(鉄)用語の基礎知識
Presented By KRFW事務局
我々のサークルでは、古来独特の言葉を編み出しては使ってきた。そう、以前から極めてエポックメーキングな性格の団体なのである。その中からは例えば「鉄チャン」なんて言葉はすでに20年も前の先輩方が発案されたものだし、「豪華な粗品」なんて言葉も先日某ラジオ番組で使われていて大いに驚嘆したものである(だって俺が作った言葉やもん)。ここまで市民権を得たものはこのぐらいだが、その他にも沢山の専門用語(隠語か?)を我々は使用している(いた)のであって、それならばちょうどいい機会なので、それらの一部をここに紹介してみたいと思う。なお、個人が特定できるものは極力省くことにします。
参考文献:臨時快速「スーパーせんり」1992年号
鉄学履修届1993年号
KR会報 1991年7月号
ほか
強奪(ごうだつ)
各駅に置いてある(鉄)や(バ)のチラシを大量に仕入れること。「タダやねんからいくらもらってきてもええやろ」という心理が働いているものである。同様に新幹線や特急列車の車内備え付けの紙コップを持って帰ることもしばしば。
観光(かんこう)
ハッキリ言ってただ単に列車に乗りに行って来ただけなのに、わざわざその沿線のマイナーな観光地をチョットだけ見てきて、そちらがメインであったような発言をすること。素直になろうね。
ライナー(らいなー)
JRの新快速のこと。かつて「シティライナー」の愛称があったためからか。117系がモーター音を響かせながら走っていたのも、今は昔。
C電(しーでん)
JR京都・神戸線の各駅停車のこと。列車番号の末尾にCがつくことから。
バリ(ばり)
1.名詞:鉄道マニアの中でも特にその活動が強烈な人々を総称して言う。(用例:「お前バリやのう」「おおバリ!」) ⇒バリカ
2.連体詞:激しい,強烈な,おもっきし,ひどい,などの意味。(用例:「バリ逆」「バリ鉄」「ゆうびんバリ」など)
アコモ改造(あこもかいぞう)
散髪をすること。あるいは髪型を変えること。元来アコモデーションとは内装のことのような気もするが...。ま、髪の話はよそう。(自爆)
V(ぶい)
撮影の際に恰好の被写体がやって来たときなどに使う。「Vガマ」といえば牽引機が好きな車両であったり貴重な車両であったりした場合のこと。また、単に「良い」という意味で使うことも。(用例:「◯◯駅、硬券置いてあってVやったわ」)
当会会員のY氏のニックネーム。オレンジカードについて、またJR貨物について精通していることから頭文字の「か」をつけたもの。
KRA(けーあーるえー)
かつてKR内に存在していた謎の秘密結社。ボウリングでト*カルチョをやって些少な利益を上げていた模様。また、この団体を通じて会員各氏に「馬名」がつけられており、その形式は「名字+実在の馬の名前の一部」を基本としており、それを元にニックネームを作られた会員も多々あった。(例:キャップ,クリーク,バリ田ワン)
甲種(こうしゅ)
甲種回送列車のこと。新造車などを輸送するために設定された列車で、これらを撮影することを目的とした撮影会が時折実施されている。ただし、情報源がいい加減だとウヤになっていたりすることもある。
けむり
蒸気機関車により運転される列車のこと。まだまだ各地でいくらか見られるが、これらに命を懸けている会員もいる。
鉄道部品のこと。時には硬券入場券を言うことも。各社で行われる部品即売会に大枚をつぎ込む者が数名存在する。 ⇒K2,枚方K2
聖地巡礼(せいちじゅんれい)
気に入った土地を何度も訪ねること。かつて北海道は富良野の魅力に取り憑かれた当会会員O氏の行動を皮肉ったものであったが、そのうち他の者にも使われるようになった。
モルール(もるーる)
