何度も通い、その熱意に打たれた南陽の名キーパー・上杉はゴール対決で勝てたら試合を引き受けると翔に申し込む。その対決で見事ゴールした翔の闘志に打たれたキッカーズのメンバーたちは本気で強くなろうと目覚め、翔を中心に本格的にサッカーに取り組んでいく。
80年代初めから始まった「キャプテン翼」の影響で日本にサッカーブームが巻き起こる。小学館でも‘キャプテン翼’と同様の熱血少年サッカー漫画を取り入れようとしてつくられたのがこの作品である。まあ‘キャプテン翼’をほとんど真似したものであるが、小学館で‘キャプテン翼’を載せられなかったのだから仕方なかったのかもしれないが。ただ本家を超えないように派手なシュートみたいのは出さず、サッカーの面白さのみを教えた展開で進ませていったようだ。でもキャラは‘キャプテン翼’の者たちより明るく元気であり、テンションでは同等以上だったかもしれない。86年にはアニメ化された。


蹴撃手マモル - ゆでたまご
投稿者:岩瀬
ゆでたまごがジャンプに最後に連載した作品。当時はまだ斬新だったムエタイを題材にしてわかりやすく話を展開。一部の読者に蹴り技「チャランボ」を流行らせる。(当時、小学生だった僕もクラスメートにチャランボをおみまいされて気絶しかかった事もありました。)しかし肝心のアンケートは今1つで、まだ敵が数年残った状態で打ち切り。ナレーションの「マモルの戦いはまだまだ続く!」と同じページに作者の「ご愛読ありがとうございました。」というコメントが切なかった。なお、このラストは後につの丸がジャンプの増刊号に執筆した読みきりでネタにしてました。(笑)


機械戦士ギルファー - 西尾元宏・巻来功士
投稿者:板橋
原作:西尾元宏 画:巻来功士により83〜84年に連載されたロボット格闘漫画。物語は未来のある海上都市で、事故で負傷し機械人間となったギルファーは、事故で死んだ恋人を蘇らせるために賞金稼ぎの機械格闘戦士(メカバトラー)となって、バトルを牛耳る巨大組織・ギャラクシー財団の送り出す機械戦士と闘う。
未来の都市でロボットのバトルという設定はよかったけど、当時のジャンプの格闘漫画には超人バトルの大物‘キン肉マン’が存在していたので、話のスケール・派手なバトルシーンは遥かに及ばなかったために、13回で終了した。それにギルファーも、機動戦士ガンダムに出てくる伏兵ロボ・ザクみたいな姿で、あまりインパクトのないスタイルだったから人気につながらなかったのだろう。機械戦士の闘いといえば、特撮ヒーロー番組「超人機メタルダー」を思い出すけど、せめてあれぐらいかっこいいスタイルだったら、人気も出たかもしれない。その辺が設定ミスだった。今度やるときはもっとスタイルを改造しといたほうがいいだろう。


鬼神童子ZENKI - 黒岩よしひろ
投稿者:風原
93〜96年に月刊少年ジャンプで連載された黒岩よしひろ先生(原作;谷菊秀)のバトル漫画。1000年前呪術師‘役小角’は鬼神を使役して世の邪悪と闘い封印したが、現代になって封印の効力が解けて再び邪悪たちが甦る。小角の子孫・役小明は祖母から受け継いだ護法輪具で前鬼を目覚めさすが、復活した前鬼は小明に従わず好き勝手に暴れ放題。だが前鬼も小角のかけた封印が完全に解けず、体が鬼神と童子に交差する。やがて小明が前鬼を使役する秘咒の法を覚え、前鬼と共に邪悪を倒す戦いに挑んでいく。
週刊では同じような奇想天外でスリルある展開の作品をいくつか描いた黒岩先生だが人気には至らず、月刊に行って描いたのが本作品である。後にヒットする‘陰陽師’に鬼神を合わせて現代にもってきたような展開であり、その辺りが人気に繋がったのだろうと思われる。週刊では多く打ち切られた氏だが、ここで多大の人気を得、しかもアニメ化までされるとは予想もしなかったらしい。でも私は黒岩先生の作品はスケールが大きく、夢やロマンが多く含まれたものだと思っている。またいつかこのようなすごい作品を描いてくれることを期待している。


寄生獣 - 岩明均
投稿者:マシリト
アフタヌーン連載の岩明均によるSF漫画作品。ある生物が地球に降り立つところから物語は始まる。異形の生物を通して「人間はどこからきて、どこへ向かうのか?」という事を描いた作品。主人公とその「同居人」のミギーとの友情や数々の寄生獣達との戦いや、主人公にとっての悲劇など、かなり内容の濃く、とても完成度の高い作品。全10巻。少年漫画を卒業した人はまずこの漫画をぜひ読んでみてください。面白さは保障します。


キックオフ - ちば拓
投稿者:風原
82〜83年に連載されたちば拓先生の学園ラブコメディー漫画。太田学園高の永井太陽は同級生の川村由美にひと目惚れし、彼女がマネージャーを務めるサッカー部に入部する。一方由美のほうも太陽のことが好きで、お互い相思相愛の仲であるが、由美が好きな男子はいっぱいおり、また太陽も女子には人気がある。お互いいろんなライバルが現れたり、その度にいろんなトラブルがあって振り回されたりする。そんなこんなで、はたして太陽と由美はうまく自分たちの愛を成就することができるだろうか。
当時バトルやスポーツ漫画が主流だったジャンプでは数少ないラブコメで、しかも少女コミックに出てくるような絵である。ライバル誌の‘少年サンデー’がラブコメを主体に盛り上げていたので、それに対するために1本はラブコメものを入れようと考えてつくられたらしい。熱血ものの男臭い作品の多いジャンプの中にあってよく健闘したと思う。ちなみに主人公の太陽と由美ちゃんがお互いにずっと見詰め合い浸透してしまうシーンがしばしば出てきて、これを当時は‘キックオフごっこ’と呼んでいた。今の人はこれをどういう風にとるだろう。


機動警察パトレイバー - ゆうきまさみ
投稿者:風原
88〜94年に少年サンデーで連載されたゆうきまさみ先生のロボットアクション漫画。時は近未来の東京。ハイパーテクノロジーの急速な発展によって誕生した多足歩行式大型マニピュレーター‘レイバー’は、軍事・民生等あらゆる分野に進出するが、同時にレイバーによる様々な犯罪を引き起こすことになる。続発するレイバー犯罪に対抗すべく、警視庁は特殊機械化部隊‘パトロールレイバー中隊’・通称“パトレイバー”を設立する。婦警ながらメカ操縦能力を認められた泉 野明はレイバー操縦主に任命され、彼女を始め若いパトレイバー隊員たちは、世間にうずまくレイバー犯罪者たちに果敢に挑んでいく。
今までのロボット漫画といえば‘鉄人28号’や‘マジンガーZ’みたいに戦闘人型ロボットで敵の組織と戦うというのが主流であったが、本作品はロボット技術が発達した世の中で巨大ロボを扱う人間次第によって発展もすれば崩壊も起こすという人間社会のテーマというものを描いたものであり、深い意味が込められている。それまでのロボット漫画とは大きくかけ離れた世界観の物語となったが、それがよかったのかやがてTVアニメ化され、さらに劇場版までつくられるほどの人気を得、平成2年には小学館漫画賞を受賞する。この新感覚のロボット作品は、その後‘新世紀エヴァンゲリオン’等のロボットアニメにも影響を及ぼしていく。


機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像 - 矢立肇・富野由悠季・北爪宏幸
投稿者:学帽番長
Zガンダムの作画を担当した北爪宏幸氏によりガンダムエースの創刊号から連載されている作品で、冒頭にマ・クベが登場していることから劇場版から繋がる形で物語が進行していくのがわかる。1年戦争終結から謎とされていたZまでの空白の7年間をシャア目線で埋める作品となっています。萌え要素をこれでもかって詰め込んだ幼少期のハマーンが、この先どのように歪んでいくのかというのも興味がありますね。他にもちょい役でガトーが出てきたり、G3ガンダム、パーフェクト・ジオングや黒い三連星のMS-06R-1A高機動型ザクIIが登場したりと、MSV好きの心をくすぐる演出も盛り沢山でかなり楽しめます。


機動戦士ガンダム MS IGLOO 603 - 矢立肇・富野由悠季・MEIMU
投稿者:学帽番長
原作・矢立肇・富野由悠季、作画・MEIMU。ジオン公国軍の試験支援艦ヨーツンヘイムに搭乗した第603技術試験隊にスポットを当て、ジオンの試作兵器の試験とそのパイロット達の生き様を描いた作品で、ヅダに代表されるような本編に未登場の試作メカが多数出てくる。しかし既発の3DCG作品で個人的に好きだったヒルドルブのエピソードは未収録となっているのが残念だが、代わりに映像化されなかったエピソードが多く掲載されているので読み応えがあるものになっていると思います。尚、3巻のタイトルが前2巻と異なっているが、これはOVAの第2弾の発売に合わせてタイトルをOVAと同じ「機動戦士ガンダム MS IGLOO 黙示録0079」と統一したためで、実質的には全3巻ということになる。


機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊 - 矢立肇・富野由悠季・クラップス・曽野由大
投稿者:学帽番長
ガンダム関連のコミックが大量に出回ってる昨今、ジムが主役という一風変わった漫画がこの「オレら連邦愚連隊」です。原作・矢立肇・富野由悠季、脚本・クラップス、作画・曽野由大。1年戦争末期の地球が舞台で、連邦軍はモビルスーツ部隊の技術向上のために教導団ネメシス隊を創設する。そのネメシス隊に配属されたのが、本作の主人公ユージ・アルカナ中尉で、アーケードゲーム「機動戦士ガンダム戦場の絆」に登場するジムストライカーを愛機としている。また本編に未登場ながら設定として存在するアッグ、アッグガイ、ジュアッグ及びゾゴックなどとの一戦も描かれており、マニア心をくすぐる展開が楽しめる。


機動戦士ガンダム THE ORIGIN - 矢立肇・富野由悠季・大河原邦男・安彦良和
投稿者:学帽番長
原作・矢立肇・富野由悠季、メカニックデザイン・大河原邦男、作画・安彦良和という最強の布陣で「月刊ガンダムエース」を牽引している作品。内容的にはアニメ版の1年戦争に沿ったものとなってますが、富野氏から好きにやってくれても構わないと言われたことで、アニメ版の矛盾点や設定の見直しなどを安彦目線で解釈しアレンジを加えているところが面白い。また単行本の9巻から14巻までの過去編では、シャアとセイラの生い立ちから、ランバラルや黒い三連星によって進められたジオンのモビルスーツ開発、更にはレビル将軍が捕虜になったルウム戦役までのエピソードが描かれており、非常に興味深い内容になっている。


きまぐれオレンジロード - まつもと泉
投稿者:タケ
初めて読んだ時、高橋留美子に江口寿志のポップ感を足したような絵柄だと思った。内容は『めぞん一刻』をジャンプ読者向きにしたように感じた。私は最近になってBOOK-OFFで愛蔵版を全巻大人買いして読んだが、中々面白かった。こういうモロ80年代的な内容と世界観の漫画は結構好きです。漫画の続編が小説版として出ているらしいが、それはまだ見たことない。


きまぐれオレンジロード - まつもと泉
投稿者:風原
84〜87年に連載されたまつもと泉先生のラブコメディ漫画。超能力をもつ春日家の長男・恭介は引っ越してきた街の公園の階段で風に飛ばされたまっ赤な麦わら帽子を受け取る。その傍には美少女が立っていた。恭介はその子に一目惚れするが、それは恭介の転校先の高陵学園で不良と恐れられていた鮎川まどかだった。初めは意地張って恭介を突っぱねていたまどかも恭介の純粋な気持ちに触れて次第に心を開いていくが、まどかの妹分の檜山ひかるが恭介のことを好きになってしまい、恭介・まどか・ひかるの三角関係に発展してしまう。ひかるの積極的な行動に引っ張り回されながらもまどかのことが気になる恭介。はたして彼らの関係はどうなっていくのか。
闘争もの等の熱い作品の多かった当時のジャンプの中で連載された異色ラブコメ漫画だが、それまでの普通のラブコメとは違い、主人公が超能力が使えることにしたことで行動の範囲が広がり、普通ではできなかったことができるようになったのがよかったのだろう。主人公の春日恭介が優柔不断で2人の間で揺れ動く様もいい味だしている。こういう大胆でかつ微妙な関係とほのぼのとした展開が受け入れられたのだろうか。戦いや派手な作品の多かったジャンプの中で数少ない成功したラブコメ作品である。その人気でTVアニメ化され、映画として劇場公開もされた。
最初から中盤までの展開は申し分ないのだが、最後の展開は失敗だったと思う。まどかが急にアメリカへいくことになり、恭介が優柔普段を辞め、ひかるとの関係をいきなり清算してしまう展開は当時は不満が残った。ここまで引っ張っといていきなりそんな形で終わらすのは納得できなかったからである。まつもと先生も3人の関係を終わらす展開はじっくり描くつもりでいたそうだが、当時のジャンプの事情で速攻でやらなければならなかったらしい。それにはまつもと先生も気が進まなかったらしくて、単行本の最終巻では45ページの加筆がされた。私もそれを読んでみたが、一応形となってはいるもののまだ物足りないような感じがした。まつもと先生も恭介・まどか・ひかるとの関係は20週ぐらいで行うつもりでいたとある漫画関係の本で読んだことがあるので、機会があったらその時の構想を作品化して完全版にして欲しいと願う。


