スーパー耐久

@スーパー耐久とは  Aミニ知識&ワンポイント情報  B観戦レポート



@ スーパー耐久とは ☆

◎どんなレース
  ・国内の箱車レースとしてJGTCがありますが、より市販車に近い改造
   範囲の狭いカテゴリーです。基本的にN1車両に準じ、市販のエアロ
   パーツ装着など独自性を持たせたりした魅力あるレースです。
  ・クラスは5クラスに別けられており、排気量別に4クラスとチューニング
   レベルが1ランクがったN+に区分された40台以上のマシンにより
   競われています。車種や駆動方式が豊富なのも魅力です。
  ・耐久レースというように、ロングディスタンスにより競われます。300
   マイルから国内唯一の24時間レースまでさまざまな距離があるので
   マシンの得意不得意や耐久性の差も見逃せないところです。
◎マシンは
  ・クラス分けは、クラス1・・・3501cc以上、クラス2・・・2001〜3500cc
   の4輪駆動、クラス3は2001〜3500ccの2輪駆動、クラス4は
   2000cc以下の排気量区分とクラス4マシンにエンジン改造が許され
   るN+の5クラスになります。
  ・タイヤ戦争も激しくてダンロップ、アドバン、ファルケン、ピレリ、クムホ
   など、他のカテゴリーではみられないメーカーが参戦しているところも
   興味があり、それぞれの戦略がみのもです。
  ←クラス3 RX-7
  ・クラス別の主な車種は
    クラス1・・・GT-R・ポルシェ966など
    クラス2・・・インプレッサ・ランエボ
    クラス3・・・RX-7・Z・NSX・BMWM3など
    クラス4・・・S2000・インテグラなど
    Nプラス・・・インテグラ・アルテッツァなど
  ・絶対的な速さだけではなく、燃費や耐久性が求められるレースですの
   ので排気量やパワー差だけでは順位が決まらないところも面白い。


A ミニ知識&ワンポイント情報 ☆

◎レースデイスタンス
  ・耐久レースの名の通り、最短レースで400Km、最長レースは日本で
   唯一の24時間レース(十勝)とロングディスタンスで競い合います。
  ・ドライバー交代と同時にタイヤ交換と燃料補給がおこなわれますので
   ピット作業も重要な戦略となってきます。また、レース距離が長いので
   マシンの燃費の差も作戦の大きな要因となり、燃費の悪い車と良い車
   との違いも面白いところです。
◎ドライバー
  ・スーパー耐久はドライバーもバリエーション豊富。地方レースカテゴリー
   からFポンやJGTCのトップカテゴリーのお馴染み選手まで、さまざまな
   カテゴリーから参戦している。
  ・ドライバーの年齢も20代前半から50代の選手まで幅広い参戦がみら
   れるのも特徴です。
◎サポートレースなど
  ・開催されるサーキットにより、サポートレースは、いろいろあります。
   箱車レースですの、箱車の地方戦レースが多いです。ヴィッツ
   インテグラ・アルテッツァなどのワンメークが開催されてます。
  ・マイナーフォーミュラーも開催されていて、FDやFJ1600など入門フォー
   ミュラーのレースがみれます。
◎イベントなど
  ・各種スポンサーのアトラクションがメインスタンド前の広場に特設
   ステージを設けて、そこでおこなわれます。キャンギャル・ドライバー
   などのトークショーや抽選会など楽しめます。
  ・ジャパンサウンドコンペティションと称してドレスアップカーや
   ショップデモカーなどが展示されています。
  ・ピットウォークはドライバーやマシンを間近にみるチャンスです。
   チケットを購入しておき、設定されている時間にピットレーンに
   入ります。
  ・オフィシャルショップなどもたくさんでていますので、それを見て
   まわるだけでも楽しいし、お気に入りのチームやドライバーの
   グッズを買うのもいいですからね。
  ・耐久レースということで長丁場のレースですので、サーキット内を移動
   していろいろなポイントから観戦するのも楽しいと思います。


