乾 杯-THE TOAST-
詞/曲 下山田勝彦
On parting,I sent a song for them.
And the song is myself.
I believe,I do believe,and I will believe,
That she is the truth of my love.
春の日溜まりに静かに揺れてる名もない草花の
香りの中に君の笑顔がキラキラ輝いて
彼奴と僕と君と三人で過ごした日々達の
想い出の中に閑(しず)かに小さな彩りを添えてる
いつの日にか僕は君を愛し いつの日にか君は僕を愛した
いつの日にか彼奴も君を愛し いつの日にか君も彼奴を愛した
けれども心を打ち明けるには 互いの距離があまりにも近すぎて
気付いたときには時は流れて 互いに少しも変わらないままだった
ある時不意に君への愛を彼奴は僕に打ち明けた
鎮(しず)かに流れるピアノの音に丁度乗せる様に
彼奴の心に打たれて僕は励ました「がんばれよ」と
そして彼奴に精一杯の友情を捧げた
いつの日にか僕は君を愛し いつの日にか君は僕を愛した
いつの日にか彼奴も君を愛し いつの日にか君も彼奴を愛した
そうして君は彼奴を選んだ そうして僕は彼奴を見送った
この春僕は故郷(さと)を離れる 二人の愛に捧げたい「乾杯」を
僕に唄える歌はこんなにささやかなものだけど
それでも心を込めて精一杯唄いたいと思う
僕の真実の愛である君と 僕の素晴らしい友人である彼奴に捧げる
最初で最后の贈り物として
On parting,I sent a song for them.
And the song is myself.
I believe,I do believe,and I will believe,
That she is the truth of my love.
己の英語力の無さを露呈したみたいで恥ずかしいが、何となくそれっぽく見えるでしょ。細かいことはどうでもいいのです。
で、「乾杯」は英語で言うとチアズじゃないかとおっしゃる方もあろうが、もともと、乾杯の儀式の代わりとして近世ヨーロッパではパーティの始まりに大きなボウルに作られたフルーツ・ポンチの中に主賓がトーストを放り込む風習があったらしく、その名残で乾杯の際に"Toast!!"と言うこともあるそうなので、あえてこのタイトルにしました。
もちろん、長渕さんの「乾杯」がモチーフで、一部はコード進行も全く同じにしました。こういうのは、盗作じゃなくて「本歌取り」って言うのです。(汗)
まぁ、詞としては、三人で過ごした日だから季節を春にしたという程度で、愛よりも友情を選択したある友人の話を元にひねりました。