きまぐれオレンジロード - まつもと泉
投稿者:マシリト
84〜87年に連載されたまつもと泉先生のラブコメディ漫画。主人公恭介とヒロインまどかとライバルひかるの恋愛の三角関係がシチュエーションを変えて展開されるラブコメ。絵も話もさわやかで、普通ならサンデーで連載していそうな作品だ。ラブコメに超能力というちょっと不思議な要素を加えるという手法は後のジャンプのラブコメに多大な影響を与えた。さらにジャンプにもこういうラブコメがあってもいいじゃないかというジャンプの中でのラブコメの価値をあげた作品。それぐらいこの作品はラブコメとしての完成度は高く、間違いなく名作といえる作品だ。


きみのカケラ - 高橋しん
投稿者:しあぶら
かの高橋しん氏が、鳴り物入りで少年サンデーに連載、高橋氏初の週刊誌連載作品。始めは高橋氏らしい独自の雰囲気が出ていたが、次第に高橋氏が連載ペースに追いつかなくなり展開がかったるくなり始める。一時的に体調不良を理由の長期休載、その後復帰するものの序盤のペースは取り戻せなかった。高橋氏は週刊向けではなかったようです。さらに、展開に不満だったのか、単行本では100ページ近くもの書き足しがされていてもはや単行本オリジナル作品になってる。加筆によってさらに読める作品にはなってるが、おかげで単行本の発行ペースが遅いのなんの。まぁ、僕は気長に待っていますけど。


逆境ナイン - 島本和彦
投稿者:タケ
燃える漫画化・島本和彦が『少年キャプテン』で連載していた野球漫画。廃部寸前の弱小野球部が襲い掛かる数々の逆境を根性と屁理屈だけで払いのけ、甲子園を目指すという、とにかく内容が熱い作品。地区予選で109点差を付けられても、「たかが100点差をつけられただけで、まだ負けたわけじゃない」と言って必死で追いつこうとしたり、「無理がと通れば、道理は引っ込む!!」と言って回りの意見を聞かなかったりして、とのかく名(迷?)台詞が多い。馬鹿な事もここまで真面目にやられると、もう笑うしかない。連載終了から10年以上たった今年に玉山鉄二主演で映画化されるらしく、結構期待したりしている。


キャッツアイ - 北条司
投稿者:岩瀬
この作品は小さい時にアニメの再放送を何度もやってたので知ってはいましたが、読んだのは大分時間がたってからでした。ジャンプ作品にしては登場人物が大人ばかりの珍しい作品だったので余計印象深いです。読者としては読んでて楽しめましたが北条さんにとっては色々と手かせ足かせが多くて、苦しんだ思い出しかないそうです。後半はスケールが今までよりアップして見事に大団円を向かえる事が出来ました。対照的にアニメの方は原作にいた良いキャラが軒並みカットされてて、あまり面白くなかったです。


キャッツアイ - 北条司
投稿者:風原
81〜84年に連載された北条司先生の怪盗アクション漫画。内海俊夫と来生瞳は学生時代から恋人同士だったが、俊夫が刑事になってから関係が揺らいでいた。その頃俊夫は神出鬼没の謎の怪盗キャッツアイに振り回され、いつも上司から叱咤されていた。キャッツアイとは実は瞳を始め泪・愛の来生三姉妹で、彼女たちは美術品組織クラナッフシンジゲートの陰謀で表舞台から抹殺された画家の父ハインツの作品を取り戻すべく、怪盗を働いていたのだ。そうとは知らないでキャッツを追いかける俊夫。はたして彼らの関係はどうなっていくのか。
1度読切で掲載され、好評だったために連載することになった本作品。北条先生にとっては記念すべきデビュー作であったが、それが決まるまでいろいろ問題もあったようだ。絵があまりにも大人向けであり、少年誌に載せるのはどうかと当時の編集長はなかなかOKを出さなかったらしい。私も初めて見たときは他のジャンプ作品に比べると少々絵が完成されすぎている感じはしたが、それまでになかった怪盗とのアクションという内容に期待して見ていた。だが北条先生も編集部との兼ね合いもあったのだろう。それまで怪盗活動が主だったのが、途中からギャグの入った日常や主要人物以外のキャラの転換等、最初のシリアスな展開からずれる方向に行ってしまった。そのためシリアスとコメディーが半々になってしまい、最後のクラナッフとの決着も無理やりまとめられた形で収められ、当初予想したイメージとはかけ離れた作品となってしまった。当時のジャンプは300万部を突破して上昇気流の状態だったから、毎週それなりにテンションの高い内容を要望されたのかもしれないが、私としてはもっと内容を濃くして時間をかけながらシンジゲートと戦いかつ瞳と俊夫の絆をつくって欲しかったと感じている。それでも美人怪盗という設定が好評を呼び、アニメ化されるまでに至り、これによって北条先生の知名度は上がり、次の「CITY HUNTER」で大ブレイクする。


キャプテン翼 - 高橋陽一
投稿者:キン肉万次郎
「ボールは友達だ!」とか、「いけー!ドライブシュートだ!!」など、みなさんも小学校時代にサッカーしながらこんなセリフを言ってはいないでしょうか?この作品は、「大空 翼」というサッカー少年が、全国のライバル達と戦いを通じて友情が芽生えていくという漫画で、これでサッカーに興味を持った人はたくさんいると思います。翼が南葛市へ引越し南葛小へ入学、ここでライバル修哲小のGK若林源三との出会いや、ゴールデンコンビと呼ばれた岬太郎との出会いもあった。さらに南葛FCに入り、ここでもう一人のライバル明和FCの日向小次郎とも出会う。小次郎は翼とは違った性格でサッカーに対して、憎しみにも似た感情を持っていた。しかし、のちに代表でコンビを組む頃には翼の人間的な魅力にひかれ、キャラクター的にも穏やかになっていくのです。それから小次郎ファンだという人も結構多いのではないでしょうか? 南葛中の頃は全国から「打倒、南葛の翼」みたいな感じでいろいろなキャラクターが登場し、カミソリシュートの早田君、スカイラブハリケーンの立花兄弟、イーグルショットの松山君、心臓病の三杉君、そしてタイガーショットの日向君ですね。この頃から、必殺シュー トが増えてきたんですネ。結果は南葛中のV3達成!! このあと翼とライバル達が一緒になってワールドJrユース大会が始まりました。世界の強豪チームに全日本Jrが戦いました。決勝戦は全日本Jr. 対 西ドイツJr.です。まだ西ドイツと呼ばれていたのですね、時代を感じます。 テレビアニメやファミコンのゲームなどにもなり、空前のサッカーブームの火付け役 ともいうべき作品ですね。いまのJリーグの選手や海外で活躍している選手たちも もしかしたら「キャプテン翼」に魅了された人たちかも・・・・


キャプテン翼 - 高橋陽一
投稿者:板橋
日本にサッカーブームを巻き起こした秀作。静岡の南葛小学校に転校してきた大空翼は大のサッカー小僧。名ゴールキーパー若林源三と出会い、修哲との対抗戦を経て、南葛SCのキャプテンとなって全国サッカー大会に優勝。さらに中学、そして世界へとはばたく。そしてサッカーを通じて出会ってきた仲間やライバルとの絆が彼を大きく成長させていく。
当時のジャンプの方針である‘友情・努力・勝利’をはっきりと見出した作品であり、当時上昇期であったジャンプの影響も相成って、それまで日本では野球に押されて下火だったサッカーの魅力を引き出し、全国的なブームとなり、やがてJリーグ誕生へとつながっていく。また‘ドライブシュート’等の必殺シュートなどを作り出したりと大きなスケールで描いたことも魅力の要因だろう。それまでもサッカー漫画はあったけれど、ここまで誰にでも引き付けるパワーをもった作品はなかった。「キャプテン翼」によって日本のサッカー界は大きく変わったといえる。
作者の高橋陽一さんはサッカーは興味はあるが、特別詳しいというわけではないそうだ。しかしそのために、ここまで大きなスケールで描くことができたのだろう。生じっか知りすぎていると、その枠に囚われ過ぎてしまう。そういう意味で枠に囚われず、無限の可能性を求めて描いたことが成功につながったのではないかと思う。
因みに、この「キャプテン翼」は日本のサッカー選手だけでなく、世界のトッププレーヤーまで愛読してたそうだ。。「キャプテン翼」は日本だけでなく世界でも愛されるキャラとなっている。日本はまだサッカーでは世界的に後進国だが、「キャプテン翼」だけは世界のだれもが憧れる存在であるようだ。世界的にも愛されるというコトでも、漫画の中の大秀作といえるだろう。


キャプテン翼GOLDEN−23 - 高橋陽一
投稿者:岩瀬
現在ヤングジャンプで高橋陽一が連載している「キャプテン翼」のパート4。2006年ドイツワールドカップ開幕に合わせた続編だが、前作以上にストーリー展開が大味で大ゴマ連発というひどい構成。ありえないくらいつまらないです。個人的にはワールドカップ終了と同時に打ち切って欲しいくらい。これ以上「キャプテン翼」を汚さないでくれ・・。


キャプテン翼ROAD TO 2002 - 高橋陽一
投稿者:岩瀬
ヤングジャンプで高橋陽一が連載したキャプテン翼のパート3。ワールドユース編で終わったはずだったのに大人の事情で再開してしまった因果な作品。ワールドユース編以上に内容が破綻し、相変わらずの翼第一主義と他のキャラの扱いのひどさに当初からファンの不満が出ていた。しかし作品人気もあってかコミックス全15巻にも及ぶ連載になる。これで今度こそ終りかと思いきや、最近ヤンジャンでパート4が始まってしまった。・・・もういい加減に完結したほうがいいと思うのですが・・。


キャプテン翼ワールドユース編 - 高橋陽一
投稿者:種沢
大ヒットサッカー漫画の続編。第一部などに分けての構成。第1部は新キャラ「葵新伍」、第2部は主人公「大空翼」、第3部はワールドユースアジア予選、第4部はワールドユース本選。新キャラが次々と登場してくるので個人的には結構面白かったですが、第4部の本選に入ってから展開が早くなり、準決勝のオランダ戦に至ってはわずか2ページの新聞記事・・・・。しかも決勝戦もかなり早い展開。試合終了間際で新キャラ「ナトゥレーザ」登場。延長戦で翼とナトゥレーザとの一騎打ちで翼が勝ち、Vゴール&漫画終り・・・。「えっ!?終わりなの?」って感じ。完全な最終回はコミックスに入ってます。せっかくの大ヒット作の続編が打ち切り的な終わりで非常に残念です。


ギャラクシーエンジェル - ブロッコリー・水野良・かなん
投稿者:しあぶら
ドラゴンジュニア(後にエイジ)に連載されていたメディアミックスのSFラブコメ。元は「PrigectG.A」と題して、ゲームとアニメの同時進行を予定していたがゲームの開発が遅れに遅れたためにアニメを見切り発車の形でスタートさせざるをえなくなった。かといって内容のネタバレをしたくなかったため、アニメは完全なギャグ路線に。このマンガ版はゲームの世界観が元なので、アニメから入った人はかなり戸惑ったと思う。作者のかなん氏による丁寧な絵柄とストーリーで人気を博したが、版権を持つ会社がタカラの傘下に降ったために、角川系列だったドラゴンでは連載できなくなり、「月刊連載なのにジャンプエンド(俺達の戦いはこれからだ!)」だったのが不満でした。現在は、タカラ系列のコミックラッシュで第2部が連載されている。


