| 予選リーグ第1局 |
| かつら●ー○moonist |
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最終戦は四国の代表とうわさされるmoonistさん。局面は矢倉へ。 後手のmoonistさんはさっそく工夫を披露。早囲いにして定跡型を はずしてきた。 矢倉の定跡型のほとんどは先手有利。後手矢倉はどこで定跡型をはずすか から始まるのである。 |
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注文どおりの早囲いだがかつらとしてはやはり序盤で6−4くらいにして おきたいので51−49くらいにしかならない定跡型を避けるのは歓迎? 局面にもどって・・・・37桂が好きなのだが早囲いなので37は銀。 これも意味があって早囲いだと37桂型には▽64角とのぞいてくれない。 37桂型の狙いの1つは▲65歩からの盛り上がり。そのとき角が64に いてくれないと困るのである。 |
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▽34銀〜▽45銀のコースを予定してそれには▲35銀とかわす つもりで▲36銀とたったのだが・・・・・ 角を引いた後▽35歩からむりやり銀交換して▽28銀がいやみに うつったがさすがに後手も銀がシベリアなので1局であろう。 でもこちらが後手をもっていたら▽35歩決行してたかも。ただし そういった展開のときは後手の95歩は85歩になっていたほうが いいのでそういう意味で自重されたのかも? |
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少し進んで上の局面。後手は▽64歩と追随。角打ちで銀を下げられたものの 3筋の歩がきれているメリットと右銀の位置の差ですこし指しやすいと感じて いた。飛車の働きを同等とみれば先手不利の要素はまったくない。 しょうがないところもあるが主張するところのあまりない序盤はとっても指せ ない。しかし先手の立場からみると終盤派に1歩あとからぴったりついてこら れると非常に不気味である。 最終手▲41角は▲45歩との比較で迷ったが4筋を攻めると後手の53銀が 逆に好型になってくるので前者を選んだ。 時間が少ない将棋の手の選択は得てしてこういう判断になってしまう。 |
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6筋9筋と突き捨てをいれられたので当然攻められるのかと思ったら 一転してもたれにこられた。 さすがに攻めてきてもらうのは自信があったのだが形を決めにこない あたりさすがに強いと感じたのであった。 |
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さすがに▽15銀は読んでなかったが結果的に右銀がさばけた格好に なり▲25桂の局面、後手の馬は強力だが先手は飛角銀桂がさばけ、 加えて香まではたらいて対局中は勝勢を感じたが・・・・。 ▽14歩と催促されてみると攻め10級の頭では決めかたがわからな かった。局後に考えてもさっぱり・・・・・。冷静にながめてみると 後手の駒も目いっぱい働いていて難しい形勢ということだろうか? だとするとどこがおかしかったのだろう?????。 |
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▲12歩を手抜きされて飛車とられてはさすがにもう悪そう。▲12歩が 利かないとは矢倉はやっぱりこわい。 抜かれるのを覚悟で手を稼いで▲11歩成りを間にあわそうと▲25桂と したが・・・・。 |
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桂馬には目もくれず(ちょっと考えられましたが・・・)▽57金で 受けなし。▲79銀とか受けても▼76桂〜▼67歩でそれまで! この局面になればそのくらいは読めるのだがそれではあとの祭り。 しょうがないので詰まないのを承知で王手攻撃後投了n(_ _)n。 序盤優勢だと思っていたのだが、どこで悪くしたのだかいまだ不明。 ▽66歩や▽77歩の利かしなど、中盤以降のmoonistさんの 指し手に全く隙がない。寄せ(寄席じゃないですよ)も最短でもって いかれ全く脱帽。 初対局だったのですが感想戦も丁寧でとても好感のもてる方でした。 ただ感想戦ではなかなか本音は聞けなかったような・・・・ あー、またたくさん書いてしまった。矢倉だとつい・・・・。 で全局終了して1つ負け越し・・・。不満は残るがまぁ実力はこんな ものかもしれないですね。 |
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