ファミコンとてんかん

ファミコンとてんかんは関係あるか


その実態を調べよう

ファミコンをするとてんかんになると騒がれた時期があります。その関係についてとてんかんについて過った認識を持っている方が多いので、それを学びます。

医学的にファミコンをしすぎた為に正常児がてんかんになることはありません。また、ファミコンのしすぎで近眼になったり、乱視になったりもしません。まず、てんかんについて学びましょう。

てんかん

  1. 歴史

    てんかんの歴史は古くヒポクラテスの時代から知られていましたが、てんかんが脳の過剰な電気活動によるものである事を始めて見つけたのはJackson,H.です。一方Gibbs夫妻とLennoxは脳波を広く応用して、てんかんは発作性律動異常として表現される脳疾患だと言っています。

  2. 定義

    今日ではてんかんは「過剰なニューロン発射に基づく反復性の発作を主徴とする慢性脳疾患で、その原因はさまざまである」と定義されています。

  3. 頻度

    人口の1%(100人に一人)に存在するといわれ、最も多い小児の神経疾患です。

  4. 原因

    原因は主として体質的なもので遺伝する病気ではありません!。また他人に伝染もしません。治療によって完治する場合もあります。

  5. 社会の偏見

    多い割には社会で余り知られていませんが、それは本人や家族が世間から患児を隠しているためで、何故てんかんである事を隠すのかというと、てんかんの既往歴が知れると日本では、就職や結婚の時に不利になる(社会の誤解と偏見)からであります。我々はてんかんをもっと理解して、誤解、偏見、差別をやめるべきだと思います。

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