ギャルがライバル - 前川K三
投稿者:風原
81〜82年に連載された前川K三先生のコメディー漫画。矢追慎之介は平凡な中学生だが、ある日バスケット部の赤松愛に一目惚れし、彼女とつき合おうと決心する。だが赤松愛は美人の上に学校一の学力とスポーツ万能と総てを備えた学園のマドンナで、慎之介とはどうみてもつり合わない。そこで慎之介は彼女に相応しい男になるため、旅に出ていろんなことに挑戦して自分を磨いていく。
慎之介がいろんなところでギャルの挑戦をうけていろんな経験をする。例えば浜辺で泥んこデスマッチをうけたり、女子寮に女として紛れ込んだり等、端から見てると女の本性を垣間見るみたいで結構面白かった。女とは意外と大変な者であり、そのためには男は自分自身の身も心も磨いて強くならなければならないということを教えているといえる。最後は慎之介も一回りも二回りも成長して、愛だけでなくいろんな女を虜にしていく男になる。いろんな経験を積んでこそ磨きのある男となれるというテーマを示した作品だったといえる。


CAN☆キャンえぶりでぃ - ひすゎし
投稿者:風原
83年に連載されたひすゎし(現田中久志)先生のファンタジーラブコメ漫画。ある日曜日、一人で町を歩いていたミツルはキャンという不思議な少女に出会う。キャンは魔界から来た魔女で人間の望みを叶えるために人間世界に来たのだが、ミツルのことが気に入ってしまったために人間界に留まることを決意する。キャンとミツルの楽しい生活と冒険が始まる。
鳥山明先生のアシスタントを努めながら読切をいくつか出していたひすゎし先生が始めて連載化したもので、明るくファンタジックな要素を取り入れ、絵もうまくストーリーも軽快な親しみやすい作品であった。だが週刊では長く続けられることができず12週で一旦連載は終了するものの、場をフレッシュジャンプに移行して継続していく。それだけ作品としての質を買われていたのだろう、その後1年以上連載された。

Q.E.D -証明終了- - 加藤元浩
投稿者:風原
97年からマガジンGREATで連載されている加藤元浩先生の推理漫画。燈馬 想はちょっと変わった高校生だが、実は15才にしてアメリカMIT(マサチューセッツ工科大学)を卒業した驚異的天才児だった。ある日ゲームセンターで争い事に巻き込まれていたところを、クラスメイトで刑事の娘である水原可奈に助けられ、以来2人は知り合いとなる。その直後彼らの同級生が殺人事件に巻き込まれてしまうが、想の明快な頭脳と可奈の行動力で見事解決し、以後2人は名コンビとなっていろんな難事件に挑んでいく。
‘金田一少年の事件簿’‘名探偵コナン’と同様の推理ものだが、前2作は証拠を見つけながら事件を推理するという典型的な形式であるのに対して、本作品はあらゆる知識を用いて事件を理論的に推理し、犯人の心理等を見抜きながら解決に導くという少し高度な推理漫画。だがそれでも誰でもわかるように絵をうまくし、ストーリーをじっくりと進める展開にしているため、難しい事件でも納得できるようにしている。そのため1つの事件に数十ページを費やすため、単行本でも2事件ずつしか掲載されていない。だが絵やストーリーの構成は非常によくできているので、数ある推理漫画でも傑作の部類になるだろう。今後とも期待したい作品である。


究極超人あ〜る - ゆうきまさみ
投稿者:しあぶら
80年代オタクマンガの代表であり、且つ現代オタクマンガのパイオニア的存在。主人公であるアンドロイド「R・田中一郎」が「光画部」に入って、個性的な先輩や仲間とどんちゃんしていく内容。実在の事件、人物を元ネタにしたり、パロディしたりとオタクマンガの骨組みを既に作っていることに驚き。「光画部時間」「下山ダッシュ」など、現代にも様々な足跡を残している。ちなみに、「逆光は勝利」など写真の基本もちゃんと描写されているので、参考書代わりにする人もいるそうな。そこらへんは写真には疎いのでよく知らないが。


究極!!変態仮面 - あんど慶周
投稿者:岩瀬
92年から93年まで1年間ジャンプで連載されたストーリーギャグ漫画。普段は冴えない高校生が女性のパンティーを被ると変態仮面に変身して悪党をなぎ倒すという内容。非常に馬鹿馬鹿しい内容だが作者が開き直って描いていたから腹も立たなかった。ただ後半は展開がややマンネリ化した為か読者離れが起き打ち切り。あまりにも唐突だった為かコミックス化の際にページが足りず最後の6巻に特別編を描き下ろしてある。最終回で主人公が正統派ヒロインの愛子ちゃんよりも後から出てきたヒロインの春夏と結婚したのは、正直納得できなかった。


狂四郎2030 - 徳弘正也
投稿者:岩瀬
ジャンプに見切りをつけた徳弘がコネのあったスーパージャンプで本格的に始めた連載。西暦2030年。ゲノム党が支配する男女隔離政策化の近代日本でネット上で極秘結婚した狂四郎とユリカ。天才犬バベンスキーと一緒にユリカのいる北海道に旅立つという内容。青年誌での連載の為、今まで抑えていたエロ表現とバイオレンス表現が全開になった。トコトン暗くて悲惨な話なのに適度にギャグをいれて読みやすくして次回への引きも強いので毎回暗い気分にされるのに早く次が読みたくなる不思議な作品。果たして最終的に2人は結ばれるのか?これからの展開が全く読めないだけにとても楽しみだ。


球道くん - 水島新司
投稿者:風原
77〜80年にマンガくん・少年ビックコミックで連載された水島新司先生の野球漫画。ノンプロ・東日パルプの選手・中西大介は北海道の病院に入院中、看護婦の雪村愛子から球道という少年の世話を押し付けられる。球道の父はプロ野球チーム・南海(現福岡ソフトバンク)ホークスの選手だったが、不振で家庭が崩壊。失踪した妻を捜して北海道まで来たが、肺炎を拗らせ雪の上に息倒れとなり緊急入院したが、意識が戻ることなく帰らぬ人となる。愛子は孤児となった球道を引き取り、中西と結婚し3人で新たな人生を切る。中西球道の野球人生が始まる。
水島先生の野球漫画はチャンピオンに連載された『ドカベン』等高校野球を主としたものが多いが、本作品は少年野球とノンプロが主となっており、他の作品にはないほのぼのとした雰囲気が出ている。実の親子でない大介と球道が共に野球を通じて触れ合っていく姿がとても感慨深いものがあり、熱血並びに義侠心がふんだんに入れ込まれた作品だと思う。純粋に野球に対して取り組んでおり、野球の楽しさをよく描いている。これは後の「MAJOR」(満田拓也作)等にも影響している。ただ純粋なのは球道が少年の頃までで、中学・高校生になると次第に生意気になっていく。まあこれは仕様がないことなのだが、それまでの水島野球漫画と大差がなくなってしまったのが少々残念だった。
今の時代、プロ球界が裏金などのいろんな問題を起こしたり、高校野球では特待生制度問題、社会人は不況で休部など野球界はさまざまな問題で荒れているが、この作品ではそういったドロドロとした展開は出ていない。野球に取り組む面白さをしっかり描いており、また血の繋がりのない親子でも心が通じ合って生きていくという人としての大切さをよく教えた作品である。現在荒れている野球界だが、この作品を通じて原点を見つめ直して欲しいものである。


巨人たちの伝説 - 星野之宣
投稿者:しあぶら
星野之宣氏が描いたSF漫画。氷河期の時代に地球に存在した巨人たちが成しえなかった「木星を太陽に変える」計画に氷河期が再びやってきた地球の現代人たちが挑むという壮大なスケールの漫画。SF描写だけでなく、人間関係などもきちんと描いているところに当時の星野氏の才能を感じる。ジャンプではSF漫画は大成しないというジンクスがあり、7週で打ち切りになったがそれでも話をきちんとまとめられているところはさすが。この漫画を最後に星野氏はジャンプを離れて、諸星大二郎氏と共に「ジャンプで大成できなかった天才」といわれるようになる。


巨人の星 - 梶原一騎・川崎のぼる
投稿者:風原
66〜71年に週刊少年マガジンで連載された原作:梶原一騎・作画:川崎のぼる先生による熱血野球漫画。1957年立大長嶋茂雄の巨人軍入団会見で、長嶋に対して奇妙な球・魔送球を投げつけた少年がいた。少年の名は星飛雄馬。かつて名三塁手として巨人軍にいた星一徹の息子である。一徹は戦争で壊した肩を補うために魔送球を編み出したが、先輩だった川上哲治にとがめられ巨人軍を去る。一徹は自分の夢を息子・飛雄馬に託して幼いころから特訓し鍛えあげていたのだ。始めは父に反発していた飛雄馬も次第に野球に目覚め、やがてバッテリーを組んだ伴や花形・左門等のライバルたちとの出会いが飛雄馬を変えていく。そして当時高校のスターだった王貞治に野球の魅力を教わった飛雄馬はテストで巨人に入団。飛雄馬の巨人での新たな人生が始まる。
一通りのストーリーはこのようなものだが、ほとんどの人が漫画やアニメを通じて知っているだろうから、あえて詳しい説明の必要はないだろう。この「巨人の星」の前にマガジンでは「ちかいの魔球」(原作:福本和也・画:ちばてつや)が連載されていたが、内容に迫力がなかったために低迷していたために、もっと熱い内容のものを求められていた。この「ちかいの魔球」をベースに熱血的な要素を加えてよりテンションの高いものに仕上げたのが本作品である。その原作者に格闘技漫画を知名度をあげた梶原一騎氏に白羽の矢をあて、作画に表情豊かなキャラを描ける川崎のぼる氏を抜擢して取り組んだ。その試みは成功し、本作品は連載直後から人気があり、すぐアニメ化されてそこでも高視聴率を稼いだ。この作品から以降スポーツ漫画はスポ根が根付き、あらゆる作品で影響していく。当時のマガジンでは「あしたのジョー」と共に2大看板として支えるが、本作品終了後のスポ根ものが続いたところをみると、これこそが少年マガジンの基礎をつくったといえる。アニメでも終了後、『新巨人の星』が製作されたし、最近になって『新約「巨人の星」花形』が連載されるなど、今でもその影響はすごい。それゆえに不朽の名作といえるだろう。


恐竜大紀行 - 岸大武郎
投稿者:岩瀬
88年後半から89年初頭までジャンプに連載された異色作。丁度これが始まった時にジャンプを購読するようになったので印象に残ってる漫画。毎回いろんな恐竜達のドラマが展開されて面白かったがジャンプの主要読者に理解できるわけもなく、1クールで終わる。ただ学術的には高く評価され、普段は漫画を読まない鳥山明先生にも高く評価された貴重な作品であった。


きりん〜The Last Unicorn〜 - 八神健
投稿者:岩瀬
八神健氏が「密リターンズ」後期のスランプを抱えたまま連載した作品。スランプは思ったよりも深刻な状態だったらしく、内容が二転三転しながら迷走、すぐに打ち切られてしまった。その後八神氏は商業誌から約2年間、姿を消した。おかげで今でも「消えた漫画家」の話題にこの人が出てくることは多い。


銀牙伝説WEED - 高橋よしひろ
投稿者:岩瀬
週刊漫画ゴラクで連載されてる「銀牙」の続編。「銀牙」の主人公の銀とその息子ウィ−ドを主人公にして始めた続編だが、いまや前作を超える長期連載になった。高橋さんはこの作品に漫画家生命を賭けて全力で挑んで連載しているらしい。ジャンプの続編漫画では一番コミックスの売上が多いというのは意外だったが(最新刊で1000万部達成したらしい)、それよりも結末の方が気になる作品。作者は一体どういうラストを用意しているのか?銀が死んでウィ−ドがそれを乗り越えて終わるのだろうか?それとも別のパターンを考えてるのか・・。先が全く読めないなあ。


銀牙・流れ星銀 - 高橋よしひろ
投稿者:岩瀬
犬漫画家高橋よしひろがジャンプに連載した、お犬様版「男一匹ガキ大将」。人食い熊の赤カブトを倒す為に主人公の銀と仲間達が力を合わせて立ち向かうという内容。作品の完成度では月刊ジャンプで連載した「白い戦士ヤマト」の方が高いのだが、世間的にはこの作品の方が評価が高いようです。本当は赤カブトを倒した時点で終わる予定だったが、編集部から延命指令が出て試行錯誤の末に狼との戦いに突入するが作者が嫌々描いていたうえに設定の矛盾がどんどん出てきて人気が落ちてしまった為、ボロボロになる前に作者が幕を引いてしまった。正直この作品は引き伸ばす必要性全くなかっただけに延命されたのは非常に残念でした。


