伝統を受け継ぐ祭りや行事のページ
| ●若屋 大音の正月行事に「若屋」があります。これは前年1年間の間に長男(長女)が嫁(婿)を迎え、後継者が決まった家は、正月中、村の子どもたちの遊びの宿を提供するという習慣です。若屋では子どもたちの喜ぶ遊び道具をそろえて子どもたちの相手をします。 12月31日の夕方から正月三が日、七日正月、15日、節分の前日の夜まで子どもたちはこの若屋で遊ぶのを楽しみにしています。また若屋でも2日には遊びに来た子どもたちにミカンを与えて歓待します。冬の遊び場所の提供と新婚家庭を紹介する一石二鳥の先人の知恵なのです。 |
![]() |
| ●秋葉祭り 秋葉祭りは、木之本の伝統行事のひとつで、火難消除をはじめ諸々の災いからの御守護を願って、毎年三月十八日に神輿渡行が区民総出で盛大に行われます。重さ1・5トンの神輿を担ぎ、町内を練り歩く150名余りの若い男衆の法被姿は勇ましいものです。 各自治会には休憩する宿が設けられ、女性陣がそれぞれの自治会でのもてなしにうでをふるいます。この日は木之本が若者でにぎわう1日なのです。この祭りが終わると湖北に春が訪れると言われています。 |
![]() |
| ●太鼓踊り 赤尾の太鼓踊りは、八月八日(近い日曜日)の野神祭に阿加穂神社、布施立石神社に棒納されたのち、郷内を一巡し湧出山西端の野神さんに御幣を立て棒納踊りをするものです。 陣笠、錫杖と青竹二本の御幣を先頭に大太鼓二人、小太鼓六人、鉦二人、横笛五人以上が道拍子を演奏しながら郷廻りし(村鏡の確認か)の道をゆく姿は勇壮で、古来より豊作祈願の行事として現在に伝わっています。 このような太鼓踊りは、町内の千田、河合、金居原、田部などでも行われています。 |
![]() |
| ●おしょらいさん お盆の行事は全国各地にいろいろありますが、田部区では、江戸末期から「おしょらいさん」と呼ばれる行事が今も伝承されています。この「おしょらいさん」は、お盆に先祖の霊を迎え、送る松明行列と霊をお慰めする大太鼓踊りからなっています。 この日も子供たちは観音堂から鉦や太鼓をたたきながら田部山に登り、山を一周します。墓地下からは、しゃぎりを先祖に区民の松明行列が加わり、むらはずれまで霊を迎え、送ります。夕闇に点々と燃え並ぶ松明行列は、夏の風物詩そのものです。 |
![]() |
| ●地蔵縁日 八月の旧盆には、日本各地のいたる所でお地蔵さんを囲んで子供たちの地蔵盆が行われますが、木之本地蔵の縁日は、日本三大地蔵だけあって大変盛大モのです。 毎年このころになると、子供たちは縁日の夜店を思い浮かべ、そわそわとし始めます。この縁日の期間中、町は露店が軒を並べ、遠近各地からの参拝客で歩くのも困難なほどの人出になります。また子供や孫の手を引いて、夜店をのぞきながら縁日参りするのを楽しみにする人も多いのです。 |
![]() |
| ●どんど焼き どんど焼きは、左義長とも言われ、小正月に行われる火祭りの行事で、かつては宮中や公家での有名な正月行事であったと伝えられています。民間では、多くは一月十五に門末・しめ縄・書き初めなどを各戸から集め、神社や広場で焼いています。この火に当たると若返るとか、この火で餅などを焼いて食べるとその年は病気にならないとも言われています。 また、この火に書き初めをかざしそれが高く舞い上がると書が上手になるとも言い伝えられ、冬の楽しい行事のひとつです。 |
![]() |
| ●おこない 湖北の冬の行事はなんと行っても「おこない」です。どこの村でも各地域の神社、観音様、薬師様、地蔵様などで行われます。その由来や意味は様々な説がありますが、多くは鏡餅をお供えし、豊作に感謝し、また豊作を祈願する神仏習合の行事です。 杉野区では、三つの字ごとに五人組制度のおこないで、早朝より高張り提灯を先頭に、お供えを捧げた組員と松明を手にした村人たちが行列でお堂へ向かいます。堂内では松明を手にしての乱舞がはじまり、また午後は「しゅうし」と言われるお勤めが行われます。 この他にもいろいろなおこないがありますが、特に西山区の「汁おこない」はおこないには付き物の餅がなく、里芋の葉と打ち豆で作られた汁を供えるという珍しいものです。 |
![]() |