鳥になんかなりたくない
詞・曲/下山田勝彦
窓の外は虚像の空 部屋の中は薄く暗い
僕の居る処は 籠の中
人の愛は虚像の愛 僕の愛とは違う形
僕の見る夢は 青い空
千切れた愛の代償に 新たな愛の贐(はなむけ)に
僕は彼女とめぐり会った
時に愛は 時代を超えて 生きることの壁を越えて
時に愛は 赤く燃える それが人の定めなのか
外を見つめ時めく心 部屋の中は狭く寒い
僕の居る処は 籠の中
或る日不意に 鉄で編んだ網の扉を 少し開き
青い空に向かい 羽ばたいた
人の心に染まったら もはや自然で生きられぬ
自由はつまり 死を表す
鳥になんかなりたくない 籠の中で生きて過ごす
鳥になんかなりたくない 青い空の下で落ちる
鳥になんかなりたくない 自由なんてありはしない
鳥になんかなりたくない 人を無しで生きられない
鳥になんかなりたくない 鳥になんかなりたくない
鳥になんかなりたくない 鳥になんかなりたくない
鳥になんか...
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