銀牙・流れ星銀 - 高橋よしひろ
投稿者:板橋
80年半ばに連載された高橋よしひろ先生の熊犬物語。生まれながら闘いを宿命づけられた熊犬の子として誕生した虎毛の銀が、凶暴と化した猛熊・赤カブトに挑むというストーリーだが、途中から路線が変更されて銀以下犬たちが話すようになり、全国にいる同胞たち(いろんな種類の犬)を集めて雌雄を決するようになった。そのおかげでそれまで低迷していた人気が一気に高まり、当時のジャンプでも上位を位置づけ、アニメ化までされる名作となった。
人気が上がると新たな展開も作らなければならないというのが当時のジャンプ人気作品の宿命であった。(今でもそうだろうけど) そのため当初は赤カブトの闘いで幕を閉じるはずで、じっくりと死闘を繰り広げるはずのストーリーが、一気にクライマックスに突入し、新たに現れた狼一族との闘いへと移行される。この狼との闘いである“八犬士”編は作者も深いストーリーを考えなかったために、話が今ひとつまとまっていない。とはいうものの、ここで使用された‘絶 天狼抜刀牙’は続編「銀牙伝説ウィード」でもうまく活用されている。そこが高橋先生のすごいところだ。この狼編が“ウィード”でも出てくるかどうかはまだわからないが、前作であるこの“銀牙”という作品の質を落とさないようにするためにもぜひ登場させて、うまく引き継いでいただきたいと思う。


銀魂 - 空知英秋
投稿者:カ★ズ★マ
現在連載されているギャグ漫画です。おもしろいです、最初は10話ぐらいで終わるのかとおもってましたが、センターカラーで載った話がかなり面白かったんでそれで人気が上昇したのだと思います。この漫画がすぐに消えずに生き残ってくれたんでうれしかったです。あと独特な顔のキャラが好きです(よっちゃんとか)、神楽や新八の会話もおもしろいです。こないだデスノートに続いて一巻が発売されたみたいです。


銀魂 - 空知英秋
投稿者:すいか
今までにない物語。キャラにそれぞれ個性があってしかも絶妙なバランスの台詞回し。あとたまに少しくさいけど感動です♪ 2巻の最後の方に銀さんが「荷物がねーと歩いててもつまんなくなる」の所は「かっけぇ」と思わず思っちゃいました。しかし某サイトの掲示板にはアンチトピがたくさんあります。人気はないのでしょーか? あと話しは変わって歴史上の人物をあそこまでいじるという所も魅力ですね。沖田総司の名前は銀魂では沖田総悟になってるんです。じゃあ土方さんや近藤さんの下の名前は?みたいな楽しみもありますね。たまに下品な所もあるけどまぁそうゆう所も楽しめますね。あと作者コメントも好きです。たとえば「大西血祭り」のシリーズなんかは笑えた。まぁともかく元気になれる漫画かな?私は好きです。


銀魂 - 空知英秋
投稿者:アムロン
この作品も僕のお気に入りです。僕は基本的にギャグマンガという物が好きでは無いのですが、この漫画はすんなり受け入れることができました。というのもやはり良く出来てるんです。抜群にセリフ回しが巧いですし話の最後は銀さんがかっこ良くシメてくれるんですよね(笑)従来のギャグマンガとは少し違う雰囲気がするこの「銀魂」。一見の価値あり!だと思います。


銀魂 - 空知英秋
投稿者:YAS
画力がどうとか、ストーリーがどうとかではなく、台詞回しが粋な漫画!!特につっこみ台詞は秀逸です!!(笑)


銀河鉄道999 - 松本零士
投稿者:風原
77〜81年に週刊少年キングで連載された松本零士先生の宇宙ファンタジー漫画。地球を始め銀河の数々の星が宇宙空間を走る銀河鉄道で結ばれた未来世界の物語。星野鉄郎は母と2人で暮らしていたが、ある日機械伯爵に母を殺される。孤児となった鉄郎を助けたのは母の面影を持つ謎の美女メーテルだった。メーテルは鉄郎に銀河鉄道の無期限定期を与え、一緒に旅してくれと頼む。鉄郎は生前母が望んでいた機械の体をくれる星を探すためにメーテルと共に旅立つことを決意。地球で母の敵である機械伯爵を倒した鉄郎はそのままメーテルと一緒に銀河鉄道へ向かう。ここから鉄郎・メーテルの2人の旅が始まる。
宮沢賢治作「銀河鉄道の夜」にSF的要素を加えて幻想的な内容にしたのが本作品である。広大な宇宙を汽車で旅し、いろんな星でいろんな出来事に出会い大切なものが何かを教えていく内容であり、アニメの主題歌でもある“人は誰でも幸せ探す旅人のようなもの”というように人間はどんなにつらいことに遭遇しても、それを乗り越えて真の幸せを見つけなければならないということを教えた名作である。このメーテルというキャラは松本先生の理想の女性像で、少年時代の自分の夢を想いつづった憧れがあるようだ。この独特の世界観と宇宙を舞台にした壮大なファンタジックな設定は他に見ない。まさに最大のファンタジー漫画だといえよう。


金田一少年の事件簿 - さとうふみや・金成陽三郎
投稿者:岩瀬
マガジンで8年ほど連載された本格推理漫画。横溝正史が生み出した名探偵・金田一耕介の孫の金田一一がいろんな事件に巻き込まれながらも、じっちゃん譲りの推理力で次々と事件を解決するという内容である。連載を始めるにあたって横溝未亡人には許可をもらったらしいのだが連載3回目で横溝さんの息子さんからクレームがつき、改めて調査したら著作権保有者が他にも数人いた為その人達にも許可を貰いにいったらしい。話は読みやすくて面白かったがトリックのシーンが島田荘司の小説から、そのまま流用しているのがどうにも気になった。最初の「オペラ座館殺人事件」もガストン・ルル−の「黄色い部屋の謎」という小説のトリックに似ていたのもダメ。他は良かっただけに残念だったかな。


キン肉マン - ゆでたまご
投稿者:キン肉万次郎
日本で活躍するヒーロー「ウルトラマン」とは反対に、一般市民から いじめられたりしていたダメ超人「キン肉マン」本名キン肉スグル。 牛丼とミルクココアが大好物な彼は実はキン肉星の王子であった。連載の最初は読み切りのようなギャグ漫画でしたが、すぐにアメリカ出身の超人テリーマンが登場。ギャグ路線で進行していた連載当初から肉&テリーのタッグコンビ「ザ・マシンガンズ」が結成されてたのですね。この漫画が超人プロレス漫画へと大きく軌道修正されたのが超人オリンピッ クです。ここでロビン、ラーメン、ブロッケンといった正義超人が数々誕生しました。最初の超人オリンピックはまだ試合の流れや技がギャグっぽかったです。キン肉マンは超人オリンピックV2の快挙を成し遂げダメ超人からヒーローになりました。その後、七人の悪魔超人、悪魔六騎士、悪魔将軍を次々に倒していき、読者の心をガッチリつかんでいきました。超人タッグトーナメントは私が一番好きなシリーズです。完璧超人の登場、タッグコンビやコンビ技など見所がいっぱいです。最後はキン肉星の王位争奪シリーズで、無事にキン肉星の王になりました。たくさんの超人が誕生し、必殺技も豊富で小さい頃、「キン消し」集めや 友達と技を掛け合ったり、ノートに絵を書いたりしていました。私の少年時代の一番の思い出の漫画です。


キン肉マン - ゆでたまご
投稿者:清原
僕はキン肉マンをジャンプコミックスセレクションで持ってます。初めはキン肉マンが敵と戦っていましたが、超人オリンピックがあったり、七人の悪魔編があったり、となかなかおもしろい作品でした。キン肉マンU世もおもしろいです。キン肉マンは牛丼が好きで有名ですが、U世はカルビ丼が好きです。キン消しも好きです。僕は七人の悪魔超人編が好きです。ゆでたまごの漫画では一番好きな漫画です。キン肉マンやラーメンマンやテリーマンやロビンマスクやバッファローマンなどの超人が好きです。あとタッグではマッスルブラザーズやニューマシンガンズが好きです。技ではキン肉バスターが好きです。キン肉マン最高です。


キン肉マン - ゆでたまご
投稿者:魔霊
好きなキャラはラーメンマンですね。僕は基本的に自分の命を犠牲にしてでも、みんなの為に頑張るタイプに弱いんですよね。だから、対ウォーズマン戦や対ヘルミッショネルズなんかは、なんでそんなに自分を犠牲にできるんだと痛い目を見るのは自分なんだぞと、その犠牲的精神はどこから生まれるだということを思いながら読んだ記憶があります。もっともっと書きたいのですが、あまりに思い入れが強い漫画なので、また長文になってしまうので、また次の機会にしたいと思います。


キン肉マンU世 - ゆでたまご
投稿者:岩瀬
元々は前作の終了10周年記念の短期連載として企画されたが、思ったより読者の反響が大きかったので急遽週刊連載化された。今回は前作でイマイチ活躍が少なかったキャラ達にもどんどん見せ場を用意したり、キャラの世代交代もリアルに描いていて面白い。最近では超人オリンピックの決勝戦での盛り上がりが凄かった。現在のデーモンシード編は面白いけど、超人オリンピックと比べると少し盛り上りに欠ける。これからの展開に期待します。


キン肉マンU世・究極の超人タッグ編 - ゆでたまご
投稿者:岩瀬
プレイボーイで連載中のキン肉マンU世の第2部。悪行超人の一種のタイムワープ能力を持つ時間超人達が最も正義超人たちが活躍していた超人タッグ編に乱入。ロビンマスクを殺害してしまい、それによって現代のロビンの息子ケビンマスクの存在が歴史から消えようとしていた。ケビンマスクを救うべくU世達はロビン殺害寸前の時間にワープ。しかしロビンは助かったが、ある人物が重傷を負ってしまい・・・。結果的にU世達がワープしてきた事で本来の歴史が変わってしまいトーナメントをもう1度仕切りなおす事となる。こうして前作とU世のキャラクター達が入り混じった究極の超人タッグトーナメントが開催される・・。ゆでたまごが史上最大のシリーズにすべく全身全霊で描いてるだけあって、さすがにワクワクするのだが第1部と比べると展開が非常に遅い。おそらくコミックスをたくさん出す為の商業戦略だろうが、もう少し早くしてもらえないかな・・。


キン肉マンU世・オール超人大進撃 - ゆでたまご
投稿者:岩瀬
Vジャンプでゆでたまごが連載している「キン肉マンU世」の番外編。プレイボーイ版とは違い、子供向け路線を強調している為か少しコメディ要素が強くページも10ページしかないが、さすがに読ませる内容になってます。しばらく休載しまくっていたけど最近ようやく連載再開。さて、いつまで続くかな?


