伝統構法のエコな暮らし

自然の恵みを大切に長くつかう=エコ!?

人の暮らしを考えると、やっぱり住む家の環境が一番大切だと思います。
健康で心地よく暮らせて長く強く持つ家、と欲をいえば果てしなく出てくるかと思います。
伝統構法という建物は、ホントに日本の気候風土に合っていて、うまく考えられているなぁと思います。
温帯モンスーン地域(夏のむし暑さが異常)に属している日本の気候条件の中で、これと解決する方法は、風を感じて生きること、人も風を感じ、家そのものも 風を感じられる(構造材が見える真壁造りにして、床下を解放する)ものでなければ、けして健康を保持できるものではありません。風が流れる道筋に、ホルムアルデヒトのような体を害する材を使っていては、家中それが充満することになっちゃいます。そうならないためには、家はムクの木と土と紙と 石で造ることが適当だと思います。
基礎は石場建てにして床下は風通しよくすることで、体が乾くことを嫌う『白蟻さん』も寄り付きません。軸組みは無垢材で伝統構法でしっかり組み、壁は土壁や板壁に。土壁は完全な断熱はできませんが蓄熱や調湿作用もあり体にも家にもいい素材です。こうして自然のものだけでつくれば、ホルムアルデヒトの量を気にしたりなんて、必要ないのです。24時間も電気を使って無理に換気し続ける必要もありません。
社寺のように木って結構長くもつものなんです。長くもたせれば、山の資源を使う量も減るはず!?
木の家は、古くなるほど味が出てきて価値もあがります。再生したりもできます。
使い捨てのものを再利用するエコもありますが、長くつかい続けることがいいような気がします。


                                                      

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