受賞作品

梓で建てた家をコンペに応募して賞を頂いた作品です

受賞作品
’95 麗しの滋賀建築賞 受賞
’98 さわやか街づくり賞 受賞
’03 こだわり住宅賞 (社)滋賀建築士会賞 受賞
’04 真の日本のすまい 審査委員会特別賞 受賞
’04 こだわり住宅賞 『琵琶湖放送賞』 受賞作品
’04 こだわり住宅賞 『建築士会会長賞』 受賞
’05 こだわり住宅賞 『BBCびわ湖放送賞』 受賞
’06 こだわり住宅賞 『滋賀県建築士会会長賞』 受賞
’06 こだわり住宅賞 『BBCびわ湖放送賞』 受賞
’07 こだわり住宅賞 『滋賀県知事賞』 受賞
’08 こだわり住宅賞 
『滋賀県建築士会 会長賞』 受賞

 【こだわり住宅賞】
 御施主様のアイディアを生かした暮らしを大切にする住宅を広く紹介。
 これからの家作りに反映させていくことを目的とする賞
 受賞作品は琵琶湖放送にて紹介されます。

 ■'08 こだわり住宅賞 『滋賀県建築士会 会長賞』 受賞作品■

 
【総評】

日本の風土の中で一際目を惹く在来工法による住まいは、日本人の心の故郷ではないだろうか。日本人としてその伝承に今一度振り返る必要があるのではないだろうか。この作品はまさに(社)滋賀県建築士会会長賞に相応しいものである。


建築士会総評→>>> http://www.kentikushikai.jp/kodawari/2008/sikai.html

■第5回古都景観賞も受賞しました!(平成21年2月10日)

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 ■'06 こだわり住宅賞 『BBCびわ湖放送賞』 受賞作品■


古民家再生完成写真古民家再生工事中

【総評】

牛梁組工法による堅固な小屋組を持った百余年を耐え抜いた古民家、外部の修復は建設当時の意匠を忠実に守った補修とし、その内部は、伝統工法による力強い松丸太の梁組による構造美を生かした現代的空間として創り上げられ、高い評価を得た。


建築士会総評→>>> http://www.kentikushikai.jp/kodawari/2007/chiji.html


 ■'06 こだわり住宅賞 『BBCびわ湖放送賞』 受賞作品■


 
   
【総 評】
大正の初めから『タバコ屋』を営んできたこの住まいは、周辺の古い住居と学校に通ずる古い通学路、そして年代物の赤い丸型の郵便ポストと共にこの街並みを支えてきた。今回住居の増改等にあたり、何とか街並み景観を保存するため、道路に面した元の住居の意匠を大切に守りながら、周辺の建物との調和に十分配慮し、原風景の保存にこだわった作品である。また、親子二世帯が住む増築の住居部分も街並みに合わせた意匠で造り上げている。内部仕上げへのこだわりも格別で、在来民家の箱階段の採用、岩風呂等日本の古い住まいの中で捨て難い素朴な素材と意匠をうまく取り入れている。街並み保存、それは『僕のお家も景色の一つ』という思いが大切である。

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 ■'06 こだわり住宅賞 『滋賀県建築士会会長賞』 受賞作品■ 


【総 評】
現在京都に住んでおられる施主が定年後の生活の拠点として、自分が生まれ育った風光明媚な比良山と琵琶湖が共有できる湖西の地、我が故郷に郷愁を感じ別荘風のこだわりの住まいづくりをされた。外観は自然環境に配慮し牧歌的な意匠にこだわり、往年の米国西部劇映画の『OK牧場』に出てくる出入り口や棚、外部階段等、大変なこだわりようである。住まいのプランニングも各室の窓から比良と琵琶湖の四季折々の移ろいが享受できるよう配慮されている。また、一階部分は日本の民家をベースとした仕つらえで、二階は南欧風のデザインでまとめあげるという全くのミスマッチへのこだわりは、そこに住む人の遊び心を感じさせる住まいである。この作品は今後、老後の住まいづくりと住まい方に一石を投ずる作品である。

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 ■'05 こだわり住宅賞 『BBCびわ湖放送賞』 受賞作品■