喰いしん坊! - 土山しげる
投稿者:岩瀬
週刊漫画ゴラクで土山しげるが連載している大食いをテーマにした漫画。土山の漫画は原作付きが普通だが今回は珍しくオリジナル。ジャンボラーメン早食いやチャーハン早食いの秘訣をわかりやすく説明していて面白い。出て来る料理もどれも美味しそうなのもいい。この調子で頑張れ。


空気の底 - 手塚治虫
投稿者:岩瀬
手塚治虫がプレイコミックで連載した連作人間ドラマ。「ザ・クレーター」と同じく暗くて地味で救いのない話が読みきり形式で展開されていくが、じっくり読ませる手腕はさすがの一言。マイナーなのが残念。もっとたくさんの人に読んでほしい傑作なのだが。ちなみにおすすめは「カタストロフ・イン・ザ・ダーク」と「猫の血」と「ふたりは空気の底へ」です。


くおん… - 川島博幸
投稿者:板橋
86年に連載された川島博幸(後の鷹城冴貴)先生の学園ラブコメディー漫画。幼馴染の久遠 真と香瀬麻琴は親同士が互いに再婚したために、同じ‘くおんまこと’となり、兄弟として一緒にくらすという微妙な状態になる。まあラブコメ漫画にはよくある設定で連載開始されたが、熱血度の高かった当時のジャンプでは受け入れられず、11週で終了。最後は両親の間に子供が生まれ、新たな兄弟ができたところで終わっている。打ち切りにはありがちなパターンだが、あまり深い段階までいってないのがいい。物語の中には結末を深くまとめ過ぎて後味の悪いかたちにする漫画や小説も多くあるが、この“くおん…”の終わり方は無理にまとめてなく新鮮なままである。ひとつの童話が終わるという感じで。そういう意味でもいい作品だと私は思う。

GOOD WEATHER - 大友克洋
投稿者:アーユス
時代劇・ヤクザ・バンド・高校野球・オカマVS乞食などボリューム満点の短編集です。ただ初の他者選のせいか面白いのとそうでも無いものが半々でした。個人的には「信長戦記」が良かったです。静岡県に突如として城が築かれ城主である織田信長が静岡県を独立国とし、治外法権を認めるよう要求してきた。困り果てた首相及び首脳陣だったが、やがて騎馬武者によって制圧されていく。しかしその信長、実は・・・。というような内容です。現在、入手困難らしいです。当時も注文販売のみだったようですから。私は図書館でかりて読みました。


国が燃える - 本宮ひろ志
投稿者:岩瀬
本宮さんが現在ヤンジャンで連載している壮大な歴史漫画。主人公が珍しくおとなしいタイプなので当初は違和感があったが、読んでるうちに気にならなくなった。そして、この作品について語るなら大騒ぎになった「南京大虐殺事件」が外せない。この事件は今でも実在したかどうかで論争が絶えない扱いが微妙な事件だが、本作では大胆に描写。しかし使用した資料が捏造された疑いが強い物だったのと作画の際に日本軍の軍人の制服を描き変えた為「本宮は自虐思想の持ち主」と言う声がネットを中心に広がり大騒ぎに。自体を重く見た編集部は該当部分の削除訂正する事を約束した謝罪文を掲載する事になった。現在は騒ぎも収まったようなので安定したペースで進んでいる。このまま上手く最終回に繋げて欲しいものだ。


クニミツの政 - 安童夕馬・朝基まさし
投稿者:岩瀬
マガジンで連載されている政治漫画。「サイコメトラーEIJI」のコンビが「EIJI」に出てきた脇役の武藤国光を主人公にして話を展開しているが、途中で「GTO」みたいな展開になったり、厚生省や農薬批判をしたりで話が脇にそれてしまい緊張感がそがれた。現在は話が本筋に戻ったので何とか上手に話をクライマックスへ繋げてほしいものだ。


熊元拳 - にしまじん
投稿者:風原
81年に連載されたにしまじん先生の痛快拳法ギャグ漫画。拳法界最強を誇る‘熊元拳’の師匠・沢田拳神と弟子の若葉 涼と西城秀金とその同級生の森みさ子が強さとパワーでいろんな騒動を起こす。
画力はうまいほうではなかったが、拳法を駆使してでいろんなパワーある展開を披露したが、名作揃いの当時のジャンプでは勝ち抜くことはできず、13週で終了。にしま先生もその後FJで読切を描いてから消えていってしまう。また単行本にもならなかったため、これも当時のジャンプを見るしかない。でも今のわけのわからない連載ギャグ漫画に比べたらまだマシだと思う。


雲にのる - 本宮ひろ志
投稿者:岩瀬
本宮さんがモーニングで連載した鬼の話。最初は全然別の話だったのだが、土壇場で路線変更したらしい。編集部に無断で路線変更した為モーニング編集部は大混乱したそうだ。しかし、そんなムチャクチャな所が読者に支持されて長期連載になったのだった。結果的に全6巻分で円満に終わり。まあ破綻しなかっただけマシと思うべきでしょうね。


クライシスダイバー - 戸舘新吾・二枚矢コウ
投稿者:岩瀬
90年にジャンプで連載されたレスキュー漫画。作者は結構気合を入れて描いてたが、どうも読み応えが無かった。そして11回であっけなく打ち切り。色んな意味でダメ過ぎた因果な漫画でした。


グラップラー刃牙 - 板垣恵介
投稿者:岩瀬
チャンピオンで長期連載された板垣恵介の出世作。17歳の少年・範馬刃牙、彼は何としてても強くなりたかった。実の父親であり地上最強生物でもある範馬勇次郎を倒す為である。刃牙の鮮烈な生き様が多くの読者の共感を呼び結果的にチャンピオンを救ったのである。この作品は3つのシリーズで構成されており1巻から8巻が地下闘技場編、9巻から20巻が幼年編、そして21巻から42巻が最大トーナメント編である。僕は最大トーナメント編が1番好きです。あと本編の後に番外編も存在しますが、これは本編以上に熱い展開で読み応えがありました。


グラナダ -究極科学探検隊- - いとうみきお
投稿者:しあぶら
「ノルマン効果」という言葉を生み出したいとうみきお氏の作。『超古代文明「グラナダ」の全てが記されている「グラナダの正典(キャノン)」を捜して世界を駆け回る』王道的なストーリーだが、主人公のジュゲムの傍若無人ぶりがやたらに目立つ。相棒のアドバイスにも耳を貸さず、挙句の果てに「人類を滅ぼす」といわれているスイッチをあっさり押して万里の長城を破壊しても全く反省すらしない。いとう氏はいわゆる「ダークヒーロー」みたいなものを描きたかったのかもしれないがこれは正直やりすぎ。またこの作品の特長に「やたらに長い回想シーン」がある。なんと全14回の連載のうち8回(最終回の6ページ前)までを丸々回想シーンにあてているのだから驚きだ。この回想シーンはいとう氏が打ち切られる前にネタを出し尽くしたかったのだろうか、結構読み応えのある展開となっている。


くらげ中2 - 高田雅利
投稿者:タケ
ジャンプで気がついたら始まってて、気がついたら終わってた、幸薄い漫画(だと思う)。内容はよく覚えてないが、クラゲと人間を合体したような体をした中学二年生の主人公と、人間の母親が出ていた気がする。一応、ギャグ漫画だった気がするが、笑った覚えは全然無い。コミックス化したのかもわからないし、作者が誰だったのかも忘れてしまった。最終回に、『中2なのに卒業』みたいな言葉が書いてあった気がするが、うろ覚え。だれかこの漫画を覚えてる方いませんか?


クラブアンダルシア - 倉科遼・みね武
投稿者:岩瀬
別冊漫画ゴラクで連載されている作品。原作はネオン街の帝王・倉科遼、作画はみね武が担当。いわゆる大人のクラブである、アンダルシアを舞台にオーナーの視点で水商売に生きる人達とお客様との人間ドラマを描いた傑作で毎回読みきりパターンで展開されるストーリーが気持ちいい。果たしていつまで続く事やら。


グラン・バガン - 山田和重
投稿者:しあぶら
「日本刀」「侍」「異国」「からくり兵器」と典型的な「和月組系マンガ」であるが、作者の山田和重氏のデビューは93年。和月氏とは同期だったりする。低年齢層にもわかりやすい設定や、絵の上手さは及第点だが、見せ場が無いまま打ち切りに、とうよりは見せ場を迎える前に打ち切られたといえばいいだろうか。11週で打ち切ったのはやや勿体無かったかも。


クルマにくるまって - かわさき健・谷中乱歩
投稿者:学帽番長
かわさき健氏と谷中乱歩氏が漫画アクションで連載している車漫画。今まで漫画アクションなんて手に取ったことがなかったが、ふと立ち寄った書店でケンメリが表紙になった雑誌が置いてあるじゃないですか!なんだ?旧車漫画でも載ってるのかな?それがこの漫画との出会いでした。読んでみるとこれがなかなかいい話しじゃないですか。車漫画というと走りや改造などの話が多くちょっとマニアックなイメージがありますが、この漫画は毎回読みきり形式で車にまつわる心温まる話が載っていて、車に興味のない人でも楽しめます。ちなみに掲載されている8編に出てくる車はトヨタ2000GTやケンメリGT-Rなどのヴィンテージカーからシティターボまで様々で、次はどのような車にスポットが当てられるのか予想できません。それがまたこの漫画のいいところなのかも知れませんね。どうせなら次あたりにハコスカ編もやってほしいなあ。しかもトップグレードのGT-RではなくGTを!無理だろうなあ(汗


クロサギ - 夏原武・黒丸
投稿者:岩瀬
ヤングサンデーで連載中の詐欺をテーマにした作品。作画は黒丸、原案は「伝説の頭翔」の夏原武が担当。夏原さんは明らかにこちらの方に精力を注いでいるのがよーく判る。それぐらい、こちらの方がシナリオがしっかりしているのだ。「伝説の頭翔」は名前だけ貸してるのか、と勘ぐりたくなった。


クロスハンター - カイマコト
投稿者:岩瀬
カイマコトがコミックボンボンで連載した作品。同名ゲームのタイアップ漫画だったらしいが、ストーリーのかったるさと「ドラゴンボール」からの数々の盗用で悪い意味で有名となる。最後は人気が下降線をたどり、第1部完結という名の打ち切りになり、コミックスも出ませんでした。


喰わせモン! - 寺沢大介
投稿者:岩瀬
寺沢大介が「将太の寿司」シリーズが終わった後にマガジンに連載した漫画。フードプロデューサーの空山海が奇抜な発想で潰れそうな飲食店を立て直すという内容だったが、主人公の性格が最悪すぎて人気が全然振るわず半年であえなく終了。最後に味皇料理会だったか、味将軍グループだったかの刺客が出てたのが妙に印象深い。コミックスは全4巻で出ていたが全然売れずに現在は絶版になってます。


群竜伝 - 本宮ひろ志
投稿者:岩瀬
本宮さんがマガジンで連載した野球漫画。当初は「男一匹ガキ大将」が富士山での最終決戦で区切りがついた時に始める予定だった作品。でも当時のジャンプ編集長に猛反対され一度頓挫し、結局「ガキ大将」が破綻して終了してから始めた因果な漫画。当時は結構人気があったらしく看板だった「あしたのジョー」と「巨人の星」を抜いた事もあったらしい。だが作者は毎週ブチ切れながらやってたのでピークを迎えてしまいコミックス3巻分であっけなく破綻して終わった。途中までは良かっただけに最終回の投げ出し方は拍子抜けでした。


警察犬物語 - 石川サブロウ
投稿者:風原
70年代にジャンプで掲載された警官と警察犬の友情物語。レックスは病気持ちで人を極度に嫌う警察犬には不向きの犬だったが、雨野しげおの懸命な努力と介護によって次第に心を開いていき、やがて立派な警察犬に成長して雨野と共にいろんな事件に立ち向かっていくようになる。
当初はお互い落ちこぼれ同士だったが、いろんな試練を乗り越えて成長していくという、ジャンプの3大要素“友情・努力・勝利”がすべて含まれた作品である。時代は旧警察庁の頃であり、読者に和ますために多少お惚けなシーンも出てくるが、警察犬というものがどのようなもので、巷で起きる事件にどのように立ち向かっていくのかというものをよく教えてくれている。今読んでも十分読み応えがある作品である。因みにここに出てくる‘レックス・アルフ’の両犬は実在した警察犬らしい。


結界師 - 田辺イエロウ
投稿者:アムロン
サンデーで連載されている作品。ストーリーが良く出来ていて、画力も高く非常に読みやすい。とにかく人気があるらしく購入したコミックスは全部初版を買い逃してしまった(泣)個人的な意見を言ってしまうと今のサンデーで読みごたえがあるのはガッシュとコレぐらいだと思う。


激!!極虎一家 - 宮下あきら
投稿者:東堂あさき
中途半端にコミックスで読んでからすんごく気になっていたんです。最近になって文庫で全巻一気に読みました。面白い!!!
ちと気になる所もありましたが(絵とかね…)「それがどうした!」という程話の内容に引き込まれました。最近読んだ漫画のなかで「迫力」と「重さ」は一番でした。(笑いもね)
ラストは人によって色々あるかもだけど…。個人的にはあっさりしていて良かったと思いますよ。あと余談。学帽政は反則。カッコ良すぎ!!色っぽい!!宮下あきら氏の描く二枚目って色気あるよなぁ……。どうしたらあんなに色っぽく描けるんだ?


