てる爺の つれづれ日記(2016年2月) No.139  京都の秘境を訪ねました  嵯峨野の西に「柚子の里」として知られている水尾(みずお)という地区が あります。天気がよい日に、ふと思い立って訪ねてみました。JR嵯峨野駅か ら一つ目にある保津峽駅が最寄りの駅です。20数年前に訪ねたときはJRを 使いましたが、今回は車を走らせました。    水尾への道は京都府道50号線の一本だけです。 峠を越え、保津川下りとして知られている保津川沿いに進み、保津峽駅からさ らに山を分け行った先に集落があります。国道とは言え、車一台がかろうじて 通れるだけの狭い道が続きました。切り返しをしないと曲がりきれないヘヤピ ンカーブもありました。 s-20160204 mizuo (1).jpg ←峠から見下ろした保津峽  ↓保津峽駅から見下ろした保津川 s-20160204 mizuo (2).jpg  水尾では予約すれば柚子風呂と鳥すき料理を楽しむことができます。 集落は山の斜面にあり、家は数十軒近くありますが、多分かなり空家になって いる様子で、集落の人に出会うこともありませんでした。  今回は予約なしだったので、柚子だけでもユズってもらえればいいと思って いたのですが、声をかけられそうな家が見当たりませんでした。清和天皇陵が ある場所はこの集落からさらに急斜面を登らなければならないため、非常食と 思って持参したおにぎりを食べて引き返しました。 s-20160204 mizuo (3).jpg ←柚子畑    ↓わずかに残っていた柚子   s-20160204 mizuo (4).jpg  嵯峨野から水尾までの距離は10キロ足らずです。 しかし、私がこれまで日本国内を車で訪ねた場所としては、滋賀県の「木地師 の里」も及ばない、一番の秘境だと感じました。  嵯峨野に戻ってから馴染みの(人気も値段も高い)嵯峨野豆腐店に寄り、豆 腐やひろうす(がんもどき)などを買い込みました。家で、残り少ない柚子を 添えて賞味した豆腐料理に満足しました。  近江の国府跡などを訪ねました  歴史教室の館外研修として瀬田川付近を訪ねました。  最初は建部(たけべ)神社です。 瀬田の唐橋から500メートルほど東にあります。 s-20160209 takebe shrine.jpg   祭神は日本武尊(やまとたける)  で、近江一宮として知られる長い  歴史と由緒のある神社です。   ちなみに、二宮は日吉大社、三  宮は我が野洲市の御上(みかみ)  神社です。 ←建部神社  次に、近江国府跡を訪ねました。 建部神社から東へ400メートル近く緩やかな斜面を登ると、近江国府跡があ ります。藤原仲麻呂が近江守を務めた8世紀中頃の750〜760年頃に国府 の庁舎が建てられた、と推定されているそうです。この庁舎は、小規模ながら 正殿の東西に東脇殿と西脇殿を配したもので、「紫香楽の宮」に似た構造だっ たようです。地方の国府としては大きかったようです。 s-20160209 ruins of ohmi gov..jpg ←近江国府跡(後方に琵琶湖)  ↓参考:紫香楽の宮復元CG s-20150719 miyamachi (8).jpg  ここは高台にあるため、当時は瀬田川や琵琶湖を見下ろせたのでしょう。 現在は周囲を住宅や商業ビルなどで囲まれています。    梅の香も無き国府跡雲流る     てる爺    本稿では「国府」の語を使っていますが、類似語として「国庁」、「国衙」 (こくが)の語も使われます。 どうやら地域の広さに応じて使い分けられるようで、厳密には、  国府(都市域)>国庁(役所群)>国衙(主要施設)  のようです。  次は、道を引き返して雲住寺(うんじゅうじ)を訪ねました。 瀬田の唐橋の東詰め近くにあります。この寺は百足(ムカデ)供養をしている ので有名です。野洲市の三上山(近江富士)には山の7回り半ほども大きな百 足が住んでいたが、藤原秀郷(通称俵藤太)が瀬田の唐橋で打ちとった、とい う伝説があります。雲住寺は秀郷追善のために建立されたそうです。  この因縁があるため、野洲からの訪問客ということで歓迎していただきまし た。驚いたことに、寺に到着すると本堂前に数人の綺麗どころが勢ぞろいして 迎えてくれたのです。美人軍団はムカデ退治の故事を紙芝居で演じてくれまし た。 s-20160209 unryuji (1).jpg ←美人出演の紙芝居  ↓雲住寺から見た瀬田の唐橋 s-20160209 unryuji (2).jpg  住職曰く「百足退治の話は、史実に基づいている。なぜなら、百足とは謀反 を起こした平将門で、7巻半とは関東の7カ国余り、その将門を秀郷が打ちと り、湖底の竜宮城で土産にもらった無尽蔵に米が出てくる俵と、火にかけなく ても炊ける鍋は...」ということでした。  庭先の紅梅を楽しみました    今年も紅梅が見事に咲きました。 もう1ヶ月以上もほのかな香りと綺麗な(成熟した美人を思い起こさせるよう な)花を楽しませてくれています。 s-20160210 apricot (1).jpg ←庭先の紅梅  ↓ s-20160210 apricot (2).jpg  紅梅はきれいに手入れをした庭に咲いています。 実は...これは隣家の庭なのです。我が家の庭は、花のない荒れ放題の庭な ので...。(涙)  京都と大阪に出かけました    今年は年初から世界的に経済情勢が荒れています。 資産のない身としては一喜一憂するまでもないので気楽です。しかし、僅かな がらも視野を広げようとするなら、日本の財政再建はどうなるのか、経済の低 迷で世界の平和はどうなるのか、はたまた(ぐっと次元を下げて)小遣い銭を ちょっとでも増やすにはどうしたらいいか、などが気になります。  今月は旅行の季節ではないので、久しぶりに京都と新大阪まで足を延ばし、 経済情勢に関連するセミナーに3回参加しました。 s-20160215 kyototower.jpg ←京都タワー   ↓新大阪駅  s-20160221 shinosaka.jpg  日本語スピーチ大会を見学しました  外国人による日本語スピーチ大会がありました。 滋賀県内に居住している外国人に、各市の国際協会などのボランティアが日本 語の指導をしていますが、学習者によるスピーチ大会が年1回行われています。  第1回は野洲市で始まり、今年12回目も野洲市となりました。会場は野洲 市文化小劇場でしたが、各地区から集まった支援者たちで満席になったほどの 盛況でした。  各地区での予選を突破した精鋭のスピーカーが熱弁をふるいました。 関西弁に戸惑った青年、ご主人に自分の心がわかってもらえるようになって喜 んでいる女性、介護士の資格が取れた青年の希望、...など、中国、フィリ ピン、タイ、ペルー、ベトナム、インドネシア出身の14人によるそれぞれの 体験に基づいた発表に聴衆は大きな拍手を贈りました。 s-20160228 speach by foreigners (1).jpg ←開会式  ↓熱演する発表者 s-20160228 speach by foreigners (2).jpg                        (2016−2―29) ------------------------------------------------------------------                日記メニューへ   トップページへ