神戸行フェリー
詞/曲 下山田勝彦
MUSIC ON
最后のグラスを傾け乍ら あなたは窓の外観てる
静かに降り出した雨の中に ポートタワーが濡れている
急に無口になったあなた 最后の優しさね きっと
数え切れないほどの想い出が 私の心によみがえる
出航の時刻まで まだ少しあるからと
コートに袖も通さぬまま 二人で波止場を歩く Mm...
見つめていないであなた 泪が溢れてくるわ
汽笛が一つ響いた 神戸行フェリー
最后の煙草をもみ消し乍ら 私を見つめてる...あなた
静かに接吻(くちづけ)交わした後で 私を強く抱きしめた
雨傘を叩く雨の音さえ 何だか恋しくて...とても
数え切れないほどの想い出が 私の心を叩いてる
腕の中抱きしめた 花束を手渡して
緑のテープの両端を 二人で握ったけれど Mm...
「蛍の光」の中で 最后のテープが切れた
あなたは行ってしまった 神戸行フェリー
神戸行フェリー(愛してた) 神戸行フェリー(とても深く)
神戸行フェリー...
タイトルは「神戸行フェリー」ですが、作ったのは神戸発のフェリーの中でした。(笑)
今はもう無くなったはずの青木〜徳島のフェリーです。夜中に出て明け方着くのに、その間が手持ちぶさただったから何気なく作ってしまいました。
「船出」って何だか別れのイメージが強くて、旅立つ男の気持ちよりも見送る女性の気持ちを歌ってみたかったのです。曲の方は2オクターヴあるので誰でも唄える歌じゃないですが、メロディそのものは結構気に入っています。アレンジについては何も言わんといて下さい。港のイメージは僕にはこれが限界です。(^^;;
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