劇団鯨ごろし - 松本英
投稿者:しあぶら
マガジン誌にて松本英氏が連載していたショートギャグ漫画。初めは左ページでフリを描いて次の右ページでオとすなど、特異な感じの四コマ(?)漫画であったが、後に「ゆびずもう部」を舞台としたショートストーリーギャグ漫画に変わった。全12回で打ち切られたために単行本にもなってませんが、「新連載1話目と最終回で人気投票」というネタが強烈に頭の中に残っています。作者の松本氏の行方が気になっていたが最近になってチャンピオンRED誌などで活躍していることを知って安心しました。


激烈バカ - 斉藤冨士夫
投稿者:学帽番長
かつて少年マガジンで連載されていたお下劣漫画。単行本の表紙は凄い勢いで鼻水垂らしてるのでインパクト大です。この漫画は登場人物がユニークで、メガホンで人の本音を代弁する欲求ふマン。メス犬で欲求ふマンと対決した板橋区のひとみちゃん。この犬の話はどれも腹がよじれるほど笑える。かわいいのに頭悪い陽子ちゃんや団栗一家のホームドラマもツボにハマッた。スーパードクターYKKやインディ譲二なんてのもいたなあ。でも激バカといえばやっぱ、なんちゃって野郎が一番有名ですね。最初は毎秒4回のペースで腰を振って”なんちゃって〜カクカクカク〜”とやるだけだったのが、これが回を重ねるごとに高速化されていき、最後はプラズマカクカクまでいきましたからね。ちなみに「激烈バカ」は2002年にモーニングで昔の雰囲気そのままで復活したが、正直懐かしさはあったが全然笑えなかった。


外道狩り - 山口正人
投稿者:岩瀬
山口正人が最近、週刊漫画サンデーで始めた新連載。原作は平井りゅうじ。それぞれが赤猫、黒猫といったコードネームで呼ばれている裏社会の人間達が特定の依頼を受けて法で裁けない巨悪を処刑する、という青年漫画ではありがちな展開の作品であるが山口正人の迫力ある絵柄が好きなので問題なし。まあ、こういうベタな作品も老舗雑誌には必要ですしね。さて長期連載になりますか、どうか。打ち切りは勘弁。


外道坊 - 平松伸二
投稿者:岩瀬
平松伸二が週刊漫画ゴラクで集中連載している作品(2007年1月時点)。全国を放浪している謎の若坊主。彼には他人の前世と運命が見える不思議な力があった。そして毎回登場する悪人とその悪人にひどい目に合わされる方々に焦点を当てながら、主人公の外道坊の活躍が描かれる。テーマは運命と宿命。善人は決められた運命でも努力次第で変えられる。だが悪人の場合は前世でも悪人で前世の時にひどい最期を遂げている為、そのドス黒い宿命からは逃れられないわけだ。そして毎回、外道坊が悪人を粛清する際に暗黒日文社という怪しげな出版社の怪しげな文献が資料として引用される。たぶん「男塾」の民名書房のパクリだろう。こういうギャグをさりげなく入れる辺りが平松伸二の凄い所だ。


喧嘩商売 - 木多康昭
投稿者:岩瀬
ヤングマガジンで木多康昭が連載している作品。宇都宮へ転校してきた佐藤十兵衛。並々ならぬバトルセンスとエロへの探究心を持つ最強の17歳。彼の行く床rには常に波乱が待ち受ける・・。木多が久しぶりに復帰したのも嬉しかったが「女子高生の生態に詳しい島袋先生」だの「100巻までは大好きでした」だの分かる人には良く分かる痛烈なギャグが最高です。彼が衰えていない事が分かったのが何よりも嬉しいので、このまま怖いもの知らずの姿勢を貫き通して欲しい。


剣客渋井柿之介 - 高橋ゆたか
投稿者:風原
89年に連載された高橋ゆたか先生の時代劇ギャグ漫画。鳥羽音道場に居候する渋井柿之介は、柿の風貌したニヒルな剣士。スケベで女好きだが、必殺の渋柿殺法で江戸の悪党を叩く。
前回の‘おとぼけ茄子先生’のキャラを引き継いでいるが、時代劇にしているところがいい。多少Hな展開も多かったが、なかなか爆笑ものだった。それなのに何故か突然終了してしまう。巻末にいって終了した訳ではないので、今でもなぜ打ち切りになったのかはわからない。盛り上がっていただけに突然終わってしまったのは残念だった。


剣客商売 - 池波正太郎・さいとうたかを
投稿者:岩瀬
池波正太郎の同名小説シリーズを、さいとうたかをが劇画化した作品。時期的には「仕掛人藤枝梅安」よりも4年くらい前である。老中・田沼意次の隠し子の佐々木美冬、老人ながら圧倒的な強さを誇る剣客、秋山小兵衛。その息子・大治郎の3人が様々な悪党と対決するという内容。割と楽しめたのだが最初からコミックス5巻分という約束でやってたらしく最後がイマイチ消化不良だったのが残念だった。作画も殆どチーフアシスタントの武本サブローと、そのチームスタッフがやってたのもマイナス。肝心の先生が主役しか描かないのはダメでしょう。いくら分業制でもねえ。そういう意味でも悔いが残る作品です。


元気やでっ! - 土屋守・次原隆二・山本純二
投稿者:しあぶら
「ジャンプ暗黒期の仇花」とも呼ばれているマンガ。一時期ジャンプがどういうわけか、「イジメ」をクローズアップしていたことがあって、その際に「イジメの実情を知らせ、イジメを防止する」という名目の元に描かれた。当時の少年はコレを見て「女ってこんな恐ろしいことするのか」と恐怖したらしい。だが、効果はほとんど現れず終いで、この企画は大失敗に終わったようだ。


建作ハンズ - 河本ひろし
投稿者:風原
88年に少年KINGで連載された河本ひろし先生の建築漫画。プロの建築デザイナーになることを夢見る計 建作は山形の農家の実家を飛び出し、単身東京へ上京。有名な建築家を育てる日本建築学院に入学した建作は、そこで出会ったライバルたちと共に理想の建築空間を目指して、いろんな課題に挑戦していく。
建築というテーマに取り組んだ作品は漫画界でも珍しい。でも内容は誰でもわかりやすくできており、建作というキャラが熱血漢ということもあって馴染み易いし、絵もうまかったので建築というものを見て覚えるにはうってつけであった。また建作とライバルたちの建築対決は‘ミスター味っ子’の料理対決を彷彿させるものであった。だが残念なことに掲載していた少年KINGが同年で休刊となってしまったために、未完のまま消えてしまう。もっと長く連載し世間に建築の知識を広めていれば、あんな‘耐震偽造問題’みたいな事件も起きなかったかもしれない気がする。内容は非常によかったために、時期を誤ってしまった不遇な作品あった。改めて再開を希望したいけど、河本先生が成人向けの方面に意向してしまったので難しいかもしれないが。


げんしけん - 木尾士目
投稿者:しあぶら
木尾士目氏がアフタヌーンで連載している作品。いわゆる「オタク」を題材にした異色作で、かく言う自分もオタクの端くれなので共感する部分が多々ある。「オタク」を題材にしている割には絵柄に癖はなく、一般のカタギのみなさんもすんなり読めるようにできている。ちなみに作中には「くじびきアンバランス」なる、いわゆる「作中劇」みたいなものがあるのだが、なぜかこちらのほうまで人気が出てしまったため、アニメ(アニメ版「げんしけん」のDVDの特典)や同人誌(6巻特装版に付属)、ライトノベルなどが実際に出回っている。作中劇(しかも断片的な情報しか出ていない)がここまでクローズアップされる例も珍しい。


原色超人PAINT-MAN - おおた文彦
投稿者:岩瀬
93年にジャンプで連載されたアクション漫画。確か「ろくでなしブルース」のアシスタントだった、おおたさんが独立して始めた作品だったが読者の反応はイマイチであっという間に打ち切りになった。話が壊滅的につまんなかったのと、絵柄が師匠の森田さんに似すぎてたのが敗因でしょう。なお作者はこれが切られた後は再び森田さんのアシスタントに逆戻りして「ろくでなしブルース」と「ルーキーズ」を手伝ったようだ。現在は何してるのかな?


健太やります - 満田拓也
投稿者:陣内
88〜94年にサンデーで連載された満田拓也先生のバレーボール漫画。井口健太は身長164センチと小柄だが、人一倍バレーボールが好きな熱血少年。バレーの名門・誠陵に受験するも受からず無名の坂見台に入るが、そこのバレー部は部員もほとんどいないカスクラブだった。部員がギリギリしかいないため健太は一応レギュラーになるが、キャプテン稲場は健太と同じ時期に入った長身の前田を磨き上げてバレー部を強くしようとする。健太たちバレー部員はいろんな特訓と試練を乗り越え、次第にまともなチームとなっていく。
バレーボール漫画といえば名作「アタックNo,1」のように女子が主役というのがほとんどで、男子のバレーボール漫画というのは珍しい。しかも男子ながら汗臭さがなく、健太の人柄も合わさって、さわやかな印象を与える内容である。努力型の健太と素質のある前田の凸凹コンビがうまく調和がとれていたと思う。そしていきなり名門に勝つのではなく、何回も負けながらも努力とねばりで相手を追い詰めたり、それによって次第に実力を伸ばしていくという長期的な展開がよかった。(もしジャンプでやってたら、こんな長期展望はできなかっただろう) そして最後は名門誠陵を倒して見事優勝を果たす。それもスポーツ漫画のパターンではあるが、最後までバレーにかける情熱とさわやかさを落とさない展開で締めくくった作品であった。ちなみに満田先生は今‘MAJOR’で健太と正反対の主人公を描いた作品を連載しているが、私は健太のほうが好きである。


県立海空高校野球部員山下たろーくん - こせきこうじ
投稿者:陣内
86年から連載されたこせきこうじ先生の根性野球漫画。‘史上最低の野球部員’‘百年に一人の大鈍才’などとバカにされながらも、“史上最高の野球部員”になることを目標に努力し続ける発展途上人・山下たろー。ある日強豪山沼高校野球部員がたまたま海空高校の練習を見て、彼らと対戦を約束したのをきっかけに、たろーにヤル気に乗じて海空野球部員全員一丸となって史上最高を目指すようになる。それまで弱小だった海空高校は勢い付いて決勝まで進み、ついに山沼と対戦し死闘の末勝利する。
86年に始まったときは10週で終了したが、その後読者からの支持を得て、87年から再び連載を再開。今度は県大会からいろんな強豪と対戦し、持ち前の努力と根性で勝ち抜いて行き、それによってたろーたちも成長していく。宿敵山沼との決戦めざして勝ち進む彼らの努力には心打たれるものがある。高校野球漫画はいろいろあるが、大抵が有名高校に入って選手になるというパターンが多い中で、弱小の無名高が最高目指して成長していくという一番難しい形式をもったものである。現実に有名校にいかれない野球人には夢を持たせるに相応しい。ジャンプでは‘プレイボール’以来の熱血野球漫画となり、内容なら他の高校野球漫画にも勝るとも劣らない。


GS(ゴーストスイーパー)美神・極楽大作戦!! - 椎名高志
投稿者:岩瀬
サンデーの90年代を丸々支えた人気作。綺麗な絵柄とわかりやすい話、痛烈なギャグで読者を魅了し8年半に及ぶ長期連載となる。ただラスト1年は蛇足と言っていいほどグダグダであった。この作品は92年から93年まで1年間アニメが放映されて、そこそこ視聴率を獲得したようです。最もグッズがあまり売れなかったのでスポンサーに見切られて1年で終わったというのが実情だったようです。他には毎回話のサブタイトルに小説や映画や手塚漫画のタイトルが使われていたのが印象的でした。コミックス全39巻で終わったんですが、正直40巻まで頑張って欲しかったですね。


甲冑の戦士雅武 - 高橋よしひろ
投稿者:岩瀬
高橋よしひろが88年にジャンプで連載した時代劇闘犬漫画。今回は「銀牙」の時よりも若干、上の年齢層を意識したか重厚な雰囲気で話が展開。特別な兜を被ってるから犬が会話が出来るという説明により犬が喋れる事に理屈も付けた。桶狭間の戦いや豊臣秀吉が出たり歴史好きな人には良かったけどジャンプ読者には少し難しかったか半年で打ち切り。結構長い構想で作っていたので作者はガッカリしたらしい。そして、これ以降高橋よしひろはジャンプを離れる。


コータローまかりとおる - 蛭田達也
投稿者:名無しさん@漫画好き
マガジンで長期連載された痛快アクション漫画。東京(日本)一のマンモス校・私立鶴ヶ峰学園でアホでスケベの極端流空手部主将・新堂功太郎が風紀委員の天光寺輝彦や渡瀬麻由美等を巻き込んでいろんな珍騒動を巻き起こす熱血学園ストーリー。物語は学園マフィアの蛇骨会からムーア国・D地区騒動、空手・音楽編を経て、やがて日本や某国秘密組織を取り巻いた千葉流へと流れていく。作者の蛭田達也先生は82年の読切以来ずっとこれ一つで通してきた。ちなみに東映系で映画化されたこともある。その時の役者は黒崎輝・大葉健二・真田広之等のJACのメンバーで行われた。


