1.基本的な考え方 
まずカタンの開拓者たちというゲームの本質について考察してみたいとおもい
ます。
開拓競争がテーマなので我先によりよい土地に向かい同じ場所を目指す他のプ
レイヤーより先にそこに開拓地をたてる・・・。これをくりかえして最終的に
多くの場所を開拓したプレイヤーがゲームの勝者となる???。こんなふうに
考えてはいませんか?
異論があるかもしれませんが私はカタンは争わずわが道を着実に進んだ者が勝
つゲームだと思っています。
よい場所を争いとることができればそれは確実にメリットといえるわけですが
それ以上に争うことによるデメリットの方が大きいと考えます。
先に道を引くために第3者との不利な交渉を受けざるを得なかったり、互いの
盗賊は競争をしている性格上競争相手ばかりにいくことになり盗賊のこない第
3者は豊富な資源をもってゆうゆうと別の場所を開拓するということになりま
す。ましてや競争に負けた場合はさらにこれまでに苦労して引いた道が無駄に
なるなど被害ははかりしれません。
交渉は程度の差こそあれお互いが有利になる材料であるのに対して競争はお互
いを不利にする要素です。
基本的に争いを好むタイプのプレイを喧嘩カタンなどとよんだりしていますが
喧嘩の張本人はともかく不必要な喧嘩を売られたプレーヤーは迷惑きわまりな
い限りです。
3人プレイなどでは喧嘩に勝ってしまえばあとは突っ走るだけの展開もあるの
で作戦としてありとはおもいますが4人プレイでの喧嘩カタンは勝率を下げる
だけだとおもいます。いかがでしょうか?
あと今書いた競争に付随することですが1人のプレイヤーを完全に殺す(上が
り目をなくす)ような行動にでるのは止めたほうがいいです。1人の上がり目
をなくせば競争相手は残り2人・・・しめしめなどとおもっているのは大間違
い。もうすでにあなたの上がり目もなくなっているのです。
上がり目の無いプレーヤーにとってトップを止める義務はもうありません。
ひたすらあなたの上がり阻止をしてくるでしょう。極端な話表9点のプレイヤ
ーに対して10点を承知で交渉するかもしれません。(私なんかだとやります
ねきっと(^^;)
例をあげると羊のいい目を3箇所くらいとって3軒目羊港をとって勝負・・・
とおもってるプレイヤーに喧嘩を売って先に羊港をとってしまったらどうでし
ょう。確かに羊港は有力な武器になるかもしれませんがとられたプレイヤーは
さすがに羊ばかりでは10点に届かないですからもうやることは1つです。
おわかりいただけましたでしょうか。
基本的に残りのプレイヤーも自分と一緒にトップを止めるための重要な味方と
となりうるわけですから仲良くしましょう。