【総 評】
交通事故で右半身の障害と体温調節が出来なくなり重度の障害者となられたお嬢さんが、介助を伴う車椅子生活の場を求められた。現在住んでおられた住宅では改修を行っても完全に要求を満たすことは不可能であったので、障害者が安全で安心して生活を送ることの出来るこだわりの住まいづくりのため過去の経験と現代の新しい技術を駆使し新築されたのがこの作品である。特に日常の生活の中で介助を伴う車椅子で自由に移動できる動線計画、また右半身が不自由なため右利きから左ききへの切換へに伴うすべての家具、出入口等の対応と浴室、便所、台所等へのきめ細かな工夫とその対策、アレルギー対策として自然素材による室内仕上、体温調節への室内湿度調節への配慮等各所に障害者へのやさしい思いやりとこだわりが顕著であった。弱者への思いやりの心こそ住まいづくりの原点である。
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■'04 こだわり住宅賞 『琵琶湖放送賞』 受賞作品■

    
 
琵琶湖放送記事より。。。
2004年06月28日(月)こだわり住宅表彰式
 環境への配慮や素材を活かすなど工夫された家作りを表彰する「こだわり住宅賞」の表彰式が、今日県庁で行われました。 「こだわり住宅賞」はアイディアを生かした暮らしを大切にする住宅を広く紹介し、これからの家作りに反映させていこうと滋賀県建築士会が毎年表彰しているものです。今日県庁で行われた表彰式では、知事賞をはじめ受賞住宅6軒の建築主にそれぞれ表彰状などが手渡されました。このうち知事賞を受賞した信楽町の陶芸作家・松尾不二人さんの住宅は、設計者と建築主のこだわりが融合した住宅で信楽焼きの良さを取り入れた家づくりが評価されました。またびわ湖放送賞を受賞した八日市市の大河亨さんの住宅は、風通しと採光を工夫した家で、人の心の垣根も取り外した家族の心が通う住宅となっています。
【総 評】
東近江市妙法寺町のタウンハウスに四年前入居した施主が隣接する自然をそのまま残した公園の中のシンボルツリーとなっている一本の桜に心惹かれ、是非この桜の見える場所に我が家を構えようと土地を物色し、やっとその思いがかなった。しかしこの土地は建物の配置を考える時、敷地南面に高い建物があり桜を視界に入れるためにはいくつかの制約があった。あくまでも桜の木の見える住まいづくりにこだわるために建物の構造を中二階建てとし、この位置にメインの子供室、そして近隣の子供達の絵画教室となるアトリエを配置し望みを叶えることが出来た。豊かな自然一体となった子供を中心としたこの住まいづくりは、屋外に張出したウッドデッキが格好の遊び場となり、子供達と自然への架け橋となっている。この野外空間こそ子供達の楽園である。特にこの団地は『町内は一家族』というスローガンのもと、敷地周囲の塀や柵を取りはらうことにより、人の心の垣根も無くするという大変ユニークなこだわりである。『子供は地域の宝物』と云われるが、今後このO邸を中心にこの素晴らしい環境で自然と人間が共生し、思いやりのある心やさしい子供達が育まれることを念ずるものである。

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 ■'04 こだわり住宅賞 『建築士会会長賞』 受賞作品■

      

【総 評】
住まいづくりに当たり、施主が飛騨高山に現存する吉島家の土蔵方式の住居に心惹かれ、我が家の住まいづくりには是非この建築様式を基本としてその上に草津市の片岡地方の特色と気候風土を十分に生かしたこだわりの住まいづくりをと考えた。
そこで、現在の家族構成、家族のニーズと体質に合致した住まいづくりに向けて、何度となく試行錯誤を繰り返し初期の目的を達することが出来た。 外部の意匠はもとより、内部の各室の用途に合ったレイアウトや仕上げ、またパブリックスペースとプライベートスペースの明快な区分、その中で特に高齢家族(98歳)への安心で安全な生活空間の提供には苦心とこだわりの跡が拝察される。また常に高齢者の居場所が確認できるという老人への配慮は賞賛に価するものである。施主のこだわり住宅への思いは、今後百数十年延命し次世代に大切に伝承されていくことであろう。

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■'04 真の日本のすまい 審査委員会特別賞賞 受賞作品■