GO☆シュート - みやたけし
投稿者:風原
79〜80年に連載されたみやたけし先生のサッカー漫画。富潟県で唯一サッカー部のある江理糸高校に入学した剛秀人は大のサッカー小僧だが、進学校だけあって周りには骨組みたいな生徒ばかり。それでもその中から山下助清・平和平和・綾小路実・影文太等のメンバーを集めてサッカー部を盛り上げていく。ストーリーとコメディを併せ持った壮快サッカー漫画。
名作「キャプテン翼」より2年も早く連載されたサッカー漫画だが、純粋なスポーツ漫画としてではなく、ギャグや恋愛といったいろんな要素を取り入れていたため、本格サッカー漫画とはならなかった。それが作者の考えなのかジャンプ編集部の思惑なのかは定かでないが、そのために「キャプテン翼」みたいな盛り上げをすることはできなかった。それでも剛の宿命のライバル・如月悟との対決はなかなか見ごたえのあるものだったが。みや先生が本格サッカー漫画として描くのは7年後の『風のフィールド』(チャンピオン掲載)で、本作品はそのためのステップになったのかもしれない。


コイチの人性劇場 - えんどコイチ
投稿者:岩瀬
えんどコイチが、みこすり半劇場で6回連載した漫画。毎回読みきり形式でショートエロが展開されていました。元々は全3回の予定だったのですが、思ったほど人気があったのか新たに3回追加され全6回となったのでした。個人的に軽く読めてよい漫画でした。


恋人プレイ - 玉置勉強
投稿者:マシリト
玉置勉強作。ある特殊な職業をしている女子大生と同じ大学に通う主人公との恋愛漫画。この漫画は恋愛模様や人物の描き方がリアルで、とても痛々しい作品である。でも結末はちょっとさわやか。Hの時の描写がとてもエロいので、多分この作者はエロ漫画出身だと思うんだが。違うかな?全2巻。


コインロッカー物語 - 伊東恒久・宮城シンジ
投稿者:岩瀬
週刊漫画TIMESで連載されている作品。原作・伊東恒久、作画・宮城シンジ。新宿、池袋、渋谷を管轄エリアとしているコインロッカー管理会社・北西管理サービスに勤務する星川哲也を主人公にして、コインロッカーの預け主達の人間模様を描いた作品。人情ものではあるが、そんなに重厚ではなく、軽く読める作品。基本的に1話完結なので、どこからでも読める良作です。


硬派銀次郎 - 本宮ひろ志
投稿者:岩瀬
ちばあきおの「キャプテン」と並んで、月刊ジャンプの全盛期を支えた作品。本宮さんが「子供にとって大事な事、それは自立する事じゃないか?」という考えをテーマにして始めた硬派漫画。個人的には続編の「山崎銀次郎」の方が好きなんですが、これはこれで面白かった。やはり銀次郎は本宮漫画の主人公では最高のキャラだというのを改めて感じた作品でした。


荒野の少年イサム - 山川惣司・川崎のぼる
投稿者:左龍人
この漫画はアニメ化もされていて比較的有名だと思うので、内容については改めて紹介することもないかと思います。それで私が特に印象的だった1シーンについてお話します。イサムが乗り合わせた馬車が、インディアンの襲撃にあって(ここら辺ちょっとジョンウェインの「駅馬車」を彷彿させます)立ち往生する中、乗り合わせた客の中の「旗師」(旗を作る人らしい)が注文の品を約束の期限までに何としても届ける、と言い張って皆の反対を押し切って、一人で歩いて町へ向かおうとする。そして案の定、待ち伏せていたインディアンの矢を受けてしまう。しかし彼は倒れる前に、自分の作った「星条旗」を取り出して他の乗客の見守る中で、こう叫び、息絶える。「アメリカ合衆国 バンザーイ!」ページ一杯に翩翻と広がった星条旗、そしてそれを掲げる旗師。そして旗と彼の身体を貫く無数の矢…!本当に凄い描き込みされた作画でしたね、あれは。今でも脳裏に焼き付いてるほどです。


公権力横領捜査官中坊林太郎 - 原哲夫
投稿者:岩瀬
集英社から発行されていたサラリーマン向けビジネス雑誌BARTで連載されていた世紀末バイオレンス金融アクション漫画。不良債権を専門に回収する現代の賞金稼ぎを主人公にして話が展開。とことんシリアスでありながらトコトン強烈なギャグも入れるという、有る意味で切れてる作品。その為か原哲夫の最高傑作とも言われている。最後は掲載雑誌の廃刊により少々尻切れトンボな感じで終わってしまったのが残念だった。雑誌掲載当時は第1部完になってたが、正式な第2部は未だに始まらない。


悟空道 - 山口貴由
投稿者:イチロー・ハリー・田中
「覚悟のススメ」で読者に異様な印象を与えた山口貴由の第二幕。西遊記にSFとエロと臓物と男根をブレンドしてグチャグチャにした様な冒険漫画。前作の礼節に重んじる寡黙な主人公と違い、荒々しい性格の孫悟空が主人公。たったの全13巻とは思えない程内容がギッシリで、全巻クライマックスという感じです。三蔵法師がグラマーな純真な女性で、袈裟の下を縄でSM緊縛して何かと露出が激しかったり、敵やボス達が変態ばかりだったり、男の裸体や股間がやたらとクローズアップされたりと山口節は全開。前作よりも吹き出しの無い大文字台詞が連発されて(登場から最後までそれだけでしか喋らないキャラまでいる)全編異様な雰囲気を曝け出しています。終盤は前半よりも、ややパワーダウン気味な感じもしますが(最初が凄過ぎたとも言える)、ありきたりなバトル漫画に飽きている御仁にはお勧めです。


COCOナッツCRUSH - 紅林直
投稿者:岩瀬
ビジネスジャンプ増刊・BJ魂31号に掲載された紅林直の読みきり。ビーチバレーチームJBVはスター選手の水島アキを擁しても今シーズン全大会で優勝ゼロという散々な結果に終わる。追い詰められた監督の山田はコーチの松井とともに次のスター選手を探す事になる。そして、ある地方の海へチームの選手達も連れて出かけた際に地元の海の家で働いている15歳の少女・十川奈津、通称ナッツに目をつける。実はナッツは山田がかつて愛した女性との間に生まれた実の娘だったのだ。だが山田はまだナッツが小さかった頃に女性の父親に追い出された負い目があり、素直に父親と名乗る事もチームへのスカウトも思ったように出来ずじまいだった。そうこうしている間にナッツはチームの要であるアキと因縁が出来ビーチバレー勝負をする事に。最初は苦戦するもナッツは幼き日に別れた父の口癖「誰よりも早く、高く飛べば朝日に手が届く。水平線の向こう側まで手が届く」と言う言葉を思い出し、見事にアキとの勝負に勝つ。そしてナッツは正式にチームへの配属が決まるのだが、実はナッツは山田が自分の父親であった事を最初から知っていたのだった・・。という所で話は終わる。読み切りとしての完成度は結構高く読んでて面白い作品でした。


心に残るとっておきの話 - 松家幸治
投稿者:岩瀬
コミックバンチで松家幸治が連載している作品。どうも同名タイトルの年配の方々の人生体験を書いた詩集が元になっているようだが、正直ただの挿絵にしかなってません。ただ文章をなぞってるだけで漫画になってないというか。そもそもバンチ読者がこのような作品を求めているとは思えないのですがねえ。印象に残ってるのは父親が鬼軍人だった人の話で「私服を肥やす」(正しくは私腹を肥やす)などといった迷言が出てくるは、「右手にゴザを持っていた」と文章にあるのに左手に持ってたり、いろんな意味で苦笑でした。


こちら葛飾区亀有公園前派出所 - 秋本治
投稿者:岩瀬
ご存知ジャンプ最長連載であり、少年漫画史上最長連載としても君臨しつづける名作。本当は作者は中川が主人公のアメリカンポリス漫画を描くはずだったが色々あって今の形になった。ただ100巻を境に世界観が変化してしまい、一部のファンの間では100巻で終わった事にされてるようだ。まあ大長期連載である為世代によって全盛期が違ったりする。30巻までが良かったとか40巻までは読めるとか50巻以降はダメとか60巻以降は蛇足とか色々な意見があるようです。僕は120巻までは許せますね。121巻以降は正直きついかな。それと最近言われてるのはアシスタントの絵柄。特に70巻台から入ったSAGAXこと坂本は秋本先生とは全然違う絵柄の為画面の中で異常に浮きまくり。いい加減解雇してほしいものだ。


こちら葛飾区亀有公園前派出所 - 秋本治
投稿者:名無し
SLAMDUNK、ドラゴンボール、幽々白書健在のジャンプ黄金期に一番笑わせてくれた漫画。「ディティールが細かい」というのがファンに支持される要因のひとつにあげられる。しかしこの漫画は作者が100巻または1000話を目標にしていた時期を過ぎると次第に作風が変わっていく。これを「退化」と捉える人もファンの中には多い。 個人的にも磯鷲一家を登場させ弓道を扱い始めたあたりから詰まらなくなったと感じる。磯鷲一家に始まり、右京一家、纏一家に共通するのは基本は「優等生」だということ。こんなに優等生キャラが増えたこち亀は退屈で仕方ない。 後、纏が初登場した際に両津が下町にたいして詳しくない、という話が出たりして過去の両津像を破壊してしまう場面があるのも残念だ。


こちらナメック星ドラゴン公園前派出所 - 秋本治・鳥山明
投稿者:岩瀬
2006年に発売されたこち亀連載30周年記念本「超こち亀」に掲載された秋本治と鳥山明による合作漫画。こち亀69巻でナメック星に飛ばされた両さんがフリーザとアプールに出会う。駐車違反として罰金を取ろうとするが、フリーザのエネルギー波をくらってしまう。しかし両さんは何回エネルギー波をくらっても死ぬことはなかった・・・。わずか9ページの短編だが、非常に面白かった。ドラゴンボールとこち亀の合作というのも嬉しいが、その状態でここまで笑わせてくれるとは思わなかった。これは傑作です。


ごっちゃんです!! - つの丸
投稿者:清原
ごっちゃんは新連載のころから読んでいます。登場人物は主人公のごっちゃんこと後藤です。あとはカチなどが出てきます。そういや、ごっちゃんて「ごっちゃんです」しか言わないな。それとコミックスの第1巻が12月に出るそうですが、出たらすぐに買いたいと思いました。初めはどんなけ続くか心配でしたが、センターカラーももらったので、もう少し続くと思いました。僕は50回ぐらいまで続いてほしいです。相撲漫画は比較的好きなので期待したいです。


ゴッドサイダー - 巻来功士
投稿者:岩瀬
80年代後半にジャンプで連載されたゴッドサイダーとデビルサイダーとの壮絶な戦いを描いた作品。「北斗の拳」と「デビルマン」からの影響がかなり感じられる。ちょっとしたエロシーンが出たかと思えば今度は頭や内臓が粉々に吹っ飛ぶシーンが出てきたりと落ち着く暇も無いほど展開が早い。最後は割とすっきりした形で終了。キャラクターではクラッシュマリガンがお気に入りでした。


ゴッドサイダーセカンド - 巻来功士
投稿者:岩瀬
コミックバンチで連載されているゴッドサイダーの続編・・・と言うより設定をリセットして、もう一度最初からやり直している作品。前作を超えるのが、いかに難解なのかを体現している因果な漫画。作者の頑張りは感じるけどイマイチ前作ほどの爆発力が感じられない。今のままでは打ち切られそう。やばいかな。


ゴッドハンド輝 - 山本航輝
投稿者:岩瀬
マガジンで連載されている医療漫画。見やすい絵柄と単純な話で固定ファンをつかみ人気作となるも、手術シーンで肝心の手術箇所をホワイトでぼかしたりしたので一部の読者から怒られたりしたようだ。最近はきちんと描くようにはなったが資料からそのまま模写しただけという手抜きに近い描き方であった。はっきりいってせこいと思う。内容的にはそれほど悪くは無いのになあ。


ゴッドハンド輝 - 山本航輝
投稿者:シャドームーン
リアリティーがありそうで実は全然ない医療漫画。手術中に歌ったり、力士が思いっきりガッツポーズしてたり(品位の問題でやらない)なにより、病院の名前に「ヴァルハラ」などと持ってくるあたり作者の適当さが伺える。作者曰く、神々がいる場所みたいな意味、らしいが憤慨物である。ヴァルハラとは北欧神話において最終戦争に備えて戦女神たちが死者の魂をつれてきて戦士として控えさせる場所のはず。ここにいるものたちは死んでも死んでも生き返る。病院の名前に使うには不謹慎すぎる。


