イケチョウガイについて

真珠養殖において真珠を生み出してくれる貝の事を母貝といいます。
琵琶湖真珠を生み出す母貝が
イケチョウガイです。
イケチョウガイは琵琶湖水系固有の二枚貝です。日本の淡水に棲む貝では最大級の大きさで、大きいものでは殻の長さが30cmにもなります。

標準和名

イケチョウガイ

学名

Hyriopsis schlegeli (MARTENS,1861)

地方名

おんがい、おがい、おとこがい、たんかい、えかきがい
なべすりがい(いずれも琵琶湖とその周辺の地方名)

分布
琵琶湖固有種。琵琶湖内では、南湖と北湖東部に高密度で分布していたが、1990年以降北湖では彦根市沖と沖島周辺
南湖では湖東部で確認されているだけ。(1936年に霞ヶ浦に移植)

分類

軟体動物門 MOLLUSCA
ニマイガイ綱 BIVALVIA
イシガイ目MYTILOIDA
イシガイ科 UNIONIDAE
イケチョウガイ属 Hyriopsis

(参考資料:滋賀県立琵琶湖博物館第8回企画展資料より)