糸が切れたグライダー ~執行猶予が終わるとき~

 
 
詞・曲/下山田勝彦 
 
 
 
今日も朝の日射しが 街角を斜めに照らしつけているよ
 
いつもと同じ様に
 
その日射しを浴びて 坂道いっぱいに埋め尽くす様に 学生達が歩く
 
 
あぁ 俺もあの頃は あぁ 同んなじ様に
 
Mm.. 坂道 Mm.. 登り続けてた
 
 
与えられていた(高いあの壁を) 競争相手<ライバル>蹴落とし(越えた筈だった)
 
けれどもそこには(希望など無くて) 俺は躓いた
 
 
鋭いナイフで 糸をちぎられた
 
行方不知のグライダーだと その時気付いた
 
 
 
やれと言われたこと 言われた通りにして
 
真面目ぶっていれば 単位はもらえるよ
 
それを積み重ねて 面接試験で
 
マニュアル通りやれば 仕事にも就けるよ
 
 
あぁ その時の為の あぁ 執行猶予<モラトリアム>と
 
Mm.. 誰もが Mm.. 信じているから
 
 
ただの通過点(だから学問を) 身につけることも(必要無いのさ)
 
自分の言い分(考えなくても) 別に構わない
 
 
きっと誰かが君を引っ張ってくれるさ
 
糸が切れないように しっかり見張っておきなよ
 
 
そうさ俺は今 自力で飛ぶんだ
 
さぁ見ていろよ 俺はヒコーキになってやるからよ
 
 
 
あぁ 糸が切れたグライダー あぁ 俺は飛んでいるかい?
 
あぁ 糸が切れたグライダー あぁ 俺は飛んでいるだろ?
 
 


 
 
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