ゴッドマジンガー - 永井豪
投稿者:しあぶら
マジンガーZを始めとする「マジンガーブランド」の一作。しかし企画された過程は本作の前にマジンガーブランドの亜流TVアニメ「サイコアーマーゴーバリアン」が大コケしたのでその尻拭いにマジンガーの名を冠してマジンガーブランドの再興を図った作品。アニメと共にコミックや小説も描かれたが、これがトンデモな内容に。マジンガーなんかムー大陸の魔人になっている上に人目ではマジンガーだと分からないような風体(というか「ゴーバリアン」の方が十分マジンガーに見えるくらい)さらに全ての伏線を一掃した明らかに打ち切りだとわかる最終回には唖然とした。結局、ブランドの再興どころか恥の上塗りとなってしまった・・・。


コドモのコドモ - さそうあきら
投稿者:アーユス
小学5年生の女の子が幼馴染の男の子と「くっつけっこ」という遊びをしたために妊娠し、出産に至るまでを描いた作品。ショッキングな内容ではあるが、ほのぼのと明るいタッチで描かれているため重いという印象は無い、ただクラスが一致団結して妊娠の事実を隠そうとするのだがそれがいつバレるかとハラハラした。同時に学級崩壊や性教育の問題が取り上げられているところも興味深い。


コブラ - 寺沢武一
投稿者:出航者
70年後半から80年代にかけてジャンプで連載されたスペースアクション漫画。左手にサイコガンを持った一匹狼の宇宙海賊コブラが相棒のアーマノイド・レディー等と共に広大な宇宙を舞台に海賊ギルドの対決や宇宙の謎に挑戦するというもので、正に宇宙アドベンチャー浪漫というべきだろう。コブラや登場人物の絵はもちろん、空想的な背景までもここまで奇麗で繊細に描写したのは他にないだろう。スターウォーズの世界を漫画にしたようなものである。また主人公のコブラもキザでニヒルで男のかっこよさをすべてに備えており、正に理想のヒーローというべき存在である。TVではアニメ化もされたが、もしこれを実写映画でやったら、スターウォーズの世界にインディジョーンズやネバーエンディングストーリーを加えたような壮大なスケールになると思う。


コブラ - 寺沢武一
投稿者:鳳童
78年から84年まで連載された宇宙アドベンチャー漫画。ジョンソンは一介のサラリーマンだったが、ある日とある会社のムービートラップで海賊コブラの夢を見る。そしてその直後海賊ギルドに狙われる。その時彼の左腕から謎の銃が飛び出し、敵を早撃ちで倒していく。そう、彼こそはコブラ本人だった。長いギルドとの戦いに嫌気をさしたコブラは顔を変えてその身を隠していたが、ムービートラップの影響で封印した記憶が甦ったコブラは再び戦いの世界へ駆け巡っていく。
当時流行っていた映画“スターウォーズ”の影響で描かれた作品であるが、そのスケールの大きさや派手なアクションは漫画界でも随一であり、また登場する敵味方のキャラクターも“スターウォーズ”にも劣らないほど富んでいる。週刊ジャンプでの連載が終わっても、スーパージャンプでまた続編が描かれるくらいだから、いかに偉大で人気の高い作品だったかわかる。それ故にいまだにこれを超えるスペースアドベンチャー漫画は出てきてない。正に最高級の英雄漫画といえるかもしれない。
その高い人気を評価されてアニメ化まですれたが、アニメではあまりに別世界ゆえに臨場感が伝わらなかったのか、半年ぐらいしか続かなかった。やはりこれは実写でやるべき作品だろう。今ならCGの性能も上がったから、十分製作は可能だろう。是非実写化を希望したい作品だ。


コマンダー0 - 富沢順
投稿者:板橋
81〜82年に連載された武装警察バトル漫画。犯罪が凶悪化した日本で警察組織は強大な悪に立ち向かうために、秘密裏にJAP(日本武装警察)を設立した。その中心として活躍するのがコマンダーたちで、普段は門仲署捜査課に勤務する鋼零太も指令を受ければ武装戦士コマンダー0に変わる。やがて超科学力をもった機甲組織・フェニックスが出現し、コマンダー0率いるJAPとフェニックスの戦いは果てしなく続くことになる。
車田正美先生のアシスタントを務めていた富沢先生が独立して初めて望んだ連載だったが、当時のジャンプは師匠の車田先生を初め本宮ひろし・宮下あきらといった偉大な先生たちの作品が多かったために、あまり長く続かず、3ヶ月ほどで終了した。しかし連載終了後、かくれファンが多くいることがわかった。私も富沢先生の作品の中では一番好きなので、いつかまた復活してほしいと願っている。


コミックキュー - 江口寿史責任編集
投稿者:ロッズ
江口寿史責任編集。毎号いろんなテーマを設けてさまざまな(メジャーからマイナーまで)漫画家がそのテーマの漫画(読み切り)を描いていく。今のところ10号(表示は100号)まで出ている。この雑誌のプレゼントも面白く、手塚治虫の机から出てきた色んなガラクタをプレゼントにしている。(おそらくまったく価値はない、サインが入っていれば別だと思うが。)


こもれ陽の下で・・・ - 北条司
投稿者:岩瀬
北条さんが「シティーハンター」終了後にジャンプで連載した作品。元々は読みきり「桜の花咲く頃」として発表したら、そこそこ反響があったらしくジャンプには向かない題材だと判っていながら連載を強行したらしい。案の定25回で無念の打ち切りとなった。話はそこそこ楽しめたんですけどね。


ゴリパパ一家 - 神保あつし
投稿者:岩瀬
神保あつしが日本農業新聞で連載している4コマ漫画。例によってゴリラ顔のおっさんが主役で家族キャラも「フィーバー課長」と殆ど同じだが、さすがに一般紙での連載の為か下ネタギャグは一切ない普通の漫画で勿論コミックスは出てない。実家で昔から日本農業新聞を取ってるので子供の頃から読んでる愛着のある作品だが、これで使ったネタを「フィーバー課長」や他の作品で流用する事が多々あるので、これは勘弁してほしいところだ。


小料理みな子 - みやたけし
投稿者:岩瀬
みやたけしが週刊漫画TIMESで連載している作品。原案・南たかゆき。小料理屋のみな子を舞台に毎回読みきり形式で様々なお客さん達の人間ドラマを描いた作品。みやたけしはこういう人情話を描かせると本当に上手い。例によって、これも単行本は出ていません。


ゴルゴ13 - さいとうたかを
投稿者:岩瀬
これはビッグコミックで35年間1度も休まず続いている、さいとうたかをさんの最大のヒット作です。不可能狙撃を可能にしてしまう超A級スナイパーゴルゴ13が世界を舞台に大活躍する不朽の名作で、青年漫画では実質ナンバー1の記録を誇っています。コミックスは現在までで130巻でこち亀に一歩譲っている状態ですが、この作品は単行本化に5年前後かかるので未収録分が20冊分は有るという恐ろしい状態になってます。ここまで続いたのだから個人的には200巻までいってほしいですね。


コロッケ! - 樫本学ヴ
投稿者:サンデー好き
コロコロコミックで連載されている作品、作者は「おっぱいよー」などのギャグが小学生を中心に大ウケだった「学級王ヤマザキ」の樫本学ヴ氏。最初はヤマザキの印象があったため読む気はあまりしなかったのだが、これがかなり熱いバトルマンガであり、時には仲間を失うという絶望や苦悩、時には強敵を倒す喜びなど、非常に感情移入しやすい作品。登場するキャラが皆何かしらの食品や調味料などの名前なのも面白い。現在のコロコロコミックを支える看板マンガである。下手なバトルマンガよりよっぽど熱い作品なので、コロコロコミックという母体にとらわれずに読むことをお勧めします。


殺し屋1 - 山本英夫
投稿者:マシリト
山本英夫作。泣き虫の殺し屋「1」とヤクザの垣原との戦いを描いたバイオレンスアクション漫画。この漫画はとにかく、主人公の脇を固める良くも悪くも個性的なキャラクター達と、随所に登場する読者に本当に「痛い」と思わせるえげつない暴力描写がすごい。それとストーリーの内容の濃さ、完成度の高さにも注目。はっきり言って衝撃作です。全10巻。


殺し屋麺吉 - 富沢順
投稿者:岩瀬
「殺し屋麺吉」富沢順がコミックバンチで月1連載している作品。普段は冴えない屋台のラーメン屋の麺吉が、この世に未練を残して死んでいった依頼人の恨みを影で裁いて仕置きする話です。このタイプの作品は富沢の得意ジャンルの為か毎回安心して読めるのが良いです。これからも現在の質を維持して続いて欲しいですね。


COWA ! - 鳥山明
投稿者:岩瀬
「COWA!」鳥山先生がジャンプで連載したほのぼの短編漫画。この当時十数年ぶりにジャンプ愛読者賞が復活し、その時に描いた読み切り「魔人村のブブル」をベースにコミックス1巻分の連載として始めた作品。ドラゴンボールを描いてた頃から割と何でもない、たいした事がおこらない戦いのない漫画を描きたいという欲求が思う存分発揮できて満足だったらしい。ドラゴンボール世代の僕にとっては非常に新鮮でした。ただ、この内容ではジャンプのメイン読者にはあまり受けなかったようだ。まあ絵本みたいな内容でしたしね。だから14回で終わったのは丁度良かったんでしょうね。


こわしや我聞 - 藤木俊
投稿者:サンデー好き
少年サンデーで2年ほど連載されたマンガ、表向きは建造物の破壊を得意とし、裏では悪の組織などを叩き潰すという会社をメインにしたどこか変わった話。主人公が会社の社長でヒロインがその秘書という設定も斬新だった。また社員も個性的で、ライバルもなかなか良いキャラクターではあったが、バトルシーンなどに作者の未熟さが見られた。個人的には割と好きな作品だったが、力が足りず全9巻で終了。作者の藤木俊氏は「Gガンダム」の影響をかなり受けているらしく、作品自体も影響を受けている感はあった。


コンシェルジュ - いしぜきひでゆき・藤栄道彦
投稿者:岩瀬
コミックバンチで月2回連載されている人気作。老舗ホテルのクインシーホテルを舞台にベテランコンシェルジュの最上と従業員の仲間達がホテルに訪れる様々な客達に感動というサービスをプレゼントするという作品。いしぜきひでゆきの軽快な原作と、藤栄道彦の見やすい絵柄が見事にマッチして毎回安心して楽しめる。掲載される時はほぼ毎回表紙を飾っている辺りに人気の程が窺える。ある意味では看板漫画と言っていいのではないだろうか。


金色のガッシュ!! - 雷句誠
投稿者:岩瀬
サンデーで連載されている作品。藤田組直系の絵柄と読みやすいストーリー展開で人気をつかむが編集部の策略で看板に祭り上げられてからは少しづつ話の質が低下してしまった。アニメ化、ゲーム化、カード化を果たすも作者の疲弊ぶりの方がはるかに悪化している為かイマイチ大ヒットにまでは至ってない感じ。個人的にはこれ以上壊れる前に円満終了を望みます。


コンポラ先生 - もとはしまさひで
投稿者:風原
81〜84年に少年マガジンで連載されたもとはしまさひで先生の学園コメディー漫画。虎度中学二年桜組に赴任してきた新米教師・晴海大五郎は、かつてはヨーラン背負ったツッパリだった。その頃の持ち味を生かして、天真爛漫でハチャメチャで超型破りなやり方で学園と生徒たちを和ませていくハイテンションな学園ストーリー。
教師漫画では「ゆうひが丘の総理大臣」が有名だが、それをもっとハチャメチャで型破りにしたのが本作品である。でも主役の晴海大五郎がつっぱりみたいな格好でとても生徒に示しがつかないスタイルだけに苦情も来たみたいだが、私は好きだった。教師というのは外見ではなく、中身がハートがなければ務まらないということを伝えている。またいろんなパロディーがあったが、やはり一番なのはミッキーマウスのポーズだな。(あれはヨガをやってないとできないが) 後半はチューナー自動車レースが主流になってしまったが、それでもパワーあふれる展開は色褪せることはなく、その勢いにのって次のU世もの‘コンポラ先生U’‘コンポラキッド’に繋がって行く。






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