40周年記念ページ

40周年を迎えて-山本登茂子 あいさつ-

山本登茂子

 私が、この社会保険労務士の業界に飛び込んで月日の経つのは早いもので、40 年を迎えるに至りました。その当時の日本経済は高度経済成長の真っただ中の1970 年、それを加速させたEXPO“70(大阪万国博・3月開幕)が『人類の進歩と調和』をテーマに華々しく開幕した年でもありました。その当時を思い起こせば我が息子が病床に臥せ、息子を看病する為に自分で出来る仕事をと勤務先を国・地方公務員から、いしべ司法書士事務所へ転職し、初志貫徹の気力で『人間の能力に大差はない、あるのは根性の差だけだ』を心に語り続け、病と前向きに闘い明るく生きる我が子の姿に励まされ、数多くの皆々様に支えられながら、行政書士・社会保険労務士の資格取得が今の私の礎となっております。

 資格を取得したとは言え、なにしろ未知の世界であって、私の恩師・師匠であります今は亡き後藤基貞元会長や行政諸官庁の皆さんに指導を仰ぎながら一歩一歩着実に、微力であっても天より授かった仕事と考え、誠心誠意事業主の立場に立って必死に真剣に取り組む姿勢を自得したのもこの頃だったと思います。私を支えて頂きました、受託事業所の皆様・行政諸官庁・先輩諸氏の皆様のお陰で、受託事業所も次第に増えるに伴い、より以上の対応サービス、専門的な相談並びに分析を要する事例などの発生に至り、新たに事務所スタッフとして、御堂俊明先生(元労働基準監督署長)に良きアドバイスを授かりましたが、ご病気の為に退職され、後任として岡野稔先生(元草津職業安定所長)をお迎えして、浅学非才な私を支えて頂き、ご指導とお力添えを賜りながら今日を迎えるに至りました。私と共に当事務所の職員の育成にお力添え頂きましたお陰で、今日ここに開業40 周年を無事迎える事が出来ました。本日開業40 周年の記念式典並びに祝賀会にご臨席賜りました皆々様のお陰と心から嬉しく感謝の念に堪えません。誠に有難うございました。

 日本経済は未だかって経験した事の無い不況の混沌とした状態にあります。昨今企業の倒産・経営破綻・合併・統合や金融不安定に物価安(デフレスパイラル)・就職難等で、人と人との繋がり・感謝・愛情・優しさ・思い遣りを忘れ、精神的荒廃をもたらし、耐え難い犯罪が多発しているように思います。そんな中心身を共に健全な社会を創造し創設する為には先ず、持続安定した企業の発展、安定した雇用の創出が必要不可欠なものと考えます。特に中小企業における労務管理、年金、労働福祉の向上、障害者の雇用の向上、近代化の創造が切実な問題であります。その少しの部分日々精進を努力をし、貢献出来ればと願っております。

 私を始め、当事務所の職員を暖かくご支援賜りました皆々様、本当に有難うございました。今後共驕る事無く日々感謝・思い遣りを忘れずに社会保険労務士・行政書士 山本登茂子事務所職員一同一丸となって精一杯日々精進・努力を積み重ね、より良いアドバイスや行政諸官庁との良き架け橋になれるように頑張って参る所存でございます。今まで同様相変らぬご指導 ご鞭撻並びにご支援ご協力を賜りますように心から節にお願いを申し上げ、40 周年を迎えてのご挨拶とさせて頂きます。有難うございました。

山本登茂子

回想とお礼の言葉 ー 山本 卓司 あいさつ ー

山本卓司

 今想えば、母(山本登茂子)が社会保険労務士事務所を開業したのが、日本が高度経済成長の真っただ中の1970 年は、私が京都大学医学部付属病院に左股関節結核の為5 月7 日入院し5 月15 日に手術をした年であり、尚且つEXPO“70(大阪万国博・1970年3 月15 日~ 9 月13 日)が『人類の進歩と調和』をテーマに華々しく開幕した年であり、万博の閉会式9 月13 日に退院しそのまま閉会式に両親・祖母・姉と一緒に行ったことは、今でも走馬灯のように甦ってきます。

 当時は、小学校二年生だったので全ては記憶に残っていませんが、当時の事を想うと読売新聞栗東直売所と一緒での業務だったので、何かと忙しかったのに私の看病等で凄く辛い年からの出発だったと思います。

 そうした環境の中にあって、色々な仕事上での諸問題やあらゆる相談にも親身に前向きに立ち向う強さや優しさ、決して妥協しない芯の強さ・絶対に負けてなるものかと言う強さを何時も、肌で感じる事によって、何時しか私の心の中に『元気』『勇気』『気力』の三つの気が育ち始め、今の私自身生きる支えになっております。『人生をつまらなく生きるのも自分』『人生を楽しく生きるのも自分である』の言葉通り母は、私の生きるにおいて良き道標となり、人生とは能力×熱意×考え方である事を常に教えてくれていると思います。

 あれから40 年、これも単に時代(とき)の流れだけではなく、母(山本登茂子)を今までお支え頂いた各企業の皆々様・諸行政官庁・歴代の職員の皆様並びに今現在ご活躍して頂いております職員の皆々様方のご指導ご鞭撻の賜物と心より嬉しく感謝の念に堪えません。有難うございました。

 最後になりましたが、昨年3月に父が亡くなりこれからは、母(山本登茂子)と一緒に『和』『信頼』『感謝』『思い遣り』を忘れる事なく、与えられた人生を確りと心に受け留め明るく自分に負ける事なく、健康に留意し笑顔でその素晴らしい未来を心に描き続け、大地をしっかり踏みしめて前向きに歩み続けます。慶風が吹いて倖路がやってくるまで……。
今後とも相変らぬご指導・ご鞭撻並びにご支援ご協力を賜りますように心から節にお願い申し上げ御礼の言葉にかえさせて頂きます。

合 掌

山本卓司

 


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