2008年3月18日に発生した上位蜃気楼(2008年度第一号)

Z字型になる琵琶湖大橋| |板塀状になる西岸の堅田(大津市)とV字型になる琵琶湖大橋

見え出したフーチング(橋脚支持台)| |見え出した水平線下の陸地| |板塀状になる東岸の木浜町方面(守山市)

比良山系の変形(角状になる稜線)

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■ 2008年3月18日(火)に発生した上位蜃気楼
   
  2007年〜2008年の冬は、昨年と同様に暖冬と思われましたが、2007年の年末から2008年1月、
 2月にかけて断続的に降雪があり、積雪量も多い日も何度かありました。3月に入っても意外に寒
 い日が続き、3月には琵琶湖で蜃気楼が発生しないのかと思われましたが、3月22日(火)によう
 やく、今年度第一号の上位蜃気楼が観測されました。しかし、蜃気楼発生日に特有の汗ばむ陽気
 とは言えない、肌寒く感じる中での上位蜃気楼発生でした。

 

■ Z字型になる琵琶湖大橋
  
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 この写真は、琵琶湖大橋の東側の橋梁がZ字型(3像型)の上位蜃気楼となったものです。湖上の空気の寒暖差が少ない為かハッキリとアルファベットの“Z”字に見えません。琵琶湖大橋が細いアーチ状であるために、湖上の逆転層が橋と交差する限り、橋梁のどこかが変形するので、蜃気楼の発生を見逃すことはありません。琵琶湖大橋は鋭敏な、蜃気楼検出器とも言えます。

2008年03月18日(火)13時23分、大津市なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:房英夫会員)


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■ 板塀状になる西岸の堅田(大津市)とV字型になる琵琶湖大橋

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 この写真は琵琶湖大橋がほぼ水平一直線状(上方に伸びる蜃気楼)になり、写真右側(東側)の橋梁は横倒しアルファベットの“V”字型とその上に1本の計3本に分裂して見えます。東側の橋梁は3像型の蜃気楼となっています。一方、写真左側(西側)では琵琶湖大橋西詰周辺が板塀状の蜃気楼となっています。板塀状の蜃気楼は、上位蜃気楼の典型的な例の一つです。

2008年03月18日(火)14時36分、大津市なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:房英夫会員)

 

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■ 見え出したフーチング(橋脚支持台)
 
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 この写真と上の2枚の琵琶湖大橋の蜃気楼写真を見比べて下さい。既出の2枚では、琵琶湖大橋の橋脚は水面と接しているように見えます。ふだんもなぎさ公園お祭り広場からも、橋脚がそのまま水面に没しているように見えます。しかし、この写真は橋脚と水面の間に、橋脚よりも太い物体が見えています。よく見ると、この太い物体は上下2つに分かれて見えます。これは、湖面から約2m程の高さのフーチング(橋脚支持台)が2像型の蜃気楼となって見えているのです。
 地球は球形の為に、観測地点から離れるほど球面効果により、遠方のものは水平線の下に沈んでいきます。なぎさ公園おまつり広場から、琵琶湖大橋まで約13km離れていますから、本来水面から2mほどの高さのフーチングは、なぎさ公園おまつり広場からは水平線の下に隠れて見えないはずです。
 写真中央から右にかけて琵琶湖大橋の橋梁が部分的に太くなった個所や2本に分裂して見えるところがあります。蜃気楼を発生させる逆転層が複数存在しているようです。

2008年03月18日(火)15時15分、大津市なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:房英夫会員)

 

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 見え出した水平線下の陸地
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 この写真は、琵琶湖大橋の後方にある比良山系とその稜線が水平線より上に浮き上がった蜃気楼である。この日は、琵琶湖大橋と湖面の間からは、後方の山の稜線はヘイズの影響で見えませんでした。途中から、ヘイズの影響が弱くなり、なぎさ公園から約30km以上はなれた湖西地方の比良山系とそれに続く陸地が蜃気楼となって見え出してきました。
 この日は、南湖だけでなく北湖のほうにも逆転層が存在していたようです。上位蜃気楼は、水平線に隠れて見えないはずの陸地の様子を“幻”として見せてくれるのです。
 琵琶湖大橋の橋梁の形は複雑(細くなったり、太くなったり)に変化し、フーチングも上下が合体して太く大きく見えてます。

2008年03月18日(火)15時51分、大津市なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:房英夫会員)

 

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 板塀状になる東岸の木浜町方面(守山市)
  
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 この写真は、東岸の木浜町および洲本町(守山市)から烏丸半島(草津市)周辺までが水平一直線状に湖岸が変化した“板塀状”の蜃気楼です。よく見ると、板塀状のなかに縦に2つ、3つと同じものが並んで見える部分がああります。板塀状の蜃気楼は、伸びる蜃気楼と2像・3像型の複合したものなのです。

2008年03月18日(火)16時01分、大津市なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:房英夫会員)

 

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 比良山系の変形(角状になる稜線)
  
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 この写真は、琵琶湖大橋の後方の比良山の稜線が変形したところを撮影したものです。琵琶湖大橋の左の橋脚から数えて1本目と2本目の間(橋の最高部あたり)にある山の稜線が蜃気楼現象により、“崖(がけ)”または“角”が飛び出たかのように変形して見えます。(既出の写真と比較してみてください)一方、橋のフーチングは元の形に近い状態で水平線上に現れ、東側(写真右側)の橋梁は2箇所で、“Z”字型と横倒しの長い“V”字型に変形しています。この日の琵琶湖大橋方面にある逆転層は複数存在していたようです。

2008年年03月18日(火)16時36分、大津市なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:房英夫会員)

 

 

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