モノレールのこと。達筆で知られる某会員の原稿の中に「ノ」と「レ」の異常にくっついた標記があったことから。同様に「ジャーナル」のことを「ジャーカレ」という。
ガキ夜(がきや)
「大垣夜行」のこと。今となっては「ムーンライトながら」なんていう洒落た名前になっているが、かつては18切符を手に延々並んで乗車したものだった。我々の青春の一ページである。
ドラ(どら)
モータードライブの略。「ドラを切る」と言っても麻雀ではない。そういえば「モータードライブ」なんていうヒット曲もあったな。
ゴッドウィン・オースチン山のことではなく、大阪弁天町にある交通科学博物館のこと。かつて当会会員の多くがここでアルバイトをしていた。その時に書かれた「K2日記」はまさに筆舌に尽くしがたい凄惨な内容の代物であった。 ⇒お宝,枚方K2
終着駅などで基本動作を済ませてさっさと折り返しの列車に乗り込むこと。当会会員べ〜やん氏の「エリモターン」はあまりにも有名。また、かつてのワイド周遊券有効利用のために福島駅で「津軽」→「八甲田」の乗り換えをすることもこう呼んだ。 ⇒基本動作
マルヨ(まるよ)
1.運用中に日付が変わることを示す鉄道用語。
2.出札の引継のために収入金を締め切った後に、図らずも収入があった場合、その分を翌日の売り上げとして繰り越すことを示す鉄道用語。
3.徹夜すること。もしくは(鉄)活動のために駅や車内で夜明けを迎えること。
ゲ(げ)
数字の1のこと。当会では何故かこういう読み方をする。したがって221系は「ニニゲ」、EF65
116は「ゲゲロク」、117系は「ゲゲナナ」となる。
当会会員で枚方出身のK氏のコレクションは凄く、自宅はさながらK2のようにお宝で溢れかえっている。その様子を例えてこのように呼ぶ。 ⇒お宝,K2
乗りピー(のりぴー)
酒井法子のことではなく、「り」の音にアクセントが来る。いわゆる「乗り潰し」の意。夜行列車に乗ることは「ヤッピー」という。
流調(りゅうちょう)
旅客流動状況調査の略。某バス会社が実施するこれに当会会員がこぞってアルバイトにはせ参じた。今だにやってるヤツもいるぞ。タダでバスに乗れる上にお金まで貰えるという、(バ)にはたまらないバイトである。
硬券入場券・スタンプ・下車印のこと。かつては少しでも停車時間があれば改札口にダッシュしたものであった。しかしながら硬券入場券の激減に伴い基本動作すらさえもできないのが現状である。そういえば、旅行先の各駅に「×月×日何時何分着の◯◯列車で参ります」という手紙を郵送し、ホームで駅員から直接切符を購入した猛者もいたな。 ⇒ターン
ドラゴンエキスプレス(どらごんえきすぷれす)
当会会員キャップ氏の愛車のこと。東北地方の某地方都市(?)に住んでいた頃より「お宝」を求めて各地を走り回っている。かつて湯田中で開催した秋の定例会において公式行事初見参となる。
(鉄)もうで(てつもうで)
当会の正月恒例行事。初詣を口実に各地の列車に初乗りすることを目的とする。これまで熱田神宮・多賀大社・石清水八幡宮・生田神社・橿原神宮・北野天満宮・湊川神社で開催。2000年は和歌山の日前宮を予定している。
白鳥一気(はくちょういっき)
大阪−青森間の特急「白鳥」号を始発から終点まで乗り通すこと。ちょっとやそっとの覚悟では完遂できない。しかしこれを複数回成し遂げた強者もいるにはいる。
三種の神器(さんしゅのじんぎ)
カメラ・銀箱・三脚のこと。撮影班には欠かせない機材である。また、有名撮影地に赴き被写体にカメラを向けている当会会員が各種メディアにおいて登場したりしている。
以上、思いつくままに筆を(キーですが)走らせてきましたが、また何か思いついたらどんどんアップしていきますので、時々見てやって下さい。
もどる