嵯峨野にある人形工房「アイトワ」で、人形作家の森小夜子先生のもと、
創作人形を習い始めたのは1996年の12月でした。
粘土人形を始めたのはその2年前ですから、もうずいぶんになりますね。
それでも、ようやく自分らしい人形ができたのは、つい最近のような気がします。
これからは「似顔人形」にも挑戦してみたいと思っています(いしいたみこ)

子供達が小学校を卒業する時に、実際に来ていた
制服を使って記念に人形を作りました。

実際は低学年の頃の写真をもとに作ったので、少し
幼い頃の顔に仕上がりました。

本人達に見せて感想を聞いたところ、下の娘は
「私はこんなに鼻が低くない!」と怒ってましたっけ(笑)

ズック靴をはいていますが、隠れて見えない足の指も
ちゃんと丁寧に仕上げています。

子供達は照れくさいようで、あまり喜んではくれません
でしたが・・・。

人形教室で展覧会を行った時、テーマ作品として制作した
人形です。

自然界のライフサイクルをテーマに蟻や蜂を作ることになり、
私の担当は「女王蜂」だったので、「森公美子」をモデルにして
人形を作りました。


写真ではあまりわかりませんが、大きな指輪をはめていたり、
キンキラキンのゴージャスな女王蜂になりました(笑)

後ろに写っている「蜂の巣」や中にいる「蜂の子」、前にいる
「乳母蜂2匹」、そして森公美女王蜂が座っているソファーも
みんな手作りなんですよ。

時間はかかりましたが、と〜っても楽しかったです。
人形を創り始めた頃から、いつかきっと作ってみたかった
「魔女の宅急便」のキキ・・・。

思い入れが強すぎてなかなか作れなかったのですが、
ちょうどお店でマスコットのジジをみつけたので、それを
機会に作ってみることにしました。

髪は黒い毛皮を使ったので、フワフワ感がでて良い感じ
になりました。

トンボ君のいたずらっぽい表情とキキの凛とした表情が、
私なりの「魔女の宅急便」に仕上がって、とても気に入った
作品となりました。


今、玄関に飾ってあるのですが、入ってすぐ「逆さボウキ」
というのはまずいかなと思う今日この頃です(笑)
最初から一貫して「妖精」や「物語の登場人物」などを
好んで制作しています。


子供の頃からファンタジーや童話が大好きで、絵を描く時も
羽根のある妖精や魔法使い、道化師などをよく描いていました。

大人になった今もその癖は抜けず、ついつい羽根の生えた
人形を作ってしまいます(笑)

この作品は、庭にひらひらと舞っていた黒い蜻蛉(トンボ)
を見た時に、イメージが浮かびました。

「ちょっと悪そうな、シャープな黒い羽根を持つ妖精」
というのがその時浮かんだイメージです(笑)

この人形は永田萌さんが描かれたイラストをモチーフ
にして作りました。

妖精の人形を作るときには、つい永田萌さんの絵が
浮かんできてしまいます。

「カラーインクの魔術師」と呼ばれる色彩の美しさと、
実際にそこにいるのが見えているかのように描かれる
妖精たちの世界は本当に素晴らしいものだと思います。

見えない世界を形にしたくて、私は人形を作っているの
かも知れません。

幸せを運ぶ四葉のクローバーです(*^-^*)

                 (東京のT・O様所蔵)
2005年の教室展のテーマは「日本のまつり」でした。

何ともひょうきんな顔の獅子頭になってしまいましたが
こういうのもいいかなと・・・(笑)

実際のお祭りにかなり忠実に作らせていただいたので
衣装や小道具は大変でしたが、数が揃うとそれはそれは
見事でした。

着物にも初挑戦!でも、やはり難しかったです(-_-;)
おかげでわらじが編めるようになりました(笑)