てる爺の つれづれ日記(2020年09月) No.191 ■ 「麒麟がくる」の史跡を訪ねました 大河ドラマ「麒麟がくる」は多くの人がご覧になっているかと思います。 9月の放映では、僧・覚慶が奈良・興福寺から近江国の甲賀に逃れ、その後野 洲郡矢島村に移動した場面がありました。 矢島村(現・守山市矢島町)は京の都に比較的近く、ここに1年弱滞在した そうです。覚慶は後に足利義昭と名乗り、室町幕府最後の第15代将軍となる 人物です。覚慶の滞在した館・矢島御所の跡地を訪問しました。←正面に矢島自治会館 ↓矢島御所跡の碑
矢島御所の館は堀に囲まれた200m四方の敷地に建てられていたそうです が、現在は建物も堀も残っていません。跡地には矢島自治会館があります。 自治会館前に矢島御所跡の碑がありました。ここは琵琶湖に近い平地で、民家 や社寺が密集しています。 自治会館から100m足らずの位置に少林寺がありました。 覚慶は矢島御所が築かれるまでこの少林寺で過ごしたようです。少林寺は一休 和尚に関わりの深い禅寺だそうです。
←少林寺 ↓一休さんの像
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矢島町は今年4月に ←「守山市 矢島のむかし」 という冊子を発行しました。 私はこの冊子の編者と「近江の 散策」を介して知り合いになり、 寄贈いただいた冊子を頼りに今回 訪問させていただいた次第です。 なお、近江八幡市にある「桑実寺」も室町幕府と縁があります。
第12代将軍足利義晴が桑実寺に 仮の幕府を設けたことがあり、後に 足利義昭も滞在したことがあるそう です。 拙著「桑實寺」もご覧ください。 ■ 9月も夏日が続いたので... 今年は9月も猛暑の日が多かったですね。 そのためか、柿の実があまり目につきません。柿は不作のようです。我が家で はコスモスも金木犀もまだ花が咲く気配がありません。我が家の金木犀は毎年 10月10日頃が満開になるのですが、今年は遅くなりそうです。 陶芸仲間と集まる信楽は、私の住んでいる地域よりも気温が数度低いため、 9月末には金木犀とコスモスが咲きました。 しかし、工房の近くの柿の木には実があまりついていません。
←信楽で見た金木犀と ↓コスモス
(2020−09−30) ------------------------------------------------------------------ 日記メニューへ トップページへ