 この提案は、課題の「七つの理念」を満たしている伝統的民家のもつ技術を基本に、現在の住宅問題に対応している。 伝統的な技術体系の理解には誤解をもつが、この点は現代社会の一般的な実勢といえる。伝統的な文化を活かそうとすれば、本質がそれぞれの立場で皮相的な見方になる恐れがある。これからの建築文化の伝統の活用のためには、その成立過程、変遷を良く理解し、さらに科学的かつ合理性な視点で検討を加え、取捨選択してゆく必要がある。
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■'03 こだわり住宅賞 滋賀県建築士会賞 受賞作品■

    

【総 評】                                               
日本の木造建築は世界に誇ることの出来る永い歴史と伝統技術、そして独特の工法を兼ね備えている。 しかしながら近年の科学技術の進歩は新素材新工法の開発につながり、ややもすると先人の残してくれた素晴らしい在来工法や技術がこの波に押し流される結果となっている。 この際、我達は風土に根ざした在来工法の手造りの良さを今一度原点に立ち返り考察する必要があるのではないだろうか。このような観点から本作品は、施主の日本建築の伝統工法による住まいづくりに寄せられる熱い思いがひしひしと伝わってくる作品である。今から60年余りタイムスリップした在来工法によるこの民家へのこだわりは、屋根は置上の瓦葺き、軸組みその他の主要な大工工事は、釘、金物は一切使用せず、壁工事も荒壁は竹小舞下地であらゆる部分を各職人の手造りの良さを十分発揮できる工法とし職人の物造りへの思いがその心と共に伝わってくる作品である。この様な木造民家の住まいづくりにかけた徹底した在来工法への取り組みは、まさに本賞の目指す『こだわり住宅賞』の最たるものである。
生まれ育った家に似た『民家』に住みたいという施主様の
思いから、伝統工法による民家造りの住宅を設計しました。
南面に配した土間縁は建物の内と外をやわらかく継ぎ、
人と人、人と自然とのつながりを創り出すことができた。
荒壁造りの建築は、建築基準法上の『耐力』に信頼性が認められていないが、見直し、検討を重ねる価値は充分あると考えます。

■■麗しの滋賀 建築賞 ’95■■ 
 麗しの滋賀建築賞は、周辺環境の向上に資し、かつ、景観上優れた建築物等を表彰することにより、地域の個性を生かした麗しいまちづくりに寄与するとともに、まちなみ景観に対する意識の高揚を図ることを目的とする。
【総 評】
「 麗しの滋賀建築賞 」の制度も定着し、本年度も総数131件の応募があった。それぞれ街並み形成、環境整備に寄与されたものばかりであったが、書類審査で絞られた建築物の中から現地審査の結果、7点の優秀作を選定した。これらはいずれも地域の特性を理解し、建築計画に生かされ、かつ維持保全運営管理にも十分な配慮がされており各委員の賛同を集めたものである。この表彰を受けられた建築物が今後新しい淡海文化の創造のために大きな役割を果たすことを期待したい。
【構造規模】 木造2階建て
 延べ面積 140u   
【講 評】   瀬田川沿いの道路から一筋入った住宅地に建てられた和風住宅である。低層住宅の町並みを創る上で、一つのモデルとなる様なたたずまいをみせている。また、職人の技能の良さを継承した木造建築の細部などこれからの高質な環境をつくる上で示唆を与えるものと評価された。
■■さわやか街づくり賞’98■■
平成7年1月に起きた阪神大震災によって、多くの建物が倒壊しました。社寺建築の歴史から見ても、木造建築の信頼性はかなり高いものがあると考えていました。しかし阪神大震災から出た結論はあまりにも短絡的で、しかるべき調査もないまま木造建築の信頼性は地に落ちました。
        
 設計テーマは、この大震災によって倒壊した建物を昭和初期住宅風に再現するというものでした。谷崎潤一郎の自宅をモチーフに取り入れてほしいという、御施主様の意向が随所に反映されています。建築様式からすれば地震に弱い家でしたが、私共は在来木造建築に耐震設計と耐久性をプラスして旧芦屋浜の邸宅の再現を計りました。当方の設計の根源は、地震などの揺れに対するねじれを無くすということです。基礎と土台、柱、胴、梁の充分な結束は勿論のこととして、胴組部分を格-ごう-(碁盤の目状)に組むということです。

 ■■■ 地震に対する木組みの対策 ■■■
@                      A
     ■■■ Aのように『格組み』を建物の「胴」の部分で組むと、強くなります。

内部は大正ロマンを感じるモダンなインテリアになってます 

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