メダカ池をつくろう!
平成13年5月13日(日)、20日(日)
わたしたちの生活は、むかしとくらべて大変べんりになりました。
道路は広くきれいになり、農業もほとんど機械でできるようになりました。
毎日の生活がすごくべんりになったかわりに、わたしたちのまわりから知らないうちに大切な自然が失われ、身近ないきものがすがたをけしています。
そのひとつにメダカがあります。むかしは、どこの田んぼやまわりの小川にもたくさんむれをなしておよぐ、「メダカの学校」がありました。
でも今ではほとんどみかけません。全国的にもほとんどめずらしい魚になってしまいました。
これは、わたしたち人間の生活がべんりになることで、川がよごれたりしてメダカのすめる場所がなくなってしまったのです。
そのきちょうなメダカが、ここ小田町にまだほんの少しですがのこっています。メダカがすめるかんきょうをみんなで大切に守っていくことが、わたしたち人間の生活かんきょうを守ることにもつながります。
このメダカ池に放すメダカは去年の冬、ひの川の工事がはじまって死んでしまうキケンがあったので、そのまえにたすけてそだててきた数少ない大切なメダカです。がいてきのいないこの池で大切にそだてて、たくさんの子どもを増やして、またもとの川にもどしてあげましょう。
そして何よりも、自然のメダカたちがたくさんそだつ川をもっとふやし、守っていきましょう!
わたしたちのその次に生まれてくる子どもたちのためにも・・・
主催:メダカの学校小田分校
特別協賛:湖国21世紀記念事業協会
メダカ池づくり準備
休耕田の除草を兼ねて、池の土台となる部分をトラクターで耕起しました。
その後田んぼに一度水を張ったのち水抜きし、地固めを行いました。
おかげで作業当日は、長靴でなくても入れるくらいになっていました。
輪郭線引き
池のイメージを画くため、完成予想図をもとに測量しました。
そして、割り箸をたててビニールのひもで輪郭を引きました。
これでみんなに池のイメージをもって穴掘りをしやすくできます。
開会式
いよいよ始まりです。
当日は、既にメダカの学校へ入学した子ども達を始め、親子連れでスコップをもって約80人ものみんなが集まってくれました。
最初に三崎校長先生が、「このメダカ池でたくさんのメダカを増やして、もとの川に帰しましょう」と、あいさつしました。
その後、村井先生からこれまでの経過や趣旨説明があり、大谷先生から「メダカと自然」についてのお話をききました。
さていよいよ池づくりのスタートです!