B 観戦レポート(1999〜2003) ◎

2003年 第2戦 鈴鹿サーキット
5月11日(日) 雨 観戦ポイント:いろいろ移動
シケイン

新コースになってシケインスタンド
も手前に移動し設置されてました。
ヘアピン

GT-Rとのバトルで楽しませて
頂いた、第2位のポルシェです。
スプーン

ちょうど、ひどく降ってきたときで
ウォータースクリーンがすごい。
ご冥福を祈ります

2輪レーサー大冶郎選手の事故
現場付近にはファンからのお供えが
リザルト:  クラス1  優 勝・・・エンドレスアドバンGT-R 木下み/青木
       クラス2  優 勝・・・FUJITSUBOインプレッサ 吉田/清水
       クラス3  優 勝・・・BPアドバンNSX       古橋/玉本/小林
       クラス4  優 勝・・・ACID英進館YHS2000   筒井/谷川
       クラスN+ 優 勝・・・5ZIGENインテグラ     道上/服部
レポート: この時期の日曜日は仕事が忙しくて、毎年この時期に開催される
      S耐はなかなか観れなかったのですが、今年はちょうど時間ができ
      たので観戦しました。あいにくの天気で朝からず〜っと雨が降って
      いて時おり激しく降ったりしてコンディションは悪かったです。4時間
      を越える長丁場ですので、移動しながらいろいろなポイントで観戦
      しました。雨が降っていたので、ぬかるんでいたり、水溜りありで
      靴はビチョビチョになりましたよ(>_<)
       さて今回はコース改修されてからのレースとしてはFポンに続き
      2回目となるのですが、新シケインの正面になるようにスタンドが
      設置されていました。仮設のようなスタンドでしたが、今後はどう
      するんだろう?(笑)シケインは手前になりましたので観戦ポイント
      も手前になり、以前からのスタンドではシケイン飛込みが観れな
      いなと思っていたところでした。
       今回のレースの見所はクラス1のGT-R vs GT3でしょうね。予想
      以上にGT3がポテンシャルをあげてきたので面白いバトルが見れ
      ました。個人的にはFD3Sに乗ってますからクラス3に興味がありFD
      3Sを応援していたのですが、序盤のリードがありながらトラブルで
      後退しました、速さがあるだけに残念でした。


2002年5月11日(土) 第3戦 鈴鹿サーキット 
毎年この時期の土日は仕事が忙しく、スーパー耐久鈴鹿
戦を観にいくことがなかなかできなくて、せめて予選だけど
もと思い、観戦しました。よく考えると国内のレースは決勝
日しか観戦したことないので予選を観るのは初めてでした
                 観戦ポイント:グランドスタンド
クラス1  優 勝・・・エンドレスアドバンGT-R
クラス2  優 勝・・・アイフェルDLインプレッサ
クラス3  優 勝・・・C-WESTアドバンRX-7
クラス4  優 勝・・・ACID英進館YHS2000
クラスN+優 勝・・・アドバンアルテッツァ
1999年5月16日(日) 第3戦 鈴鹿サーキット
スーパーN1からスーパー耐久レースに変わり初めて観戦
でしたが、あいにくの雨でした。市販車に近いN車規定の
改造ですし、市販エアロ装着になり、ますます身近に観じ
られますから自分の車種を応援してしまいますね(笑)
               観戦ポイント:1コーナースタンド
クラス1  優 勝・・・プリンス千葉GTRファルケン
クラス2  優 勝・・・三菱プーマランサーエボY
クラス3  優 勝・・・BPビスコガンマRX-7
クラス4  優 勝・・・FALKEN★パルサー
クラスN+優 勝・・・ウェステンINTEGRA
1997年9月14日(日) 第6戦 鈴鹿サーキット
スーパー耐久がまだスーパーN1耐久と呼ばれていた時代
で、完全なN1車両で競われていました。ですので、エアロ
の装着もダメで純正品のみでした。市販のエアロ装着が
認められたり、車自体の規定がN1車両と異なるようになり
独自の車両規定でのレースに発展し、名称もN1が外され
て現在のスーパー耐久になりました。日本の箱車レース
の図式として、JGTCの下に位置するカテゴリーへと人気
とともに確立されていきましたね。とくにGTがスペシャル
マシンになるに従い、市販マシンに近いS耐レースへの
関心が高まったって感じですね。