黄 昏−君と仔犬の物語−

 
 
詞・曲/下山田勝彦 
 
 
海を赤く染めて 日が沈む
 
些々波(さざなみ)の中へと 日が沈む
 
シルエットは俯(うつむ)く僕の型を映し出す
 
 
波の音が僕の胸を打つ
 
懐かしい想い出繰り返し
 
ただこのまま静かに海を一人で見ていたい
 
 
あの時君が街角で拾ってきた仔犬
 
二人で名前付けたよね マークって名前を
 
 
緑に映える芝の上
 
仔犬と戯れる 優しい君がそこにいた
 
君がそこにいた
 
 
 
君が逝ってそして日は過ぎて
 
仔犬はもう大きく育って
 
浜辺でただ 潮騒の中寂しく立ちつくす
 
 
僕は君をとても愛してた
 
君も僕をとても愛してた
 
鴎の声 空しく響く海辺は 向かい風
 
 
マークの墓を建てた今日
 
忘れてたはずの 眩しい夢が甦り
 
堪えられなくなって
 
 
黄昏の中 風は吹く 僕に絡みつき
 
潮風の中 日は沈む 君を眠らせて
 
 
黄昏の中 風は吹く 僕に絡みつき
 
潮風の中 日は沈む 君を眠らせて
 
 


 
 
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