てる爺の つれづれ日記(2015年5月) No.130  琵琶湖疏水を船で下りました  周囲を山に囲まれた滋賀県に降る雨は全て琵琶湖に注ぎ込まれます。 琵琶湖から流れ出るのは瀬田川だけですが、実は、瀬田川以外にもう一つ水の 道があります。それは京都市へ通じている琵琶湖疏水です。  明治23年(1890年)に日本人が自力で完成させた近代遺産です。  疎水の水は現在でも京都の人たちに利用されていますが、かつて疎水は物資 の運搬にも利用され、昭和23年までは人々の移動手段としても利用されてい たそうです。その疏水での通船を復活させようという運動が30年ほど前から ありましたが、今年に入って「試行船体験ツアー」の募集があり、試乗するこ とができました。 三井寺近くの疏水入口(4月) ←三井寺近くの疏水入口(4月)  ↓(青葉の茂った5月) (青葉の茂った5月)  試乗体験の申込者は殺到し、抽選倍率は10倍以上でした。 悪運の強い陶芸仲間が見事に抽選に当たり、私が同行させてもらいました。 (なぜ奥さんが同行しないのか...は聞いていません) モーターボートに乗り込んで出発pg ←モーターボートに乗り込んで出発   ↓ モーターボートに乗り込んで出発  大津から蹴上までおよそ8キロの内、トンネルが約4キロ(4箇所)です。 最初は逢坂山の下を通る一番長い第一トンネル(約2.4キロ)です。水路の 幅は4メートル位でした。  トンネルの中は何も装飾がされていません。観光船が運行されるようになれ ば、いろいろな光のショーが楽しめるようになるのかも知れません。 静かなトンネルの中pg ←静かなトンネルの中  ↓トンネルを抜けると緑 トンネルを抜けると緑  今回の抽選で当たった試乗コースは山科まででした。 大津から蹴上までのコースは約1時間かかりますが、山科までは約30分間で した。疎水は場所によって少し傾斜が違っています。流れの速さは徒歩よりも 少し早い位でした。 第一疎水の傾斜の説明図   ↑第一疎水の傾斜の説明図  今回試乗したのは第一疎水でした。 明治45年(1912年)に完成した第二疏水は上水道用で、船の運行はなく、 地下を通っています。  おやこ劇場を楽しみました  子供が小さい頃、何度か「おやこ劇場」の催し物に参加したことがあります。 孫の時代になって、久しぶりにおやこ劇場の劇を観覧しました。  手作りの舞台で身を乗り出す子どもたち  出演者が3人の太鼓を使 う小さな劇団でした。  演技は面白く、手作りの 舞台で出演者との触れ合い もある楽しい場でした。  最近、脚本書きに少し興 味をもっているため、参考 になることがありました。   ↑手作りの舞台で身を乗り出す子どもたち  宇治平等院を訪ねました  定朝(じょうちょう)という11世紀(平安時代後期)に活躍した仏師がい ます。寄木造技法の完成者とされているようです。私の参加している歴史教室 で「定朝仏を観る」というテーマの館外研修を行うため、下見に出かけました。  最初に、法界寺(ほうかいじ)を訪ねました。 京都市伏見区日野にある真言宗の寺院です。藤原氏の一族である日野家の氏寺 で、地元の人たちからは「お薬師さん」と親しまれ、安産、授乳などのご利益 を願う女性に人気が高いようです。室町幕府の八代将軍足利義政の正室となっ た日野富子も、この寺で安産を祈願したことでしょう。 門前に「ひのやくし」の石碑pg  ←門前に「ひのやくし」の石碑  ↓正面に本堂 正面に本堂  法界寺の阿弥陀如来は定朝様式の仏像ですが、定朝の作とは確認されていな いようです。  なお、法界寺のすぐ隣りが親鸞生誕の地です。 親鸞は幼くして仏門に入りましたが、幼少の頃は法界寺で遊んでいたのかも知 れません。  法界寺を出て南に走り、宇治川を渡ると間もなく平等院に着きます。 昨年(平成26年:2014年)平成の修復が終わった平等院は、色彩の鮮や かな姿で迎えてくれました。    平等院鳳凰堂(東向き)       ↑平等院鳳凰堂(東向き)  平等院鳳凰(ほうおう)堂の中央にある中堂に、本尊の木造阿弥陀如来坐像 が鎮座しています。現存する定朝作の仏像として唯一確証のある仏像です。 この阿弥陀如来像の顔は、前の池越しにも拜せるようになっています。 (晴れた日の午前中ならよく見えるかと思います‐写真中央の丸い部分) 池越しに観る如来像pg ←池越しに観る如来像    ↓屋根の上の鳳凰    屋根の上の鳳凰  平等院の創建は永承7年(1052年)だそうです。 当時、仏教は現世での救済から来世での救済に重点が移ったようで、永承7年 は末法元年に当たるそうです。   * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *   ここでひとつクイズです。  平等院は貨幣のデザインに使われていますが、どの貨幣にどのようなデザ  インが使われているでしょうか?               答えは...この頁の最後をご覧ください。   * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *  宇治川の中の島に架かっている二つの橋を渡り、対岸に行きました。 このあたりは源氏物語「浮舟」の巻の舞台です。 近くに宇治神社、その奥に 宇治上(うじがみ)神社があります。宇治上神社は世界遺産「古都京都の文化 財」のひとつに挙げられています。(どうやら宇治上神社は氏子が少なく、建 物を改修する余裕がなかったことが幸いして登録された模様です) 宇治上神社の鳥居pg ←宇治上神社の鳥居  ↓拝殿 拝殿  拝殿の屋根は珍しい形状をしています。 屋根の下の部屋は、紫式部さんが筆をとっているような雰囲気を醸しています。 ここから約300メートルの位置に源氏物語ミュージアムがあり、観光客で賑 わっています。 珍しい形状の屋根 ←珍しい形状の屋根  ↓源氏物語の記念碑 源氏物語の記念碑   なお、宇治上神社に隣接して宇治発電所があります。 s-20150519 uji (6).jpg  今から約100年前の大正2年 (1913年)に完成した水力発電 所で、現在も稼働しています。  発電に使う水は、琵琶湖から流れ 出ている瀬田川の南郷洗堰付近から 引いています。(水路長約11Km の内、約10Kmはトンネル) ←宇治発電所の放水路(写真中央)  不思議な自然現象に遭遇しました  滋賀県守山市の琵琶湖大橋東詰近くを走っていたとき、不思議な現象を見か けました。虹のような模様ですが、虹は太陽を背にして見えるのに、太陽に向 かい、太陽の下に見えたのです。5月22日午後1時頃でした。  すわ、天変地異の予兆か!といにしえの人なら慄いたかも知れません。 ウィキペディアの解説を見ると「環水平アーク(かんすいへいアーク、英語: circumhorizon arc、circumhorizontal arc) とは、大気中の氷粒に、太陽 光が屈折し、ほぼ水平な虹が見える光学現象である。虹などと同じ大気光象の 一種で、水平弧、水平環 とも呼ばれる。」とありました。 虹のようで虹ではない模様pg ←虹のようで虹ではない模様  ↓ 虹のようで虹ではない模様  この日夜9時、NHKのニュース番組でこの日撮影された「環水平アーク」 の写真が紹介されました。静岡県で観察されたということでした。   東北を旅行しました  陶芸仲間と4人で東北を旅行しました。 仙台空港からレンタカーで東海岸沿いに北上し、青森県の龍飛岬まで足を延ば した4泊の旅でした。神戸から仙台までの往復は飛行機でした。豪華な!と自 慢できるものではなく、往きは4,500円というありがたいLCCに初めて お世話になりました。 八甲田山麓の水芭蕉pg ←雪解け水と水芭蕉(八甲田山麓)  ↓奥入瀬の渓流 奥入瀬の渓流 南三陸町の防災センター ←南三陸町の防災センター  ↓三内丸山遺跡 三内丸山遺跡    まだ旅行から帰ったばかりなので、写真の整理が出来ていません。 とりあえず少しだけ掲載してみます。追って旅エッセイをまとめてみようと思 います。   * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *   ** クイズの答え:1万円札と10円玉 をご覧ください **   * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *                        (2015−5―31) ------------------------------------------------------------------                日記メニューへ   トップページへ