2020年06月08日に発生した上位蜃気楼(2020年度観測第11号)

橋脚台(フーチング)の蜃気楼と遠方の蜃気楼|  |Z字(3像)型の蜃気楼になる琵琶湖大橋

  
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■ 2020年6月08日(月)に発生した上位蜃気楼
  
  この日はお、15:00頃を過ぎても「これぞ蜃気楼!」と呼べるような大きな変化はありませんでした。
  16:00頃より琵琶湖大橋に大きな変化が見られ、「Z字(3像)型蜃気楼や横V字(3像)型蜃気楼」がようやく
 現れました。印象的だった光景は、「琵琶湖大橋の東詰の橋梁は1像でその上を走行する車がハッキリと3つに
 分裂した像(3像型蜃気楼)となって空中に縦に3台ならんで走行して見えた」ことです。その他、観察地から33
 km以上遠方の(普段水平線の下になって見えない)陸地が2重になって“ペナントが風にたなびく”ような感じで
 蜃気楼となって見えたことも印象的でした。どちらも、湖上の空気がとても澄んでいないと写真にハッキリと写り
 ません。今年は、珍しく湖上の空気が澄んでいる時に蜃気楼が出現してくれます。
  今回は、蜃気楼観察仲間の冨田さんからご提供いただいた蜃気楼画像を2枚紹介します。
 (上記の文は、観察・写真撮影をしていた冨田さんの情報やIさんのブログ『四季の散歩』の6月8日のサイト
 もとにしました。)


 

 

 

■ 橋脚台(フーチング)の蜃気楼と遠方の蜃気楼 
2020060817h21m_Footing_web_0101.jpg (108752 バイト)
 この写真は、撮影地点から北北東約14km先に位置する琵琶湖大橋の最高部周辺を撮影したものです。上段の蜃気楼写真に対する通常風景が下段の写真です。
 上段写真では、下段の写真には見えない琵琶湖大橋の“橋脚台(フーチング)”が見えてます。撮影地から橋脚台は、通常水平線の下に隠れて見えないのです。しかし、上段の写真では、琵琶湖大橋の“橋脚台(フーチング)”が蜃気楼となって2〜3像に分裂して見えています。
 下段の写真中央付近の琵琶湖大橋の後方に比良山が見えています。この山の裾野となって湖面に没しているところは、撮影地点から約33km遠方の“明神崎(高島市高島)”です。一方、上段の写真には、その“明神崎”よりも遠方の(水平線の下の)陸地”が複雑な形状となって見えています。これは、上位蜃気楼の特徴をよく示した光景です。上位蜃気楼は、水平線の下に隠れて見えない風景を我々に蜃気楼像として見せてくれることがあります。通常、遠方になるほど霞んで見えにくくなるので写真に鮮明に写せることは滅多にありません。当日の湖上の空気の透明度がとてもよかったことがこの写真から解ります。

2020年06月08日(月)17:21、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:冨田正三さん)

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■ Z字(3像)型の蜃気楼になる琵琶湖大橋  
2020060817h32m_Z_L_web_0124.jpg (103623 バイト)
 この写真は、撮影地点から北北東約14km先に位置する琵琶湖大橋の守山市側を撮影したものです。上段の蜃気楼写真に対する通常風景が下段の写真です。
 上段写真では、左側の橋の一部がアルファベットの“Z字(3像)型の蜃気楼”になって見えます。また、写真中央から右側の橋梁(東詰)が3段になって見える部分があります。実は、2段目は2像目(倒立像)と3像目(正立像)が接して1本となって見えており、その上の3段目は、4像目と5像目が接して1本の様に見えています。この縦に細く3段に見えている橋の部分は5像型の蜃気楼になっていると思われます。

2020年06月08日(月)17:32、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場より撮影(撮影者:冨田正三さん)

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